前世の私は普通のおばさんだった、生まれ変わった私は金髪青眼の美少女でめっちゃラッキーだと思ってたらビスケット=クルーガーさんでしたよ。
キルアとゴンの念の師匠でロリババアと名高いビスケさんでしたよ!
私綺麗なもの大好きだし、やっぱり美容には気を使いたいし、金稼ぎたいしでハンター試験を受けて晴れて合格!
ってかこの世界美少女は念使えないと色々大変だからな。
今まで何人も弟子をとってきたけど、グリードアイランドでは原作通りキルアとゴンにあって2人の念の師匠にもなれた。
漫画のビスケが惹かれるのも分かるわ。この2人の才能は本当に凄い。
ゴンとキルアが独り立ちしてから、私の中でのひと段落がついたとおもったら・・
ここどこ?この街並み、書いてある文字はハンター文字じゃなくて漢字。
「ここ、もしかしてジャポン?」
うーん、とりあえず情報収集ね。地下鉄が近くにあるみたいだし、とりあえず地下鉄にのってみるか。これはあくまで情報収集よ・・ジャポンに来たから浮かれて観光気分とかにはなってないから!
そして、地下鉄に乗ろうとした時に事件は起きた。
「え、ライセンスカードが使えない!?」
ハンターライセンスのカードは国際的なもので、各種交通機関・公共機関のほとんどを無料で利用できたり、一般人立ち入り禁止区域の8割以上に立ち入りを許されるようになる貴重なものよ!?ライセンスカードが使えないってどんな田舎よ。
「はい、申し訳ございません」
ハンター界のジャポン行ったことないけどまさかハンターカードが使えないほどの田舎とは・・っておい!ジャポン出身のハンターたくさんいるし!
私が若いからって馬鹿にして・・!
「そんなはずないでしょ!この店で一番偉いやつ呼んできなさいよ!!」
「ちょっ・・ちょっとお客様!他のお客様のご迷惑になりますので!」
無理やり追い出されたんだけど!何よあの社員客に対しての礼儀ってものが分かってないわ!見てなさいよ、次に来た時は・・・あ、そうだ!携帯で連絡取ればいいのか。私ってばもう、やーねー!早速連絡取りますか!
prrrrrrrrrrrrrrr...
prrrrrrrrrr...
prrrrrr....
おかしい連絡取れない、ネテロ会長だけじゃなくてキルアやゴンにも連絡取れない。
うーーーーん、あれ?そういえばこの街並み、ヨークシンよりも発達してない?
なんか、おかしくない?
歩いてる人達に念能力者はいないし、警戒心というものがない。
まるで・・・
「日本・・・?」
・・ままままままままさかね!急いで近くの人に図書館の場所を聞き、当然そこでもライセンスカードを使えなかった。でも無料で入れたから助かったわ。
地理、経済、医療、政治どれを取っても私が前にいた、日本じゃない・・!
まずは、身分証明をどうするかとお金ね。
貯金があってもなぁ。どうにもならないかなぁ。
ダメ元で銀行に行くとそこでは・・・一万円札・・・出てきた!
よかった!お金は使える!
お金使えなかったら私の可愛い可愛い宝石ちゃんを売らないといけない所だったわ!
だったらライセンスカードも使えるようにしとけっつーの!
とりあえずこれだけの金があれば・・ホテルには泊まれるわね。
「508号室となります。どうぞこちらへ」
ふーん、内装はまあまあってとこね。
ふぅ、ようやく落ち着けるわ。何か疲れたからまじかるエステで・・・これだっ!
———二週間後———
「今日からここで働かせてもらいます!ビスケット=クルーガーです!よろしくお願いしま〜す♡」
ふっ、この世界のエステ事情は調べたわ!VIP達御用達のお店で働いて結果を出し、顧客を作る。そして、独り立ち・・・おほほほ
いける!いけるわ!だってエステに来る人間は美と癒しを求めてる!私の能力をこれ以上に生かせる場所はない!
クッキーちゃんを隠で隠してさも私がしてるかのように振る舞えば、同僚達にもバレないだろうしね。
どうやってVIPな人達を抱え込むか悩んでいたけれど私のエステの評判はすぐに口コミで広がり一年後には私1人でお店を開けるくらいになった。
まぁ、この能力を披露するために、小さな店でだけどね。
でも料金は高めでも予約は半年先まで埋まってて順調だと思ったら・・・
店が燃えとるがな・・・・・幸い発見が早かったからボヤ程度で済んだけど。
誰だ!潰す!!!!
「僕が第1発見者の安室透です、あなたがこのお店を経営しているビスケット=クルーガーさんですか?」
私この人知ってる!コナン君で出てきたキャラクターだよね。てっきり日本に戻ってきたと思ってたけど、コナン君の世界に来てたのかよ。
そりゃ店燃えるわ。
「そうです、私がこの店を経営しているビスケット=クルーガーと申します。」
ってか安室さんといえば童顔だけど、今目の前にいる安室さんはクマ隠せてないし、疲労感半端ないし、やつれて32才くらいに見えるんだけど。
まぁ、そっからは安室さんの推理力で犯人突き止めてくれた。流石。私も犯人分かったけど、推理とかじゃなくて勘だからな。
因みに動機は私の店ばかりに客が来るから、らしい。営業妨害すぎる。だったらまずは自分の腕を磨くべきね。ま、磨いても私に勝つのは無理だろうけど。
「じゃあ、僕はこれで・・・」
「あっ、待ってください!今日はありがとうございました!あの・・・もしよかったらお礼にエステさせて頂けませんか?」
「え?お気持ちは有難いんですが僕はこの後に予定があるので——」
「30分でいいので、お礼させて・・いただけませんか?」
上目遣いで瞳をうるうるさせて相手の服の裾を遠慮がちに引っ張る。降谷の方なら断るかもしれないけど、安室という好青年を演じている限りこれで絶対相手は乗って来る!
