鷹明「どうも、羽沢鷹明です。ハロー、ハッピーワールド!の楽曲は、聞いてて楽しくなる物が多いよな」
政実「そうだね。そして、今回の話はハロー、ハッピーワールド!の初ライブの数日後――バンドストーリーの第11話の辺りという設定で書いています」
鷹明「まあ、そういう説明は必要だからな。さて……それじゃあそろそろ始めていこうか」
政実「うん」
政実・鷹明「それでは、第7話をどうぞ」
第7話 桃色熊の来訪と笑顔のバンド
「さぁーて、『
ガールズバンド支援グループ兼学生バンド『Twilight』を改めて結成した翌日、カウンター席に座っている『Twilight』のメンバーの一人である青司からそんな疑問が投げかけられ、俺は大きな溜息をついた。
「何をするべきだと思うって……それすらまともに考えてなかったのか……」
「んー……まあ、そうだな。ほら、一応蘭達『
「それはそうだけど、俺達は一応学生バンドでもあるんだから、青司達で楽器店に行ってくれば良いんじゃないのか?」
「楽器店か……確かにその案は良いかもしれないな。ちょうど、恵明がバイトをしてる楽器店もあるわけだし」
「そうそう。だから、今から兎亜達を連れて行ってくれば――」
「行くならタカも一緒の方が良いから、今日はいいや。どうせ楽器を見るなら、一度に全員分を見ておきたいけど、キーボード担当のお前がいなきゃ、どのキーボードが良いか分からないだろ?」
「それは……まあ、そうだけどさ……」
青司の言葉に対して溜息交じりで答えていると、そのやりとりを聞いていた他のメンバー達――兎亜達からクスクスと笑う声が聞こえてきた。
「まあ、今日はとりあえず話し合いで良いんじゃない? 最初から何か行動をするよりもまずはミーティングをした方が良いんだからさ」
「そうだよ、タカ兄。それに、青兄の言う通りタカ兄がお店番を任せられている時に僕達だけで活動するわけにもいかないよ」
「そうそう。だから、今日のところは兎亜姉の提案通りにしてみようよ」
「お前達まで……」
兎亜達の言葉にもう一度溜息をついた後、俺は自分の今の状況を思い返した。10分程前の事、昼食後に妹のつぐみがガールズバンド『Afterglow』の練習のために外出し、俺は両親の手伝いをするために店の方へと出てきた。すると、両親はこのお客さんで混み始める前の時間帯を利用して、ちょっと買い出しに行ってきたいと言いだしたので、俺はその間の店番を引き受けた。そして、両親が買い出しに出ようとしたその時、ちょうど青司達が店へとやって来て、俺がこれから店番をする事を青司達へ話すと、青司達は一度出直そうとした。しかし、両親達は何を思ったのか青司達に店番の間の話相手になってくれないかと頼み、青司達がそれを快く了承した事で、今に至るのだった。
まあ……確かにこの時間帯に一人でいるよりは、青司達『Twilight』の皆と一緒にいる方が良いけどな。
そんな事を思いながらクスリと笑った後、俺はカウンター席に並んで座っている青司達へ声を掛けた。
「それじゃあお前達の提案通り、ミーティングをする事にしよう。ただ、その前に何か淹れてくるけど、皆はいつも通りで良いのか?」
「ああ、もちろんだけど……良いのか?」
「ああ。せっかくこうしてきてくれたわけだしな、それくらいサービスするよ」
「タカ……ははっ、サンキューな」
「ありがとうね、タカ」
「「タカ兄、ありがとう!」」
「どういたしまして。それじゃあ早速――」
そして、全員分の飲み物を淹れてこようとしたその時、店のドアが少し強めに開き、「いらっしゃいませ」と言いながらドアの方へ視線を向けた瞬間、俺は自分の目を疑った。何故なら、そこにいたのは――。
「……ピンク色の熊の着ぐるみ……?」
そう、ドアを開けて入ってきたのは、腹の辺りに模様がついたピンク色の熊の着ぐるみであり、微かに息づかいが聞こえる事から中に入っている人が疲労を感じている事は明らかだった。
……店の手伝いを始めて10年くらいになるけど、流石に熊の着ぐるみが来たのはこれが初めてだな……。ん……というか、この着ぐるみ……どこかで見た事あるような……?
