東方紅ノ掌(とうほうくれないのたなごころ)~家族にレミリアなりの贈り物~   作:プレインズウォーカー

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レミリアは博麗神社に向かう、気になる咲夜は追いかけようとするが明鈴に待ったをかけられる、そこに魔理沙がやってきて本を返しに来るのであった。


2槍:どういう風の吹き回し?神社はお悩み相談じゃないのよ?

~紅魔館(門番とレミリアお嬢様お話中)~

 

レミリアと美鈴は悪魔の談合(?)のように小声で耳元でごにょごにょ話す。

 

美鈴「レミリアお嬢様、頼みごとというのは?

従者である私に遠慮なくおっしゃってください・・・。」

レミリア「そう改まる必要はないわよ、明鈴。

頼みごとというのはね・・・咲夜を館の仕事に集中させてほしいのよ。」

美鈴「レミリアお嬢様、それは足止めという形で受け取ってよろしいのでしょうか?」

レミリア「理解が早くて助かるわ、優しくする事が逆にいけないこともあるのよ・・・。」

美鈴(心中:なるほど、これは成長というわけですね・・・。)

「ですが、レミリアお嬢様。

その考えが裏目に出てしまうこともあると思いますよ?」

レミリア「それはないわよ、美鈴。

それじゃ、行ってくるわよ・・・。留守番を頼むわよ。」

美鈴「気をつけていってらっしゃいませ、レミリアお嬢様・・・。」

 

 

日傘を持ったレミリアを見送る明鈴。

 

美鈴「さてと、一仕事しましょうかね・・・。」

 

 

一方咲夜は明鈴とレミリアの会話を盗み聞きをしようと思ったが、小声は悪魔の談合のように小さく囁くもので聞くことが出来なかった。

 

 

レミリアお嬢様は一体何をお考えになっておられるのか?

日傘を持つのは私の役目・・・。

私はメイド失格なのか?

井戸に落ちたダメダメ同然のダメイドなのか?

私は無価値な者なのか?

 

そういった考えが咲夜の頭の中によぎる。

 

 

咲夜はナイフを構えて美鈴のところを突破しようとするが・・・。

 

美鈴「どこへ行こうとするんですか、咲夜さん?

仕事に戻ってください。」

咲夜「私はレミリアお嬢様が心配なのよ、私はレミリアお嬢様の隣にいないと・・・。」

美鈴「はい、そうですかって言われて行かせませんよ?

レミリアお嬢様のご命令ですから。

お気持ちはわからなくはありませんが、それはそれです!!」

 

美鈴は断固として咲夜を行かせようとしない、門番には門番の役割があるからだ。

 

え?撃破されては右から左で意味ないじゃん!?

まあ、それは言わないでほしい。

 

 

咲夜と美鈴の話はどちらも一方通行でかみ合わない。

 

 

そこに白黒の金髪が下りてきた、魔理沙だ。

 

魔理沙「お~~~い、門番さんにメイドさ~~~ん・・・。

門の前に誰かいること忘れていないかのぜ?」

 

門番とメイドははしたないけんか(?)を魔理沙の声が聞こえたためぴたりとやめる。

 

咲夜「魔理沙、一体何の用よ?」

美鈴「パチュリー様の本に関することでしたら、お引き取りを願いますよ、私の気の変わらないうちに・・・。」

 

魔理沙「警戒心が表に出てるぜ、お二人さん。

私はパチュリーに本を返しに来たんだが?」

 

え?

・・・・・・・茫然自失寸前・・大げさかな。

 

咲夜「今なんていったのかしら?

どういう風の吹き回し?

返答しだいでは私のナイフがのどに致命的な一押しになるわよ?」

 

咲夜は信じられないと言う態度と言わんばかりに警戒心むき出しにナイフを握っている。

 

魔理沙「少し落ち着け、この魔理沙さんは嘘はつかないのぜ?」

咲夜「パチュリー様の書斎を荒らしてばかりで信用って無理な話だと思うけど?」

美鈴「咲夜さん、私は信用していいと思います。」

咲夜「美鈴!?」

 

憤りが隠せない咲夜だが、美鈴は続ける。

 

美鈴「それとこのまま醜いのを晒していいんでしょうかね、咲夜さん?

レミリアお嬢様は苦渋に満ちた咲夜さんの姿を見たいとは思っていませんよ。」

 

咲夜は明鈴に言われた事で我を取り戻す。

 

咲夜「そうね、苦渋に満ちた表情で動く私はお望みではないわね、レミリアお嬢様は・・・。いいわ、館の中を案内するわ魔理沙。

ただし・・・。」

 

魔理沙「少しでも心変わりするような行動をとったら致命的な一押しだけではすまないだろ?」

 

咲夜「わかっていればいいのよ、美鈴、門番の方をお願いね。」

 

明鈴「わかりました、咲夜さん・・・。」

 

咲夜が話そうとすることを先読みするかのように話す魔理沙、魔理沙さんが来て助かったな、内心思う美鈴であった。

 

美鈴「さて、仕事に戻りますかね・・・。」

 

 

~一方博麗神社~

 

霊夢「洋菓子ありがとね、アリス。

お茶のあとの洋菓子はたまにはいいわね・・・。」

アリス「うふふ、どういたしまして。霊夢。」

 

霊夢はアリスと一緒にお茶を楽しんでいた。

 

レミリア「到着と・・・。」

 

お茶を楽しむ2人の前に日傘をさしたレミリアは到着した。

これにていっけん到着、それは違うよ落着だよ、おふざけはこの辺で・・・。

 

霊夢「レミリアじゃないのよ、一体何しにきたのかしら?」

レミリア「霊夢が入れるお茶を飲みたくてここに来たのよ、それと相談に乗ってくれるかしら?

まさかとは思うけどアリスが作った洋菓子をこれは私の物だから食べちゃダメ~~ってお子様のような事はしないわよね?

博麗神社の巫女たるものが?」

 

レミリアは挑戦的で意地悪な口調で霊夢に話すのであった。

 

 

霊夢はあきれがおで・・・。

霊夢「あのね~レミリア、神社はお悩み相談じゃないのよ?

パチュリーも図書館はお悩み相談所じゃないわよって言うと思うわ。」

レミリア「パチェならそういうでしょうね、うふふ・・・。」

 

返す気力がないわ・・・。

でも・・・。

 

ふふふ・・・ふふ・・・。

 

アリスあなた何腹を抱えているのよ・・・。

 

アリス「はあはあはあ・・・。

パチュリーならそういうでしょうね。」

 

アリスはパチュリーならレミリアに向かって言う事が容易な想像がついたため腹筋崩壊だった。

 

アリス「それはさておき、霊夢、レミリアの相談に乗ってあげたら?

レミリアにはレミリアの考えがあっての事よ。」

 

霊夢「わかったわ、お話を伺いましょうか。レミリア?」

 

霊夢はレミリアの話に耳を貸すのであった。




泥棒じゃない魔理沙は魔理沙じゃないって思う人は少なくないと思いますね。


致命的な一押しの補足

初登場は霊気紛争で黒1マナで紛争条件を達成していると破壊できるクリーチャーの幅(コスト)が違ってきます。

紛争の条件は自分がコントロールするパーマネントが戦場を離れるだけ、影響は計り知れません。
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