だいぶ間が開いてしまいました。
夏も始まってしまい、熱中症に悩まされています。
まぁ、そんなことは置いといて。
今回も拙い駄文な上に、少し長いのですが、楽しんでいただければ、幸いです。
狩り、開始。
―遅い...遅すぎますわ。
私、
イライラしていた、と言った方がいいのかもしれない。
私が今居る場所は、静岡県沼津市某所にある、私立浦の星女学院。その、校門前。
そこで私は、人を待っていた。
別に、それだけなら特に怒ることはない。
そう、それだけなら。
私は携帯電話を開き、現在時刻を確認する。
午前6時10分。
ディスプレイ上で、デジタル表示の数字がそう主張していた。
さすがの私でも、こんな朝早くから起きて、しかも、学校に居ることなんてほとんどない。
では、何故私は今、ここに居るのか。
そして、誰を待っているのか。
それは昨夜に遡る。
***
―『ふぅ。いいお湯でしたわ。』
昨夜、午後9時30分。
私はお風呂から上がり、濡れた髪をタオルで拭きながら自分の部屋に入った。
一人言を呟きながら、なんとなく、窓の外を眺める。
月明かりが煌々と、夜の闇を優しく照らしていた。
それを見ていると、ふと、親友達のことを思い出した。
少しだけ離ればなれになってしまっていた、とても大事な2人。
―(もう二度と、元には戻れないと思っていたというのに。まったく、人生は何が起きるのかわかりませんわね。)
ほとんど修復不可能だったこの縁を繋いでくれた、後輩達と、大事な妹。
彼女達にはとても感謝している。
そして、また昔みたいに接してくれる、あの2人。
―『ありがとう。なんて、照れくさくて言えませんわ。』
そう呟くと、なんだか何もかもがいとおしく思えて、思わず笑みがこぼれてしまった。
その時、机の上に置いておいた携帯電話から、着信音に設定してあるμ'sの『Snow haration』が流れた。
―(はて、こんな時間に誰かしら)。
携帯電話を開くと、そこには先程思い浮かべた親友の1人の名前が表示されていた。
少しだけ、ドキリとした。
とりあえず、電話に出る。
―『はい。ダイヤですわ。鞠莉さん?突然どうしたので』
―『ダイヤ!!大事な話があるの!明日の朝6時に、学校で待ってるわ!!』
―『は?えっ、ちょ、鞠莉さん?』
早口で捲し立てられ、私が聞き返した時にはもう、ツー、ツーと電話が切れたことを告げる話中音が鳴っていた。
そして部屋には、突然のことに理解が追いつかず、呆然と立ち尽くす私と、どこかから聞こえる鈴虫の鳴き声が微かに響いていた。
***
そんなわけで今に至る。
確かに、鞠莉さんが唐突な行動をとることは特に珍しいことではない。
だがしかし、昨夜の電話口での鞠莉さんはどこか焦っていたように思えた。
一体何があったのか。
心配になった私は、もう少し寝たいと呟く自分をなんとか気合いで起こし、眠い目を擦りながら5時50分にはこの場所で鞠莉さんを待っていた。
しかし、既に約束の時間から10分も過ぎているというのに鞠莉さんは一向に現れない。
―全く、人をわざわざ朝早くから呼び出しておいて自分が遅刻するとは一体どういう了見でしょう。
―鞠莉さんが来たら一言言っておかなければいけませんわね。
イライラしながら私は、特にやることもないのでぼうっと目の前の景色を眺める。
すると、この学校に繋がる坂を登ってくる一台のバイクの存在に気がついた。
―まぁ、なんて野蛮なバイクでしょう。
これが、そのバイクに対する私の第一印象だ。
赤く、生体的な見た目のフロントカウルに、緑色のヘッドランプ。
