「「「個性把握・・・テストォ!?」」」
グラウンドに出ると相澤から個性把握テストをすると言われ全員が驚いた。
「入学式は!?ガイダンスは!?」
「ヒーローになるならそんな悠長な行事出る時間ないよ」
緑谷と話していた女子の問いかけを相澤は一蹴する。
「雄英は〝自由〟な校風が売り文句。そしてそれは〝先生側〟もまた然り。中学の頃からやってるだろ?個性禁止の体力テスト。国は未だ画一的な記録を取って平均を作り続けてる。合理的じゃない。まぁ文部科学省の怠慢だよ。蒼井中学の時ソフトボール投げ何
「70
「じゃ個性使ってやってみろ。円から出なきゃ何してもいい早よ」
司は相澤からボールを受け取り軽くストレッチをしてボールを投げた。すると相澤の端末に3295.2
「まず自分の『最大限』を知る。それがヒーローの素地を形成する合理的手段」
「なんだこれ!!すげー
「個性思いっきり使えるんだ!!流石ヒーロー科!!」
「・・・面白そう・・・か。ヒーローになる為の三年間。そんな腹積もりで過ごす気でいるのかい?よし。トータル成績最下位の者は見込み無しと判断し、除籍処分としよう」
「「「はあああ!?」」」
いきなりの除籍処分勧告に生徒達は驚きの声を上げた。
「生徒の如何は
相澤は前髪を掻き揚げながら言った。
第1種目:50
司と走るのは飯田だった。
「飯田かよろしくな」
「ああ。負けないよ蒼井君」
『ヨーイ・・・スタート!』
「剃」
『1秒79!』
『3秒04!』
司はスタートと同時に剃を使った。
「スゲー蒼井一瞬消えたぞ」
「それだけ早かったって事だろ」
「まさか俺の個性『エンジン』のスピードで負けるとは」
「相手が悪かったな」
第2種目:握力
(覇気を使うか)
(マスター私達を憑依すればいいのでは?)
(まだ知られる訳にはいかないからな。また機会があれば皆頼むぞ)
(わかりました)
司は覇気で握力計を破壊してしまったため、測定不能となった。
第3種目:立ち幅跳び
(月歩だな)
司は月歩を使いずっと空中に留まった。途中相澤に「後何分飛べる?」と聞かれ1~2時間と答えると測定不能判定された。
第4種目:反復横跳び
これは普通に剃を使うには間隔が狭い為普通にした。回数は73回
第5種目:ボール投げ
覇気を使い先程より距離が延び3531.1
「緑谷君はこのままだとマズいぞ・・・?」
「ったりめーだ無個性のザコだぞ!」
「無個性!?彼が入試時に何を成したが知らんのか!?」
「は?」
緑谷の番となり飯田と爆豪が言い争っているの尻目に緑谷が投げた。
記録は46
「な・・・今確かに使おうって・・・」
緑谷は個性が使えず動揺した。
「個性を消した。つくづくあの入試は・・・合理性に欠くよ。お前の様な奴も入学出来てしまう」
「消した・・・!!あのゴーグル・・・そうか・・・・・・!視ただけで人の個性を抹消する個性!!抹消ヒーロー『イレイザーヘッド』!!!」
緑谷は個性を相澤に消され彼の正体が分かった。
緑谷と相澤の話は他の生徒には聞こえないが、司は見聞色の覇気で聞いていた。
「指導を受けていたようだが」
「除籍宣告だろ」
緑谷が二度目を投げるとボールを離す瞬間指先が光りボールは遠くまで飛んだ。
「どーいう事だ!こらワケを言えデクてめぇ!!」
「うわああ!!!」
いきなり爆豪が個性を発動しながら緑谷の元に突っかかりに行こうとすると相澤に個性を消され、炭素繊維に特殊合金の鋼線を編み込んだ「捕縛武器」の布に動きを封じられた。
「ったく何度も個性を使わすなよ・・・俺はドライアイなんだ」
(((個性凄いのに勿体ない!!)))
