東方紅ノ掌(とうほうくれないのたなごころ)~家族にレミリアなりの贈り物~ 作:プレインズウォーカー
着眼点はどうなるかな?
レミリア「咲夜とパチェ、小悪魔に美鈴、フラン・・・紅魔館に住むものは皆家族よ・・・。」
紅魔館の主、レミリア・スカーレットは自分の部屋で暇同然の雲を眺めていた、雲の中には太陽もあり。
レミリア「太陽ね、私やフラン吸血鬼にとって太陽は天敵同然、逆に向日葵畑にいる幽香にとっては、知られざる楽園同然ね、あ~~花娘様がうらやましいわ。」
レミリアは少しだけつぶやいていた。
吸血鬼にとって太陽は最大の天敵、館から日傘なしで出たらディ、カドルトに失敗して灰になったも同然だ。
ディ、カドルトについて少し補足しておこう・・・。
この2文字と4文字の呪文は外の世界では復活を意味する呪文だ、だが成功するかどうかはかけるものの信心しだいで失敗したら灰になってしまうのだ、確実な成功には神に祈りを捧げる呪文の詠唱だが望みどおりにでるとは限らないし、経験と言う代償が必要になってくる、補足を終えよう。
レミリア「紅魔館の皆にはいつもお世話になっているわ、フランとははっちゃけたり、美鈴は仕事キッチリ!にフランの遊び相手、子悪魔はパチェの手足、パチェはいい本を退屈しのぎで読んでくれるし、咲夜は紅茶を入れてくれるし・・・。
主の私がいつまでもこのままでいていいのかしら? 感謝の印を見せないと主失格ね・・・。」
今の自分がいるのは皆のおかげよ・・・何か感謝の印を見せたいけど・・・パーティーを開くのはワンパターンよね・・・。
レミリアは家族思いが強く、家族をバカにするものは仏の顔は三度までの大激怒を下す、吸血鬼に仏はあわないんじゃって考えは置いておこう。
贈り物を何かしたいわね、紅魔館の家族に・・・。
レミリア「こういったものはパチェが相談相手だけど、パチェの手は借りないでおこうかしら。
パチェに頼んだら、『いちいち私に頼らないで、私は読書に嗜んでいたいのよ。』って言われるのがオチだわ。」
~同じ頃図書館パチュリーがいる場所で~
パチュリー「フィックション!!
誰か私の噂をしているのかしら・・・。」
パチュリーはくしゃみをしたのと同時に中にいた子悪魔はがく!!ってしりもちをつく。
おいおい、それはふぇっくしょいだぞ・・・。
小悪魔「パチュリー様、今のは何ですか?
嘘か真かはファクトオアフィクションですよ。」
パチュリー「ただくしゃみが出ただけよ、それと変な文字遊びはやめなさい、悪い癖がついて仕事にならなくなるわよ。」
文字遊び、これは笑いにもなれば薬にもなれば毒にもなる。
おおっとおふざけはこの辺で・・・。
小悪魔「わかりました、パチュリー様。
何か必要な事があったらお声をかけてくださいね、私はパチュリー様の忠実な僕ですから。」
パチュリー「はいはい、わかっているわよ。」
子悪魔は仕事に戻り、パチュリーは本で何かを調べている。
図書館の中ではこの2人はこれが日常茶飯事だ。
~レミリアの部屋~
レミリア「よし、贈り物をしましょうか・・・感謝の意味をこめて。」
家族に贈り物をしようと考えるレミリアだが・・・悩む。
そもそもそれぞれが好きな物を贈ればいいのかしらね、この場合は。
パチェは本で咲夜はワイン、美鈴は労いとつりあうものがいいわよ・・・ね?
子悪魔は白紙の日記と筆記物、フランは・・・長く閉じ込めていた罪悪感があるわ、私の贈り物を快く受け取ってくれるのかしら、我が妹は・・・。
受け入れられなかった後を考えるのが怖いわ・・・う~~~ん。
レミリアはフランを長く牢屋に閉じ込めていた、能力が恐ろしいものであったため。
今はお互い和解したが、恐ろしい能力を野放しにしていたら四季裁判長の長いお説教で足がしびれるのは容易な想像がつく、同じ白黒でも上には上がいるのだ。
レミリア「紅茶もいいけど、和の飲み物もいいわよね・・・。
そうだわ、和の飲み物を飲むついでに私の相談にのってもらおうかしらね・・・。」
うふふふふ・・・。
レミリアは日傘を差して外に出かけるのであった、それと同時に・・・刹那!!
咲夜「レミリアお嬢様、どこへおでかけになられるのです?
私もお供いたします。」
レミリア「いつも一緒じゃ気まずいわよ、私一人で行けるから・・・。
咲夜、あなたはいつもどおりにしていなさい。
いい?これは【命令】よ?」
咲夜「気をつけていってらっしゃいませ、レミリアお嬢様。」
レミリア《ふ~危ない、危ない、こうでもしないと咲夜はついていこうとするから。》
とことことことこてこてこてこ・・・。
~紅魔館の外(レミリアお嬢様日傘をさして外出中)~
美鈴「レミリアお嬢様、おでかけですか?」
レミリア「ええ、そうよ。留守をお願いね・・・。」
美鈴「分かりました、お気をつけてください。」
レミリア「それと、もう一つ頼みごとをお願いするわ。」
美鈴「頼みごとですか?」
レミリア「そうよ・・・(ごにょごにょごにょ)」
美鈴「そういうことですね、わかりました。」
レミリアは門番にあることを頼んで館を後にして博麗神社に向かうのであった。
美鈴はレミリアお嬢様と何を話していたのかしら?少し疑心暗鬼な咲夜であった。
咲夜さんはレミリアお嬢様の休暇という命令がなければ休もうとしないのは私だけでしょうかね?