熊の着ぐるみに見覚えを感じていたその時、同じように熊の着ぐるみに注目していた青司と兎亜が同時にニヤリと笑い、静かに席を立ったかと思うと、小さな子供のような笑みを浮かべながら熊の着ぐるみへと向かっていった。
「わー! ミッシェルだー!! 商店街の新しいマスコットでお馴染みのミッシェルだー!!」
「ねえねえ、ミッシェル! 中に入ってるのが高校生って聞いたけど、それって本当なの?」
「え、え……!? いや、それは本当ですけど……というか、いきなり何なんですか!?」
「あー、そうなんだー!」
「同じ高校生として、スゴく誇らしいよねー!」
「そ、それはどうも……って、その小さな子供みたいな声と反応は結局何なんですか!?」
青司と兎亜の悪ふざけに熊の着ぐるみから焦りを含んだツッコミが飛んだが、青司と兎亜はとても楽しそうな様子で小さな子供の真似を続けた。
はあ……またコイツらの悪ふざけが始まったよ……。あの着ぐるみの人――どうやら女の子みたいだけど、このままコイツらの悪ふざけに付き合わせるわけにもいかないし、そろそろ止めるか。
小さく溜息をついた後、俺はカウンターの外へと出て、そのまま青司達に声を掛けた。
「青司、兎亜、そろそろその悪ふざけを止めろ。その着ぐるみの人に迷惑だろう」
「……へーい」
「……はーい」
二人は同時に返事をすると、少しだけ名残惜しそうに熊の着ぐるみから離れ、そのまま席へと戻った。そして、熊の着ぐるみがツッコミ疲れから肩で息をする中、俺は熊の着ぐるみへと近づきゆっくりと頭を下げた。
「ウチの幼馴染み達がご迷惑をおかけしてしまい本当に申し訳ありませんでした」
「……あ、気にしないで下さい。こういう感じのノリは、一応慣れているので。ただ……ちょっと人を捜していた最中だったせいか、その分疲れが溜まってて……」
「人……ですか?」
「はい……水色の髪の大人しめな人で、さっきまで一緒にいたんですけど、気付いたら忽然と姿を消しちゃってたんです。なので、早めに見つけてあげたいんですけど、ここにそういう人って来てない……ですよね?」
「そうですね……今日いらっしゃっていたお客様の中には、そういった方は見掛けませんでしたね」
「そうですか……はあ、本当にどこに行ったんだろ……」
熊の着ぐるみがガクッと肩を落とす中、話を聞いていた太陽が小首を傾げながら熊の着ぐるみに問い掛けた。
「あの……そのいなくなった人は、携帯電話を持っていないんですか? 携帯電話を持っていれば、電話をして今どこにいるか訊けると思うんですけど……」
「持ってますけど……今、私の方が持ってないんですよ。この着ぐるみの中って結構蒸すので、携帯を持ってたら流石に壊れちゃいますし、携帯を入れておくポケットも無いので……」
「なるほど……あれ、そういえば何で着ぐるみを着てるんですか? そういう理由があるなら、着ぐるみじゃない方が良いのに……」
「それは……まあ、色々あるんですよ。さてと……それじゃあそろそろ私は行きますね。どうもお邪魔しました」
「いえ……こちらこそ本当に申し訳ありませんでした。あ、あの……もしよろしければ、その人捜しを手伝わせてもらえませんか?」
「……え?」
熊の着ぐるみが驚きの声を上げる中、俺はニコリと笑いながら言葉を続けた。
「見た所、かなりお疲れのようですし、先程幼馴染み達がご迷惑をおかけした分のお詫びをしたいですから」
「え……でも、悪いですよ……。元々は、私達の問題なのに……」
「いえ、お気になさらないで下さい。この幼馴染み達は、こういう時にこそ役に立つ連中ですから」
すると、話を聞いていた青司が少し拗ねたような声を上げた。
「えー……鷹明君はそんな事言っちゃうんですかぁ~……?」
「もちろん言う。というか、悪ふざけをしていた張本人なんだから、それくらいはやって当然だし、こういう捜し物はお前にとって大好物だろ?」
「……まあ、な」
青司はやる気満々といった様子でニヤリと笑うと、そのままスッと席を立った。そして、「行こうぜ」と言いながら兎亜と桃の肩を叩くと、兎亜と桃も同じようにニヤリと笑って席を立ち、熊の着ぐるみへと近付いていった。
「それで、その捜してる人の特徴は他に無いですか?」
「えっと……さっきも言った特徴以外には、髪型がサイドテールでちょっとドジなところがあって、方向音痴で……って、本当に良いんですか? 流石にご迷惑なんじゃ……」
「いいえ、まったく。それに、さっき彼が言ったようにご迷惑をおかけしたお詫びみたいな物なので、気にしないで下さい」
「そうですよ。それに、『Twilight』のメンバーとしては、困っている人を放っておけませんから」