相澤の言葉に生徒達は心の中で突っ込んだ。
第6種目:上体起こし・・・可能な限り素早くし40回
第7種目:長座体前屈・・・50CM
第8種目:持久走・・・剃と月歩の合わせ技である剃刀を使い1位
全種目終了後
「んじゃパパっと結果発表。口頭で説明すんのは時間の無駄なので一括開示する。あ、ちなみに除籍はウソな」
相澤の後半の言葉に一同はポカーンとした。
「君らの最大限を引き出す合理的虚偽」
「「「はーーーーー!!!!??」」」
驚きすぎて飯田はメガネにヒビが入り、緑谷に至ってはム〇クの様になっていた。
結果は・・・
一位 蒼井司
二位 八百万 百
三位 轟焦凍
四位 爆豪勝己・・・となった。
初日終了下校時間
司は門で一佳を待っていると、緑谷と飯田と∞女子が近づいてきた。
「蒼井君先に帰ったんじゃないのか?」
「ん?ああ飯田に緑谷に∞女子か」
「
「すまんすまん。まだ名前知らなかったしな。あと俺麗日に自己紹介してないけどどうして知ってるんだ?」
「それは蒼井君が個性把握テストトップだからだよ」
「あーそっか。じゃ改めて蒼井司だ。よろしく」
「うん。よろしく!」
「っで何故まだ帰ってなかっただな。幼馴染を待ってたんだ。お、丁度来たみたいだ」
「おーい司!!」
手を振りながら一佳が近づいてきた。
「ごめん待った?」
「いいや大丈夫だ。緑谷達と話してたし。紹介する幼馴染の拳藤一佳だ」
緑谷達に一佳を紹介すると3人共自己紹介をして5人で帰る事にした。
前を男3人で歩きながら喋り、後ろを女子2人がガールズトークに花を咲かせていた。
暫く歩くと司のマンションに着いた。
「あ、俺ここだから」
そう言うと一佳以外の3人はマンションを見上げ驚いていた。
「あ、蒼井君てもしかして蒼井産業の関係者?」
「ああ、父さんが社長してるよ」
「「「ええええええ!!?」」」
3人共驚いて周から視線が集まっている。
「まだ時間あるか?良かったら上がっていけ」
司の誘いに4人は頷きマンションに入った。
「15階が俺の部屋だ」
「司まさか15階丸々司の部屋って言わないわよね?」
「よく分かったな一佳。その通りだ」
「もう驚かんわよ・・・」
その会話を聞いていた緑谷達はとんでもない人物とクラスメイトになったと思った。
「適当に寛いでくれ今茶入れるから」
「手伝おうか?」
「一佳はお客だからゆっくりしててくれ」
「分かった」
一佳は緑谷達がいるリビングに向かった。
緑谷達は高級な物ばかりあるのでアタフタしてた。
「そのソファフカフカだよデクくん!!」
「ホントだ!」
「この机は完美大理石だ!わ、割らないか心配だ」
「皆固いね。自分の家だと思ったら?」
一佳の言葉に3人共無理無理と首を横に振った。
「取り敢えず紅茶にしたが大丈夫か?」
司の問いかけに全員が大丈夫と言い紅茶を受け取った。
「ケーキはまだ作ってなかったからクッキーしかないけど、勘弁してくれ」
「おお!司のクッキー久しぶりだ!!」
「もしかして蒼井君の手作りかい?」
「ああ。高校から一人暮らししたかったから、料理を覚えたんだ」
「司の御飯は美味しいんだよ!また食べたいな・・・」
「なら明日の昼に作ってやろうか?」
「お願い!!」
「緑谷達もどうだ?」
「僕はいいよなんか悪いし。今度お願いしょうかな」
「俺も」
「私も」
「オッケー。一佳明日昼取りに来てくれ」
「分かった」
この日は6時過ぎまで話、6時になると司は一佳達を駅まで送り、弁当の材料を買いにスーパーに向かった。