「およ?」
病室の扉を開けてすぐ、違和感。
いつもの騒がしさ……もとい賑やかさが無いことに気付きます。
ここは四人部屋。でも今は、私のを除く全てのベッドが空。
あるのは静寂と、開いた窓からの風にパタパタと揺れているカーテンのみ。
「……これは」
未だ慣れない松葉杖を、歯を食いしばりながら操り、自分のベッドに戻ってみると……。
そこには一枚の白い紙きれが、同じく白いシーツの上に、ポツンと置かれていました。
『See you』
まるで時を惜しむかのような、汚い走り書き。端的な言葉。
けれど、それだけで私は、全てを察することが出来る。
たった数日の付き合いでしたが、私達はたくさんの言葉を交わし、心を通じ合わせたのですから。
「脱走……ときましたか。
いやはや、貴方らしいです。ジュリアス・エメリーさん」
先のクヌギくんとの再会、およびロイさんに付き添われての休憩。
そのほんの2時間ほどの間に、親愛なる(?)我がルームメイトは、姿を消していたのです。
恐らくは、入院費を踏み倒し。監視も振り切って。
きっと、彼女が言っていた“旅団”とやらに帰ったのでしょうね。PQさんやフランソワさんと一緒に。
まだ傷が塞がっておらず、包帯を代える度に血が滲んでいたハズなのですが、そんなのは彼女を留めておく理由にはならなかったのでしょう。
やはり、モノが違う。……それに付き合わされるお二人には、同情を禁じ得ませんが。
クスッと、笑みが零れます。
愉快で、優しい気持ちが、私の中で湧いているのを感じました。
先ほどまではボロ雑巾。
ですが、まるで怪盗か何かのように、ドタバタと元気よく去って行ったであろう彼女達を想う時、渇いた土に水が沁み込んでいくように、ホワッと心があたたかくなった。
おかしくて、なんだか涙が出そうになりました。
おいて行かれてしまった事には、一抹の寂しさがあります。
誘いを断ったのは自分だし、べつに向こうもそんなつもりは無いのでしょうが。だからこその『See you』なのですし。
けれど、彼女がもう隣のベッドに居ないこと……振り向いてもジュリアスさんの顔が見えない事を、素直に寂しく思います。
ウェットなのは苦手ですし、ぶっちゃけ変な子ではあったのですが、私は自分で思っていたよりも、彼女のことが好きだったのかもしれません。
ぴったり肩をくっつけて座り、しょーもない事を語り合ったあの時間が、愛おしかった。
まぁ、せっかくのお言葉ではありますが、もう会う事はないでしょう。とても残念ですが。
少なくとも、戦場で轡を並べたり、敵としてネクストに乗って相対する事は……。
「?」
ふいに、ポタリと水音。すぐ近くから。
私はキョロキョロと辺りを見渡し、その発生源を探す。
「あっ……」
けれど見つからず、心当たりも無く、何気なしに指を口元に当てた時……、それに赤い色が付着している事に気が付きました。
鼻血……? なぜ……?
ポカンと呆ける。その場で立ち尽くす。
けれど、それが何かのトリガーであったかのように、とつぜん私の視界が白い光に覆われる。
つっかえ棒を失くしたみたいに膝が折れ、崩れ落ちました。
「……ッ」
倒れる。床に。身体を打ち付ける。大きな音。
でも痛くない。そんなのを感じている余裕は無いから。
頭痛、吐き気、嘔吐感。そして得も知れない飢餓感。
目が見えない。身体を起こせない。
今はただ、こうして丸くなって耐えることしか、必死に息を吸うことしか出来ない。
この凄まじい苦しみと、痛みすら伴う
「つ――――翼が」
……
…………
……………………
◇ ◇ ◇
「これが、今度の被験体かね?」
「はい。資料では、元リンクスだとか」
「なるほど……例のヤツか。
一時期、世間を賑わしていたな」
「負債は、相当の額だったそうですよ?」
「散々企業にこき使われた挙句……、世知辛いな」
「彼女の愛機にあやかっての事でしょうが、“鳥籠”なんて言われ方をしていましたからね。
まさに生かさず殺さず、だったようです」
「そして最終的に、ここへ送られて来たと。
結局どう足掻いても、こうなる運命だったのだろうな」
「飛べるだけ飛ばせて、力尽きればここへ……ですか。
なんとも無駄の無いことで。予定調和ですね」
「まぁ良い、症状は?」
「はい。絶え間ない頭痛や嘔吐感の他、“幻肢現象”が出ていると。
なんでも、
「ふむ、一定期間ネクストから離れたことによる弊害だな。
彼女の中では“有る”ことになっているんだよ。
たとえば四脚機を操るリンクスであれば、その機体から降りた途端、脚を二本失ったような感覚を覚えるというぞ?」
「それが彼女の場合、翼であると?