「『Twilight』……あれ、どこかで聞いた事ある名前のような……?」
「あれ、そうなんですか……?」
「はい。たぶん……兄から聞いたんだと思います。ウチの学校――
「羽丘学園に通ってて妹がいる男子……あの、そのお兄さんの名前って……」
「兄の名前は
その瞬間、俺達が同時に「あー……なるほど」と声を上げると、熊の着ぐるみ――奥沢さんは少し驚いた様子を見せた。
「え……皆さん、兄とお知り合いなんですか……?」
「ええ、まあ」
「咲也は俺とタカ――鷹明と兎亜のクラスメートだし、太陽はスイーツ巡りをする仲……あ、たまに桃もついて行ってるよな?」
「そうだね。だから、ここにいる全員が咲也さんの知り合いって事になりますね」
「そうだったんですね……まさか、こんな偶然があるなんて思いもしなかったので、結構驚きですよ」
「ははっ、確かにそうかもしれないな。……っと、今は迷子になっている知り合い捜しの方が優先だな。えっと……その友達の名前はなんて言うんだ?」
「あ、はい……
「ふむふむ……松原花音、だな。まあ、すぐに捜しちまうから、タカ達と一緒にゆっくり待っててくれよ」
青司がニッと笑いながら言うと、奥沢さんは少し不安そうに俯いたものの、ゆっくりと顔を上げると、「……分かりました、よろしくお願いします」と頷き、スッと脇の方へ避けた。青司達はそれに対して笑顔で頷いて応えると、松原さんを捜しに行くために店を出ていった。
さて……アイツらが戻ってくるまでに珈琲とココアの準備をしといてやるか。
ドアがゆっくりと閉まる様子を見ながらそう考えた後、立ったままドアの方を見つめる奥沢さんに声を掛けた。
「どうぞ、座って下さい……って、着ぐるみのままじゃ流石に難しいかな……」
「そ、そうですね……なので、立ったままでも別に大丈夫ですよ?」
「いえ、それは流石に……」
とは言ったものの、着ぐるみ――ミッシェルのままでは、椅子に座るのは難しそうだったため、俺は腕を組みながらどうしたものか考えを巡らせた。その時、店のドアがゆっくりと開く音が聞こえ、青司達がもう帰ってきたのかと思いながらそちらへ顔を向けた瞬間、俺は再び自分の目を疑った。そこにいたのは、スーツケースなどを持った黒いスーツ姿に黒いサングラスの集団であり、明らかに普通のお客様ではない事が分かった。
は……? え、え……ど、どちら様……?
あまりに突然の事だったため、俺と太陽が固まっていたその時、奥沢さんだけは少し安心した様子でその人達に話し掛けた。
「あ……黒服の皆さん、今日もお疲れ様です」
「ありがとうございます、奥沢様。ところで、何かお困りのようでしたが……?」
「あ、はい。実は……今、花音さんをこちらのお二人の知り合いの皆さんに捜してもらっている最中で、その間はお言葉に甘えて少し座らせてもらおうとしていたんですが、どうやらこの着ぐるみのままじゃ椅子に座るのが難しそうなので、少し困っていたんです」
「なるほど……では、こちらの奥の方をお借りして、ミッシェルの着ぐるみを脱がれてはいかがでしょうか? こちらに奥沢様がいらっしゃった際にお召しになっていた服と荷物もありますので、その方がよろしいかと思います」
「あ、なるほど……でも、お店の奥なんて借りる事が出来るのかな……?」
奥沢さんが不思議そうに小首を傾げる中、どうにか我に返った俺はそれに対して返事をした。
「えっと……たぶん、少しくらいなら大丈夫ですよ。まあ……一度両親に連絡をしてみないといけませんので、ちょっと連絡してみますね」
「あ、はい……本当にすみません」
「いえいえ」
申し訳なさそうな様子の奥沢さんに対してニコリと笑いながら答えた後、俺はズボンのポケットから携帯を取り出し、すぐに父さんへと電話を掛けた。そして、父さんに現在の事を説明すると、父さんは軽く笑いながら奥沢さん達が店の奥を使う事を了承してくれた。しかし、そのお礼を言った後に少しからかいの色が浮かんだような声で帰ってきたら奥沢さんがどんな人なのかを教えて欲しいと母さんと二人で言い始めた瞬間に俺は電話を切った。
はあ……いきなり何を言いだすんだよ、父さん達は……。
軽く溜息をつきながら携帯をしまった後、俺は奥沢さん達の方へ向き直り、軽く微笑みながら頷いた。すると、黒服の皆さんはすぐにテキパキと行動を開始し、女性の黒服の人達がミッシェル姿の奥沢さんを奥の方へと連れて行くと、店内には俺と太陽と二人の黒服の男性だけが残る形になった。
「ふう……これで後は、青司達が松原さんを連れて帰ってくるのを待つだけだな」
