学戦都市アスタリスク とある2人の物語   作:耀翔

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こちらもお久しぶり。
書いていきます。


~厄介事のその後~『動きたい』

カガリ「知らない天井だ……」

 

おはようございます……なのだろうか。

篠宮カガリです。

俺は確か、朝練をしていて爆発音で、ビックリして煙が上がってるところを見て、クインヴェールだってことが分かって。急いで向かって着くと爆破されたクインヴェールで……シルヴィが飛んできて。何があったって聞いてる時に謎の人が襲ってきて、なんだかんだあったんだよな。気を失ったのか、謎の人がどっかに行ったあとは…しかし、ここはどこの医務室だ?病院だってことは分かるけど……とりあえず、起き上がることにしたが、上半身しか動かなかった。

 

カガリ「いってて…なんなんだ…?この痛み。足とか動かない。どうなってるんだ?」

 

少し考えたが分からなかった為、窓の外を見ていた。

外は綺麗な海が一面に広がっていた。これが、アスタリスクにある海なのか、と思うほどに。シルヴィアが入ってくるが気づかない。

 

シルヴィア「起きてないよね…?カガ……リくぅぅん!?血!血が!」

カガリ「あれ?シルヴィア。おはよ。」

シルヴィア「へ?あ、あぁ……おはよう…じゃなくて!血が出てる!腕から!」

カガリ「腕から血?」

 

血なんか出てないだろうと腕を見てみる。

あら不思議、さっきまで白かった包帯が真っ赤に。

この後、ここの先生が入ってきて余り動かさないでくださいといわれた。

 

数十分後……

包帯を新たに巻き終わり病室にシルヴィアと二人っきりでいる。

 

カガリ「ごめん、シルヴィア。」

シルヴィア「いいって、カガリ君。」

カガリ「…あ、そうだ、ひとつ聞きたいことが」

シルヴィア「ん?何かな。」

カガリ「俺の純星煌式武装どこいった?」

シルヴィア「あー…」

 

そう、起きた時から全く見当たらない純星煌式武装が心配である。

 

シルヴィア「純星煌式武装をそばに置いておくと絶対に抜け出して自主練するだろうってことでカガリ君の妹…切花ちゃんが持っていったよ」

カガリ「あー、切花が。それなら安心だな。っか、怪我してんのにやらねぇよ。自主練なんて。」

 

そう、なんでみんなは俺を信じてくれないんだろうか……そして何よりも切花に信じてもらえてない事実……お兄ちゃん、心が折れそうだよ……

 

シルヴィア「あ、もうそろそろ時間だね。」

カガリ「え?クインヴェールはまだ直ってないはずだろ?」

シルヴィア「あー……カガリ君は1週間寝てたんだよ。そこまで大した怪我じゃないんだけど、星辰力が空の状態でそこからまた使ったらしいんだよね。本当ならそんなことは出来ないのに。」

カガリ「え?それってどーやって調べたんだ?」

シルヴィア「えーっと、クローディア。」

カガリ「アイツまた勝手に純星煌式武装調べやがったなぁ?しかも青鳴の魔剣をか…はぁ。で、1週間寝ていてクインヴェールは直ったと。」

シルヴィア「うん。」

 

1週間か。だいぶ寝てしまったな……ん?1週間?あれ?

何か大切な事を忘れてないか?

 

カガリ「シルヴィア、鳳凰星武祭はいつだ?」

シルヴィア「ん?鳳凰星武祭は……あと3週間ってとこかな?」

カガリ「…………えっ?」

 

俺は今日、考えることを辞めた。




お待たせ致しました。
少ないけど、これから増やしていきます!

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