お世辞にも、趣味が良いと言えるものではないだろう。
―暴走族、というわけではなさそうですわね。
―一体どんな人が乗っているのでしょう。
私はほんの少しの興味から、そのバイクが坂を登ってくる様子を見ていた。
「....ヤ~!」
「...イヤ~!」
―ん?何でしょう。
―今、聞き覚えのある声がどこからか聞こえたような。
「ダイヤ~!こっちよ~!!」
その声は、あろうことか坂を登ってくるバイクの後部座席から聞こえていた。
こちらに向かって手を振る、特徴的な髪型のブロンドヘアーが目に入る。
―...ま、まさか。
―まさかとは思いますが...。
「あ、やっとこっち向いた。おーい!ダイヤー!」
「鞠莉さん!?」
被っていたと思われるヘルメットを頭の後ろにやり、ゴーグルを着けたまま立ち上がろうとする彼女は、何を隠そう、私を呼びつけた張本人である鞠莉さんだった。
「鞠莉ちゃん、危ないから立ち上がろうとしないで。」
「オウ!ソーリー。」
運転手に言われて素直に座り直す鞠莉さん。
そこから私の前に来るまで1分もかからなかった。
ゴーグルとヘルメットを外し、運転手に預けると、すぐに私の所へ駆けてくる。
「グッモーニン!どう?ダイヤ?びっくりしたでしょ~?」
「びっくりどころではありませんわ!」
感情のままに私は叫ぶ。
「色々と言いたいことがありましたが、とりあえず2つ言わせてくださいまし!まず、人を呼びつけておいて自分が遅刻するとはどういうことですの!?次に、その野蛮なバイクと運転手の方は一体どうしたのですか!?」
「オーウ!ダイヤってばベリーアングリーね!」
「ふざけるんじゃありません!!」
どうどう、と私をまるで、自分が飼っているという馬をしつけるみたいになだめる鞠莉さん。
すると、例のバイクの運転手が鞠莉さんの横に歩いてきた。
「鞠莉ちゃん、この子が、話してた子?」
「そうよ~。名前の通り硬度10のお堅い頭の生徒会長、黒澤ダイヤよ!」
「紹介の仕方に悪意がありますわ!!」
―はぁ。まったく、朝から疲れますわね。
「...それで?鞠莉さん、その殿方は誰ですの?」
「あぁ!まだ言ってなかったわね!」
そう言うと鞠莉さんは隣に立っている正体不明の殿方の腕を取り、私に紹介してきた。
「紹介するわね!こちら、マリーのフィアンセ!オハラ・セイヤよ!」
「...はぁ!?」
私が驚愕の声を上げたことは、言うまでもないだろう。
※※※
午後15時30分。
浦の星女学院内の体育館にある、『スクールアイドル部』の部室。
そこに居たのは9人の少女と、1人の青年だった。
「それで、その人は結局誰なの?鞠莉ちゃん。」
灰色がかったショートボブの髪の少女、
「だ・か・ら!私のフィアンセだって言ってるでしょう?」
ウインクをして青年の腕に抱きつきながら答える鞠莉。
「ええっ...。」
「えっと、セイヤさんだっけ?ホントのとこ鞠莉とはどういう関係なの?」
鞠莉の返答に少し困惑する曜。
その次に、今度はポニーテールの
「とりあえず...フィアンセではないです。」
「もう!セイヤはつれないわね。」
青年、星夜が困った顔で答える。
その答えに少しだけ不機嫌そうな鞠莉。
「じゃあ、どういう関係ずら?」
静岡のご当地パンであるのっぽパンを食べながら、
「きっと、2人は前世からの因縁により巡りあった禁断の」
「善子ちゃん、椅子の上に立つんじゃありません。」
「善子言うな!!」
黒いシニヨンが特徴的な
どうやら自分の名前が好きではないらしい。
その様子を見ながら、星夜は少し考え、
「...拾われた、って感じですかね。」
と、答えた。