「そうだね。ところで……さっきいきなり電話を切ってたけど、何かあったの?」
「……いや、気にしなくて良い。父さん達がちょっと悪ふざけをしてきただけだから」
「あ、うん……分かった」
そんな会話を交わしていた時、黒服の人達が俺達へと近づき、恭しく一礼をした後にとても落ち着いた様子で話し掛けてきた。
「この度の我々の要望を快く受けて頂きました事、誠にありがとうございます。よろしければ、お二方のお名前を教えて頂けますか?」
「あ、はい……俺はこの
「えっと……僕は
「羽沢様、そして上原様ですね、畏まりました。それと羽沢様、先程仲間の一人から連絡が入りまして、松原様とお二方のご友人が無事に合流し、こちらに向かっているとの事でしたので、間もなく到着されると思われます」
「あ、そうなんですね……ところで、皆さんは奥沢さんとはどういうご関係なんですか?」
「私達は
「弦巻……そういえば、薫が誘われたっていうバンドのボーカルもそんな名前だったような……?」
「はい、その通りでございます。バンドではこころ様がボーカルを務められ、
「なるほど……という事は、今日はライブかライブの練習があったという事ですか?」
「いえ、本日は新曲のアイデアとライブを行うのに相応しい場所を探すための街中散策の予定でして、奥沢様がミッシェルの姿をなさっていたのは――」
「……こころとはぐみと薫さんが、ミッシェルと私を別物だと考えているからですよ」
「……え?」
その声の方へ振り向くと、そこには黒と灰色の帽子を被り同じく灰色のシャツを着た長い黒髪の女の子――奥沢さんの姿があり、奥沢さんの表情には呆れの色が浮かんでいた。
「薫達が奥沢さんとミッシェルを別物だと考えているからって……つまり、ミッシェルの中に入っているのが奥沢さんだと分かってるのは、松原さんだけって事ですか?」
「はい、その通りです。あ、それと……私の事は美咲で良いですし、別に敬語じゃなくても良いですよ。羽沢さんからすれば、私は年下なので」
「……うん、それじゃあお言葉に甘えてそうさせてもらうけど、俺の事も鷹明で良いよ。苗字の方だと、妹と一緒にいた時に間違えちゃいそうだからね」
「あ、因みに僕も名前の方で良いですよ、美咲さん。僕の場合は姉がいますし、名字で呼ばれるのはちょっとこそばゆいので」
「……分かりました。それでは、私もお言葉に甘えさせてもらいますね」
「うん、ありがとう。それで、さっきの話に戻るけど、どうしてそんな事になったのかな?」
「そうですね……こころやはぐみ達の事なので、私には何とも言えませんけど、私とこころ達が初めて会った時に私がミッシェルの格好だったのも原因の1つかもしれませんね。それに、いくら私と花音さんが説明してもまったく理解しないので、あの三人的にはミッシェルは着ぐるみじゃなく、本物の熊っていう認識なのかもしれません」
「本物の熊って……弦巻さんと北沢さんは、まだどんな人か分からないから何とも言えないけど、流石に薫がそんな事を思うはずが……」
苦笑いを浮かべながら否定の言葉を口にしかけたが、日頃の瀬田薫という人物の言動を思い返した結果、段々それが事実である確証が持て、「……あり得るかもしれない」という言葉が口から出てくる事となった。
……やっぱり、アイツなら普通にあり得そうな気がする。もしかしたら、弦巻さん達の気持ちを考えてそんな事をしている可能性もあるけど、もし本当にそうだったとすれば、美咲ちゃんと松原さんには話しておく気がするし、今回に関しては本気でそう思ってる気がする……。
「……美咲ちゃん、薫の非礼を本人の代わりに謝らせてもらうよ。本当にゴメン……」
「い、いえ……別に鷹明さんが謝る事は無いですよ。ただ……あの三人も時には良い事を言うんですよね。いつもは、自由気ままな三人組なのに」
「あ、その気持ちは分かるかもしれない。俺も普段から青司や兎亜の自由さには悩まされてるけど、ちゃんとその時その時で一番大切な事は分かってるから、結構気付かされる事が多いんだよね」
「そうなんですよね。まあ……普段からちゃんとして欲しいと思った時は、これまで何度もありましたけどね」
「確かに俺もそういう時はあったかな。けど、それと同じだけそういう強引で自由奔放に見える行動に助けられた事だってある。実際、俺は青司達が話し掛けてくれたり色々と引っ張り回してくれたりした事で、人間的に成長できたような気がするし、そういう時に青司達がいかに頼れる存在で、一緒にいて楽しい存在なのかを周囲に知って欲しいと日々思ってるからね。だから、今は薫達の自由な言動に悩まされ、もう嫌だと思っているかもしれないけど、美咲ちゃんにもいつかはそういう時が来るかもしれないよ」
