機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 死花   作:@A_K_0089SDM

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グシオンとサリエルが戦闘を開始する中見守るカーリー達、しかしその中でモニカだけが異変に気がついていた...


[6話]地獄の大公爵2

「始まったね...」

 

鉄筋が落ちた、凄いスピードでぶつかり合ってる....これがガンダムフレームの、阿頼耶識をつけた人の動き.....

 

「カーリー?」

「な、何マチルダ?」

「どっちが勝つかな?」

「わ、分からない......」

 

勝って欲しい、死んで欲しくない....こんな気持ちになったのは初めて、この気持ちは何?

 

────────

 

「..........」

 

呑み込まれないで、と言ったけど.....駄目そう、あの子が目覚める、死を司る大天使が.....

 

「....ふふっ....」

 

────────

 

「モニカ?」

 

今笑ったような...

 

「か、カーリー、様子おかしくない?」

「え?」

 

マチルダが黒鐡の方を指さしてそう言う、確かに動きも止まってるし、え?止まってる?

 

『どうした!まさか整備不良ではあるまいな!』

 

あのアルトロンとかいう軍人がそう叫ぶ、整備不良な訳が無い、あの機体は昨日も黒鐡が整備していた、だからそんな筈は.....あれ?目の色が消えて段々と赤色になってる?

 

「ねえ、アレヤバいんじゃ」

「そんな事は.....無いはず.....」

 

肩とかにあるマークも段々と赤くなってる、どっちかって言うと黒よりの赤って感じ、すると突然風圧が私達を襲う

 

「きゃぁ!」

「わわわ!!」

「...........」

 

何事と思い正面を見る、ついさっきまで止まってた黒鐡の機体が相手の機体の後ろへと回り込んでいた

 

「嘘何あれ」

 

そのまま追撃を続ける黒鐡、ううん、違う、あれは黒鐡じゃない、あの動きは"機体の意志"だ、何となくだけど分かる、嫌でも分かってしまう、やめて欲しい、やめて、止まって、お願い!

 

────────

 

あーあやっぱり呑まれちゃった、あの子とは大違いだね、でも何か変、動きが違う?.........まさか、ううん、そんな訳ないよね、アレはただ殺すだけの兵器、悪魔の名を冠した者達を狩る天使なのだから

 

────────

 

死ぬのか.......私は......いや、まだだ!私はまだ!

 

「グシオン!要らぬ鎖を外せ!ここで消えたいか!」

 

ああ、これでもう後戻りはできまい、しかし!

 

「ここで終わるわけにはいかん!」

 

グシオンが相手の動きを止めた、だがまだ足りない、またしても吹き飛ばされた

 

「ぐぅぅ!!」

 

まだなのか、それなら!

 

「全て外せグシオン!」

 

全てを、魂を悪魔に売った感覚だ、これなら!

 

「ここで!」

 

今度こそ動きを止める、バスターソードを弾き、取っ組み合いに持ち込む、完全にこちらのペースだ、そのはずだった

 

「捉えた....ぞ...な、何!?」

 

馬鹿な、阿頼耶識のリミッターを完全に解放したのだぞ!?何故、何故その体制で立て直す、何故それほどの力を出せる、ゆっくりと体制を立て直しこちらを見据える、突如警告音が鳴り響く、左手に違和感がある、まさか、左手を見る、肩から引き千切られていたのだ

 

「ば、馬鹿な」

 

右手まで千切られる、そして足まで潰される。圧倒的だった、見事なまでな完敗だ。バスターソードが振り上げられる

 

『諦めるのか貴様!』

 

この声はまさか......

上空から無数の弾丸が打ち出される音が聞こえる、特殊弾も混じっているのがわかる、その特殊弾の正体はスモークだった、するとどうだ、敵機の動きが止まった

 

「無事か?」

「貴殿は.....アーデム卿か」

「全く無様なものだな、各員、グシオンを回収し運べ!」

 

彼の名はアーデム・セイクリッド、ガンダムフレーム35のマルコシアスのパイロットだ、まて、私が回収されれば彼はあの者達を逃がしはしないだろう

 

「ま、まて」

「なんだ?」

「約束がある、私は決闘に負けた、あの者達を追わないで欲しい」

「......了解した、全員聞こえたな!」

 

返事をする声が聞こえる、同時にグシオンが回収される、情けない

 

「アーデム卿、かたじけない」

 

礼を言う....?返信が帰ってこない?すると回収機の速度が上がっていくのがわかる

 

「ど、どうしたのだ!?」

「緊急離脱します!」

「何故だ!?アーデム卿がまだ!」

「映像出ます!」

 

回収機のパイロットが見せた映像は残酷なものであった、敵機の右手がアーデム卿の搭乗していた機体のコックピットを貫いていたのだ、そして右手を戻し、地面へと倒れ込んだ所をコックピット周り、エイハブ・リアクターがある位置をバスターソードで破壊しているのが見えた、言葉が出ぬまま場を離脱した

 

────────

 

〔ASW-G-35 マルコシアス 破壊完了、残りASW-G 71〕

 

その声と同時に目が覚める、何があったのかわからず辺りを見回すとグチャグチャになったMSが目の前にあるだけだった

 

「何が.....起きた......」

 

辺りは静まり返っており、そこには悪魔を殺害した天使だけが立っていた




6話目です〜、いやー難しいのなんの、今回は出オチ機体でマルコシアスを出しました、これ書いてる方はどういう展開になるか分かってるんですが見てる側の皆さんにはどう見えてるんですかね?気になります!

さてさて次回はやっと宇宙へ!しかし休む暇もなく戦闘が続きます、そしてガンダムフレームとの戦闘から続き戦闘を行うサリエルは果たして持つのか?それでは!

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