「グアガアーッッ!!アーーーーーッッッ!!」決して変なことをしているわけではない。今やっているのは竜化の練習だ。
スキルの竜化を使用しているが滅茶苦茶痛い。脳ミソをかき混ぜられてる様な痛みに思わず発狂してしまう。リュナ曰く、慣れれば問題ない。とのことだったが全然痛みは引かない。
スキル発動から1時間後。痛い痛い痛い痛いイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイ
スキル発動から2時間後。痛い痛い痛い痛いイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイ
スキル発動から3時間後。痛い痛い痛い痛いイタイイタイイタイイタイ
スキル発動から4時間後。痛い痛い痛い、、くない!?
スキル発動から4時間後で痛みは止まる。脳内にリュナの声が響く。
「慣れたようですね。普通だったらあと2時間必要なのに適正があるんでしょう。今の自分の身体を見てみてください。」リュナにそう促されたので見てみると、、、
「うわ。」結構ビックリした。全身を白い鱗が覆い、角はいつもより長くなっている。更に腕が肥大し、まるで竜の腕だ。脚は鎧のようなもので覆われている。あと体が物凄く軽い。試しにミノタウロスを殴ってみるが、15m位吹っ飛んで灰になった。竜化つええええ!!!!! そしてリュナに予め言われていた解除の言葉を呟く。
「
ダンジョンから黄昏の館へ戻り、シャワーを浴びる。そして汗のついた服を脱いで、洗濯物置き場に置いてからワイシャツとスラックスに着替える。この組み合わせは動きやすい上にお洒落でもあるから気に入っている。そしてお金を財布に入れてから酒場へと向かう。今日は俺のランクアップ祝いを酒場でやるらしい。
「リゼリットランクアップおめでとうな!!それじゃあ思う存分飲めやぁぁ!!!」ロキがそう言うと各々酒等を注文し出す。もしかして、俺のランクアップ祝いは建前で、ただ酒を飲みたいだけなんじゃ、、、そんなことをおもいながら二人席に一人で座り、ウエイトレスに厚切りステーキと、激辛生姜酒を頼む。するとヒューマンのウエイトレスが
「ホントにそのお酒にするんですか!?」と言う。
「この酒に何か問題でも?」
「問題有りすぎですよ!?
「シル。アイツは覚悟を決めて頼んだんだ。なら男、いや漢の覚悟を見届けるべきだろう?」店の店主が言う。続けて店主がシルと呼ばれたウエイトレスにこっそり言う。(聞こえてるけど)
「アイツがあれを飲み終えられたらステーキの肉を最上級の肉にするから持ってきといで。」そしてジョッキ一杯にそれは運ばれてきた。これが激辛生姜酒ねぇ。パッと見はジンジャーエールだ。そしてジョッキをつかんだあと一気に飲む。上手い。口の中に広がるツンとした香りが良い。口内を刺激する辛さも最高だ。まるでツンしかないツンデレのようだ。そんなリゼリットの様子をミアやシル、その他ウエイトレスが驚きの眼差しで見ている。これはもう一杯欲しい。アイコンタクトでシルに合図するとシルは寄ってくる。そして俺は言った。
「お代わり、貰えますか?」
「アイツ、ヤベー奴ニャ。」そんな声が聞こえた。そして生姜酒とステーキが届けられた。届けてくれたシルに手招きすると、こっちにきた。
「何でしょうか。」そう聞くシルに誰にも聞こえない声で言う。
「お肉。最上級にしてくれてありがとうございます。」そう言うとシルはクスッと笑った後
「気づいていましたか。ミアお母さんに伝えておきます。私はシル・フローヴァです。あなたの名前は?」
「リゼリット・ハイドランジアだ。」
「それではリゼリットさん。これからもご贔屓にお願いしますね。」シルはそう言いもう一度クスッと笑った後厨房へ消えていった。そして楽しい時間をすごしたのであった。
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