Shining on laurels   作:零式.

1 / 1
初投稿なので誤字、又は変な表現があるかもしれませんがご了承ください…
自分のペースでですが、しっかりと投稿していきたいと思うのでよろしくお願いします。


〜プロローグ〜

蝉の鳴き声が鳴り響く中、体育館からは、ボールが地面と衝突する音と独特なスキール音が聞こえてくる。

「懐かしい…」と俺は体を宙に浮かせながら呟く。

 

ん?

いや…おかしいだろ???

なんで俺浮いてるの?なんか身体も透けてるし…

「まぁ、いいか。」

とりあえず体育館の中で行われているだろうバスケが気になるので、中に入るとしよう。

ドアに近づき開けようとする。

しかし、ドアには触れることができず通り抜けてしまう。

 

俺、本当にどうしたんだろ?

これは夢なんだろうか…

そんなことを思いつつ、俺は、ドアを通り抜けて中に入って行く。

中に入ると、丁度ゼッケンを付けているチームの子がスティールしたところだった。

どうやら、ゼッケン有りと無しのチームで試合形式で練習しているようだ。

 

スティールした子はそのままドリブルして行く。

すでに相手チームの子が2人ディフェンスに戻っており、1対2の状態になっている。

スティールした子はそのまま突っ込んでいき、レイアップを打つ体制に入る。

ディフェンスに戻っていた2人は、ブロックするためにジャンプする。

完璧なタイミングでのジャンプだったため、ブロックされるかと思われたが、スティールした子は一度ボールを下げた。

そして、2人を通り抜けレイアップを決めた。

《ダブルクラッチ》と呼ばれるプレイだ。

 

「2人でも俺を止められないのか??これだから身長だけの下手くそは…」とスティールした子は言い放った。

なんだこのうざい奴は、と思ったが、俺はそれがすぐに誰かわかった。

 

こいつは…中学の時の俺か…?

しっかりと顔を見てみると、その疑問は確信に変わった。

中学の時だから、20年くらい前のことだろう。

中学校の時の俺はすごく調子に乗っていた。

県の選抜に選ばれて、地区では敵なしで、とにかくものすごく調子に乗っていた。

しかし、今見てみると。

「(相当ひどいな…)」と思った。

超うざいわー俺、調子乗りすぎだろ。

そんなふうに思っていると突然風景が変わった。

 

その風景には見覚えがあった。

ここは…俺の通ってた高校か?

今度目に入るのは、高校時代の俺の姿だった。

高校でもチームで一番上手く、自分勝手なプレイばかりしていた。

まるで自分が《王様》の様にプレイしていた。

自分の姿にイライラしながら見ていると、また、風景が変わった。

今度は、思い出したくない最悪な記憶だ…

 

俺が高校3年生の夏、最後の大会。

県予選の準々決勝。

県のベスト4を決める試合。

俺は相手チームに手を出してしまい、退場させられた。

IH出場はほとんど確定していると言われていた俺らの代で、県大会ベスト8という結果で終わってしまった。

他の部員たちは、みんな揃って俺に責任を押し付けた。

大学からの推薦を取り消され、親との関係も悪くなってしまっていた。

俺は、自分のせいで、自分の将来を潰してしまったのだ。

栄冠を手にできたかもしれなかった将来を…

 

 

 

そして、風景が切り替わり、車が全速でこちらに向かってくる。

 

「(あぁ、今のは走馬灯か…)」

そう考えた次の瞬間俺は車に跳ねられた。

 

 

薄れゆく記憶の中声が聞こえてくる。

「やり直したいか?」

俺は迷わずYESと答える。

 

「やり直しお前は栄冠を掴むことができるか?」

俺は迷わずにYESと答える。

 

「なら見せてもらおう。お前の新たなるストーリーを…」

俺は完全に意識を手放した。

 

 

 

 

次に意識が戻った時は、見覚えのある天井が目に入ってきた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。