Re.Dive タイムコール   作:ぺけすけ

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想像以上の方に読んでいただき、とても嬉しい反面少し緊張してまいりました。
どうもぺけすけです。
今回は少しオマケと言うかほんの少しだけ未来のお話。



第7.5話 私とあなた(you)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不思議な人だな。

 

うん、最初に私がユウさんに抱いた気持ちはこれで間違ってないと思う。

 

出会いは公園。

キッカケは魔法。

これだけ見ると少しロマンチックだけど、フタを開けて中身を見ると大体の人が頭にハテナを浮かべると思うな。

 

最初はユウさんが持っているであろうジュエルシードについて、あの光について聞くために私のお家に呼んだんだけどお話を聞いてくうちに、私もなんでかわからないけどほっとけない!なんて思っちゃって。

 

後の私の行動は早かった。

すぐにお父さんにお願いを、ユウさんを助けて欲しいって伝えて。

少し驚いたお父さんはふむ、と思案顔になって"その子を連れてきて"と言われて。

 

すぐに私がユウさんを呼びにいくと何処か緊張気味。

そんな彼が少し可笑しくて、でもなんだか見ていて楽しくて。

 

そこからお父さんに直ぐに気に入られているのを見て私も少し安心。

そのあと、服とか買いにいったなぁ……

 

 

初めての魔法の特訓はびっくりする事だらけ。

セットアップが出来ないと思ったらユウさんのデバイスさんに砲撃して欲しいなんて言われて、砲撃したらしたで私の魔力を全部吸れちゃった。

 

それで、いざ特訓!と思ったらジュエルシードの暴走体が現れて、あの時は凄く焦ったなぁ……

 

その暴走体はユウさんが止めてくれたんだけど、ユウさんのバリアジャケットがまた驚きで、私そっくりだったんだ。

 

凄く綺麗なバリアジャケット。

見た瞬間の私の感想。

何というかユウさんだけの、ユウさん本来の物じゃないんだけど私とユウさんが合体した感じ?

 

それにバリアジャケットだけじゃなくて、髪の色とか目の色まで私みたいに変わっちゃうから余計にビックリ。

 

まぁ、私以上にユウさんがビックリというかテンパってたけどね。

それで、前から暴走体が襲ってきたんだけどユウさんはスルスルと攻撃をかわして、そのまま見たことない魔法を使って倒しちゃったんだ!

あの時は凄く興奮したな。

つい、私にもその魔法教えて!ってユウさんに迫っちゃったな……

 

ここまでが初めて出会った日の1日の出来事。

 

今更な気もするけど、凄く濃いよね。

思わず苦笑いしちゃう。

 

 

「あ、ここ……」

 

 

その次の日からはユウさんが朝起こしてくれるようになったよね。

何時もはお母さんが起こしてくれるのに急にユウさんだったから余計に驚いて、でもユウさんに寝坊助だと思われたくなくて次の日から少し早く起きる用に努力しだしたな。

 

……まぁ、ユウさんのノックで起きるから結局寝坊助だなって笑われちゃったんだけど。

 

朝、ユウさんにバスの近くまで送ってもらって学校に行く。

帰ってくればユウさんが待っててくれる。

 

そんな時間が暖かくて。

少しづつユウさんにはワガママを言うようになっちゃった。

 

お店でユウさんがアリサちゃんとすずかちゃんと楽しそうにお話しているのを見て、仲良くなれてよかったって思う私と、私もユウさんとお話したい!って欲張っちゃう私が居て。

 

どんどんユウさんに甘えちゃってる。

 

でも、とても暖かくて。

 

楽しくて。

 

心地よくて。

 

深夜の学校の時は怖かったけど、ユウさんの手をギュッと掴んだら一気に勇気がこみ上げたんだよ?

 

そう言えば、まだ"貸しひとつ"って話残ってるよね?

 

何をお願いしようかな?

 

 

 

 

 

「こんな事もあったね」

 

つい、そう呟きながら"私"は日記の角を撫でる。

 

「あの時はユウくんに頼ってばっかりだったなぁ……私」

 

"今"はキミが私を頼ってるけどね、ふふ。

そんな事を考えながらトレーニングのメニューを考える。

 

 

「明日も頑張らなくちゃ、ね」

 

 

 

 




如何でしたかね?
次回の本編は明日、明後日には更新します。
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