異世界食堂 おバカな料理人   作:京勇樹

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タグ回収、その2


記録の地平線

「うぅ……今日は、一段と寒ぃな……」

 

と言ったのは、鎧を着た大柄な男性だった

その男性の名前は、直継

陽気な凄腕守護戦士(ガーディアン)

すると、隣を歩いていた小柄な少女忍者が

 

「今日は、北からの強い風が吹いている……もしかしたら、雪が降るかもしれないな」

 

と言った

彼女の名前は、アカツキ

見た目から分からないかもしれないが、一応20代である

 

「早く帰って、ご飯を食べたいね」

 

そう言ったのは、右手に杖を持った三白眼の青年

シロエだった

通称、腹黒眼鏡とも呼ばれる参謀役である

そんな三人の話を聞いて、猫の獣人

にゃんた班長が

 

「にゃぁ……今日は、何を作りますかにゃ?」

 

と呟いた

そんな話をしている間に、彼等の家が見えてきたのだが

 

「……ん?」

 

とシロエが、首を傾げた

そんなシロエに気付いて

 

「どうした、シロ?」

 

「主君?」

 

「シロエち?」

 

と三人が視線を向けた

すると、シロエは

 

「なんか……妙な魔力の流れが……」

 

と言いながら、家のドアを開けて、中に入った

すると、同じ家に住む仲間達が一ヶ所に集まっているのが見える

するとシロエは、その仲間達の一人の少女に視線を向けて

 

「ミノリ、何かあった?」

 

と問い掛けた

すると、問い掛けられた巫女少女にして、ある意味シロエの弟子

ミノリは、振り向いて

 

「シロエさん、あれを見てください」

 

とホールの真ん中に屹立している、巨木の根元を指し示した

そこには、一つの黒い木製のドアが有った

 

「これは……」

 

「ドア、だな……」

 

それを見たアカツキと直継は、呆然と呟いた

すると、侍少年

ミノリの双子の弟、トウヤが

 

「それが、俺達がクエストから帰ったら有ったんだ」

 

と言った

それを聞いたシロエは、ゆっくりとドアに歩みより

 

「……凄い魔力だ……何らかの魔道具みたいだ」

 

と言った

すると、にゃんた班長が

 

「にゃあ……この名前は、知ってますにゃ」

 

とドアに掛けられている札に、手を添えた

すると、吟遊詩人の少女

五十鈴(いすず)

 

「知ってるんですか、にゃんたさん?」

 

と問い掛けた

すると、シロエと同じようにドアを見ていた金髪の魔法使いの青年

ルンデル・ハウス・コードが

 

「こっちの字は読めないが、ねこや……と読めるね」

 

と呟いた

すると、にゃんた班長が

 

「洋食のねこやですにゃ……久しぶりに、このドアを見ましたにゃ」

 

と感嘆していた

料理好きなにゃんた班長らしく、どうやら知っているようだ

 

「そういえば、にゃんた班長って、料理関連の本を出す会社で働いてましたよね」

 

と言ったのは、シロエである

それを聞いたにゃんた班長は、頷いてから

 

「ここの料理は、大変美味しいですにゃ。我が輩が保証しますにゃ」

 

と言った

それを聞いたシロエは、頷いてから

 

「ふむ……なんで有るのか分からないけど……入ってみようか」

 

と提案し、全員が頷いたのを見てから、ドアノブに手を掛けた

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