穢れ竜と金の半精霊   作:リョー

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稽古&勉強

 「♪~~~」市壁の上で横笛を吹く。昼間の風に吹かれて音はオラリオへと向かっていく。もうすぐ2時だ。アイズが来るだろうと予測していたら

「ごめん、遅れた。」意外にもまだ15分前だと言うのにアイズは来た。

「いや、遅れてない。まだ1時45分だ。」と言い横笛を仕舞う。

「さっきの笛はリゼが吹いてたの?」

「ああ。そうだ。」

「そう。」

「稽古。始めるぞ。」そう言うとアイズは剣を鞘から抜いて構えた。俺は木刀を持つ。

「取り敢えず俺に打ち込め。悪いところ等は戦ってる最中に言うから。」そう言うとアイズは打ち込んできた。

 

 

 

「視野を広く持て。」「死角をつくるな。」「もっと速く。」「一つ一つの攻撃に力を。」、、、

リゼリットが沢山のアドバイスをし、それをアイズが吸収して、、という訓練を5時間やることでアイズはたった1日の中のたった一時間で見違える程になっていた。

「ありがとう、、ございます。」アイズは肩を上下させながら礼をする。

「今日は初回だから5時間だ。明日からは3時間だ。」というのも今はなんと7時だ。フィンに事情を話してきたものの結構時間を取る。

「アイズは帰っていてもいいぞ。」そう言い胸元から横笛を取りだし、夜空を見上げながら吹く。いつもこの曲を吹くと何故か安心する。本当を言うと怖いし辛い。俺がこうしている間に黒龍は力を付けているかもしれない、と考えると。そうやって焦りだした時にこの曲を吹く。すると、焦る必要は無い。俺ももっと力を着けようと思える。

そんなリゼの様子を、リゼの奏でる曲を見て聴いている。吹き終わった後、

「星が綺麗だな。」そうアイズに言う。オラリオでバベルの次に高い此処から見る星が好きだから、ここが気に入った。リゼの頭の上には2つの恒星が明るく煌めいている。煌めく2つの恒星のあいだにあるのはヘラクレス座だ。

「うん。」アイズはそう一言だけ答えると空をリゼの横に並んで見た。そして暫くの静寂を過ごしたあと、本拠へと帰った。

 

 

 

「帰ったか。二人とも。フィンから聞いて安心したが、夕飯の時間を過ぎても帰って来なかったから何事かと思ったぞ。」帰ったらリヴェリアが玄関で待っていた。

「まずは夕飯を食べて風呂へ入ってから図書館へ来い。」アイズが何で嫌そうにしているのか分からないけど取り敢えず頷く。

「そうだ。いい忘れていたが、リゼリット。私がお前の世話をすることになった。これから宜しく。」

「風呂上がったら勉強をする。」ああ。そう言うことか。でも勉強は得意だ。錬金術を極めているから数字、化学は特に得意だ。生物学も少し噛じっているから生物の体の造りもわかる。今更教わることも無いと思うが、、、

「内容はダンジョンについてだ。」そう言う勉強か。じゃあ行く価値ありそうだ。まぁ取り敢えず飯食おう。そう思いリヴェリアに一礼してから食堂へ向かった。

 

 

 

 「コンコンコン失礼します。」風呂上がり、ちょうどアイズと会ったから、場所が分からなく案内して貰いながら二人で図書館へ来ていた。

 ドアを開けて入るとリヴェリアが6人用テーブルに座って本を読んで待っていた。

「そう言えば詳しい自己紹介はまだだったな。リヴェリア・リヨス・アールヴだ。種族はハイエルフで魔導士だ。」リヴェリアが自己紹介したので合わせて

「名前はご存知の通りリゼリット・ハイドランジアです。竜人です。職業は剣士だけど錬金術も極めてます。」

リゼリットの思わぬ特技に驚く。そんな中、アイズが意味不明そうに「錬金術って何?」と聞いてくる。口頭で言っても

分からないものだから実際にやろうか。

「勉強が終わったら実際にやって説明する。」と言うとリヴェリアが

「私も見てみたい。」と言う。一番興味津々だった。

 

 

 

「それでは今日の範囲のテストをする。8割以上取れてたら合格だ。それでは始め。」3時間程勉強したあとテストをすることになったが、、、この問題簡単すぎぃ!!!暗記だけでどうにかなる問題なんて始めてみた。そして30分位したあと採点したが当然の満点だった。一方アイズはと言うと、、、18/100と言う無惨な結果だった。割とガチで落ち込むアイズ。元気付けようと思うが言葉が見つからない。

「そんなに落ち込むな。ほら答案逆さまにしたら81になるだろ。8割越えてるだろ。」

嫌、駄目だ駄目だそんなのもっと落ち込まれるだろ!!て言うか満点の奴に慰められるってのも何か嫌だな。とか考えてると、、、

「今日は遅い、しこれからリゼリットの錬金術を見るのだから見逃してやろう。」つーか覚えてたんだ。と思いつつ部屋から丸底フラスコと掘り出されて何も加工されていない金と炭素粉を持って来て食堂へと場所を移す。

「じゃあ始めるぞ」そう言った後丸底フラスコに金と炭素を入れ、火で熱する。暫く火で熱すると茶色だったものが金色へと姿を変えている。

「今やったのは簡単な錬金術だ。」と言い。金を見せる。リヴェリアとアイズは理解出来ないと言う感じで金を見る。

錬金術をリヴェリア達に見せた後、今日の疲れで泥のように眠りについた。

 

 

 

 




今回も読んで頂きありがとうございました。一つ質問があったのでそれについての解説をします。
リゼリットは竜人です。この世界で数少ない竜人、しかも原始にして最強の白竜の竜人となると鱗また角や爪には莫大な金額がつきます。なので殺そうとしてくる旅人が旅の最中に沢山いたわけです。子供の頃は逃げ回っていたんですがだんだん成長すると迎撃出来るようになります。なので迎撃していたんですが、白竜の竜人の噂は既に広まっていて、ある組織、後の闇派閥がリゼリットの命を狙います。それに気付いた当時行動を一緒にしていた、リゼリットとオリジナル剣術を創った人が商人から亜人がヒューマンに変わるという扮装用のマジックアイテムを買います。それがヘアピンです。

と言うことでした。では次回も宜しくお願いします。
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