あのヘンテコな機体に、乗り続けたせいで?」
「恐らく今のコイツは、両の翼をもぎ取られた挙句、人間の腕という
そりゃあ痛むし、うまく動かせなくもなる」
「度し難いですね、リンクスというのは。
それもう人間じゃない、って事じゃないですか」
「ナノマシンで脳髄を弄くり回され、頸部にAMS接続用のジャックまであるんだ。今更だろ」
「話によると、この被験体はどれほど金にならなくても、ネクストに乗るのを止めなかったとか。これだけ身体中にガタが来ていたのに。
金どうこうじゃなく、アレに乗っていないと
「知らんよ、症状は人それぞれだ。
むしろAMS適性なんて物を持っている時点で、普通の人間とは違うのさ。
それに、この処置を以って、更に遠くなるだろうしな」
「生きていれば……ですが」
「ま、そういう事だな。
では始めようか」
◆ ◆ ◆
【ふよふよ日記 2XX8年1月2日】
エイ=プールです。
今日から新しい生活が始まります。
といっても……この古巣となるAMS研究所へやって来たのは、もう数日前になるのですケド。
今朝ようやく意識が戻り、こうして筆を取る(キーボードを叩く?)許可が下りましたので、本日からという事でご容赦いただけたら幸いです。
思えば、こうして日記を書くのも久しぶりですね。
なので、ここ最近あった事を、まとめて書いていこうと思います。
先日、病室で倒れた後、すぐに駆けつけて下さったロイさんによってナースコールが押され、私は治療室へ運ばれて行ったそうです。
けれど、私の身体の異常というのは、負っていた怪我による物ではなく、とりあえず酸素マスクを装着したり、安定剤を打つくらいしか、出来る処置が無かったのだそうです。
私達が入院していたのは、ごく一般的な病院でしたし、それも当然の事。
約半日ほど藻掻き苦しんだ後、なんとか状態が落ち着いた私は、すぐにインテリオル・ユニオンに連絡を取りました。
そう、いま居るこの施設へと、私を送って貰えるようにと。
この身体を蝕んでいるのは、リンクスの“職業病”のような物なので、そちらで治療をして頂いた方が良い、と思いまして。
そして、本当はこちらがメインとなるのですが……実際の所で言えば“身売り”というヤツだったりもします。
あの借金を返すあてもなく、また返済期限として定められた(情け容赦ないほど短い)期間が、そろそろ終わろうとしていましたからね。
たとえ、この発作めいた症状が出なかったとしても、私は借金のカタで、この身体を差し出さなければならなかった事でしょう。
私は今後、このAMS研究所の被験体として、暮らしていく事になります。
元リンクスで、しかも結構なベテランだというのに、候補生のための技術教官とかアドバイザーとか、そういうのになれなかった理由は、お察し下さい……。
気分は、ケースの中に入れられたネズミ。
けれど、私は元々そういう生活をしていた人なので、どこか懐かしい心地。
適性を見い出されてリンクスとなり、10年ばかりお外で暮らしてはおりましたが……、それが元に戻ったというだけの話です。
むしろ、入院中にも思っていた通り、もしかしたらこういう生活こそが、私には合っているのかもしれません。
ごはんが食べられて、のんびり暮らせる。まさにネズミさんその物の暮らしですが、さして不満はありません。
だって、世の中せちがらいですもん。毎日毎日、お金とごはんの心配をしなくちゃいけませんもの。とても忙しいのです。
前に、誰か私の脳をガラスケースに入れ、ホルマリン漬けみたくして生かし続けてくれ~と願った事がありましたけれど……、それに近いというか、ある意味でなんの心配もいらない生活が出来るという事。
なので、私はこれで良かったのだと思います。
時折、胸が痛みはします。
ロイさんやメイさんには、あの病院を去る時に、「治療が終わったらクレイドルに乗る」という嘘を付いてしまいましたからね。そんなお金なんてどこにも無いのに。
でもそうしないと、彼らは心配してしまうでしょうし、下手をすればここに殴り込んで来かねません。阿鼻叫喚の嵐が吹き荒れるでしょうから。
これまで付き合いの薄かったロイさんは元より、メイさんにも私の事情というのは、あまり深くは伝えていません。
また莫大な借金をこさえた事などは、ご存じないのでした。
なので、私がいったん身を隠すためにクレイドルへ乗るという“嘘”を、お二人ともすんなり信じてくれました。なんか最近の私って、嘘を付くのが板について来ましたね……。
また帰って来る、いっしょにリンクスをやる――――
