《sideイッセー》
カズマがオメガモンの技であるアルティメットアッパーカットを決めた時、カットの眷属以外はルーチェモンを倒したと思っていた
イッセー「決まったぜ!」
ドライグ【まだだ、相棒。あの天使みたいな奴の力の波動が消えていない。むしろ……】
???「強くなっているな?」
イッセー「誰だ!」
空から声が聞こえたので皆、一斉に空を見上げるとそこには白い鎧と青い翼を身に纏う者がいた
ゼノヴィア「バニシング・ドラゴン!?」
ティア「久しいな、アルビオンよ」
アルビオン【ん?お前はティアマットか?】
ティア「ええ、そうよ」
アルビオン【一瞬、誰だか分からないでいた。何せ、前に会った頃より異常なほど力の質が増しているのだからな】
ティア「それは、私の王のお陰だな」
アルビオン【まさか、お前が誰かの軍門に降る時が来るとは世も末だな】
ティア「ほざけ、神器になんぞに封印された貴様に言われたくはないわ!それに私の王は貴様もよく知っている。この場で力の波動を探ってみるといいわ」ニヤリ
アルビオン【……ッ!?まさか、この力の波動は!】
ドライグ【よう白いの、お前も感じたようだな? 】
アルビオン【赤いの目覚めていたのか?】
ドライグ【ああ。俺も少し前に奴が出す力の波動で無理やり起こされたがな】
アルビオン【なるほど、奴は最初から貴様の側にいたのか、赤いの?】
ドライグ【ああ。かれこれ6年くらいになるか、この俺がまったく奴の力を感じ無いなんてな俺も落ちぶれた者よ】
イッセー「おいおい!三人だけで話して無いで俺たちにも解るように説明してくれよ!」
ドライグ【ああ?それは簡単な話しだ。あの白い鎧の野郎は俺と相反するもの、所謂宿敵って奴だ、相棒。それとオメガモンもだ】
アルビオン【そして我々、二天の龍を過去の戦争で容易く屑って見せたのも、あのオメガモンだ 】
ドライグ【そのオメガモンが相棒の親友で、俺がもってしても奴の力を感知することができなかったということだ】
イッセー「そんな、俺とカズマが宿敵だなんて……」
ドライグ【だが、戦うかは相棒次第だ。俺は相棒に従うだけさ】
イッセー「俺はカズマとは争いたく無い!背中合わせで俺たちの仲間を傷つける奴を倒したい!それが俺の意思だ」
白龍皇「フハハハハ!君は面白いな、俺の宿敵君」
イッセー「お前は誰なんだよ!」
ヴァーリ「ヴァーリ、それが俺の名前だよ。今代の赤龍帝、兵藤一誠君。俺はやることがあるので失礼するよ」
ドライグ【それじゃな、アルビオン】
アルビオン【また会おう、ドライグ】
白い鎧を着た野郎はコカビエルとフリードを担いで何処に行く
◇◆◇
カズマ『ソード・オブ・ルイン!』
グレイソードでルーチェモンに究極乱舞を決めるがルーチェモンは両手に抱えていた大きな球体で究極乱舞を全て受け止めて見せた
カズマ『なに!?』
ルーチェ「Gaaaaaaa!!」
ルーチェモンは一際大きな雄叫びをあげると膨大なパワーを溜め始めた
カズマ『何をする気だ?』
カズマさルーチェモンの行動が理解できないでいた。そこにウォーグレイモンとメタルガルルモンがルーチェモンがやろうとしていることに気付きカズマに伝える
グレイ『カズマ!アイツをあのままにしておくと危ない!』
ガルル『アイツは浄化の光で疑似デジタルワールドごと、皆がいる世界も破壊する気だ ! 』
カズマ『なんだって!?クソ、俺が悠長に相手をしていたからか……。二人とも今すぐにXモードに成れるか?』
グレイ『ごめん……俺たちもそろそろエネルギーが心許ないんだ』
ガルル『良くてオメガブラストが二発撃てるくらいしかない』
カズマ『そんなにか……(クソ!どうする、このままだと皆が……。こんな時に伝説の十闘士が居てくれたら)』
カズマは心の中で願うと神様がカズマに奇跡を与えたのか何処から声が聞こえる
~BGM:FIRE!!~
【選ばれし子供よ、呼んだかい?】
【我々、十闘士の魂を】
カズマ『え?十闘士?』
Eグレイ【私はエンシェントグレイモン】
Eメガテ【同じく、私はエンシェントメガテリウム】
カズマ『なんで、伝説の十闘士の二人が?』
Eグレイ【それはアイツがこの世界にいるからだ】
Eメガテ【アイツを倒すために我々も力を合わせよう】
エンシェントグレイモンとエンシェントメガテリウムがそう話すとカズマの身体からデジヴァイスが出てくる。そして、デジヴァイスから二つの光が飛び出る
カズマ『これは……』
Eグレイ【炎、それは悪を焼きつくすもの】
Eメガテ【氷、それは悪を凍てつくすもの】
