東方紅ノ掌(とうほうくれないのたなごころ)~家族にレミリアなりの贈り物~   作:プレインズウォーカー

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レミリアは贈り物はコレでいいと思った、だが、何かを添えたほうがホントの意味での感謝は伝わるのではないのか?と思うのであった。


8槍:贈り物の総仕上げ

レミリア「ねえ、霊夢?」

霊夢「どうしたのよ、レミリア。」

レミリア「贈り物ってただ渡すだけでいいのかしら?」

霊夢「う~~~ん、ただ渡すだけでは感謝と受け取ってもらえないでしょうね。

何かを添えたほうがいいでしょうね、そのほうが好意的に受け取ってもらえるわよ。」

 

霊夢とレミリアは必要な物をそろえて神社に帰るところであった。

アリスと合流するためだ、一方アリスは人形を仕上げて神社で待っていた。

 

 

~博麗神社(階段付近)~

 

アリス「人形は仕上げて、後は霊夢とレミリアの合流ね。

少し待たせてもらおうかしら・・・。」

 

アリスは人形を仕上げて霊夢とレミリアを待っていた、想いの想いの糸をつなげる想糸(おもいと)を縫い合わせて。

 

素材と素材の強さと弱さをぶつけて、それを中和する、素材のケンカ(?)と言ってもいい。

 

霊夢「アリス~いる~?」

アリス「私はいるわよ、霊夢。少し待ったけどね・・・。」

霊夢「人形の仕上げは?」

アリス「完璧よ?」

霊夢「仕組まれた爆薬の詰め込みは?」

アリス「霊夢、それって本気で言っているの、冗談よね?」

霊夢「真に受けないで頂戴、アリス、冗談に決まっているじゃない。」

アリス「仕組まれた爆薬なんて詰め込むわけないでしょう、そんなことしたら、私は槍のくし刺しで残酷の布告を受けるわよ?」

霊夢「ごめんなさい、冗談よ冗談。」

 

お互い軽いブラックジョークを流しつつ・・・。

 

 

レミリア「アリス、ホントの意味での感謝を伝えるのって何を添えたほうがいいのかしら? 私ただ物を渡すだけではよいとは思えなくて。」

アリス「レミリアにとって紅魔館のものは家族なんでしょう、メッセージをそえればいいのよ。」

霊夢「一体何を悩んでいるのよ、らしくないわね。」

 

レミリアは懸念している事を話す。

レミリア「パチェと子悪魔の主従関係よ、小悪魔とパチェは魂の絆と言ってもいいくらい主従関係がいいわ、私がその中に割り込んでいいのかしら?

割り込んだ後が怖いの、私は・・・。」

 

不安と言おうとするレミリアだがアリスはその先を言わせず、右手で止める。

 

アリス「少しいいかしら・・・。

レミリア、それはあなたの考えすぎよ。

子悪魔はパチュリーの従者だけど、立場はちゃんとわきまえているわよ。

 

割り込んで嫌われるって考えはおかしいわよ、手伝った私と霊夢の立場も考えて頂戴。

贈り物が気持ちの悪いものになったらだめよ。」

 

霊夢「レミリアらしくないわよ、主としてもっと自信と誇りを持つべきよ、違う?」

 

霊夢・・・アリス、そうね主としてあるべき行動と幻滅につながってはいけないわ、レミリアは強く自分に言い聞かせる。

 

レミリア「2人ともありがとう、相談に乗ってくれて・・・助かったわ。」

 

霊夢「私とアリスは力を貸しただけにすぎないわよ・・・。」

 

アリス「咲夜も心配しているわよ、早く帰って安心させなさい。」

 

レミリア「そうね、気が向いたらいつでも紅魔館によってちょうだい、紅茶でおもてなすわよ。」

 

レミリアは霊夢とアリスが手伝ってくれたそれぞれの贈り物を持って紅魔館に帰っていく。

 

 

アリス「霊夢、レミリアうまくいくかしらね?」

霊夢「大丈夫よ、レミリアは強いんだから・・・。」

 

霊夢とアリスは中立とはっちゃけなところは似ているかな・・・。

 

 

~紅魔館~

魔理沙「美鈴、また来るのぜ。」

美鈴「アリスさんとの約束きちんと守ってくださいね、魔理沙さん。」

 

レミリアとはすれ違いで魔理沙はいつもとは違うコースで帰っていく。

 

レミリア「美鈴、ただいま帰ったわよ。」

美鈴「レミリアお嬢様、お帰りなさいませ。

手にある物は・・・いえ、今のは忘れてください・・・。」

 

 

レミリアは心中、空気が読めて助かるわってそっとつぶやく・・・。

 

さて、自分の部屋でそれぞれの家族に向けてメッセージのカードを添えないと・・・。

 

かきかきかき・・・しぶがき、カキ氷・・・。

 

 

これでよしと・・・後はみんなに渡すだけと・・・。

 

 

レミリアはロビーに集合させるのもありかと考えたが、主たるものそれぞれにきちんと渡そうと決めていた。

 

~咲夜の部屋~

 

