英雄と覇気と六式   作:マスターM

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雄英高校入学試験その2

「広っ。これが幾つもあるとか流石雄英だな」

司が他の受験生を見ていると10秒後の未来が見えた。

 

(カウントまであと5、4、3、2、1、0!!)

 

『ハイ、スタートー!』

 

「剃」

開始の合図と共に剃を使い演習会場に入った。他の受験者達は突然のことで固まっていた。

 

『どうしたあ!?実戦じゃカウントなんざねえんだよ!!走れ走れ!!賽は投げられてんぞ!!?』

プレゼント・マイクの言葉で一斉に受験生たちは演習会場に入った。

その頃司は月歩で真ん中の上空から全体を見ていた。

 

「入口付近は受験生が固まっているし、やっぱり奥から行くか」

そう言い奥の方に固まっている仮想(ヴィラン)目掛けて攻撃した。

 

「嵐脚」

嵐脚で1P敵3体と2P敵2体を倒し7Pゲットした。

 

「まだまだ行くぞ」

司は嵐脚や指銃(ばち)や武装色で殴ったり蹴ったりして80P程まで稼ぐと上空に上がり全体を見まわした。

 

「あの子囲まれてるな。助けるか」

司が目に留まったのは短めのボブカットで耳たぶが長いコード状になっている女子が仮想敵3体に囲まれているところだった。

 

 

「クッ囲まれた・・・」

女子はどうにか包囲を抜け出せないか考えていた。

 

「あらよっと」

 

「へぇ?」

一瞬にして1Pの仮想敵が2体真っ二つなり女子は間抜けな声を出した。

 

「1体なら大丈夫だろ?」

 

「あ、ああ」

と返事をし2Pの仮想敵を倒した。

 

「あ、あの。ありがきゃ」

少女がお礼を言おうとしたら、地響きが響いて倒れそうになった。

 

「よっと大丈夫か?」

 

「う、うん」

咄嗟に司は女子を支え、地響きがした方を見ると、遠くの方に数十メートルの0P(ヴィラン)が出て来てた。

 

「壊し甲斐がある敵だな」

 

「まさかアレと戦う気!?逃げた方がいいわよ」

司が巨大敵に挑むと知り女性は逃げるよう司に言う。

 

「大丈夫だ。念のため離れてろ」

そう言い剃で巨大敵の真下までいき両手の握り拳を上に向けた。

 

「六王銃!!」

六王銃を受けた仮想敵は上空に飛んでいった。司は追撃しようと月歩で仮想敵に近づき嵐脚を乱れ撃ち仮想敵を小石程まで削った。

 

「ふっーこんなもんか」

司が地面に降り立つと全員が固まっていた。

 

『終了~~~!!!!』

するとプレゼント・マイクから終わりの合図が出た。

 

「ん~終わった。じゃ帰り気をつけてな」

 

「あ、ちょっと!!」

女子が呼び止めようとしたが司は既に帰っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

試験が終わると司は門の所で一佳を待っていた。

「あ!司~~!!」

 

「一佳どうだった?」

 

「手ごたえはあったわ!!司は・・・大丈夫か」

 

「おいおい心配なしか」

 

「心配するだけ無駄でしょ?司なんだし」

 

「まぁいい。帰るか」

 

「うん!」

司は一佳を送ってから家に帰った。

 

 

 

「ただいま~」

 

「お帰り。試験どうだった?」

 

「筆記は自己採点で90点以上はあったよ。実技も同じ位かな」

 

「自信満々か、よく頑張ったな」

 

「父さん帰ってたの!?」

司の父蒼井徹士はヒーローアイテムを販売・製造する会社の社長で家に帰ってくるのは何時も遅いのだ。

 

「ああ。司自身の結果が知りたかったから、今日は早めに帰って来たんだ」

 

「そうなんだ。まぁ一週間後の結果待ちかな」

 

「お前なら大丈夫だろ」

 

「そうね」

その後3人揃って夕食を食べた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時は実技試験時

教員はモニターで各会場の様子を見ていた。

 

「彼だけ反応しましたね」

 

「タイミングがピッタリだ。まるで予知したように」

 

「彼の個性は?」

 

「蒼井司。個性は身体能力増強型です」

 

「蒼井と言うと、あの蒼井産業の御曹司か。ならサポートアイテムを使ったのでは?」

 

「いいえ。見た所それらしきものは無いわ」

 

「増強型なら五感を強化したのでは?」

教員たちは司の行動をみて議論を交わす。

その間にも司は次々と仮想敵を倒す。

 

「う~む。状況を把握するため上空にあがるか」

 

「それに移動が速いね」

 

「冷静にそして的確に敵を倒してるね」

 

「情報力、機動力、判断力、戦闘力。基礎能力はトップクラスだろう」

そこまで判断した所でモニターには敵に囲まれた女子を助けた所が写されていた。

 

「さあ真価が問われるのは・・・これからさ」

そういい教員の一人がボタンを押すと0P敵が出現した。

 

「圧倒的脅威。それを目の前にした人間の行動は正直さ・・・」

モニターには0P敵が現れたにも関わらず、慌てずに見据えていた司が写った。そして次の瞬間には敵の真下に移動し上に拳を向けた。

 

『六王銃!!』

そして敵は上空に飛ばされ、パンチや蹴りで小石程まで削った。

 

「これ程とは・・・」

教員は0P敵がやられるとは思っておらず驚いていた。

そして実技総合成績出た。

 

「1位の彼は敵P103P。レスキューP65Pの合計168P。2位と約2倍のPをつけたね」

 

「2位の彼は敵Pだけで77P。対照的に敵P0で8位。1位の彼に次いでアレをぶっ飛ばすとは」

 

「今年は豊作だな」

 

「そうですかね」

教員が司の事を話していると1人の教員が疑問を口にした。

 

「この歳でここまで動けるのは異常ですよ?この動きはただの中学生じゃない。コイツ敵なんじゃ?」

 

「確かに相澤君の言う通り異常だね。しかし仮に敵だとしてわが校に侵入ならこんな派手な事はしないだろ。メリットはなくデメリットしかないと思うけど」

相澤と言う教員に反論したのはネズミみたいな犬みたいな熊みたいな生物だった。

 

「彼の事は保留にしておくよ。もし敵ならその時取り押さえればいいだけさ」

 

「・・・分かりました」

相澤は渋々納得した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一週間後

 

「司今日通知来るのよね?」

 

「ああ、そうだと思うよ」

 

「ポスト見てきたら?」

 

「まだ早いと思うけどな・・・」

そう言いながら司はポストを見に行った。

 

「ん?おお!雄英からだ!!」

司は封筒を持って部屋に入った。

封筒を開けると丸い円盤状の機械が入っていて、スイッチを押すと映像が投影された。

 

『私が投映された!!!』

そこには黄色のスーツを着込んだオールマイトが映っていた。

 

『なぜ私が映されているかって?それはね、私は今年から雄英に勤める事になったからだ!!さて蒼井司くん結果だが・・・筆記、実技共々トップで合格だ!!!私は雄英で君が来るのを楽しみに待っているよ!!』

そこで映像は終わった。この結果を花と徹士に報告し、一佳に連絡すると彼女も合格といいお互いに祝福した。

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