ハイスクールD×D ~煉獄の少女~   作:悪維持

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どうもです!悪維持です!!

ようやく最新話が出来上がりました!!お待たせして申し訳ございません!!

ここから再開しようと思います!

それでは本編スタートです!


Episode14

小猫side

 

 

部長の婚約を賭けたグレモリー眷属対フェニックス眷属のレーティングゲーム。その10日間、私達はグレモリー家が所有する人間界の山で特訓をする事になった。

 

駒王町の管理を任されている私達がしばらく不在の間は、部長と同じく貴族悪魔の次期当主であり、駒王学園生徒会長を勤めている支取 蒼那ことソーナ・シトリー会長とシトリー眷属の皆さんが代わりを補ってもらっている。でも、私としてはソーナ会長が管理者に向いていると思うんですけどね………

 

それには理由がある。まず、ソーナ会長はどちらかといえば過激派の部長とは真逆の穏健派で、争い事では無く平和的な解決で場を収めようとしている事。堕天使や天使といった他種族との共存を願っている事。そして、生徒会長としての表の姿とシトリー家次期当主としての裏の姿……異なる二つの世界でも会長本人の人柄の良さやカリスマ性、そして自分を慕う住民や生徒達からの圧巻なる支持率。その全てこそが、ソーナ会長が築き上げてきた努力であり、駒王町の管理者に相応しいと思える理由だ。

 

さて、そうこうしている内に山頂に建てられたグレモリー家の別荘に到着早々、私達は動きやすい服装……駒王学園のジャージに着替え始める。ライザー様からハンデとして与えられたこの10日間という少ない猶予……それを一秒たりとも無駄には出来ないと認識しつつ、着替え終えた私達は中庭へと集合する。

 

 

 

「良い?10日後に行われるライザー率いるフェニックス眷属とのレーティングゲーム……このゲームには私、リアス・グレモリーの結婚が掛かっているの。でも、それだけじゃないわ……もし、ゲームで連戦連勝を誇るライザーに勝てば、私達は初めてのレーティングゲームで勝利した素晴らしいチームとして冥界の住民やお兄様方魔王様、そして冥界上層部の方々から多くの称賛を贈られて、私達の願いが叶う時が近づくはずよ?」

 

 

「願い……って事は、このゲームに勝てば部長の結婚が無くなるのと同じく、俺の長年にまで夢見た『ハーレム王』になれるっていう願いも含まれるんですよね!?」

 

 

「えぇ、その通りよイッセー。眷属の望みが叶うのは主である私も望んでいる事なの……もし、貴方が今回のゲームで功績を残した暁には……貴方のお願いを何でも叶えてあげるわ」

 

 

「な、なんでもっすか!!いよっしゃあっ!!だったらなおのこと、あんなイケすかねぇ金髪ホスト野郎に部長は渡すわけにはいかねぇ!!リアス部長、俺やって見せますよ!今回のレーティングゲーム、必ず部長の為に勝ってみせます!!」

 

 

「フフ………良い子ねイッセー。貴方の頑張り、期待しているわよ?(ふん、単純な男……でもまぁ、こういった子ほど扱いやすくて良いのよね。ま、せいぜい私の為に働いてちょうだいね?イッセー……)」

 

 

「はい!任せてください!!(何でもかぁ~……って事は部長や朱乃さん、そして小猫ちゃんやこの前会ったレイヴェルって娘とあんな事やそんな事が出来るかも…………!)」

 

 

「…………」

 

 

 

余裕そうな笑みを浮かべながら、何かを企んでいる部長とこれ見よがしにスケベな事を考えている兵藤先輩の二人に対し、私は呆れるしかなかった。

 

そもそも、事の発端は部長の我が儘から始まった事だ。ライザー様は見た目はチャラ男の様な人で眷属は女性ばかりなその反面、温厚かつ誠実な平和主義者でソーナ会長と同じく、天使や堕天使の二大勢力との和解を望んでいる。それなのに部長はライザー様との決められた結婚が嫌で、強引に無謀なレーティングゲームで婚姻を無かった事にしようとしている始末。

 

 

私はそんな事を思いつつ、ため息を吐きながらその場を離れようとすると…………

 

 

 

「ちょっと、小猫。一体何処に行こうとしているの?まだ大事な話は終わっていないのよ?」

 

 

「……何処って、決まってるじゃないですか。特訓できる場所を探しに行くんですよ。そんな下らない話ばかり聞いていたら、10日間なんてとっくに過ぎちゃいますからね」

 

 

「なっ、下らないですって!?今回のゲームは私の婚約と、私達の今後を賭けたゲームなのよ?!それを下らないですって!!??」

 

 

「えぇ、そうですよ。だから、此処からは別行動で部長や先輩方は仲良く特訓をしていてください。私は私で勝手にやらせていただきますので……」

 

 

「ま、待ちなさい小猫!貴女、最近可笑しいわよ!?まさかあの仮面ライダーに洗脳か何かをされたんじゃ……「別に正気ですよ?」なッ!?」

 

 

「第一、なんでそこで《仮面ライダーさん》の所為にするんですか………部長は上手くいかないことや、間違いを犯した時は全部あの人に責任をなすりつけるつもりですか?そこまで責任転嫁する人だとは知りませんでしたよ。情愛のグレモリーの一族が聞いて呆れますね?家族や眷属、自分に従う人達以外は全て敵か邪魔者として軽蔑してる……それでよくグレモリー家の次期当主と名乗れますね?」