レミリア「咲夜、今時間いいかしら~?」

咲夜「いかがなされましたか、レミリアお嬢様・・・?」

レミリア「最高級のワインよ・・・それとメッセージも添えてあるから、大事にしなさいよ。」

 

レミリアは顔が赤くなっているのを見せず、その場を後にした。

咲夜は最高級のワインとメッセージカードを見た。

 

《咲夜、いつもありがとう。あなたの紅茶は最高よ、これは贈り物よ、体を大事にしてね・・・。   レミリア・スカーレット》

 

咲夜「レミリアお嬢様・・・ありがとうございます。」

 

 

~美鈴の部屋の前~

 

レミリア「美鈴には門番を担当してもらっているから、門の前で渡すのはおかしいわね・・・部屋の前においておきましょうか・・・。」

 

《美鈴、門番とフランの相手をありがとう、感謝しきれないわ。

あなたの事だから肉体強化と鍛錬を考えて叩きバッグを贈り物よ、これからもよろしくね。   レミリア・スカーレット》

 

レミリア「次はフランね、受け入れてもらえればいいけど・・・。」

 

 

~フランの部屋~

レミリア「フラン、入るわよ・・・?」

フラン「お姉さま、どうしたの、何か持っているようだけど?」(首かしげ)

レミリア「わ、わ、わ・・・私からのプレゼントよ。

受け入れてもらえるか不安なんだけど・・・。

ぱ、ぱ、パセ・・・じゃなくてパチェのところにいっているから!!」

 

あわてて、パチュリーの名前を間違えて噛むところだった、おいおいどこかの蝸牛のお譲ちゃんか。

 

フラン「変ねお姉さま・・・この封筒は・・・。」

 

フランは封筒を拾い上げてカードを取り出す。

 

《力のコントロールができない事に悩みを抱えているわね、これは加減の調整人形よ、あなたは1人じゃないわ、咲夜、パチュリー、美鈴、小悪魔がいる事を忘れないで頂戴。

 

我が妹フランドール・スカーレットへ   

レミリア・スカーレット》

 

フランに渡したのはアリスが仕上げたフランを中心にレミリア、咲夜、パチュリー、小悪魔、美鈴が輪をかこんだ人形だ。

 

フラン「お姉さま・・・これ大切にするね・・・。」

 

感謝をつぶやくフランだった。

 

 

レミリア「後はパチェと子悪魔ね、パチェは図書館にいるはず・・・。」

 

 

~図書館~

小悪魔「パチュリー様、必要な本はこれでよろしいでしょうか?」

パチュリー「読みたい本はこれよ、ありがとう、小悪魔・・・。」

 

レミリア「パチェ~!! 小悪魔~!!」

小悪魔「レミリアお嬢様、どうされましたか?」

パチュリー「何かひまつぶし、レミィ?」

 

レミリア「いや、そうじゃなくてね・・・。」(もじもじ)

 

パチュリー「はあ、調子が狂うわね、一体何の用なのよ、レミィ?」

 

 

レミリア「パチェと子悪魔に・・・贈り物よ・・・。」

 

小悪魔(え?)

パチュリー(目がきょっとん)

 

レミリア「何よ、その反応は・・・?

私からの贈り物よ、遠慮なく受け取って頂戴・・・。」

 

レミリアは小悪魔とパチュリーにメッセージカードが入った贈り物を出してその場を後にする。

 

小悪魔「レミリアお嬢様、何を考えておられるのでしょうかね、パチュリー様?」

パチュリー「何か考えがあるのよ、我が館の主様は・・・。

それより何か気になるわね、開けて見ましょう。」

 

がさがさがさ・・・。

 

小悪魔「私は日記と羽ペンです・・・。それと・・・。」

 

《パチェに仕えてご苦労様、小悪魔、これは日記と羽ペンよ・・・。

私なりの気遣いよ。

 

レミリア・スカーレット》

 

《パチェ、役の横取りごめんね。》

 

小悪魔「レミリアお嬢様らしいですね・・・うふふ。

パチュリー様は何ですか?」

 

パチュリー「私は新たな魔道書よ、それと・・・。」

《知識は宝庫でパチェに言わせれば知識の渇望、飽きない望みの追求をするのがパチェだから、これからもよろしくね、メザミ(外の世界では我が友と言う意味)

 

レミリア・スカーレット》

 

パチュリー「私の知らないところで考えているのね、レミィは・・・。

ありがたく使わせてもらうわよ。」

 

 

紅魔館の家族は主の贈り物にそれぞれ感謝していた。

 

 

~東方紅の掌~   ~これにて終わる~




贈り物の小説は難しいですね、でも最後までやりました。

ここまで読んでくださった方ありがとうございました・・・。


霊夢「幻想郷の想いは人それぞれ、別の幻想郷でまたお会いましょう。」
??「少しばかり失礼する・・・。」
霊夢「一体誰よ、声だけなんて失礼よ、姿を現しなさい。」
??「これは失礼した、だが姿をまだ見せるわけにはいかないのでな・・・。
失礼する・・・。」
霊夢「一体誰なのよ? もう!!」
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