穢れ竜と金の半精霊   作:リョー

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撃破&叱責

 「uoooooo!!」巨人の咆哮が部屋に響く。リゼは二振りの刀を背後で浮遊する輪から引き抜き巨人に斬りかかる。とてつもない速さで迫ってくる人間を叩き潰そうとする巨人だったが掌は何も挟むことなく床を叩く。刀を霧散させ仕舞ったあと「カノン」そう言うと周囲から光の粒子を集めて、瞬時に大きな球がリゼの掌に出来、そして直ぐに銀色に輝く光線が一直線にとび、巨人の片腕を消し飛ばした。片腕をと失った巨人は叫んだ後もう片方の腕で人間を殴り掛かる。実を言うとこのカノン、反動がでかい。ぽんぽん撃てるものだと思ったが違ったらしい。威力はあるが反動は大きく暫く体が痺れて動けないほどだ。その動けない、ちょうど良いタイミングを巨人は逃さず殴ってきた。避けようと思ったが体が痺れて思うように動かせず、巨人の拳は俺の体に直撃した。バカでかい力で殴られた俺は12mくらい飛ばされた。

 一瞬落ちかけたが直ぐに気を取り戻し頭をブンブンと横に振り正気に戻る。そしてもう一度巨人へ今度は刀で斬りかかる。次は片脚だ。さっき巨人の殴りで片腕と肋骨を折った。これまで死ぬような怪我はしたことはないから体は頑丈ではない。片足を切ってバランスを崩して倒れたあと頭を切ろう。そうすればこれ以上攻撃を喰らうことはない。という作戦を瞬時に考えたあと片脚を刀で切る。が、脚は丈夫なようだ。大刀でやってもあまり切れない。脳内の記憶を漁る。なにかこの絶ちにくい肉をたつ方法は!?ふと脳裏に甦るのは【血族】というスキル。体に武器指すことで血を纏わせるというスキルだ。試してみる価値は有りそうだ。覚悟を決めて、刀は逆手に持って自分の腹に、大刀は刀身を掴み自分の腹に、同時に刺した。

 

 

 

 刀を刺したせいで腹はかつて無いほどに痛んでるが我慢して刀をみる。さっきまで白かった刀身は紅く、血の色へと変わっている。容赦なく巨人は殴ってくるがすべてかわして巨人の脚へ斬りかかる。巨人の脚はまるで豆腐を斬っているように綺麗に切れた。しかも両脚。脚という支える物を失った巨人は作戦通り倒れた。そしてフリーランニングの要領で神の恩恵で、強化された脚力で壁を蹴って高くまで登ったあと壁を垂直に蹴る。空中で背負うようにして大刀を構えたあと落下していく。狙うは巨人の首。首の骨と骨の間を目掛けて刀を振りかかった。

 たちまち巨人は黒い灰になって灰の中から魔石と真っ黒い皮が落ちる。そして刀を霧散させた後倒れた。

 

 

 

 目が覚めると、目の前には見慣れた天井が。そしてアイズが目が覚めた俺の顔を覗き込む。いつかのような状況下だ。そしてアイズはリヴェリアさんを呼びにいった。

 リヴェリアさんが来たあと俺に来たのは、、、ビンタだった。

「初日ゴライアス討伐だと!?ふざけているのか!!」分からない。何故リヴェリアさんがそこまで怒るのかが。

「俺は分かりません。何故貴女がそこまで怒るのかが。何故貴女がそこまで心配するのかが。現に僕は生きています。」

「ッ!決まっているだろう!家族だからだ!!お前は生きているがもしかしたら死ぬかも知れなかったんだぞ!!」

「家族って言いますけど、貴女は俺の何かを知っているわけでもない。俺は貴女の何かを知っているわけでもない。これってただの他人じゃないですか。しかも出会って一週間もしていません。ほぼ初対面です。」そんな俺の言葉に、

「ああ、確かに私はお前の何かを知っているわけでもない。初対面同然だ。だから死なれるのは悲しいんだ。お前と大した話も出来ず、お前の何かを知ることも出来ず、お前と別れるのが。」リヴェリアさんは今度は怒らずに言った。

「なぁ。そんなに私は家族として信用出来ないか?そんなに頼れないか?何故そこまでして強くなろうとする。何か悩みが有るなら私に言ってくれ。力はいくらでも貸すから。だから独りで戦わないでくれ。」まるで子供を諭すようにリヴェリアさんは言う。

「すみません。熱くなりました。頭を冷してきます。」そう言いベットから降りた。向かう場所はこの本拠の屋上。

 

 

 

 「ここにいたんか。探したで。」星を見ながら考えていた俺にロキが歩み寄る。

「俺に用でも?」まぁ多分、ゴライアスのことについてだろうが。

「その様子だとこってり絞られたんやろ?」神はなんでもお見通しですか。

「はい。」

「すまんなぁ。実は立ち聞きしてたんやけど。ほんとすまん。」そう言ったあとロキは言った。

「まぁ、リヴェリアにあそこまで言われたんなら私からいうことはないわ。」

「でも、無理だけはするんじゃないで。リゼリットがいなくなるのは悲しいで。」

「さ、ステイタス更新するで。ランクアップ確定やな。」

そう言うロキに連れられてステイタス更新しにいった。その日、ロキが分かりきったことに、ロキ・ファミリア本拠全体に響く声で叫んだのはまた別の話。




宣言していた通りの三回目の投稿ですww
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