東方紅ノ掌(とうほうくれないのたなごころ)~家族にレミリアなりの贈り物~ 作:プレインズウォーカー
~博麗神社~
レミリア「私は紅魔館の家族に贈り物をしたいのよ、霊夢。」
霊夢「わざわざそれだけのために?
それくらい自分で考えなさいよ、紅魔館の主でしょ、レミリアは?」
レミリア「自分で考えろってそれはないんじゃな~~~い?
幻想郷は信心で支えられているんでしょう、もし、この場に文がいたらどうなるのかしらね?
信心が少なくなったら紫に怒られるわよ?」
霊夢「ずいぶん挑戦的な言い方に聞こえるんだけど・・・?」
霊夢はぶちぶちぷっちんぶちぶちぷっちんって頭が熱くなりかけていた、それを見てアリスがやれやれ・・・って霊夢をなだめる。
アリス「霊夢、少し落ち着きなさいよ。
レミリアの悩みはちゃんと聞いてあげたほうがいいわよ?
妖怪と人との間の架け橋なのよ、あなたは。」
霊夢「めんどくさいわね・・・。」
霊夢は右手で頭をカリカリ少しめんどくさがるが・・・。
アリスの言う事はもっともだ。
霊夢「わかったわ、レミリア。
話は聞いてあげるけど・・・家族に渡した後の事をよく考えなさいよ?」
レミリア「渡した後の事?」
アリス「霊夢の言う家族は紅魔館の中でいいのよね、渡した後の事はそれに生じる責任をきちんと考えなさいって事かしら?霊夢?」
霊夢「アリス、勝手に仕切らないでよ、大方アリスの言う通りよ・・・。」
アリス「はいはい、ごめんなさい。話を続けましょうか。」
は~アリス・・・堂々としててあんたには怒る気がしないわ、内心思う霊夢であった。
レミリアは霊夢が入れたお茶を飲んでのどの渇きを癒す。
霊夢「レミリアは何を贈り物にしたいの?
良かれと思ったことが裏目になったり、悪ふざけで大激怒が下るものはよくないわよ?」
レミリア「咲夜にはパッド・・・。」
ぼが、どごん!!
霊夢はレミリアに大激怒の拳骨を下す、普段は温厚な霊夢だが炊きつけたら大変な事になる・・・まさに【大激怒フレイム】
霊夢「怒るわよ?咲夜が地獄耳だったら銀のナイフでくし刺しになっているわよ?」
レミリア「冗談よ、霊夢・・・。
拳骨、痛い・・・。」(ひりひりひり)
霊夢「ふざけていると相談に乗らないからね?」
アリス「霊夢が怒ると怖いのはあなたも知っていることでしょう、レミリア?
同じ事はしない事ね。おふざけはこの辺にしておきなさい・・・。」
悪ふざけはやめておこう、確かに咲夜が聞いていたら大激怒は間違いなしだ。
霊夢「話は真面目に戻して・・・。
一体何を贈り物にしたいの、レミリアは?」
レミリア「そうね、私はこういったのをプランに入れているのよ・・・。」
霊夢「紙と筆ペンでどういったものかを書いたほうがいいわね。
それぞれどんな物を考えているの?」
レミリア「う~~~ん・・・それぞれね・・・。」
かきかきかき。
霊夢「どれどれ、なるほど・・・あら?」
霊夢はレミリアが書いた内容を見てふむふむなるほどって思うのと同時にあれ?って思うのがあった、ちなみにレミリアが考えている贈り物は・・・。
メモの中
咲夜 ワイン
パチェ 知識が至福だから書物
小悪魔 白紙の日記と羽ペン
美鈴 いくらぶつかっても大丈夫な大きい袋のようなもの
フラン
霊夢「フランだけ書いてないけど、レミリア?」
レミリア「・・・怖いのよ。」
アリス「怖いって何がよ、レミリア?」
レミリアは少しどんよりした表情で語る。
レミリア「フランは長く閉じ込めていたから・・・受け入れてもらえなかったらって思うと・・・力の暴走と後が怖いのよ。」
霊夢「無理もないわね、フランは・・・。」
そこでアリスはなにかを閃いたかのように話す。
アリス「フランが喜ぶのと同時に力のコントロールが出来る物を贈り物にすればいいんじゃないかしら?」
霊夢「それよ、アリス!!」
レミリア「でも、そんなに都合のいい物は・・・。」
アリス「私を誰だと思っているの、レミリア。
私は人形使いよ?
力のコントロールと喜ぶものを1つにすればいいじゃないのよ。」
レミリア「理にはかなっているがアリス・・・。」
霊夢「細かい事は気にしないの、私達友達じゃない。
レミリア、アリスに少し時間をくれる?」
アリス「そういうことよ、私は人形を作るから、霊夢お茶ご馳走様。」
アリスは神社を後にして・・・。
レミリア「霊夢、あのお金のほうは・・・。」
霊夢「お賽銭の方はすこぶるほどいいのよ、そこからまかないましょう。」
霊夢は常に徹底中立のため、人と妖怪からそれなりの信頼があり、お賽銭もそれなりにあるのだ。
~一方紅魔館では~
パチュリー「魔理沙、あなた何を考えているのかしら?
本を返すなんてどういう風の吹き回しよ?
三文芝居を企んでいるのではないのでしょうね?」
パチュリーは右手に弾幕を出そうと構えて魔理沙の警戒を解さない。
この白黒、何が狙いだ?
魔理沙「アリスに言われたんだよ、ちゃんと本を返して、パチュリーの本を借りている私の立場も考えてってよ。
私は猿芝居なんか考えていないぜ、パチュリー。」
パチュリー「アリスに言われたからって行動するのは遅いのよ?」
白黒と紫のやりとりの間に悪魔の妹が割り込んでくる、フランだ。
フラン「あ、魔理沙、久しぶり~~~!!」
フランは魔理沙に久々に会えたことにうれしさを隠せず、魔理沙に抱きつく。
魔理沙「フラン、抱きつくのはいいが、吸血鬼のひとかみのようなことはやめろのぜ・・・。」
パチュリー「・・・。魔理沙、妹様の遊び相手になってくれないかしら?」
魔理沙「ぜぜぜ!? 遊び相手って弾幕でか?
それだと咲夜に怒られるのぜ、それを理解のうえで言っているのかパチュリーは?」
パチュリー「遊び相手の意味が違うわよ、魔理沙。
遊び相手をするなら警戒は解すけど・・・。
それと本を読みたいなら、適正な手続きを踏まえて頂戴。」
パチュリーの急な心変わり、違う遊び相手コレが意味するものは一体?