ハイスクールD×D ~煉獄の少女~   作:悪維持

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どうも、悪維持です。

今回は小猫視点から始まります。

それでは、本編スタートデス!!


Episode5

小猫side

 

 

どうも、初視点を務める塔城 小猫です。

 

私は今、オカルト研究部の活動で指名手配されたA級はぐれ悪魔 マンダショの討伐へとやって来たのですが…………

 

 

 

「またヤられた……!今月に入ってもう10回目、一体何がどうなっているのよ!?」

 

 

「落ち着いてください、リアス」

 

 

「これが落ち着いていられるというの!?私の領土で好き勝手している挙げ句、大公から命じられた討伐対象をことごとく横取りされている始末……この町の管理者である私に対する宣戦布告としか思えない……!まだ下手人はこの辺りに潜んでいる筈、徹底的に探し出して今度こそソイツの尻尾を掴んでやるわ!!」

 

 

 

討伐対象が先に狩られた事にウチの部長ことリアス・グレモリー先輩は今の今まで我慢していた苛立ちが爆発し、同学年で副部長の姫島 朱乃先輩の言葉も聞かずにそのヤったであろう下手人の捜索を開始しました。

 

実はこの数日前、突然はぐれ悪魔が次々といなくなるという現象が勃発していた。はぐれ悪魔がいなくなるのは良いことだと私は思うのですが……それでも部長は、大公へのはぐれ悪魔の討伐命令を遂行して評価を上げる事を考えているらしく、先に討伐対象が狩られる事が一番気に入らないようです。

 

そんな時に、部長の揺れる乳をニヤケ顔で見ていた兵藤先輩が、目を光らせながら我先にと前に出て声を上げる。

 

 

 

「任せてください部長!俺が先にソイツを見つけて、必ず部長の元へ連れてこさせますよ!!」

 

 

「あら、随分頼もしい事言ってくれるわねイッセー?それなら今から二手に別れて探してみましょうか。そうね……朱乃と祐斗は私と三人で、イッセーは小猫の二人でお願いね。良い?見つけ次第捕まえて、直ぐにでも私の元へ連れてきてちょうだい」

 

 

『はい!』

 

 

 

イヤイヤ、どうして私がこの人と組まなきゃいけないんですか?まぁ、拒否権とか無いらしいから仕方ないと思いますけど……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「てな訳で……一緒に頑張ろうぜ、小猫ちゃん!」

 

 

「スミマセンが、あんまり近寄らないでくれませんか?」

 

 

「ちょっと酷くない!?もう少し仲良くやろうぜ……同じ部員なんだからさ」

 

 

「そういうの関係無しに、先輩はキモいです」

 

 

「ガハッ!?」

 

 

 

事実を突きつけると、何故か血反吐を吐く兵藤先輩を無視し……私は周囲に警戒を怠らないように気を配る。そうしていると………

 

 

 

『ウゥ~…………』

 

 

 

前方から男性か何かのうめき声が耳に入る。そして、ゾンビの様な足音でその正体は明らかとなった。

 

それはのっぽらぼうのように顔の無い真っ黒な顔に黒いボディースーツのような身体、胸部には人間の肋骨を象ったような模様があり、黒のパーカーを羽織って腰元には半目をイメージしたかの様なベルトを着けた異様な姿だった。

 

その異様な人物は、ゾンビの様に緩慢な足取りで私達へと一歩一歩近づいてくる。案外大したことは無いと感じつつも、油断できないと考えて身構える。けど……

 

 

 

「よし!あんなんなら俺でも倒せる!!」

 

 

 

兵藤先輩は楽勝だと言わんばかりに左腕に赤い龍を模した神器【龍の手(トゥワイス・クリティカル)】を展開し、異様な黒怪人に接近し顔面目掛けて2倍にしたパンチを浴びせた。でも、黒怪人は殴られて倒れた後にゆっくりとゾンビのように起き上がった。

 

 

 

「なっ!?んならもう一発食らえッ!!」

 

 

 

