東方紅ノ掌(とうほうくれないのたなごころ)~家族にレミリアなりの贈り物~ 作:プレインズウォーカー
霊夢「一体何があったのよ、レミリア?
フランに受け入れてもらえなかったらって思う後ろ向きな考えも関係しているの?」
レミリア「それもあるわ・・・。
一瞬でも槍を出して懲らしめてやろうか?って衝動をおさえるだけが精一杯だったわよ。」
霊夢「助けないけど、耳は貸してあげるわよ?」
レミリア「耳は貸す?」
霊夢「話を聞いてあげるの意味よ。
あらいざらい、話したほうが楽になるわよ。」
レミリア「こういうことがあってね・・・。」
~レミリア霊夢に語り中~
私が紅魔館にいて、咲夜は人里から買い物を終えて帰ってきたところなのよ・・・。
咲夜がうっかり買い忘れた物があったため、再び人里に戻ろうとしていたの、だけどこれ以上の負担はどうなのかと思い、私は単身で人里に行ったのよ、無論、咲夜は止めようとしたけどね・・・。
止めようとした咲夜を振り切って私は人里に行ったわ。
買い忘れた物を買えばいいって思っていたんだけど、浅すぎたわ、考えが・・・。
人里で私を見る人間の目は異様なものだったわ、餓えた狼の群れの目がいくつも重なっていて・・・。
私はこういうことは慣れていたけど・・・いや慣れすぎていたって言うのが正しいのかしら?
その中で私は・・・快く思われていない一言を浴びせられた上に一部の人間から・・・
石を投げつけられたのよ。
妖怪は帰れ!! 異形が!!
足を一緒にする考えには抵抗がある一握りの石を・・・投げつけてきて周囲の人間もああ、これはやっていいんだなって間違った認識が伝(つた)ったかのように石を何度も投げつけられて・・・。
一瞬でも発狂しかけたわ、槍を出して懲らしめてやろうかって。
でもその場は堪えて立ち去ったわ、衝動と反動を抑えながら・・・。
手を出したら私の負けだから。
私が紅魔館に戻ってきた時、石を投げつけられた傷を見て咲夜は後悔していたわ、「忘れ物をするなんて私はメイド失格ですね、お嬢様・・・。」って自分を攻めていたの・・・。
悪いのは私だから気にしないでって言ったけどね・・・。
もし、コレが私じゃなくてフランが人里に足を運んでいたらって思うとそれは想像を絶するものよ、霊夢。
~語り終了~
霊夢「それはひどい話ね、フランがその現場にいたらって思うと想像を絶するレミリアの考えも無理はないわね・・・。でもね、レミリア・・・。」
レミリア「でも・・・?」
レミリアは霊夢のでも・・・?って言葉に首をかしげる。
霊夢「学びの種を得られたって考えられないかしら?
捉え方を変えれば経験よ、経験。後ろ向きな考えは負けなのよ。」
レミリア「後ろ向きな考えは負け?」
霊夢「後ろ向きな考えは大事な事を蹴ってしまうのよ、レミリア・・・。
傷と痛みの付き合い方はよく考えるべきよ。
わかったレミリア?」
レミリアは霊夢が何を言いたいのかは分かると頭の中では理解する・・・。
レミリア「霊夢・・・ありがとう。」
霊夢「私は当然のことをしただけよ、レミリア。
計画変える必要があるわね、本は小鈴のところで、それ以外はりんのすけさんのところにしましょうか?
りんのすけさんのところはいろんな物がそろっているから。
贈り物は気持ちよ、気持ち。」
さ~て前向きに行きましょうって霊夢を見てレミリアは誰かに背中を押されたような感じをした。
霊夢は賽銭箱の金の一部をまかないにあててレミリアと一緒に神社を後にする。
~一方アリスは・・・~
アリス「人形の形はコレでいいけど・・・力のコントロールを付与させる。
さてどうしたものかしら・・・。
力のコントロールは何に当たるのかしら?
本で調べて仕上げなくちゃ・・・。」
アリスは人形と力のコントロールの付与で考えていた、さてどうしたものか?
あれやこれや考えている間にドアを叩く音が・・・。
こんこんこん。
さて、ドアを叩く音は誰なのか?
失敗が許されない考えを持たせる、これは盲目的服従の強要同然です。