「来ます……かね? 私、バンドに加わった経緯が半ば強引な形でしたし、現在バンドの脱退を目指して色々考えてるところですけど……」
「少なくとも、俺はそう思うよ」
「……分かりました。せっかくそう言ってもらったので、その言葉はちゃんと覚えておきますね」
「うん」
静かに微笑む美咲ちゃんとそんな会話を交わしていた時、それを静かに聞いていた太陽が突然クスクスと笑い出した。
「ん……太陽、どうしたか?」
「ううん。美咲さんとはさっき初めて会ったばかりなのに、もうそんなに仲良くなったんだなぁと思ってね。さっきの話じゃないけど、こういう時ってタカ兄よりも青兄の方が先に仲良くなりそうだから、ちょっとだけ不思議かなって」
「うーん……やっぱりグループ内の立ち位置が似てるからじゃないか? 俺と違って美咲ちゃんはハロー、ハッピーワールド!のリーダーでは無いけど、自由人組を止めるという役割は同じだからな」
「なるほどね。という事は、もしかしたらハロー、ハッピーワールド!にも僕みたいな立ち位置の人はいるかもしれないね」
「そうなる……のかな? 太陽の立ち位置っていうと、ボケに回る事は多いけど、普段は皆の事を落ち着いて見てるイメージだけど……」
「うーん……そうなると、花音さんが一番近いかもしれませんね。花音さんは私と一緒でこころ達を止めてくれる側ですけど、結構流される事も多いですし、そういうバランス配分を考えるなら他の三人と私よりは花音さんに近いかもしれません」
「なるほど……」
となると、残りは青司達と弦巻さん達になるけど、性格や考え方的に青司と弦巻さんがたぶん同じで、男女からの人気の高さや絵になる容姿的に兎亜と薫が同じ、そしてこの調子で行くと桃と北沢さんが同じ事になりそうだから、もしかしたら俺達『Twilight』と美咲ちゃん達ハロー、ハッピーワールド!は、結構似た者同士なグループなのかもしれないな。
そんな事を考えていたその時、店のドアがゆっくりと開く音が聞こえ、俺達が同時にそちらへ視線を向けると、そこには達成感に満ちた表情の青司達と不安そうな表情を浮かべる水色のサイドテールの女の子――松原さんの姿があり、その姿を見た瞬間、俺はとある事を思い出した。
……あれ、この人……よく見たらこの前も太陽達の友達の
松原さんの事を見ながらそんな事を考えていた時、満足顔の青司が少し大きな声を上げた。
「たっだいまー、諸君! 『Twilight』の元気印、
「……お前が『Twilight』の元気印なんて初耳だけど、とりあえずおかえり」
「おかえり、皆」
「うん、ただいま」
「ただいまー」
俺達がやりとりをする中、美咲ちゃんはすぐに松原さんの元へ駆け寄り、心配そうな様子で声を掛けた。
「花音さん……怪我したり具合悪くなったりはしてませんか?」
「うん、大丈夫だよ、美咲ちゃん。あの……迷子になっちゃって本当にゴメンね……」
「いえ、良いんです。花音さんが無事でとてもホッとしてますから。それにしても……美竹さん達が見つけるまでどこにいたんですか? 私は花音さんがいなくなった後、花音さんが友達とよく行く喫茶店があるって話してたのを思いだして、とりあえずここに来ましたけど」
「あ……実は、私も美咲ちゃんとはぐれちゃった時にとりあえずここに来てみようって思ってここまでずっと歩いてたの。ここで待たせてもらえば、もう誰かとはぐれる事も無いかなと思って。でも……」
「あー……なるほど。ここに来ようとしたは良いけど、更に迷子になっていたところを美竹さん達が発見したって事ですね」
「う、うん……。最初、青司君達に話し掛けられた時、初めての人達にいきなり話し掛けられてどうしようってなったんだけど、三人とも私が安心するような話し方をしてくれて、それで落ち着くことが出来たの。そして、美咲ちゃんがここで待っててくれてる事を聞いて、桃ちゃんと兎亜ちゃんに手を繋いで貰いながらここまで来たんだ」
「まあ、その方が良さそうですね。なんにせよ、こうして再会できたのは本当に良かったですよ。後は……こころ達に連絡をいれないといけませんけどね」
「あ、それなんだけどね……ここに来る途中でこころちゃん達にはもう連絡をしてあるの。だから、もうそろそろ来ると思うよ」
「……分かりました。それじゃあこころ達が来るのを待つ事にし――」
美咲ちゃんが頷きながらそう言ったその時、店のドアが勢い良く開き、それと同時にとても元気な声が聞こえてきた。
「ミッシェルー! 花音! 迎えに来たわよー!」
