「ストライク!!!!!!!!!」
姫莉さんの声が、響いた。
「姫莉さん.......すごい......」
「そんなことないよ」
これが隠れた才能ってやつですか.....次は俺の番か?決めてやりますか。
「俺の番か?」
「うん!!!頑張れ」
まぁ余裕でストライクかな?
俺はボールを持ち投げた..........
「えっ......」
「あれ?」
なんと.......ボールが.....後ろに飛んでいた。
カシャ
「見てーあの人後ろにボール投げてる」
「こら!やめなさい.....」
「うっ........恥ずかしい」
「隆君.......まさか、初めて?」
「はい.....」
せっかく彼女にかっこいいところ見せようと思ったのに....がっかりだな
「最初から初めてって言えばよかったのに〜」
「すいません」
「じゃあ次は私の番ね!」
「頑張ってください」
さすがに2回連続ストライク出されたら、俺ダンスおどっちゃうよ?
「行くよーーー!!!」
「ゴクリ......」
姫莉さんのボールはまるでピンが呼んでいるようなコントロールでストライクを取った.......
「ストライク!!!!!!!!!」
「まじか..........」
くそ.....男に二言はねえ
「おらああああああああああああああ!!!」
俺は華麗なステップでそこにいる客を魅了した
「ねえねえなんであのお兄ちゃん踊ってるの?しかも下手くそだし」
「こら!確かに下手くそだけど、そういうこと言っちゃダメでしょ!」
うううううううう........どんどん悲しくなってくるよ.....
「隆君、大丈夫?」
「はい......」
「じゃあ次は隆君の番だよ!」
「はい!」
今度こそかっこいいところを見せてやる。
輝け俺の右手!!!!!!!
「おらああああああああああああああああああ」
ガタン
ボールは投げたとは言わず、その場に落下し、見事に右端の溝に入った!
これは来たんじゃないか?
俺、ストライク出ちゃうんじゃないか?
「よっしゃーーーー」
「えっ......隆君.....ガター」
「なんであのお兄ちゃんガターで喜んでるの?」
「下手くそだからじゃない?って何言わせてるのよ、いくら下手くそでも言っちゃダメよ?」
「隆君.....端の溝に入っちゃダメなの.......」
「えっ.......」
うそ.....右の溝に入れちゃダメなの?すごいポイントが加点されるのかと思ったじゃん。
また恥ずかしい思いを........
「じゃあ私の番!それ!!!」
姫莉さんのボールは直進し、カーブをしながら、ピンを倒して行った........
「ストライク!!!!!!!!!」
「なんということ........」
「見てー!!あのお姉ちゃんすごい!!」
「すごいわね」
なんなの、この親子俺の時と全然態度違うんですけど....俺の華麗なダンスや、綺麗なガター裁きを見て、なんとも思わないのかよ
「姫莉さんすごいですね......」
「えへへ〜ありがとう!」
「じゃあ俺の番、行くぞ!!おらああああああああああああああああああああああああああああ」
俺のボールは綺麗に直進した
「いいぞ!!!そのままいけ」
でもそのボールはガターに吸い込まれるように、左に方向を変えた.....
「くそ.....またガター!!!!!!!!」
「あのお兄ちゃんうるさい」
「そうね」
「やかましいわ!!!!!」
「隆君!小さい子にあたっちゃダメだよ」
「すいません」
このガキ!!!!今に見てろよ
「よし!私の番!!えいっ!」
あっ......可愛い
「やった!!!!」
「さすがっす」
このあとなんゲームかボウリングをやった、姫莉さんは9割がストライクで、それに比べて、俺は、9.5割ガターだった.......あのガキに見せつけてやろうと思ったのに.....途中で帰りやがったし。まぁ楽しかったからいkめどね!!
「楽しかったね!」
「はい!!!」
うん!本当に楽しかった。まさかボウリングでここまで、楽しめるとは......次はもうちょっと上手くなってから来たいかな?
「姫莉さん!ゲーセンいきません?」
「あーこの施設の中にあるよね!行こう!!」
ふふっ......ゲーセンといえば.....この俺だ。姫莉さんのために、取っ手あげちゃうよ!
「おおーーー!!!広いな〜」
「広いね!新台追加だって楽しそう!」
「あー可愛いぬいぐるみ!欲しい......でも取れないよね?」
「俺が取りますよ」
「ほんとに?」
「はい!!!」
俺はそのゲーム機にコインを投入した。俺の普段の腕ならいける........
アームを動かし、商品の上にアームを持ってきた、狙いは完璧!あとはボタンを押せば......景品GETだ
「おらああああああああああああああ」
コロン
「えっ..........」
アームからぬいぐるみが落ちた、明らかに、アームが少し開いた.......
