機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 死花   作:@A_K_0089SDM

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一悶着あったが何とか港へと到着した黒鐡達、しかしその一悶着がギャラルホルンに通達されないわけがなく........


[5話]地獄の大公爵

「着いたぞ」

 

やっと着いた、これが港....まあサリエルのデータからしか見た事ないけど船が止まってる、あと宇宙に上がる用のカタパルトも

 

「で、宇宙船みたいなのがあるんじゃないの?」

「あるわよ、えーと....あ、あれね」

 

うわデカい、何だこれ

 

「えへへー、いいでしょー、これ私の船なのー」

「What's!?」

 

嘘だろ!?

 

「名前は有名な船からとってるの」

「何?」

「イサリビ」

「イサリビ....」

 

それって確か......その時だった

 

『所属不明のガンダムフレームを持っているものに次ぐ!貴様らの船は完全に包囲している!宇宙へと飛びたければ出てこい!』

 

聞く限り堅物な男の声だ、しかも包囲だって?

 

「あー!私の船!」

 

あ、確かに包囲されてる、しかもギャラルホルンのMSだあれ

 

『いるのは分かっている!速やかに出てこい!』

 

あれは従った方がいいっぽいな、そう考えているとモニカに服を引っ張られる

 

「ん?どうしたモニカ」

「....行くの?」

「行くしかないさ、あの船がないと宇宙へ向かえないし、それにアイツが発狂しかけてるしな」

「......気おつけて、呑み飲まれちゃダメ」

「え、あ、ああ、分かった」

 

モニカの頭を撫でる、猫みたいだな

サリエルに乗り込んで阿頼耶識を繋げる、あの男のMSに近づく前に少し調べる

 

「サリエル、前回のガンダムフレームとの戦闘時、意識を失った原因は?」

 

出てきたのは一つのプログラムだった

 

「これを意識を失わずに使う方法は.....」

 

該当無しって、でも行かなきゃ宇宙へは....仕方ない

 

「行くぞ、サリエル」

 

────────

 

「隊長!エイハブ・リアクターの反応確認しました!ガンダムフレームタイプと思われます!」

 

来たか、報告と同時に現れたその機体は我々の機体と違った、天使だと思えた、が、気を抜くわけにはいかん

 

「貴殿か、ギャラルホルンのMSを破壊するガンダムフレームの持ち主は!」

「そうだ」

 

ふむ、声を聞くにまだ幼い....17かそこら辺か...

 

「我が名はアルトロン・ガンディー!機体の名はグシオン!ガンダムフレームタイプ11機目の機体である!」

「名前は黒鐡!機体の名はサリエル!ガンダムフレームタイプ74機目の機体だ!」

 

74?74だと!?そんな馬鹿な、ガンダムフレームは全部で72機だったはず!?......まあいい

 

「私は任を受けている、貴殿を葬り機体を持ってこいと、貴殿らが宇宙へと上がらぬよう、船を破壊しろと!」

「........」

「しかしそれは私の流儀に反する!よって決闘を申し込む!」

 

古い手だ、昔、300年前の厄災戦で行われていたものだ、受ける者などいないだろう

 

「分かった、受けて立つ!」

「.....感謝!」

 

驚いた、まさか受けて立つとは....これほど嬉しいことは無い

 

「子供だからといって容赦はせんぞ!」

「子供だからって甘く見てると死ぬぞ!」

 

グシオンの持っていた鉄筋を真上に投げる、落ちた時が合図だ、それは向こうも分かっていた.......

鉄筋が落ちた、両機が戦闘を開始した

 

「はぁぁぁぁぁ!!」

 

グシオンの斧を振りかぶる、反応出来ないと油断していた、受け止めたのだ、まさか

 

「貴殿!まさか阿頼耶識か!?」

「っ!という事はアンタも!?」

 

まさか驚いた、私以外に阿頼耶識を使っている者が...いや、元よりガンダムフレームとは阿頼耶識を使うものだったな

 

「なら尚更容赦は出来ん!」

「こっちのセリフだ!」

 

斧を振るうがバスターソードで弾き返される、しかしパワーならこちらが上のはず!バスターソードを弾き飛ばす、しかしこちらの斧も弾かれる、格闘戦の始まりだ、蹴りを入れるが避けられる、しかしこちらも負けてはいない、右手で殴ってくるのを受け流しぶつかる、そして取っ組み合いになった

 

「貴殿やるな!」

「そっちこそ!」

 

動かない、グシオンのパワーを持ってしても動かないのだ、フレーム特有の音が鳴り響く、頭と頭がぶつかる、しかしどちらも微動だにしない

この戦闘が永遠に続くと思われた、が、状況は一変する

 

「む?」

取っ組み合いから両機ともが距離をとった瞬間、あちらの機体の動きが止まった

 

「どうした!まさか整備不良ではあるまいな!」

 

..........返事は帰ってこない、瞬間ありえない速度で背後へと回り込んできた

 

「なっ!?」

 

持っていたシールドで受け止める、反動が大きい、ふと敵機の右手を見る、弾いたはずのバスターソードが握られていた

 

「馬鹿な!?」

 

こちらを待たず容赦なく攻撃は続く、全て受け流しているが早すぎる、幾つか直撃している、ふと気づいた

 

「な、赤くなっているだと!?」

 

赤と言うよりはどす黒い赤と言った方が正解か、ツインアイは元より緑だったはず、それに機体に刻まれたギャラルホルン特有のマーク、青色から変わっていた

「くっ!グシオン!リミッターを外してやる!力を貸せ!」

 

悪魔との契約のようだ、だがなりふり構ってられない、目から血が流れるのが分かる、代償、という訳か

 

「これでどうだ!」

 

一撃を一撃で返す、衝撃波が生まれ両機が硬直する、いける!だが

 

「なっ!?」

 

グシオンが吹き飛ぶ、あの一瞬で蹴りを入れられたのだバスターソードを右手に持ち突っ込んでくる、上なのか、あの機体の方が、あちらの阿頼耶識の方が、足りないのか、贄が




さーて、5話目です、いやー、以外と書けるものですね。で、やっと出てきた皆さん知っているであろうグシオン!形が変わっているとはいえやっぱわかんないですよね、そこがモデラーとしては辛いところです。

さて今回は堅気なパイロット、アルトロン・ガンディーさんの視点なわけですが、次回はモニカ達の視点での物語です!

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