去り際にメイさんと、そう果たせるワケもない約束をした時は、心が痛みましたが、これも仕方のない事。
どうか少しでも早く、メイさんが私のことなど忘れてくれる事を、願って止みません。
そして、影ながらクヌギくんのご活躍と幸せを祈りつつ、ここで健やかな余生(?)を過ごそうと思っています。
あの処置だか手術だかをされた痛みは、未だにあるものの、あれだけ酷かった頭痛や嘔吐感は、すでにありません。
ずっと背中に感じていた不思議な痛みも、すっかり消えました。
ここに来たのは正解。
ごはんも出て来るし、のんびり寝ていられる。心穏やかでいられる。
しいて言えば、たまにで構わないので、ネクストに乗せてくれたら嬉しいのですが……それを言うのは贅沢という物でしょう。
私は今、とても幸せなのです。
◆ ◆ ◆
【ふよふよ日記 2XX8年1月6日】
エイプーです。先ほど、本日のお仕事が終了しました。
といっても、リンクスの仕事ではなく、AMS研究の被験体としての役目ですが……。
なんかヨクワカラナイ機械の中で、ヨクワカラナイ感じのケーブルに繋がれ、ヨクワカラナイ物を投薬された状態で、小一時間ばかり意識を
これで私はごはんを食べているのです。こうして生きていくのです。
私が入れられた装置から少し離れた場所で、大勢の研究者がこちらを見守っていました。
私はいわゆる“マッパ”の状態でしたが、こんな貧相な身体を見ても嬉しくないでしょうから、さして気にしません。
人の尊厳など、とうに捨てた。いや最初から無かったのやもしれません。
確か、最初にここへ来たのは12の時だったと記憶していますが、それ以前から大した扱いなどされていませんでしたからね。
私を想ってくれるのは、大切にしてくれるのは、お母さんだけ。
それ以外のことは、別にどうでも良いのだと思います。
私の現在の状態が表示された、なんらかの計器やメーターを見ながら、多くの研究者の方々が一喜一憂していましたが、それをどこか不思議に思いました。
いったい何をそんなに騒ぐことがあるのだろう? 世は常に事も無し、です。
そう遠く無い内に、世界すら終わるというのに。おかしな方々ですね。
今日の実験が終了した後、その内のひとりから「長持ちしてくれよ」と労いの言葉を頂きましたので、適当に「はい」と返事をしておきました。
そんなのどうでも良いので、早くシャワー室へ行きたかった。
ちなみに今日、クヌギくんがサイレントアバランチを撃破した、という噂を耳にしました。
確か強力なスナイパーライフルを所持した、ノーマルの精鋭部隊だそうですが、あの子の敵では無かったようです。
たぶんクヌギくんの事だから、一体一体とっついて周ったんだろうなと思うと、なにやら微笑ましいです♪
がんばれクヌギくん! おねぇさんは応援していますヨ!
ヒューヒュー☆
◆ ◆ ◆
【ふよふよ日記 2XX8年2月3日】
エイプップです。……といっても、私をそう呼んでくれる人は、ここには居ません。
みんな私のことを「被験体○○○号」みたいな感じで呼びますからね。
ごはんを貰えるのだから、文句は言いませんけれど。
でも今日は、少し良い事がありました。ネクストに乗せて頂いたのです。
まぁ実機ではなくトレーニング用で、コアの部分しかない物を使用したシミュレーションでしたが、それでもAMSと繋がれたのだから、久しぶりにテンション上がりました。
なんでも聞く所によると、今の私は既に
・光学繊維化と呼ばれる、神経系の光ファイバー置き換え。
・知覚系の直接伝達を更に強化する、肉体への入力コネクタ埋め込み。
・人工血液の使用などによる対G特性の向上、および外科手術による心肺機能・骨格・筋肉組織の強化。
以上の処置が施されているのだそうな。私の知らない内に……。
というか、近頃は特に
鏡で見る分には、私はいつもと変わりないですし、身体も普通に動くので、さして問題は無いのですが。
痛くないし、別にいっかな? と思ってます。
ちなみに今日のシミュレーション結果ですが、私史上最高の出来。
というか、この研究所においても過去最高のスコアだったようです。
射撃が苦手というのは、いったい何だったのか。やりますね私。
やはり、ネクストに乗っている時だけ……いえAMSと繋がっている時だけ、私は私でいられる。
私に施された実験とやらは、どうやら成功した様子ですし、この分ならまた機会もあるでしょう。それを楽しみにして生きようと思います。
そして今日、クヌギくんがまたアームズフォートを墜とした、という噂を聞きました。
