「ここ、、は」今目覚めたとこだったが目の前に広がるのは白い空間。自分は今横になっているらしい。
「おはよう?」何故に疑問形?という素朴な疑問は措いといて、目の前の白い空間(天井)に飛び込んできた金髪金眼の美少女に内心ビックリする。自分が何をしたか思い出そう。、、、、、、そうだロキ・ファミリアの入団試験でフィンと言う人に負けたんだ。だとしたらここはロキ・ファミリアの本拠内か。
「ちょっと待ってて。」そう言い美少女は席を外した。暫くすると翡翠色の髪のハイエルフの人がやって来た。
「取り敢えず試験お疲れ様だ。私はロキ・ファミリア副団長のリヴェリア・リヨス・アールヴだ。痛むところ等あれば言って欲しい。」
「特にありません。」
「それなら取り敢えず試験した所へいってほしい。試験の結果がちょうど出たようだから結果発表をする。」どうだろう精一杯やったが負けたからなぁ、、、
試験会場は騒々しく、たくさんの冒険者志望者の熱気に包まれていた。
「それでは結果を発表する。」周りの冒険者は余裕な面持ちで早くしろと急かしている。ロキ・ファミリアの団員、特にアマゾネスからとんでもない殺気が感じるが。
「合格者は、、、、、、121番。そこの旅人の子、リゼリットと言ったかな?」
瞬間、俺と団長に罵声が飛び交う。
「なんでソイツなんだよ!」
「ソイツは負けてただろうが!」
「負け犬を選ぶのか!このクソファミリアが!」
そんな輩をリヴェリアさんと髭を結んだドワーフの人が抑える。
「彼は本気のフィンと戦い、もう少しの所で負けたんだ。お前らより遥かに強いだろう。」
「それさえも理解できんのなら、お前らは儂らのファミリアには必要ない。
リヴェリアとドワーフの言葉で撃沈された冒険者志望者たちは文句を溢しながら帰っていった。
「それでは君は私と一緒に団長室に来て欲しい。面接といった大層なものでもないが幾つか質問させてもらう。」
リヴェリアに連れられてロキ・ファミリア入団試験の最後の砦へと向かうのだった。
「先ずは試験お疲れ様。そしておめでとう。もう君はロキ・ファミリアに入ったようなものだ。ただ恩恵を刻むまえに質問に答えてもらう。ロキ、入って。」そうフィンが言うと朱髪の女神が入ってくる。
「君が試験に合格した奴かぁ。クールビューティーやな。」
「ロキ、彼は男だ。」なんか女に間違えられてた。内心ショックで精神的ダメージを受ける。
「男の娘降臨キターーーーー」
「発狂しているロキは措いとこう。ただ一応主神だから自己紹介はしてもらう。」
「ロキ・ファミリア主神のロキや。よろしくな。」
「はい。よろしくお願いします。旅人をしてたリゼリット・ハイドランジアです。」
そうだ。思い出して髪を止めてるヘアピンを取る。すると角や鱗が出てくる。
「種族は竜人です。」フィンとロキはビックリし、眼を見開いた。
「そうだったのかい。まさか世界に数少ない竜人だったとは。ビックリだよ。」
「お前面白い奴やな。レベル0でそんなに強くて竜人だなんてなぁ。」
「取り敢えず幹部が来たら質問をする。」
そして数分待つと幹部のリヴェリアさんと髭を結んだドワーフの人がきた。
「じゃあ質問を始めよう。」
「お主にとって力とはなんじゃ。」髭を結んだドワーフ、ガレスが言う。
「上手い使い方も出来れば、自分を殺すものにもなるものです。上手い使い方をすれば自分を守れるし、自分の道を切り拓く力にもなるが、感情に任せて使えば自分までもが反動を受けて傷付く。だからそれを制御する知恵が必要だと考えます。」
ガレスは笑みを浮かべて「いい答えじゃ」と言った。
「君にとって知恵とは」次にリヴェリアが言った。
「自分を守るものです。敵を知るということは敵の弱いところも敵の強いところ知っているということです。だから敵から自分を守れる。それに理性を保てる。力を飼い慣らせると考えます。」
「面白い考えだ。気に入った。」そう言いリヴェリアは微笑む。
「君にとって勇気とは何かな?」フィンが言う。
「最後の一歩です。沢山の力があってどんな敵を殺せるとしても、沢山の知恵があって自分を守れても、その一歩を踏み込めなければ意味はない。だから行動に移すための最後の一方です。」
「成る程ね。いいと思うよ、その考えは。」フィンはニコリと微笑むいう。
「それじゃあガレス、リヴェリア、ロキ。リゼリットの入団について異論はないかな?」
「ああ」
「問題ない。」
「ええで~」
「よし、これから僕達は家族だ。よろしく、リゼリット。」
「よろしくお願いします。」こうしてリゼリットはロキ・ファミリアに入団した。
「最後に一つ、その大中二振りの刀はどうしたのかな?」
「俺の親がくれたものです。名前とその刀だけが俺の貰ったものです。」
「家族はどうしたのかな?」
「俺が産まれた後に黒龍討伐で当時討伐に向かわなかった父は、迫害を受けたハイドランジア家の屋敷から逃げて、白竜と出会い、僕を産みます。そして僕を6歳まで育てますが、血族であるハイドランジア家を大量虐殺した処刑隊に居場所がばれて俺を遠くまで逃がしました。なので父親は多分死にましたが、竜である母親は生きてると思います。」
「辛いことを聞いた。済まない」フィンは謝罪した後、改めてリゼリットを歓迎した。
今日も読んでくれてありがとうございます。そう言えば伝え忘れてましたが不定期更新でやってくつもりですのでよろしくお願いいたします。