「ひ、拾われた...?」
姉であるダイヤの後ろに隠れながらそう言ったのは、赤毛をツインテールに結った少女 、
「本当なの?鞠莉ちゃん。」
先程から、ことの成り行きを見守っていた
「そうね~、確かに、そう言えるかも。」
「へぇ~。そんなことあるんだね~。」
うんうんと何故か納得する千歌。
「...鞠莉ちゃん。」
「ん?なぁに?セイヤ?」
「僕、ここに連れてきてもらった理由がまだ分かんないだけど。」
星夜が鞠莉に言われたことは、
『私の友達に紹介する!』
というものだけだった。
紹介されることに大して抵抗はないのだが、その意味が星夜にはよく分からないのだった。
「だって、新しい友達を紹介したくなるのは、当たり前じゃない。」
「そういうものなの?」
「そうよ?」
「そうなんだ。」
星夜の質問に、さも当然のように答える鞠莉。
「と・も・か・く!」
手を叩いて、仕切り直しをするかのように声を上げる鞠莉。
「星夜!これが私達、『
と、自分達を紹介した。
「『Aqours』?」
「そう!私達がスクールアイドルとして活動するときの名前よ!」
「あぁ。昨日話してたやつね。」
実は星夜は昨日、鞠莉に学校での話を聞かされていた。
話す中で、見せた方が早いと思った鞠莉が今こうして自分の仲間達を紹介したのだ。
「それじゃ、改めて皆に紹介するわね。」
鞠莉が他のメンバーの方を向いて言う。
「こちら、私の新しい友達にして、居候にして、執事の
「よろしくお願いします。」
ぺこりと頭を下げる星夜。
その様子を呆然と見ていた他のメンバーは一拍置いてから、
『執事!?』
と、声を揃えて驚いた。
※※※
その後、Aqoursのメンバー1人1人と互いに挨拶を交わした僕は、鞠莉ちゃんをバイクの後部座席に乗せて家に帰っているところだった。
「しっかし、皆驚いていたわね~。」
鞠莉ちゃんが僕に向かって言う。
鞠莉ちゃんは僕と違ってフルフェイスのヘルメットではなく、ゴーグル付きのハーフヘルメットなので声がよく聞こえる。
「それは鞠莉ちゃんが僕のことを『フィアンセ』なんて言うからでしょ。」
「あら?でも、それを言ったら星夜が名字を『尾原』になんてしなければややこしくはならなかったと思うわよ?」
「いや、あれは鞠莉ちゃんが『せめて読みは一緒が良い』って言うから」
「そんなこと言ってマッセーン!」
よく言うよ。
ちょっと涙目になってたくせに。
ちなみに、僕が鞠莉ちゃんと同じ名字を断った理由は、この街で一番力を持っていると言ってもいいその名字を名乗るのに抵抗があったから、というのと、あとはまぁ、単純に恥ずかしかったからだ。
何か結婚したみたいで。
「はいはい。そういうことにしときますよ。」
まぁ、拗ねる鞠莉ちゃんが可愛かったから良いけどさ。
「それでいいのよ!」
得意気な様子でそう言う鞠莉ちゃん。
やっぱり、元気な所が彼女の一番の魅力なんだろう。
その声を聞くたびに、僕も元気が出る。
「ねぇ、星夜。」
「うん?」
そんなことを考えていたら、鞠莉ちゃんがもう一度話しかけてきた。
「記憶が戻ったら、星夜はどうするの?」
「う~ん、どうしようね。」
実際、何も思い出せてない現状では、考えるのも難しい。
「ここから、出ていくの...?」
寂しそうに、鞠莉ちゃんが言った。
あぁ。それが気になってたのか。
「大丈夫だよ。」
後ろからまわしている、僕の腹の辺りにある華奢な手に、左手をそっと重ねる。
「とりあえず今は、ここに居るから。」
「うん...。」
顔を見なくても、安心していると分かる返事が返ってきた。
―...!