なんでも分離飛行する6つのソルディオス砲が備わった、非常に変態的なAFだったそうですが、そこから放たれるコジマキャノンをヒョイヒョイ躱しながら、全部とっついて見せたそうな。
流石はクヌギくん、やりおるマン。
喜ばしいことに、彼は順調に高みへ昇っているようです。
◆ ◆ ◆
【ふよふよ日記 2XX8年3月10日】
エイプーです。少し間が空いてしまいましたね。
ここ最近は、連日の実験で疲れている……のやもしれません。
少しばかり気力が無い。ごはんは食べているハズなのですが。
昨日、久々にまた発作に襲われました。
頭を金槌で叩かれるような頭痛と、耐え難い吐き気。そしてヨクワカラナイ飢餓感。
私は獣のように床をのたうち回り、研究員の方々に取り押さえられ、ベッドにグルグル巻きにされました。
私の場合、これまではAMSと定期的に繋がっている時の方が、心身の調子が良かった。
むしろ、ネクストに乗っている時の私が、本当の私だとすら思っていました。
けれど、近頃はずっとそうしているにも関わらず、あの発作に見舞われた。それがショックでした。
今も体調が良くないし、何気なく櫛を通したら髪がたくさん抜けたのも、こわかった。
けれど、平気です。食べて寝たら、きっと元気になる。
あまり物事を深く考えないのが、私の美徳です。
思えば、あれからずっと頭の中に白い靄がかかっていて、感情がずっとフラットのまま。
昔はよく、お母さんが髪を梳かしてくれました。
私は貧相ですが、自分の身体で唯一好きなのが、この髪だったりします。
頭を撫でて欲しい、ギュッてしてほしい。
それだけで、何もいらなかったのに。
◆ ◆ ◆
【ふよふよ日記 2XX8年3月25日】
頭痛がヒドイ。身体が軋む。
やっぱりヴェーロノークが良い。あの子が良い。嫌いだなんて言ってゴメンナサイ。
今日、クヌギくんがラインアークのライフラインであるメガリスを破壊した、というニュースを耳にした。
既に彼は、英雄として称えられています。
でも企業が彼を担ぎ上げ、プロパガンダやイメージアップの為に利用しているのが見えて、何とも言えない気持ち。
◆ ◆ ◆
【ふよふよ日記 2XX8年4月3日】
暴力的な衝動が、心を支配しているのを感じる。
抗えない。気を抜けば手首を噛みちぎってしまいそう。
彼らが言うには、私はあのミッションで撃墜された折に、致命的な精神障害を負ってしまった可能性があるとの事。あの洪水みたいだったAMSの光で。
もともと壊れていたというのに、なんて事をしてくれたの。もう取り返しが付かない。
なにも考えられない。熱に浮かされているみたい。
私をネクストに乗せて。
◆ ◆ ◆
【ふよふよ日記 2XX8年4月13日】
髪留めが無い。どこへやった?
私の大切な、たったひとつの、なのに。
さがす、見つかるまで。
どこへいったの? なぜ? 私はどうしてあんな
◆ ◆ ◆
【ふよふよ日記 2XX8年4月26日】
いたい、でもいたくない。
わたしの身体じゃない。だからこれはチガウ。
たえろ、たえろ、たえろ。
消えて無くなってしまえ。
にんげんでもないくせに。
◆ ◆ ◆
【ふよふよ日記 2XX8年4月28日】
お母さん。
お母さん。
お母さん。
お母さん。
お母さん。
お母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さんお母さん
◆ ◆ ◆
【ふよふよ日記 2XX8年5月1日】
優しい人達がいた。いたハズなんです。
でも、背を向けたから。私がプイッと顔を背けたから。
ごめんなさい。
気付けなかった。
私はバカだった。
◆ ◆ ◆
【ふよふよ日記 2XX8年5月4日】
起きたら、涙を流していた。
クヌギくんに「君が必要だ」と言われる夢をみた。
◆ ◆ ◆
【ふよふよ日記 2XX8年6月23日】
スコア更新。AMS適性の上昇を認む、との事。
以前とは比較にならない程、脳に流れ込んでくるビジョンが鮮明に。
投薬量、増加。体調は悪化の一途をたどる。
現在は睡眠誘導剤を使用する事で、ようやく眠りに着けるという状況。
更に記憶障害を自覚。人の名前や、過去の知人の顔を思い出すことが困難に。
時間の感覚が曖昧になり、今日などは、気が付けば一日が終わっていたという有様。
でも私は食事を摂り、実験をし、入浴その他の日課も、しっかり済ませていたようだ。特に問題は無し。
けれど、お母さんの顔はどんなだった?
どんな声で、どんな服? どんな風にしていたっけ?
◆ ◆ ◆
【ふよふよ日記 2XX8年7月10日】
あの子がアルテリア・ウルナを破壊し、カーパルスを襲撃したと聞いた。