「わーい、喫茶店だー!」
「ふふ……やはりここはいつでも良い雰囲気だね」
そこには目をキラキラとさせた金髪のロングヘアーの女の子とオレンジ色の髪のショートヘアの女の子、そして俺と太陽と同じ演劇部に所属する薫の姿があり、美咲ちゃんはその三人の姿を見ると、大きな溜息をついた。
「はあ……来たのは良いけど、少しは落ち着いてよ……」
「あはは……けど、こころちゃん達らしいと言えばらしいよね」
「そうですね……」
美咲ちゃんと松原さんがそんな会話をしていた時、金髪の女の子はキョロキョロと店内を見回し、美咲ちゃん達の姿を見つけると、不思議そうに小首を傾げながらも二人へと近付いていった。
「花音はいたけど、ミッシェルの代わりにキグルミの人がいるわね。ねえキグルミの人、ミッシェルがどこに行ったか知ってるかしら?」
「あー……うん、ミッシェルは急に予定が入っちゃったから今日はもう帰っちゃったみたいだよ、こころ。というか、私の名前をいい加減覚えて欲しいんだけど……」
「キグルミの人の名前……? えっと……何だったかしら?」
「……奥沢美咲だよ。一応、同じクラスなんだから覚えておいて」
「おくさわみさき……うん、覚えたわ! たぶん!」
「たぶんって……はあ、まあ良いや」
金髪の女の子――弦巻さんの言葉に美咲ちゃんが諦め気味に溜息をつく中、薫はオレンジ色の髪の女の子を連れて俺達の方へと近付いてきた。
「やあ、『Twilight』の諸君。こんなにも良い天気の日に君達に会えるとは、ふふ……神様も粋な計らいをしてくれるものだね」
「そうだな。ところで、その隣にいる子が北沢さんで良いんだよな?」
「ああ、そうだよ。北沢はぐみ、我々『ハロー、ハッピーワールド!』のベース担当であり、地元のソフトボールチームのキャプテンも務めているとても元気で頑張り屋さんな子だよ」
「初めまして、北沢はぐみっていいます! 呼ぶ時ははぐみで大丈夫ですよ! 家はお肉屋さんをやってるから、良かったら一度来てみて下さい!」
「うん、分かった。えっと……それじゃあせっかくだし、俺達も自己紹介しとこうか」
「そうだな。んじゃあ、まずはタカから行こうぜ」
「分かった。俺の名前は羽沢鷹明、このガールズバンド支援グループ兼学生バンド『Twilight』のリーダーで、キーボードの担当なんだ」
「それじゃあ次は俺だな……俺は美竹青司、『Twilight』の副リーダーでボーカルとギターの担当だ。よろしくな!」
「私は宇田川兎亜、『Twilight』ではボーカルとギターの担当だよ、よろしくね」
「それで、僕は上原太陽。『Twilight』のドラム担当だよ、よろしくね」
「最後は私だね。私は青葉桃、『Twilight』のベース担当だよ、よろしくね」
そんな具合に俺達が自己紹介をしていた時、突然弦巻さんが俺達の方へ顔を向けると、目をキラキラとさせながら俺達に話し掛けてきた。
「あら、貴方達もバンドをやってるのね! ねえねえ、ライブはもうしたの?」
「いや、結成したのが昨日だし、各々の楽器もまだ無いから、もう少し先の話かな」
「そうなの……あ、それならウチにある楽器を使えば良いわ! 花音は自前のドラムがあるけど、他の皆はウチにある楽器を使っているし、何なら好きなのをあげても良いわよ。それに、ウチには練習するための場所もあるし、至れり尽くせりと言っても良いわね」
「うーん……確かに魅力的な提案だが、それなら練習の時にだけ楽器を借りるくらいで良いかな」
「あら、どうして? 楽器が近くにあった方が、いつだって練習が出来るから、上達だって早くなるでしょ?」
弦巻さんが尤もな事を言う中、青司は首を静かに横に振った。
「確かにそうかもしれねぇけど、俺は意見を変えるつもりはねぇよ。楽器を借りっ放しのままが申し訳ねぇとかあんまし迷惑を掛けられねぇとか理由は色々あっけど、一番の理由は
「楽器は自分の相棒……?」
「ああ、楽器は自分に合った調整をするのが一番だし、練習や演奏を続けていく事で愛着も湧いてくる。それってつまり、自分の相棒みたいになっていく事と同じだろ? だったら、楽器は自分がこれが良いと思った奴を楽器店巡りで見つけて、ソイツを自分の力で手に入れた方が良いと俺は思ってる。だから、勝手な事を言うようだが、自分達にとって納得のいく楽器を見つけるまではその提案を受けたいが、あくまでも練習の時に一時的に借りるだけであってもらったり持っていったりする気は無い。これは俺にとっての信念みたいな物だからな」
「青司……」
そう弦巻さんに語る青司の目は、とてもまっすぐで真剣な物であり、何を言われようとその意見を変える気が無いのは明らかだった。