「では少しだけ、お願いします。」
そしてトドメの桃色吐息(ピアノマッサージ)忙しくて肌荒れしてた時によく使ってた能力で30分で8時間睡眠と同等の疲労回復効果を得られるマッサージなのよ!
今の安室さんはクマ酷くて見てられないから特別に、ね。
あと意外と老けて見えるから、クッキーちゃん特製のオーラをローションに変化させたものを使用する。これは若返りと美肌効果があるからね!
これでこのエステを気に入ってくれれば贔屓にしてくれるかもだし、部下とかに教えてくれたら公安警察はここを贔屓にしてくれるかも〜ぐふふ
30分後
「こ、これ僕ですか?」
クッキーちゃんのおかげで安室さんのお肌はぷるんぷるん、クマもなくなり、疲労感もばっちり!若返りローションのおかげで若く見えている。
安室さんも先ほどの30分前の自分と比べて驚いてるみたい。
まぁ、そりゃ驚くわな。29才が25才くらいの見た目だもの。
うん、原作通り!!にしても・・・かっこいいわぁ・・・
「しかし、凄いですね。先ほどの犯人のお店に客が寄りつかなるわけだ。」
「お気にめして貰えましたか?もしよろしかったらまたのご来店お待ちしております〜!」
私の狙い通り安室さんはこのエステの常連になったのである。
「そういえば安室さんはどういったお仕事をされてらっしゃるんですか?」
「今は毛利探偵の下で弟子をしながらポアロという喫茶店でバイトをしています。」
「ポアロ・・お聞きしたことあります、確かハムサンドが美味しいとか・・・」
「お恥ずかしい話作っているのは僕でして、もしよかったら今度いらして下さい。いつもビスケさんに貰いっぱなしで悪いですから」
「そんな、こちらこそいつも貰いっぱなしで・・・」
んー、下心とかじゃないけど安室さん疲労感半端ないからつい世話を焼きたくなって、手料理とかを渡してしまう。私が勝手にやってるだけなのにわざわざ安室さんもネックレスとかイヤリングとか買ってきてくれる。
気持ちは嬉しいけど、何か悪い気がして一応断るんだけどそれでもいつもいつのまにか受け取ってしまっている。
まぁ、悪い人じゃないし、いいか。
「そういえば僕もお聞きしたいことが・・ビスケさんはおいくつなんですか?」
「いくつに見えます〜?」
「22とかですか?」
「あら、嬉しい。57ですわ」
「・・・・・は?」
「57です〜」
「それは・・・驚きましたね。何か秘訣でも?」
「あら、嬉しい。秘訣なんて〜ただ健康的な食事と運動を心掛けているだけですわ」
まぁ、念で若く見えるからね。ビスケは少女くらいの容姿していたけど、私はもう少し大人の状態がよかったから23才頃の容姿をキープしている。
前世の歳は入れないようにしている。
「失礼します・・・」
そういって安室さんは私の顔をじっと見つめてくる。
秘訣が何かとかを考えてるのかな?
というか、イケメンにじっと見つめられると照れる・・・////でも、悪くないわね。
前世でもハンターハンターでもこういう甘い雰囲気なかったから。
いや、今も私が勝手にちょっと照れてるだけで相手は全然甘い雰囲気出してないけど。
「・・・・・」
「あの・・安室さん?さすがにそこまで見られると照れるんですけど・・」
「あぁ、いえ、失礼しました。ビスケさんも冗談を言うんですね。たしかに僕も女性に年齢を聞くなど無粋でしたね。では、僕はこれで・・」
「またのご来店お待ちしております」
安室Side
ポアロのアルバイトの面接に行く前に偶然最近出来た人気のエステ店が火事になっているのを発見して、通報した。
幸いすぐに犯人はわかった為、逮捕された。
ポアロの面接まではまだ時間があったのでゆっくり行けると思ったが、そのエステ店の経営者からお礼といってここのマッサージを受けることになった。
正直言って、すごい。初めてマッサージを受けたが、さきほどの犯人が経営難になるのも無理はない。
四徹した体で先程までは疲労MAXだったが、たった30分で疲労感も眠気もない。目の下のクマも消えて、肌も血色が良くなり、ガサガサ感がなくなった。
自分でも鏡を見て驚いた。
疲労感がなくなった為体も軽いし、頭も良く回る。
そして、このマッサージをしたのが20代前半であろう美しい女性であることも驚くべき点である。
それから常連客になったわけだが、何故か僕に手作りの料理を差し入れしてくれる。
正直凄い美味い。でも彼女は見返りを求めるわけでもないし、僕のことを好きなわけではなさそうなので元々世話好きなのかもしれない。
そんな優しい彼女に惹かれはじめて、何かを返したくてネックレスやイヤリングなどの物を送っているが、彼女は好意を寄せられた経験が少ないのか中々気づいてくれないし、さりげなくデートの誘いをしても断られる。
そういえば彼女の年齢を知らなかったなと思って尋ねると・・・
「57歳です」
じっくり近くで彼女を見るが、57歳などありえない。きめ細やかで透き通った白い肌に血色のいい赤い唇、シワやシミなど微塵もない。
整形などもした様子もないし、意外だ。彼女でもこんな嘘をつくとは・・・
まぁ確かに自分も美容に気を使っている彼女にこんな質問をするのは悪かったか、と反省する。
「あの・・安室さん?さすがにそこまで見られると照れるんですけど・・」
じっくり見られたのが気恥ずかしかったのか頬を赤く染めて上目遣いでこちらを見てくる彼女は大層可愛らしい。
絶対落とす!
思ってたより上手くかけない