今回は幕間で黒歌があのアイテムを手に入れます!
それでは本編スタートデス!!
※作者の都合により、一部を変えました。
黒歌side
夏煉がトレーニングに出かけた昼頃。私は浴室でシャワーを浴びながら、身体を隅々まで綺麗に洗っている。
え?なんでって、そりゃあ……トレーニング帰りの夏煉を私の艶やかなバスローブ姿で出迎えたいからに決まってるじゃにゃい。
「るるんるるんるん~♪にゃにゃんにゃんにゃんにゃ~ん♪にゃふふ、もし夏煉が帰って来たらビックリするだろうなぁ~?この前の裸エプロンの時も赤くなってたし……もし、シャワー上がりのバスローブを見たら……にゃ~~ん♡考えるだけでハートがドッキュン、ドッキュンでアソコがキュンキュ《ピンポォ~ン♪》にゃ?んもぉ~……誰にゃん?こんな時間に……」
夏煉の反応を想像しつつ、興奮に浸っていた時に突然、インターホンが鳴り響く。もう、良い所にゃのにな……
そう不満に思いつつも、浴室を出てバスローブを身に纏い、忍び足で近づきながらおそるおそるドアスコープを覗いてみると其所に居たのは……
「にゃにゃ!?お、お義兄様!?!?」
「僕は君の兄になった覚えは無いんだけどな……というか、開けてくれません?」
「あ、ゴメンなさい!直ぐに開けます!!」
ビッシリとした灰色のスーツを着用した夏煉のお兄さんが居た。それも黒いケースを片手に持ちながら……私は咄嗟にドアの鍵を開けて、お義兄様を出迎える。
「ど、どうぞ」
「お邪魔しますよ……というか、何故にバスローブ?」
「あ、あぁ!シャワーを浴びてまして……丁度あがった所なんです」
「……そうですか、夏煉は?」
「はい、トレーニングに出かけてますにゃ。それで、お越しになられたご用件は?」
「えぇ、実は………黒歌さん、貴女へプレゼントを渡したくて」
「私に?」
お義兄様は微笑みながら頷くと、ケースをテーブルに置いて私に見せる様に蓋を開けると……その中には紫と金を基調とし所々に黄緑色の歯車が組み込まれ、銃口とトリガーの間に装填スロットがある拳銃と1、2、3と番号がついた赤いハッチとスライドスイッチ、バルブが刀身に着き、逆刃にスコープが装着された黒い片刃剣……そして、青黒い歯車と赤黒い歯車が正面に組み込まれたクリーム色の機械でボトルみたいな形状をしたモノが2本入っていた。
私は拳銃と片刃剣をケースから取り出し、お義兄様は歯車が組み込まれたボトル2本を取り出す。
「あの……これが私へのプレゼントですか?」
「はい……貴女が持っている拳銃が【ネビュラスチームガン】で、片刃剣が【スチームブレード】。そして……僕が持っている青黒い歯車のコレが【ギアリモコン・煉】、そしてもう1つの赤黒いのが【ギアエンジン・獄】です」
「ネビュラ、スチームガン……」
「そのネビュラスチームガンは貴女専用に特別開発したモノで、仙術をネビュラエネルギーへと変換する機能が組み込まれています。そして、この【ギアエンジン・獄】、【ギアリモコン・煉】の順番でネビュラスチームガンのスロットにセットすれば、夏煉の様なパワードスーツを装着する事も可能です」
「え!?わ、私も夏煉の様な『仮面ライダー』になれるんですか!?」
「えぇ、ですが……正確に言えば仮面ライダーと同等の力が得られます。そして……」
そう言いつつ、お義兄様は私に真剣な眼差しを向ける。
「黒歌さん。これは僕からのお願いですが、この力で夏煉を支えて欲しいのです……いずれ、あの娘だけでは手に負えない強敵が現れる可能性があります。だから黒歌さん。夏煉が心を許し、愛している貴女に頼みたいのです。あの娘の……夏煉の…………僕の大切な義妹の力になってやってください、お願いします…………!」
「お、お義兄様……!」
お義兄様はそう告げた後に私へ深く頭を下げつつ、夏煉の力になって欲しいと懇願された。確かにこの先、夏煉一人じゃ対処出来ない事件が必ず起きる。
私を転生悪魔から元の猫又に戻してくれて……尚且つ一緒に居てくれた夏煉に恩返しもしたい。もし、あの娘に出会ってなかったら……私はずっと、独りだけの逃亡生活を送っていたかも知れない。
でも、今は違う!私も夏煉の支えになりたい。あの娘から助けられたこの命を………罪を犯した私を愛してくれた優しい想い人の為に使う!!もう、二度と大切なモノを失いたくない!!!
私はそう決意し、お義兄様の両肩を優しく置きながら声をかけた。
「お義兄様、顔を上げてください……」
「………」
「この黒歌、陽太郎お義兄様のお願い……引き受けさせていただきます。夏煉に救ってもらったこの命………どうか、私が愛した想い人の為に使わせてください!」
「………黒歌、さん…………フフ……やはり、貴女にお願いして良かった。どうか、僕等の代わりに彼女の事を宜しくお願いします」
「はい、任せてくださいにゃ!!」
お義兄様は優しく微笑みながら、持っていた2つのギアを私へ手渡した後に空となったケースを持つと背を向けながらドアノブへ手をかけ、私へと振り返る。
「それでは、僕はこれで失礼します。夏煉が帰って来た時は伝えてください……」
「わかりました。お義兄様もお気をつけて……」
「ご心配感謝します…では、僕はこれで……」
そしてお義兄様は私にそう告げると、ドアを開けて退室した。
鬼崎side
「良かったね、夏煉…………良い
僕は高級ホテルを背にしながら歩を進めながら、小声で呟いた。
「さて、要件は1つ終わったとして………次は、実験だな」
そうして、ポケットからティラノザウルスの頭蓋骨を象った白色のボトルと地層の内面を象った黒色のボトルを眺め、ニヤリと笑みを浮かべつつ、歩を進めた。
いかがでしたか?
果たして鬼崎が行う“実験”とは?
次回もお楽しみに!
煉獄の少女の番外編で、どの話が読みたいですか?
-
アーシアのお話(妖怪ウォッチ4要素アリ)
-
黒歌の初潤動と戦闘
-
鬼崎と小猫の修行風景
-
薫の強化エピソード
-
ライザーなどの原作キャラのエピソード