機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 死花 作:@A_K_0089SDM
「着いたぞ」
やっと着いた、これが港....まあサリエルのデータからしか見た事ないけど船が止まってる、あと宇宙に上がる用のカタパルトも
「で、宇宙船みたいなのがあるんじゃないの?」
「あるわよ、えーと....あ、あれね」
うわデカい、何だこれ
「えへへー、いいでしょー、これ私の船なのー」
「What's!?」
嘘だろ!?
「名前は有名な船からとってるの」
「何?」
「イサリビ」
「イサリビ....」
それって確か......その時だった
『所属不明のガンダムフレームを持っているものに次ぐ!貴様らの船は完全に包囲している!宇宙へと飛びたければ出てこい!』
聞く限り堅物な男の声だ、しかも包囲だって?
「あー!私の船!」
あ、確かに包囲されてる、しかもギャラルホルンのMSだあれ
『いるのは分かっている!速やかに出てこい!』
あれは従った方がいいっぽいな、そう考えているとモニカに服を引っ張られる
「ん?どうしたモニカ」
「....行くの?」
「行くしかないさ、あの船がないと宇宙へ向かえないし、それにアイツが発狂しかけてるしな」
「......気おつけて、呑み飲まれちゃダメ」
「え、あ、ああ、分かった」
モニカの頭を撫でる、猫みたいだな
サリエルに乗り込んで阿頼耶識を繋げる、あの男のMSに近づく前に少し調べる
「サリエル、前回のガンダムフレームとの戦闘時、意識を失った原因は?」
出てきたのは一つのプログラムだった
「これを意識を失わずに使う方法は.....」
該当無しって、でも行かなきゃ宇宙へは....仕方ない
「行くぞ、サリエル」
────────
「隊長!エイハブ・リアクターの反応確認しました!ガンダムフレームタイプと思われます!」
来たか、報告と同時に現れたその機体は我々の機体と違った、天使だと思えた、が、気を抜くわけにはいかん
「貴殿か、ギャラルホルンのMSを破壊するガンダムフレームの持ち主は!」
「そうだ」
ふむ、声を聞くにまだ幼い....17かそこら辺か...
「我が名はアルトロン・ガンディー!機体の名はグシオン!ガンダムフレームタイプ11機目の機体である!」
「名前は黒鐡!機体の名はサリエル!ガンダムフレームタイプ74機目の機体だ!」
74?74だと!?そんな馬鹿な、ガンダムフレームは全部で72機だったはず!?......まあいい
「私は任を受けている、貴殿を葬り機体を持ってこいと、貴殿らが宇宙へと上がらぬよう、船を破壊しろと!」
「........」
「しかしそれは私の流儀に反する!よって決闘を申し込む!」
古い手だ、昔、300年前の厄災戦で行われていたものだ、受ける者などいないだろう
「分かった、受けて立つ!」
「.....感謝!」
驚いた、まさか受けて立つとは....これほど嬉しいことは無い
「子供だからといって容赦はせんぞ!」
「子供だからって甘く見てると死ぬぞ!」
グシオンの持っていた鉄筋を真上に投げる、落ちた時が合図だ、それは向こうも分かっていた.......
鉄筋が落ちた、両機が戦闘を開始した
「はぁぁぁぁぁ!!」
グシオンの斧を振りかぶる、反応出来ないと油断していた、受け止めたのだ、まさか
「貴殿!まさか阿頼耶識か!?」
「っ!という事はアンタも!?」
まさか驚いた、私以外に阿頼耶識を使っている者が...いや、元よりガンダムフレームとは阿頼耶識を使うものだったな
「なら尚更容赦は出来ん!」
「こっちのセリフだ!」
斧を振るうがバスターソードで弾き返される、しかしパワーならこちらが上のはず!バスターソードを弾き飛ばす、しかしこちらの斧も弾かれる、格闘戦の始まりだ、蹴りを入れるが避けられる、しかしこちらも負けてはいない、右手で殴ってくるのを受け流しぶつかる、そして取っ組み合いになった
「貴殿やるな!」
「そっちこそ!」
動かない、グシオンのパワーを持ってしても動かないのだ、フレーム特有の音が鳴り響く、頭と頭がぶつかる、しかしどちらも微動だにしない
この戦闘が永遠に続くと思われた、が、状況は一変する
「む?」
取っ組み合いから両機ともが距離をとった瞬間、あちらの機体の動きが止まった
「どうした!まさか整備不良ではあるまいな!」
..........返事は帰ってこない、瞬間ありえない速度で背後へと回り込んできた
「なっ!?」
持っていたシールドで受け止める、反動が大きい、ふと敵機の右手を見る、弾いたはずのバスターソードが握られていた
「馬鹿な!?」
こちらを待たず容赦なく攻撃は続く、全て受け流しているが早すぎる、幾つか直撃している、ふと気づいた
「な、赤くなっているだと!?」
赤と言うよりはどす黒い赤と言った方が正解か、ツインアイは元より緑だったはず、それに機体に刻まれたギャラルホルン特有のマーク、青色から変わっていた
「くっ!グシオン!リミッターを外してやる!力を貸せ!」
悪魔との契約のようだ、だがなりふり構ってられない、目から血が流れるのが分かる、代償、という訳か
「これでどうだ!」
一撃を一撃で返す、衝撃波が生まれ両機が硬直する、いける!だが
「なっ!?」
グシオンが吹き飛ぶ、あの一瞬で蹴りを入れられたのだバスターソードを右手に持ち突っ込んでくる、上なのか、あの機体の方が、あちらの阿頼耶識の方が、足りないのか、贄が
さーて、5話目です、いやー、以外と書けるものですね。で、やっと出てきた皆さん知っているであろうグシオン!形が変わっているとはいえやっぱわかんないですよね、そこがモデラーとしては辛いところです。
さて今回は堅気なパイロット、アルトロン・ガンディーさんの視点なわけですが、次回はモニカ達の視点での物語です!
あ、感想は、ご自由に、どうぞ!