 

 

「……何よ、その反抗的な態度。私は貴女の主なのよ?主の私に歯向かうつもりなの!!?」

 

 

「別に反抗的でも歯向かっている訳では無く、事実を言ったまでですよ?話は終わりですね、ではこれで……」

 

 

「ちょ、ちょっと待ってくれよ小猫ちゃん!?さっきのは言い過ぎだろ!!部長だって、結構頑張ってんのに「ほっときなさい、イッセー」ぶ、部長!?」

 

 

「主人である私に歯向かう眷属なんて居ても邪魔になるだけよ……そんなに一人で特訓をしたいなら好きにしなさい。けど、小猫!これだけは覚えおく事ね?貴女がボロボロに怪我をして別荘に帰ってこようが、泣こうが土下座しようが私は絶対に許さないわ。暫く一人で反省してなさい……この別荘に帰ってくるのもダメよ。良いわね?」

 

 

「別に良いですよ?その方が特訓がしやすいですし……サバイバル訓練も悪くないですからね?」

 

 

 

私はそう言い残して、別荘を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鬼崎side

 

 

 

黒歌さんに専用のネビュラスチームガンやその他のアイテムを渡した数日後。僕は断罪の地獄城にあった幾つかの研究資材と、機器を幽霊列車に詰め込んで夏煉が居るこの異世界へやって来た。

 

とある山奥へと着陸した矢先に、運良く発見した洞窟を専用の秘密研究所として改築。デカデカと飾られた巨大なモニターに、長机の上に置かれているのは様々な機械の部品や空の試験管、ノートパソコンにもなるタブレット、そして何枚もの書類。びっしりと横に並べられた薄緑色の培養液が入った幾十もの生体ポッドと反対側にもきっちりと並べられた最新のコンピューター機器、そして端にはちょこんと身近なキッチンとテーブルがある。

 

僕はあまりにも秘密研究所の完成具合と此処にある完璧な設備に、思わず嬉しさを抑えられずに右手で顔を隠しながら笑った。

 

 

 

「ククク……完璧だ。此処でなら実験は勿論、新しい兵器の開発やフルボトルを造り出す事が沢山できる。笑いが止まらないとは、まさにこの事だね……!クハハハ、ハハハハハハハ!!ハハハハハハぁ、はぁ~……笑い疲れたな。気分転換に外の空気を吸いに行くとしよう」

 

 

 

大笑いもつかの間、僕は笑い疲れたので気分転換に外へと足を運ばせる。

 

数歩歩いて森から出てみると、小さな川にたどり着いた。僕は両手で数量の水をすくって、飲んでみる。とても澄んでいて飲みやすく喉が潤う。

 

 

 

「うん、美味しいね。時々飲みにくるのも悪くは……ん?」

 

 

 

そう満足していると、不意に向こうの森から人の気配を感じる。僕は疑問に思いつつ、其処へと向かうと……

 

 

 

「おや、君は……?」

 

 

「ッ!?誰ですか……貴方は?」

 

 

 

僕の様な白髪で両端には黒猫の髪飾りをつけ、輝くような金色の瞳。そして、何処かの学校のジャージを着用した小柄な少女と遭遇する。取り敢えずは警戒している彼女を落ち着かせるべく、僕は両手をあげながら近づく。

 

 

 

「落ち着いてくれ、別に君に危害を加えようなんて思っていない。たまたま近くを散歩していただけだ」

 

 

「……怪しすぎますね。特にその髪の色に服装が」

 

 

「これは僕のアイデンティティだから仕方ないでしょ?それに君だって、少し僕に似てるじゃないか……特に髪の色がさ」

 

 

「……それもそうです《ぐ、ぐぐぅ~》……あぅ」///

 

 

「……えっと、もしかしてお腹が空いたのかな?」

 

 

「べ、別に貴方には関係な《ぐぐぅ~~》……ッ!!?」///

 

 

 

腹の虫が鳴く音を聞かれ、少女は恥ずかそうに顔を真っ赤にする。あ、ちょっと泣いてるね…この娘。

 

僕は苦笑しつつ、彼女に話しかける。

 

 

 

「ハハハ……そんなに意地をはらなくてもいいさ。僕も丁度お腹が空いたからね?良かったら、一緒にどう?料理には自信があるんだ」

 

 

「……そ、それじゃあお言葉に甘えて」///

 

 

「決まりだね?あ、僕は鬼崎 陽太郎。君は?」

 

 

「塔城 小猫です」

 

 

「そうか……では、小猫くん。君を我が秘密研究所初の客人として案内しよう」

 

 

「研究所……ですか?」

 

 

「あぁ……さっ、こっちだ案内しよう」

 

 

 

僕はそう言いつつ、小猫くんを出来立てほやほやの研究所へ案内した。

 

 

 

 

 




如何でしたか?

次回は鬼崎と小猫の特訓を書きたいと思います!

気長にお待ちいただけると嬉しいです……

それでは次回をお楽しみに!!

煉獄の少女の番外編で、どの話が読みたいですか?

  • アーシアのお話(妖怪ウォッチ4要素アリ)
  • 黒歌の初潤動と戦闘
  • 鬼崎と小猫の修行風景
  • 薫の強化エピソード
  • ライザーなどの原作キャラのエピソード
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