『あいつら』の気配だ。
「ごめん、鞠莉ちゃん。少し寄り道する。」
僕がそう言うと、鞠莉ちゃんも察してくれたのか、(恐らく)頷いて言った。
「オッケー。行きましょう。」
バイクをUターンさせ、気配を辿る。
―あぁ、そうだ。
―僕はここにいる。
―記憶が無くても、僕は僕だ。
―
―力があるなら、それを使って、『守る』だけだ。
そう遠くはなかった距離のバス停に、奴等はいた。
だが、そこに居たのは奴等だけではなかった。
「善子!花丸!ルビィ!」
鞠莉ちゃんが叫んだ。
そこには、先程学校で別れたAqoursの1年生の3人も居た。
腰を抜かしてしまっている花丸ちゃんとルビィちゃんの前に、善子ちゃんが腕を広げて立っている。
だが、丸腰の善子ちゃんが、2人を守れるはずはない。
このままでは、3人とも喰われてしまう。
そう思った僕はバイクのアクセルを余計に吹かした。
音に気を取られたからか、はたまた同族の気配を感じたからなのか、アマゾンがこちらを向く。
モズのような見た目だった。
「鞠莉ちゃん、3人をお願い。」
「分かったわ。」
バイクを止めて、2人同時に降りる。
鞠莉ちゃんが3人の元に向かったのを見て、僕はバイクに乗せておいたドライバーを巻く。
一瞬、モズアマゾンは鞠莉ちゃんの方を向いたが僕の方を優先すべきだと思ったらしく、威嚇しながらすぐにこちらを向く。
―そうだ、それでいい。
―彼女達には手を出すな。
「ぐるるるる...。」
戦闘体制に入ったらしいモズアマゾンが唸り声を上げる。
―お前なんかに、喰わせはしない。
―僕が。
「僕が、鞠莉ちゃんを、皆を守る!」
ドライバーの左側に付いているアクセラーグリップを回す。
その瞬間、身体の内側から、もう1人の僕が、叫ぶ。
―『戦え。』
―『暴れろ。』
その声に従い、僕もまた、叫ぶ。
「アマゾンッ!!!!!!」
『O・ME・GA』
ドライバーから特殊なパルスが伝達され、僕の身体を変化させる。
その時、辺りに熱風が吹き荒れる。
まるで僕の叫びが、形になったように。
「うぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
雄叫びをあげながら、本能に従って、僕は目の前の敵に突っ込む。
守るために。
※※※
星夜が変身して、アマゾンと戦い始めた。
―相変わらず、荒ぶるわね。
叫びながら、星夜は何度も敵のアマゾンを殴る。
敵もまた、星夜を殴り返す。
一進一退の、命のやり取り。
私達はそれを、星夜のバイク、『ジャングレイダー』の陰から見守る。
「あれが、星夜さん...。」
「まるで、別人ずらぁ...。」
ルビィと花丸が、呟いた。
無理もない。
この時の星夜は、普段の星夜とはかけ離れている。
「正直、私だってまだ見慣れてないわ。」
「鞠莉ちゃん、あの星夜さんを知ってるずらか。」
「もちろん。だって、私はあの姿の星夜に命を助けられたんだもの。」
あの夜、星夜が助けていなければ私は今頃どうなっていたのか。
想像するだけで恐ろしい。
「...星夜さんも、アマゾンなんだ。」
善子がポツリと呟いた。
―ん?
―星夜『も』?
「善子、それってどういうこと?それに、あなたアマゾンを知っているの?」
私が善子に訊ねるのを、ルビィと花丸はきょとんと見ている。
「まぁ、知らなくはないわ。だって...。」
そこまで善子が言ったときだった。
「ぐぁぁぁ!」
星夜の悲鳴が聞こえた。
慌ててそっちを見ると、膝をつく星夜と、さっきのアマゾン。
そして、もう一体、トンボのようなアマゾンが居た。
「星夜さん!」
ルビィが星夜に呼び掛ける。
すると、トンボのアマゾンがぐるりとこちらを向いた。
―しまった。気づかれた。
「キシャァァァァ!」
空中を滑るように飛んで、すぐに私達の近くまで来た。
「鞠莉ちゃん!皆!」
起き上がった星夜がこっちに来ようとするが、もう一体のアマゾンがその行く手を阻む。
その間にも、じりじりとトンボアマゾンはこちらに近づいてくる。
―だめ。
そう思った瞬間、私は3人の前に立っていた。
「...この子達には、指一本触れさせないわ。」
―絶対に、手を出させるものか。
―私が、この子達を守る。
