今回から新章で、夏煉があの人と邂逅します。
それでは、本編スタートデス!!
※作者の都合により、一部を変えています。
Episode11
夏煉side
あれから一週間が過ぎ、私は午後の自主トレを済ませ商店街へと足を運んでいた。
「さてと、今日のメニューは全部終わったし……どうしようか………………あ」
空いた時間をどう埋めるか考えていると、ゲームセンターへと立ち止まり………自動ドアに貼られている青色のモヒカンでメガネ越しの目付きが悪いスライムキャラがデカデカと描かれた壁紙の内容が目に入った。
「『PERFECT PUZZLE パズルキング・トーナメント 参加者募集中!』………へぇ、PERFECT PUZZLEがあるんだ…………」
『PERFECT PUZZLE』……それは、壁紙にデカデカとあるスライムの主人公《パラドクスライム》……通称“パラスラ”をメインキャラとし、様々な色のピースを組み合わせて繋げながら主人公を強化及びサポートしながら敵を倒すパズルゲームだ。
私はよくこのゲームをプレイしていて、スコアアタックでハイスコアを叩き出したことがある。
「何々……『トーナメントを見事に勝ち上がった優勝者にはパズルキングの称号及びゴールデンパラスラトロフィーと洋菓子店【GENM】のスイーツ割引券5枚を、準優勝者には特大パラスラぬいぐるみと銀色のパラスラトロフィーをプレゼント!!参加賞としてお好きなパラスラグッズを差し上げます』…………か」
パズルキングの称号と【GENM】の割引券………か、悪くないかもね?
私は好戦的な笑みを浮かべながらゲームセンターへと入り、パズルキング・トーナメントにエントリーした。
そして、ホテルへと帰って来た私は黒歌さんへパズルキング・トーナメントへの出場エントリーを済ませた事を伝え、ゲームセンターで拾ったパズルキング・トーナメントの内容が書かれたチラシを渡した。
「『PERFECT PUZZLE パズルキング・トーナメント』ねぇ~?私はジグソーパズルの様な細かいのを組み立てるのは得意だけど……テトリスやぷよぷよの様なゲーム系は苦手かにゃあ~?」
「え、どうしてですか?」
「だって最初辺りは余裕ができてスッキリするからいいけど……次々と余裕が無くなって最後は全部埋まってゲームオーバー…………ってのがあるじゃん?まぁ、夏煉はそういう閃きさがあるから、難なく乗り越えれると思うけど…………あぁ、それで……その、パズルキング・トーナメントだっけ?夏煉はすぐにエントリーしたの?」
「はい、トーナメントは3週間後に開催されるらしいです」
「へぇ~」
黒歌さんはゴロゴロとベッドに寝転びつつ、パズルキング・トーナメントのチラシを眺めながら納得する。
そんな他愛の無い会話をしていると…………
「あ、夏煉。眼魔眼魂が来てるにゃんよ?」
「え?あ、本当だ………」
眼魔眼魂がいつの間にか、私達の頭上へと浮かんでいた。
さて、本業にいきますか……
「それじゃあ、行ってきます」
「うん、気をつけてね?」
「はい」
私は黒歌さんにそう告げ、はぐれ悪魔の居る現場へと向かった。
私は使われなくなったボウリング場へ到着するとヘレナへと変身し、はぐれ悪魔の捜索を開始する。また以前の様な人達が現れるとは限らないからね……
「さて、早くはぐれ悪魔を探さないと……」
捜索を開始して数十分が過ぎるが……一向にはぐれ悪魔を見つけれない処か、気配が掴めない。
可笑しい、眼魔眼魂の情報は確かなはずなのに…?
そう考えながら、足を動かす瞬間…………背後から殺気を感じて後ろを振り返りながら、背後に迫る
ニュルニュルとネチャネチャする感触と温さが両手から伝わりながらも、私はそのナニカを強く引っ張る。
「フッ!」
『ニョギャギャギャギャギャッ!?あ、あちきの舌ガガガガガガガッ!!??』
その叫び声と共に、両手に掴んだナニカが姿を現す……それは、長いカエルの様な桃色の舌でその先には女性の身体で両生類の様な長い手足を持ち、グルグルと渦を巻いた尻尾を持つ……いわゆるカメレオン女の様な異形が苦しみながら現れる。
なるほど、カメレオン特有の保護色で姿を消していたんだ。道理で気配がしないと思えば…………
「姿が見えれば此方のモノ………オリャアッ!!」
『ミギョギャアッ!?』
私は両手に掴んだ舌を強く引っ張りながらカメレオン女を地面に叩きつけたり、背負い投げの如く浮かび上がらせて壁へと激突させたり、グルグル回りながら振り回した後で上空へと投げ飛ばす。
「これで……The Endだ!」
《ダイカイガン!ヘレナ!!オメガドライブ!!》
私はカメレオン女を投げ飛ばした瞬間に必殺技を発動して右足に紫色のオーラを纏わせた後、跳び上がって落下するカメレオン女目掛けてライダーキックを食らわせた。
「タァアアアッ!!!」
『ブギョバラバァッ!!??』
ライダーキックを浴びたカメレオン女は奇声を発し、壁を2、3枚貫通させながらぶっ飛んで力無く倒れる。
そして、私はカメレオン女に近づいて背中から手を突っ込んで悪魔の駒を摘出する。摘出されたカメレオン女は、人間の女性へと姿を変える。
「今回は
倒れている女性を担ぎ上げ、その場から去ろうとした瞬間……突然強い気配を察知し、後ろを振り返ると以前とは違う紅色の魔法陣が出現すると……其処から噴き出した炎と共に金髪で赤色のスーツにワイシャツを着崩したホスト風の男性が現れる。
何、この人!?今まで感じた事の無い威圧感…………!!!
「やれやれ、人間界の観光がてらはぐれの気配がしたから立ち寄って来てみれば……まさか、都市伝説で有名な『仮面ライダー』と出くわすとはね?」
「あ、貴方は一体…………ッ!?」
「おっと、これはまだ名乗っていなかったな……失敬。俺の名はライザー、しがない悪魔………ライザー・フェニックスだ」
「ライザー……フェニックス……ッ!」
これこそ、私が初めてこの世界の強者と邂逅した瞬間だった。
いかがでしたか?
果たしてライザーの目的は!?
それでは、次回までお楽しみに!
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