英雄と覇気と六式   作:マスターM

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体育祭~職場体験編
宣戦布告


「おはよー」

 

「「「蒼井!!」」」

司が教室に入ると切島達が詰め寄って来た。

 

「聞いたぞ蒼井!相澤先生が手も足も出なかった(ヴィラン)と戦ったんだろ!?」

 

「峰田の話じゃ地面を陥没させたんだって!?」

 

「私達入口で見てたけど相手の攻撃後ろ向いて避けてたし」

 

「一瞬で敵の背後に回って、指一本で人体を貫いたしよ」

 

「才能マン才能マンなのまじで!!」

 

「どうどうどう落ち着け。朝のHRが始まるから座れ」

司にそう言われ皆席に着いた。

 

「お早う」

 

「「「相澤先生復帰早えええ!!!!」」」

入ってきた相澤は包帯を体中に巻いたミイラみたいだった。

 

「先生無事だったのですね!!」

 

「無事言うんかなぁアレ・・・」

 

「俺の安否はどうでも良い。何よりまだ戦いは終わってねぇ」

 

「戦い?」

 

「まさか・・・」

 

「まだ(ヴィラン)がーーー!!?」

戦いと聞き、爆豪、緑谷、峰田が言った。

 

「雄英体育祭が迫ってる!」

 

「「「クソ学校っぽいの来たあああ!!」」」

 

「待って待って!(ヴィラン)に侵入されたばっかなのに大丈夫なんですか!?」

 

「逆に開催する事で雄英の危機管理体制が盤石だと示す・・・って考えらしい。警備は例年の五倍に強化するそうだ。何より雄英(ウチ)の体育祭は・・・最大のチャンス(・・・・・・・)(ヴィラン)ごときで中止していい催しじゃねえ」

 

「まあ確かに雄英の体育祭はかつてのオリンピックに代わるもんだからな」

 

「当然全国のトップヒーローも観ますのよ。スカウト目的でね!」

 

資格修得後(そつぎょうご)はプロ事務所にサイドキック(相棒)入りが定石(セオリー)だもんな」

 

「そっから独立しそびれて万年サイドキックってのも多いんだよね。上鳴あんたそーなりそうアホだし」

 

「くっ!!」

相澤の説明を聞き司、百、上鳴、耳郎が言った。

 

「当然名のあるヒーロー事務所に入った方が経験値も話題性も高くなる。時間は有限、プロに見込まれればその場で将来が拓けるわけだ。年に一回・・・計三回だけのチャンス。ヒーロー志すなら絶対に外せないイベントだ!」

その言葉でHRは終わり、特に問題もなく午前中の授業は終わった。

昼休みに司は緑谷、飯田、麗日の4人で食堂に向かっている時に麗日がヒーローになる理由を聞いた。

 

「おお!!緑谷少年、蒼井少年!!ごはん・・・一緒に食べよ?」

 

「乙女や!!!」

 

「(なんだろう・・・蒼井君も一緒で?)ぜひ・・・」

 

「分かった」

三人は仮眠室に入った。そしてオールマイトはトゥルーフォームとなった。

 

「え!ちょっと蒼井君もいるんですよ!!?」

 

「蒼井少年言っていなかったのか?」

 

「忘れてました・・・」

 

「はー緑谷少年、蒼井少年は戦闘訓練の時に私の事を知ったんだ。君のお見舞いに来てね」

 

「そうだったんですか・・・」

 

「で、オールマイト俺達を呼んだ訳は?まあ活動限界とか?」

 

「鋭いね。1時間30分だ、マッスルフォームはギリギリ2時間くらい維持出来るって感じ。そもそもUSJの時に蒼井少年のサーポートが無かったらもっと短くなっていたと思うけどね」

 

「だから蒼井君はあそこまで脳無を追い詰めたんだね」

 

「まあな。イマイチ決定打がなかったからオールマイトに止めを任せたんだ。まさか殴り飛ばすなんてね・・・」

 

「蒼井君だって殴り飛ばしたじゃないか!?」

 

「レベルが違うぞ」

 

「そうだね」

 

「私の話もいいかな?」

 

「すいません」

 

「どうぞどうぞ」

 

「ぶっちゃけ言うと私が平和の象徴として立っていられる時間って、実はそんなに長くない」

 

「そんな・・・」

 

「・・・・・・」

 

「悪意を蓄えている奴の中にそれに気付き始めている者がいる。君に〝力〟を授けたのは‶私〟を継いで欲しいからだ!体育祭・・・全国が注目しているビッグイベント!次世代のオールマイト・・・象徴の卵・・・君が来た!ってことを世の中に知らしめてほしい!!」

 

「でもどうやって・・・」

 

「簡単だ予選・本選で自己アピールをすればいいだけだ」

 

「その通ーり!!」

 

「まあ緑谷はワン・フォー・オールの調整をしないとな。先に戻るぞ」

 

「あ、うん」

司は先に教室に戻った。

緑谷も少しオールマイトと話して教室に戻った。

 

 

 

 

放課後

ザワザワザワザワ

 

「うおおおお・・・何事だあ!!!?」

麗日が教室のドアを開けると1-Aの教室の前に生徒達がごった返していた。

 

「出れねーじゃん!何しに来たんだよ」

 

「敵情視察だろザコ。(ヴィラン)の襲撃を耐え抜いた連中だもんな。体育祭(たたかい)の前に見ときてえんだろ。意味ねぇからどけモブ共」

 

「知らない人の事取り敢えずモブって言うのやめなよ!!」

飯田が爆豪のモブ発言を突っ込んだ。

 

「どんなもんかと見に来たが、随分偉そうだなぁ。ヒーロー科に在籍する奴は皆こんなのかい?」

 

「ああ!?」

爆豪の言葉に人混みの中から挑発するような発言をしながら男子が出てきた。男の言葉に爆豪の後ろにいる緑谷と飯田は首を横に振って必死に否定している。

 

「こういうの視ちゃうとちょっと幻滅するなぁ。普通科とか他の科ってヒーロー科落ちたから入ったって奴結構いるんだ知ってた?体育祭のリザルトによっちゃヒーロー科編入も検討してくれるんだって。その逆もまた然りらしいよ・・・」

男の最後の言葉に緑谷はビックとした。

 

「敵情視察?少なくとも普通科(おれ)は調子のってっと足元ゴッソリ掬っちゃうぞっつーーー宣戦布告しに来たつもり」

 

(この人も大胆不敵だな!!)

と緑谷、飯田、麗日は思った。すると隣のクラスの人物も来た。

 

「隣のB組のモンだけどもよぅ!!(ヴィラン)と戦ったっつうから話聞こうと思ってたんだがよぅ!!エラく調子づいちゃってんなオイ!!!」

 

(また不敵の人キタ!!)

 

「本番で恥ずかしい事なっぞ!!」

爆豪はそのまま帰ろうとした。

 

「待てコラどうしてくれんだ、おめーのせいでヘイト集まりまくっちまってんじゃねえか!!」

 

「関係ねぇよ・・・上に上がりゃ関係ねえ」

 

「く・・・!!シンプルで男らしいじゃねえか」

 

「上か・・・一理ある」

 

「言うね」

 

「騙されんな!無駄に敵増やしただけだぞ!」

爆豪の言葉に切島、常闇、砂藤、上鳴が言った。

 

 

そして二週間後雄英体育祭が始まる。




活動報告にて主人公のヒーロー名募集してます!!
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