今回は猫姉妹中心の視点で…………まさかの展開となります。
それでは本編スタートデス!!
小猫side
………此処、は…………私は確か………………胸を貫かれて…………
(白音………)
ッ!?この声は………姉様?黒歌姉様なんですか!?
(良かった元気そうで………)
ま、待ってください姉様!私はまだ姉様に聞きたい事が…………!
(ごめんなさい白音…………こんなお姉ちゃんで本当にごめんね?)
イヤ……イヤァッ!!行かないで、私を一人にしないで姉様ぁッ!!黒歌姉様ぁああああああああああああッ!!!!
「…………こちゃ…………小……ちゃん!しっかりしてください、小猫ちゃん!!」
「う……んん…………あけ……の…………せん、ぱい…………?」
「あぁ、気がついたのですね…………良かった」
意識がうっすらと覚醒し、まぶたを薄めに開けてみると……目の前に目尻に涙を溜め、心配そうな表情をした朱乃先輩が見えた。首を動かすと、気絶しているだろう兵藤先輩へ必死に声をかける木場 祐斗先輩と二人を無視して何処か眺めている部長が目に入った。私は起き上がろうとするけど、どういう訳か力が上手く入らずに倒れそうになったその時、朱乃先輩が優しく受け止めてくれた。
「あぁ……いけませんわ、まだ安静にしていないと」
「スミマセン、身体がどうにも重くて………」
「ん?あら、気がついたようね小猫」
ようやく部長が私に気づくと、腕を組ながらやって来た。
「部長……」
「まぁ、この状況を見れば大体わかるけど………もう少し私達が来るまで時間稼ぎは出来なかったのかしら?」
「…………」
さっきよりも不機嫌な感じで部長は私を睨み付けるが、私は敢えて視線をそらす。
「リアス、あまり小猫ちゃんを責めないで上げてください。イッセー君はまだ入ったばかりなのはともかく、小猫ちゃんも私達が来るまで必死に戦っていたんですよ?」
「それとこれとは話は別よ。せっかく下手人を捕まえるチャンスだったのに……二人ががりでこのザマよ?使えないにも程があるわ」
「ッ!?リアス!貴女、自分の眷属になんて事を……「大丈夫ですよ、朱乃先輩」こ、小猫ちゃん?しかし……」
「……あの時、油断した私が悪いんですから……責められて当然なんです」
「で、でも…………」
「小猫の言うとおりよ、朱乃?わかったなら今後は私への発言は慎んでちょうだい」
「ッ!…………わかり、ました」
「それから小猫?今回は朱乃に免じて許すけど、今度しくじったらどうなるか………わかっているわね?」
「…………はい」
「なら良いわ……さっ、人が来る前にさっさと撤収するわよ」
部長は転移魔法陣を展開すると、その場から消えた。それに続いて兵藤先輩を担いだ祐斗先輩が、そして最後に朱乃先輩が私を心配そうに支えながら魔法陣へと入っていった。
これは後で気づいた事ですが、私が紫鬼の人に貫かれたであろう胸部分を見てみたら貫かれた後が残っておらず……まったく無傷だったのと、何故かあった筈であろうナニカがポッカリと無くなっていた事だった。
黒歌side
「はぁ、さっきの夏煉………怖かったにゃあ~」
あんなに殺気満々なの初めて見た気がするのにゃ。あ、そういえば『気に入らないのと遭遇した』とか言ってたけど…………なんの事だろう?
両腕で枕を抱きつつゴロゴロと寝転びながら考えていたら、夏煉が帰って来た。
「ただいま戻りましたぁ~」
「あ、お帰りぃ~ どうだった?」
「えぇ、無事に終わりましたよ。ただ、ちょっとだけアクシデントがありましたけど……」
「アクシデント?まぁ、深くは聞かないでおくけど……お疲れ様にゃ」
「はい……ありがとうございます…………」
労いの言葉を受け取った夏煉は、ポケットから回収した悪魔の駒4つを机に置いた。因みに私の駒と今まで倒したはぐれ悪魔、そして今回のを含めて計24個の駒がズラリと並べられていた。てゆーか……あれ?今気づいたけど、今回は一匹だけの筈なのに夏煉が置いた駒は兵士3つと戦車………なんか、今は聞くの怖いから、後で聞いておこっと。
そう考えていると……
「黒歌さん…………」
「え?何、どうかしたの?」
「黒歌さんにその……お、お願いがあるんですけど…………今日だけ一緒に寝てもらえませんか?」///
なんと、夏煉が頬を赤く染めながら共寝をお願いされた。
何、この娘……超可愛い!!
「べ、別にかまわにゃいけど……どうして?」
「えっと、その……たまには一緒に寝て上げても良いかなって思ったんです。ほら、時々黒歌さん……私のベッドに潜り込んでくるでしょ?」
「え?あ、あぁ……そ、そうにゃんね」
「それで……黒歌さんの匂いとか温もりとかが……頭から離れなくって…………あぁ!もう、私、変になっちゃったのかな?ドキドキが止まらないよぉ……!」
ま、まさか……おふざけ半分でやった事がこんな所で出てくるなんて。まぁ、夏煉を抱き締めてるとフニュフニュな柔らかい感触で飽きないと思ってたけど…………
それと同時に胸がバクバクしてるのが感じる。これって……恋なのかにゃ?
「く、黒歌さん………」///
心の熱さを感じていたら、夏煉がアツい視線を向けた。
「は、恥ずかしいから一度だけ言いますね?
私を抱いてもらえませんか?」
ブチッ!
私の中で、ナニカが切れると同時に…………
「夏煉、先に謝っておくね…………ゴメン!!」
「キャッ!?」///
私は夏煉を本能のままに、ベッドへと押し倒した。
…………何故、こうなってしまった!?
いや、黒歌は最初から重要キャラかつ、小猫との和解を考えていたのですが……ヒロインとして考えてみようと思ってやってしまった。若気の至りとは正にこれを意味しますね……
これはR-18のを作るべきなのか……?
ですが、そんなこんなで物語はまだ続きます。
それでは次回まで、お楽しみに!
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