二つの光はカズマの後ろで止まる
◇◆◇
《side黒歌》
黒歌たちはカズマのソード・オブ・ルインをルーチェモンが受けとめたことに驚いていた
黒歌「あの乱舞を受け止めるにゃんて……」
白音「それよりも、姉様。兄様たちの動きが鈍くないですか?」
シノン「それはそうよ、全力では無いとはいえ、あんな膨大なエネルギーを何度も放っているんだから」
ユウキ「流石にヤバいとボクでも思うよ……」
白輝「どうするのカズマ?」
カズマの眷属がカズマのことを心配していると
朱乃「ん、んんっ……ここは?」
イッセー「朱乃さん!」
リアス「朱乃!」
なんと、あんなにボロボロだった朱乃が目を覚ましたのである
朱乃「皆さん、今の状況は?」
黒歌「今はカズマがルーチェモンと交戦しているにゃ。オメガモンとしてね」
朱乃「そう……ですか」
朱乃は自分が皆を守り切れなかったことに握り拳を作る
黒歌「朱乃!貴女はカズマの指示を完遂したわ。それを誇りなさい!」
朱乃「ですが……私は」
黒歌「それからカズマからの伝言よ。『よく、皆を死なさずに守り、そして生きていてくれた。ありがとう』だそうよ」
朱乃「カズ……君」ポロポロ
朱乃は黒歌のカズマからの伝言で嬉しさと悔しさの涙をその瞳から流す
朱乃は涙を流し終えると黒歌が造り出した水晶玉に目を向ける。
レオモン「ん?」
ティア「どうかしたのか、バンチョーレオモン?」
ティアはレオモンが何か気づいたと思い質問をする
レオモン「あれは!?奴め、疑似デジタルワールドごと、こっちの世界まで滅ぼす気だ!」
みんな「「「「え!?」」」
匙「ど、どどどどうするよ!?」
ゼノヴィア「クッ!ルーチェモンめ……」
木場「ここまでなのか……」
イッセー「皆!心配すんな、きっとカズマが必ずなんとかしてくれる、だから俺たちはカズマを信じて想い託すだけだ!」
リアス「イッセー……。そう、イッセーの言うとおりだわ。カズマを……伝説の聖騎士オメガモンを信じましょう?」
グレモリー眷属「「「はい!」」」
ソーナ「私たちも彼を信じましょう」
シトリー眷属「「「はい!」」」
グレモリー眷属とシトリー眷属を見て、カズマの眷属である自分たちが自分の王を信じない訳にいかないと黒歌は眷属の仲間たちにカズマを信じてるよう促す
黒歌「私たちもカズマを信じるにゃ!」
白音「はい」
ティア「僧侶兼女王の黒歌が信じるなら我々も信じないとカズマに合わせる顔がないな」
ユウキ「そうだね」
朱乃「そうですわね」
シノン「仕方ないわね」
白輝「シノン。そんなこと言って、本当はカズマのことが凄く心配なんでしょ?」ツンツン
シノン「ばっ!そ、そんなことは無いわよ! !//////」
白輝「赤くなっちゃって~。まっ、私も心配だけど心の底ではカズマを信じてるから」
シノン「白輝、貴女……」
レオモン「俺はカズマの父親として息子を信じるぞ!」
黒歌「皆……」
カズマの眷属全員の心が一つになると眷属たちのデジヴァイスが光出す
黒歌「なんにゃ!?」
白音「眩しい!?」
朱乃「なんですの!?」
シノン「なんなのよ!?」
ユウキ「あわわわわ!?」
ティア「なんだこれは!?」
白輝「なに!?」
レオモン「これは!」
デジヴァイスの光が収まり出すと皆のデジモンとの融合が解け、バンチョーレオモンはレオモンへと退化する。そして皆のデジヴァイスから出た光が飛び出しカズマの元へと向かう
◇◆◇
カズマの後ろにエンシェントグレイモンとエンシェントメガテリウムが待機した後、黒歌たちがいる世界から先ほどと同じ光がやって来て、またカズマの後ろで待機する
カズマ『今度はなんだ?』
Eガルル【我が名はエンシェントガルルモン。そして、光、それは悪を浄化するもの】
Eイリス【同じく、エンシェントイリスモン。風、それは悪を切り裂くもの】
Eビート【同じく、エンシェントビートモン。雷、それは悪を天誅を降すもの】
Eスフィン【同じく、エンシェントスフィンクモン。闇、それは悪を破壊するもの】
Eボルケー【同じく、エンシェントボルケーモン。土、それは悪を粉砕するもの】
Eトロイ【同じく、エンシェントトロイアモン。木、それは悪を撃ち抜くもの】
Eマーメイ【同じく、エンシェントマーメイモン。水、それは悪を呑み込むもの】
Eワイズ【同じく、エンシェントワイズモン。鋼、それは悪を知るもの】
やがて、十個の光の玉となりカズマの後ろで光りを増す
十闘士【我等、十闘士の力を汝に合わせよう!】
十闘士がそう宣言するとカズマの身体が虹色に光出す
