今回はヘレナ登場とはぐれ悪魔との対決です!
それでは本編スタートデス!!
夏煉side
眼魔眼魂が発見した廃墟へ辿り着いた私は、早速内部へと歩を進める。辺りは暗く、下手をすれば転ぶかも知れない状況だけど……私はそんな事はお構い無しに進んでいく。こういう暗い場所は、時々陽太義兄さんや薫義姉さんと一緒に来ていたから問題は無く、むしろ慣れと言っても過言じゃなかった。
「さてと……ターゲットは何処に…………」
そう呟きながら探していると、目の前に上半身は裸の女性で両手に槍を持ち、下半身は節足動物になっている怪物が現れる。そして口からヨダレを垂らしながら私を凝視した。
『ゲゲゲゲ…………!また馬鹿な餌がやって来たな。さて、先ずは何処から食ってやろうか……!!』
「…………」
『なんだ……私を見て恐れているのか?なら安心しろ…………直ぐに殺してやるからさぁああああああああああああああああ!!!!』
怪物は両手に握っている槍を私に向けて突き刺そうと襲いかかってくる。だけど、私はその攻撃を紙一重で回避して飛び上がり、顔面に蹴りを食らわせた後に着地する。
『ブギャブ!?!?』
「単調だね……そんな攻撃、目を瞑っても避けれるよ」
『よ、よくも私の顔を……!!ナメるな、このクソガキがぁあああああああああああああああああああああああ!!!!!』
怪物は槍を荒々しく振り回して、私を突き殺そうと攻撃してくる。その攻撃を私は、宣言通りに目を瞑りながら身体を逸らすだけで避け続ける。
『何故だ!何故当たらないぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!??』
「答えは簡単……貴女が弱いだけだよ」
『こんのぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!』
怪物は攻撃が当たらないのと、私に言われた事に逆上し突進してくる。
私は一旦距離を離し、腰辺りに両手を翳す。すると翳した箇所が黒いモヤに覆われると同時に晴れると、其処に『妖怪 一つ目小僧』の顔をしたクリアグレーのベルト【ゴーストドライバー】が出現する。
そしてスカートのポケットから黒紫色の目玉型アイテム【D00:ヘレナ眼魂】を取り出して、横のスイッチを押す。すると、瞳の絵柄が変わりアルファベットの『H』が浮き上がる。
そして、ドライバーのバックルを開いてヘレナ眼魂を中枢にセットしてバックルを閉じた後、右側に取り付けられているレバーを一度引いておく。
《アーイ!》
『ナッ!ゴワハッ!!??』
ドライバーから音声が響いたと同時に、ドライバーの中枢から黒地に紫の縁取りのパーカーの幽霊《ヘレナゴースト》が出現し、無防備の怪物へ強烈な体当たりを浴びせ、後ろへと吹き飛ばした。
《バッチリミトケー!バッチリミトケー!》
ドライバーから響き渡るロック調の音楽と共にヘレナゴーストは、私の周囲を飛び回る。そしてもう一度引いておいたレバーに手をかけた後……
「変身」
その言葉と共にレバーを押し込むと、私の周囲に黒い霧が発生し、私の身体を紫のラインが入ったボディースーツが包みこむ。そして、飛び回っていたパーカーが被さったと同時に何もなかった顔に紫と黒で鋭い目付きをした顔が描かれ、額には炎の様な紫色の二本の角がついた。
《カイガン!ヘレナ!!デッドゴー!覚悟!!キ・ラ・メ・キ!ゴースト!!》
羽織った瞬間にドライバーから音声が流れ、被っていたフードを取ると共に殺気とプレッシャーを放った。
怪物はようやく起き上がって憎悪の目で睨むけど数秒すると、顔が恐怖の表情へと変わっていた。
『な、なんだその姿は!!??まさか
「……残念だけど、これは神器じゃない」
『じゃあ、それはなんだ!お前は……お前は一体なんなんだよぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!』
「良いよ。それじゃあ特別に教えてあげる………」
恐怖に飲まれた怪物は叫びながら槍の矛先を突きつけて攻撃を仕掛ける。私は冷静に眺めながらゆっくりとレバーに手をかけて、変身と同じようにレバーを一回引いて、押し込んだ。
「私は…………仮面ライダーヘレナだ!」
《ダイカイガン!ヘレナ!!オメガドライブ!!》
私がそう叫ぶと同時にドライバーから音声が鳴り響くと背後に紫色の巨大な目の紋章が出現し、そのエネルギーが右脚に収束する。そして宙へと跳び上がり、紫色のエネルギーを纏ったライダーキックを怪物の腹部に食らわせた。
「ハァアアアアアアアアッ!!!!」
『ガァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!???』
ライダーキックによって怪物は、コンクリート性の壁を幾つも突き破りながら勢いよく吹き飛んだ。私は着地すると壁に凭れて戦闘不能となっている怪物へ一歩一歩近づいた。
『ヒッ!?も、もう止めてくれ!!い、命だけは……命だけは助けて!!!』
「…………」
『い、嫌だ……!もう痛いのは嫌だ!!お願いします!!!た、助けて…………!!!!』
「…………」
必死に命乞いをする怪物を気にせず、私は無言で右手に力を入れてオーラを纏わせる。
『イ!イヤだ!!イヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだ!!死ぬのはイヤだぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!』
もう涙とか鼻水でぐちゃぐちゃに醜くなった顔をした怪物を無視し、私は力一杯に胸部へと右手を勢いよく突っ込んだ。
『アギャアァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア?????!!!!!ヴェアァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!?????』
苦痛の叫び声を無視し、私は手探りで
『ア……アアア……ァ…………』
「はい、これでお仕事終わりっと……後はこの人を…………」
そうして裸一貫となった女性にローブを着せた後、私はその人を担いで廃墟を後にした。
そして、その数時間後…………
「はぐれ悪魔バイサー!グレモリー家次期当主の名において貴方を倒……って、あれ?」
「あの、部長……何もいませんけど?」
「くっ!またヤられた……!一体何処の誰かは知らないけど、私が管理する町でこれ以上好き勝手なマネは許さないわ!!!」
いかがでしたか?
ヘレナ無双はまだまだ続きます!
次回もお楽しみに!!
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