楽器は相棒、か……。何だか青司らしい考え方だよな。
クスリと笑いながら思った後、俺は青司の方をポンッと叩きながら口を開いた。
「青司の言う通りだな。『ハロー、ハッピーワールド!』の皆の事を悪く言う気は無いけど、つぐみ達『Afterglow』だって自分達でこれだと思う物を選んでたわけだし、俺達だって最終的にはそうしたいところだからな」
「タカ……へへっ、お前ならそう言ってくれると思ってたぜ。流石は俺達の幼馴染みで『Twilight』のリーダーだな」
「まあな。という事で……弦巻さんさえ良ければ、しばらくの間バンドの練習の時にだけ俺達に楽器を貸して欲しい。もちろん、その分の対価が欲しいなら出来る限り払うつもりだ。だから、お願いします」
弦巻さんに対して頭を下げながら言い、ゆっくりと頭を上げると、弦巻さんは考え込むような仕草を見せた。
「対価、ねぇ……。楽器を貸すのにそういうのはいらないわ。ただ、貴方達にも私達の目的に協力して欲しいかしら」
「弦巻さん達の目的……?」
「こころで良いわよ。それで、私達の目的だけど……それは、世界を笑顔にする事よ!」
「世界を……笑顔に……?」
「ええ! 世界中が笑顔になれば、皆が幸せいっぱいになれるでしょ? 私達はそれを目指して、日々バンド活動をしているのよ」
「なるほど……」
こころちゃんの言葉に少しだけ考えさせられていたその時、同じく話を聞いていた青司が突然「……ん?」と何かを思いついたように声を上げたかと思うと、肩をポンポンと叩きながら話し掛けてきた。
「……なあ、タカ?」
「ん……どうした?」
「『ハロー、ハッピーワールド!』の目的と俺達の目的って、規模は結構違うけど、どこか似てるような気がしねぇか?」
「まあ……そうかもしれないな。『ハロー、ハッピーワールド!』は世界を笑顔にするのが目的だけど、俺達は『Afterglow』の五人や『ハロー、ハッピーワールド!』のようなガールズバンドの支援などがメインで、他にも羽丘学園の皆や商店街の皆の悩み解決もしてるから、誰かを笑顔にするという点においては、似てるかもしれないな」
「だろ? つまり、『ハロー、ハッピーワールド!』の目的に協力するのは、俺達『Twilight』にとって当然の事だし、『ハロー、ハッピーワールド!』は俺達の同志みたいな物になるよな?」
「同志って……まあ、そうかもしれないけどさ」
俺達がそんな会話を交わしていたその時、こころちゃんが顔をぱあっと輝かせながら青司に話し掛けた。
「貴方達も皆の笑顔のために日々活動をしてるのね! それってとっても素晴らしいことだと思うわ!」
「へへ、だろ? まあ、さっきも言ったように規模はそちらさんよりは小せぇけど、同じような目的を掲げる同志として、俺的には『ハロー、ハッピーワールド!』の目的には協力させてもらうつもりだ。尤も、俺達の妹のバンド『Afterglow』が困っていた時には、そっちを優先させてもらうけどな」
「それはもちろん構わないわ。協力してもらう以上、それは当然の事だもの」
「へへっ、サンキューな。それで……タカはどうしたい? あくまでもこれは俺の意見で、『Twilight』の行動の最終決定を下すのは、リーダーであるお前だから、お前の決定には従うぜ?」
「……そこまで言われて嫌だなんて言うと思ったのか?」
「いや、思わないぜ? ただ、念のため確認しようと思った、それだけだからな」
「だと思ったよ……」
青司の言葉に対して溜息交じりに呟いた後、俺は兎亜達の事を見回しながら声を掛けた。
「お前達もそれで良いか? もし、何か意見があるならしっかりと聞くけど」
「ううん、私も賛成だよ、タカ」
「僕も賛成だよ、タカ兄」
「もちろん、私も賛成だよ」
「分かった」
兎亜達の賛同も得られた後、俺はこころちゃんの方へ向き直り、ニコリと微笑みながら話し掛けた。
「という事で、俺達『Twilight』は『ハロー、ハッピーワールド!』の目的に協力させてもらうよ。これからよろしく、こころちゃん」
「ええ! こちらこそよろしくね、『Twilight』の皆!」
満面の笑みを浮かべるこころちゃんと握手を交わした後、俺は松原さんの隣で美咲ちゃんが浮かない顔をしているのに気付き、青司にアイコンタクトを送った。青司はそれに対してコクンと頷いて応えると、俺が美咲ちゃんの方へ動くのに合わせてこころちゃんへと近付き、これからの事についての話し合いを始めた。その様子に軽く安心感を覚えた後、俺は美咲ちゃんに話し掛けた。