カズマ『おいおい。十闘士が居ればとは思ったが本当に居るとはな』
ルーチェ「GRAAAAGA!」
ルーチェモンもまさか伝説の十闘士がこの世界にいることに動揺を隠せずに少し後退る
カズマ『この力なら行ける。皆、この一撃に全てを賭けるぞ!』
グレイ・ガルル『おう!』
十闘士【おう!】
カズマ『これでも喰らえ、エンシェントオメガソード!!』
カズマはガルルキャノンを後方に撃ち、ルーチェモンに突進する。そして、そのままグレイソードをルーチェモンに突き立てる。またルーチェモンに突き立てる時のグレイソードに虹色のオーラが纏いグレイソードに書かれている文字が虹色に輝く
ルーチェ「Giaaaaa!?」
ルーチェモンはグレイソードに纏わりつく虹色の光に苦しんでいるようだ
カズマ『ウオオオオオ!!』
ルーチェモンに突き立てたグレイソードを更に押し込み、そのまま横に凪ぎ払う
ルーチェモン「おのれぇぇぇぇぇ人間!貴様だけでも道ずれにしてくれる!」
ルーチェモンは最後の悪足掻きに自身の命と引き換えに今まで溜めていた浄化の光を解き放った
カズマ『アイツ、やりやがった!クソ!』
カズマは急いでデジタルゲートに向かうが……
カズマ「なっ!?」
コロモン「ごめん、カズマ……」
ツノモン「もう力がでないや……」
ウォーグレイモンとメタルガルルモンはエネルギーが尽きたのかオメガモンとしての融合が解け。二人はコロモンとツノモンに退化してしまった
カズマ「そうか……。もう間に合わないから言わせてくれ。俺はお前たちに出会えて本当によかったよ。ありがとう」
コロモン「カズマ……。僕こそ、カズマのパートナーデジモンになれて嬉しかったよ」
ツノモン「俺もカズマとアグモンと冒険が出来て楽しかったよ」
三人「「「ありがとう」」」
三人がそれぞれの思いを伝えると三人の身体は白い光に呑み込まれていった
◇◆◇
皆はカズマの眷属である八人のデジヴァイスから光がカズマの居るところに向かった後、カズマに十闘士が味方についたことに驚いていた
レオモン「あれは、伝説の十闘士!」
リアス「十闘士?」
レオモン「ああ、かつてデジタルワールドでルーチェモンが悪事を働いた時にそれを終わらせたのが、伝説の十闘士だ」
十闘士の力がカズマに宿りルーチェモンを倒すと皆は歓喜した
イッセー「よっしゃ!決まったぜ」
リアス「そうね。伝説の十闘士の力とあの伝説の聖騎士オメガモンの攻撃を受けたんだもの!」
木場「これで終わるはず」
子猫「そうであってほしいです」
しかし……
レオモン「アイツ、自分の命と道ずれにカズマと疑似デジタルワールドを消滅させる気だ !」
アーシア「そんな……」
黒歌「カズマァァァァ!!」
黒歌がカズマのことを呼び叫ぶがルーチェモンの浄化の光はカズマを呑み込み、デジタルゲートを閉じる
ユウキ「そ、そんな……」
シノン「デジタルゲートが……」
ティア「閉じた……」
白音「兄様……」ポロポロ
白輝「クッ……」
レオモン「……」
カズマの眷属たちはデジタルゲートが閉じたことに信じられないでいた
黒歌「そんなの嘘よ……。だってカズマはあの伝説の聖騎士オメガモンなのよ……。こんなので死ぬはずがない!」ポロポロ
白音「姉様」
黒歌「こんなので貴方とお別れなんて嫌にゃ !だから帰ってきてよ!私の……皆が居るところに帰ってきてよ、カズマ!」ポロポロ
今度は黒歌の願いを神様は感じたのか奇跡を起こした。
そしてカズマが開けたデジタルゲートの場所が輝き出す。
黒歌「え?カズマ……」
~BGM:Brave Herat verオルゴール~
光が止むとそこには誰も知らないデジモンとそのデジモンに抱えてられて気を失っているカズマとコロモン、ツノモンがいた
黒歌「カズマ、カズマ、カズマァァァァ!!」
黒歌はカズマが生きていたことに歓喜して三人を抱えているデジモンに向かって走りだす
黒歌「よかった、よかったよ……カズマ 」ポロポロ
白音「兄様」ポロポロ
レオモン「ありがとう、息子とそのパートナーを助けてもらって。すまないが貴方の名前を聞きたい」
スサノオ「俺の名はスサノオモン。伝説の十闘士が全て融合した姿だ」
レオモン「スサノオモン……」
スサノオ「彼等には感謝の言葉を伝えてくれルーチェモンを倒してくれてありがとう」
レオモン「わかった」
スサノオ「では、俺は行くよ。さらばだ」
スサノオモンはそう言い残し光となって消えた。
こうして聖剣、コカビエル、ルーチェモンによる騒動は幕を閉じた