「鞠莉ちゃん!逃げて!」
星夜が戦いながら叫ぶ。
―ごめんね。それは出来ない。
「さぁ、食べるなら私を食べなさい!」
私がそう叫んだ瞬間だった。
「おらぁっ!!!」
横から来た何かが、トンボアマゾンを蹴り飛ばした。
ゴロゴロと地面を転がるトンボアマゾン。
「...まったく、遅いのよ。」
後ろで、その姿を見た善子が安心したように言うのが聞こえた。
「大丈夫か?」
乱入者は、私にそう言った。
装甲の着いた青い身体に、黄色い複眼を持つ、やはり装甲を纏った頭部。
腰に巻いた、赤い、メカニカルなベルト。
「あなたは...?」
「俺?俺は、アマゾンネオ。」
私が聞くと、その
「そう!そしてそいつは、私のリトルデーモンよ。」
後ろで善子がそう言うと、アマゾンネオは、やれやれといった感じで、
「はいはい。」
と答える。
そのままのテンションで善子が、
「さぁ、やってしまいなさい!!」
と叫んだ。
「言われなくても、そうさせてもらう!」
アマゾンネオはそう言うと、起き上がったトンボアマゾンに向かっていく。
トンボアマゾンは飛んで逃げようとする。
が、ネオの方が速かった。
「うらぁ!!」
足を掴み、トンボアマゾンを地面に叩きつけるネオ。
「この、甘ちゃんが!逃がすわけねぇだろ!」
そう言うと、トンボアマゾンの上に馬乗りになり、右手を振り上げた。
よく見るとその腕からは鋭いブレードが伸びている。
そしてそのまま、そのブレードをトンボアマゾンの胸に突き立てた。
「ガッ...。」
断末魔を上げる暇もなく、動きを止めるトンボアマゾン。
そして次の瞬間には、どろどろと溶けていた。
「よし、終わり。」
ネオはそう言って立ち上がる。
私はその姿を呆然と見ていた。
―そうだ!星夜は?
私がそう思って星夜の方を向くと、
『violent atack』
というくぐもった電子音声が聞こえてきた。
そして、次の瞬間、星夜の腕がアマゾンを刺し貫いているのが見えた。
トンボアマゾンと同様、どろどろに溶ける。
肩で息をしながら、立ち尽くす星夜。
「終わったずら...?」
花丸がそう言った時だった。
「いやぁ、こりゃあ良いもん見れたな。」
拍手をしながら、何者かが道路の向こうから歩いてきた。
「あんたは...。」
ネオがそう言って、身構える。
やってきたのは、新しいアマゾンだった。
所々傷がついている赤い身体に、緑色の垂れ目の複眼。
腰には、星夜と同じタイプのベルトが巻かれていた。
「まぁ、待てよ。」
ネオに向かって左手を見せる赤いアマゾン。
落ち着け、と言いたいらしい。
「確かに、お前とやり合うつもりでここに来たが、気が変わった。それに...。」
そう言うと、赤いアマゾンは地面を蹴り出し、どこかに移動した。
速すぎて分からなかったが、いつの間にか私の後ろに来ていたようだった。
そしてその腕には、気を失っているルビィが抱き留められている。
「嬢ちゃん達の前でわざわざ血だらけになるつもりはない。」
どうやらルビィを受け止めてくれたらしい。
「まぁ、話し合おうや。化け物
赤いアマゾンが有無を言わさぬ高圧的な言い方でそう言った。
「...どうだかな。」
ネオが構えを解かずに言う。
辺りに緊張感が走るなか、スースーと規則正しいルビィの寝息だけが、微かな日常を演出していた。
NEXT HUNT
「んで、お前は何なんだ?」
「ピギャァァァァァァ!!」
「ねぇ、ずっと一緒に居てくれるわよね?」
「...全く、嫌な海だ。」
※※
はい、如何だったでしょうか。
とても長くなってしまいましたね。
途中で飽きて読むの辞めようと思った方もいるのではないでしょうか?
次回からは短くできるよう、頑張ります。
あと、設定の補足ですが、星夜のジャングレイダーは彼の私物です。
星夜宛に、差出人不明の状態で届けられました。
まぁ、その辺も、追々明かしていこうと思います。
今後も、お読みいただければ幸いです。
それでは、次回。
また、新たにお気に入り登録してくださった
黒鷺姫さん、時雨零さん、レックス89さん、狼牙竜さん、薄月さん、里見@元エレメンタルさん、グルッペン閣下さん、ハイパームテキさん、Rikitomakerさん
ありがとうございました!