起き上がる黒怪人に驚くも、兵藤先輩は再び拳をぶつける。顔面に命中はしたものの、今度は倒れずにいつの間にか装備した短剣で兵藤先輩を攻撃する。

 

 

 

「うわっ!?アッブねぇ~……武器とか使うなんて卑怯すぎんだろ!恥ずかしくねぇのか男として!!」

 

 

 

黒怪人の攻撃を咄嗟に避けた兵藤先輩は、何故か黒怪人に卑怯だと罵る。

 

イヤ、意味わかりませんよそんな理屈。そしてあの人もそんなの関係無いとかの感じしてますし……

 

そんなアホらしいやり取りに呆れていると……突然、同じ姿の黒怪人が大人数でゾロゾロと出現し、私達の周囲を取り囲んだ。

 

 

 

「なっ!?いつの間に……てか、よく見ると目の前のコイツとおんなじ姿の奴等ばっかじゃん!?」

 

 

「愚痴言ってる場合じゃありません……来ますよ」

 

 

 

愚痴をこぼす兵藤先輩にはっきり言った直後、取り囲んだ黒怪人達は一斉に襲いかかった。

 

私が戦闘態勢に入るけど、何故か兵藤先輩が私を庇うかの様に私の前方へと立ち塞がった。

 

 

 

「小猫ちゃんは下がって!コイツ等全員、俺が倒してやる!!」

 

 

「イヤ、何言ってるんですか?この状況で……」

 

 

「ウオラァアアアッ!!!!」

 

 

「………話聞いてないし」

 

 

 

兵藤先輩は神風特攻隊のような勢いで、黒怪人達に突撃した。けど、黒怪人の一人が兵藤先輩の突撃をサラッと避けて足を引っ掛ける。

 

 

 

「グペッ!?」

 

 

 

引っ掛けられた兵藤先輩は、奇声を発しながらズベッと倒れる。そのチャンスを待ってたかの様に、黒怪人達は一斉に兵藤先輩へ数によるスタンピングを開始した。

 

そんな光景を眺めていたら、後ろから黒怪人達が私を捕まえようと迫る。

 

 

 

「甘いですよ」

 

 

 

私は黒怪人の一人の腕を掴んだ後、思いっきり他方向から迫ってくる集団へと背負い投げの如くぶん投げる。ぶん投げられた黒怪人は集団に激突すると、ボウリングのピンみたくバタバタと倒れる。

 

そして私は、次々と近づく黒怪人にフィンガーグローブ越しのストレートパンチとキックの連鎖を浴びせ続けてぶっ飛ばす。しかし、黒怪人達は暫くするとゾンビの如くゆっくりと復活し迫って来る。

 

一人一人は大した事は無くとも……集団で来られるとこれはキツい…………倒して倒しても起き上がってくるのがタチが悪いなと思いつつ格闘戦で迎撃を繰り返していると、突然黒怪人達の動きがピタリと止まる。

 

 

何が起きたのかと思い、辺りを見渡すと黒怪人達とは違う謎の人物が、ゆっくりと歩を進めながら現れた。

 

 

 

その人物は、言い表すのなら紫色の鬼をヒーローにした姿だった。紫色の二本角に攻撃的な顔、羽織っている黒地で紫色の縁取りパーカーと腰元には目玉を模したクリアグレーのベルト………黒怪人と同じ要素があるが、この人物だけは違う……そう感じ取れた。

 

 

 

私は思わず身構えつつ警戒しようとした瞬間………気づけばその人物は、私の目と鼻の先まで来ていた。

 

 

 

「ッ!?」

 

 

 

まるで瞬間移動をしたかの様に接近され、危険を察知した私は咄嗟に距離を離そうとするが………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズブッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それよりも速く、その人の右手が私の胸部を貫いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたか?

小猫の運命は如何に!?

次回をお楽しみに!

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  • アーシアのお話(妖怪ウォッチ4要素アリ)
  • 黒歌の初潤動と戦闘
  • 鬼崎と小猫の修行風景
  • 薫の強化エピソード
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