「確率機だったああああアアアアアアアアアアアアアアアアアア」
「あのお兄ちゃんここにもいるよ」
「ほんとね!行きましょ!」
「なんということ.......あーごめんなさい姫莉さん」
「えっ、あっいいよ!!」
またやっちまったよ.....しかもあのガキまだ居たのかよ!とっとと帰れ!
結局何も、取る事ができず.......ラウンドツーを出た......
「楽しかったね」
「はい」
「そんな落ち込まないでよ!」
あー優しい、俺に気をつかってくれてる
ほんとに申し訳ございません
「隆君!!!!!!目を覚ましてええ」
「俺は......景品が取れなかったぐらいで落ち込んでたのか......恥ずかしすぎる、たかが景品1個取れなかっただけで、落ち込むのはおかしいよなあああああああああああああ!!!」
「なんか.....そう言われるとかっこ悪い」
「ぐはっっ.........」
「うそうそ!!」
「ありがとうございます....」
「お腹すいたからご飯食べない?」
「いいですね!」
「あそこのお店にしない!」
「はい!!!!」
そこは、見た目がとてもおしゃれで、決して子供が入れるようなところではなかった。一つ一つのお値段がとんでもなく高く、ミラノ風グラタン.......ケイゼリアかよ....ケイゼリアにあるようなものが沢山ある、なのにケイゼリアより値段は5倍ぐらいある....
「美味しそうだね」
「ですね!!!」
もちろん姫莉さんの前で高いとか、カッコ悪いことは言えない。
「いらっしゃいませー!ご注文は?」
「えーっと俺はこれください」
「私はこれで」
「はい!!!了解です.......」
この声.......どこかで聞いたことあるような?ないような?
「隆?」
「へっ........えっ、ちょっ.....おまっ.....連じゃん!!!!!!!!!」
「えっ、連君?」
「姫莉さんも!!!」
「連、久しぶり!」
「うん!」
連がいた....連は高校1年生から仲が良く、あの事件にもとても関与していた、大学生になってからはバラバラになり、久しぶりに今日であった。
「てか?隆と姫莉さんって........まさか?」
「そのまさかのまさかだよ!」
「夫婦????????????」
「ぶはっっっっっっっっっっ」
「うわっっっっっ」
「連君.....まだ、違うよ〜」
「ぶはっっっっっっっっっっっっっ、えっまだ?ってことは?」
「あわわわわわわわわわわわわわ、あっえーっと」
「2人とも落ち着いて」
「連が慌てさせたんだろ」
「そうでしょ!」
「すいません」
口に含んでた水全部吹き出したじゃねええかよ!
俺と姫莉さんが夫婦なんて......有り得ないじゃないか........でも姫莉さん......まだって言ってたから....もしかしたら.......
うわああああああああああああ考えるだけで恥ずかしい。
「そんなことより料理!!」
「あっ忘れてた、少々お待ちください!テヘ」
なにが、てへだよ!気持ち悪いな〜連ってこんなやつだっけ?
「はぁ、びっくりしたね?」
「はい.....」
「なんか懐かしいね」
「そうですね!」
「これで全員と会えたじゃん」
「確かに、そうですね!」
そっかーこれで全員に出逢えたのか?
いや会えてない.......
「椛さん......忘れてない?」
「あの子はいいよ......」
椛さんの名前を出した時、姫莉さんの表情が一瞬怖ばって見えた。
「なんでですか?」
「なんでも!!!!」
膨れてる姫莉さんも可愛いすぎ
「イチャイチャしてるところおまたせしました!」
「やかましいわ」
「はいどーぞ」
「どうも!」
「ごゆっくりどうぞ!」
うひょおおおおおおおおお、これ絶対美味しいよ。なんだよこれ、さっきケイゼリアと比べたのがとても申し訳なく感じます。
「美味しそうだね!」
「はい!!」
「いただきます!!!!」
「いただきます!!!!!!」
はぁ〜美味しい、なんだこの味は、初めてこんな美味しいもの食べたかもしれない...お母さんごめんなさい、こっちの方が美味しいです。
「美味しいね」
「美味しすぎますよ」
「よかった!!」
「いたんだ.......」
「いたよ?」
どんだけ俺たちに付き纏いたいんだよ。
姫莉さん困るようなことは絶対するなよ!
「姫莉さんって隆のどこが好きなんですか?」
「おらああああああああああああああああああああ」
「痛っ......なんだよ〜」
「静かにご飯は食べるもの!てへ?」
「はいはい、これ以上邪魔しません」
つい、殴っちゃったじゃん、そういうことは聞いちゃダメだろ〜常識がなってないやつだな。
「ごちそうさまでした!!!!!!!!」
「ごちそうさまでした!!!!!!!!」
あー美味しかった。
満足満足!!!!