「なんだかゴメンね、美咲ちゃん。バンドを抜けたいと思っている人の前で、あんな話を進めちゃって」
「あ、いえ……それは気にしないで下さい。話の流れとか青司さんとこころの性格とかからそうなるだろうなとは思ってましたから、別に鷹明さんが謝る必要はありませんよ」
「そっか……それなら良いけど」
「はい。それに、実はちょっと安心してる所もあるんです」
「安心してるって……美咲ちゃん、どういう事?」
「『ハロー、ハッピーワールド!』と『Twilight』が繋がりを持った事で、私達にいざという時にこころを止めてくれる仲間が増えたからです。今日のこの出会いで、私と花音さんには鷹明さんという常識人の仲間が増えましたし、青司さんや兎亜さんというふざける事はあるけど、考え方はしっかりとしている方と出会えたので、この先の不安は結構減ったと思ってます」
「あはは……なるほどね」
「……まあ、今日のこの出会いの中で一番嬉しかったのは、鷹明さんと出会えた事ですけどね」
「え、どうして……?」
「鷹明さんは私と同じような立ち位置にいながらも私とはちょっと違う考え方を持っていて、私に新しい可能性を示してくれましたからね。私にはまだこのバンドを抜けたいという気持ちはありますけど、鷹明さんの言葉で少しだけ考え方を変えてもらった気がするんです。だから、本当にありがとうございます、鷹明さん」
「……どういたしまして」
ニコリと微笑みながらお礼を言う美咲ちゃんに対して俺が微笑み返しながらそれに答え、それを松原さんがニコニコと笑いながら見ているという和やかな雰囲気が流れていたその時、「タカ!」という青司の声と「美咲、花音!」というこころちゃんのとても楽しそうな声が聞こえ、俺と美咲ちゃんは同時に溜息をついた。
はあ……本当に良くも悪くも雰囲気ブレイカーな二人組だよな……。
「……それで、どうしたんだ?」
「こころ達『ハロー、ハッピーワールド!』と今親睦会をするっていう話になったんだけど、ここでやってても良いか?」
「まあ、騒ぎすぎなきゃ別に良いけど……」
「というか、私達は新曲のアイデアとかライブ会場探しとかをしてたでしょ? 早く行かないと日が暮れちゃうよ?」
「確かにそうね。ただ、それなら明日でも出来るけど、『Twilight』の皆との親睦会は今じゃないと出来ないし、この親睦会の中で情報交換や情報共有をすればその問題も解決よ」
「こころが思ったよりまともな事を言ってる……!」
「まあ、『Twilight』の皆との親睦会が楽しそうっていうのが、一番の理由だけどね」
「……前言撤回、やっぱりいつものこころだった……」
こころちゃんの言葉に美咲ちゃんが溜息をつく中、俺はそんな美咲ちゃんを見ながら松原さんに話し掛けた。
「……松原さん、『ハロー、ハッピーワールド!』の方も結構大変そうですね」
「あはは……確かにこころちゃん達の元気と自由さについて行くのは結構大変かも……。あ、それと……私の事も花音で良いですよ? お互いに同い年ですし青司君や兎亜ちゃんもそう呼んでくれてるので」
「……うん、分かった。それじゃあ改めてよろしく、花音さん」
「はい、こちらこそよろしくお願いします、鷹明君」
花音さんとの会話を終えた後、俺は楽しそうに親睦会のための話し合いをしている青司達を横目に未だに呆れた様子でこころちゃんを見ている美咲ちゃんに声を掛けた。
「美咲ちゃん、たぶんああなった以上、青司もこころちゃんも止めようが無い気がするし、ここはもうこの親睦会を楽しんでしまった方が良いと思うよ。それに、こころちゃんの言う通り、この親睦会は情報共有や情報交換の場にも使えるわけだから、決して無駄にはならないだろうし」
「……ですね。一応、私も『ハロー、ハッピーワールド!』のメンバーですし、どうにかあの三人の事を花音さんと一緒にどうにかしながら楽しんでみますよ」
「うん。俺も店の手伝いをしながらフォロー出来る時はするから、同じストッパー役として頑張っていこう」
「はい、その時はお願いします、鷹明さん」
「ああ、任せておいてくれ」
美咲ちゃんの安心感に満ちた表情に対してコクンと頷いて答えた後、俺は美咲ちゃんと花音さんの二人を見回しながら再び声を掛けた。
「よし……それじゃあ行こうか、美咲ちゃん、花音さん」
「「はい」」
二人の返事を聞いた後、俺達も親睦会の話し合いに混ざるために青司達の方へと歩いていった。
さて……これからは新しい仲間達とも協力しながら今まで通りに精一杯頑張っていこうかな。
春の日のお客様で混み始める前のちょっとした時間に春風と共に訪れた新しい出会いで、俺の心は春の陽気のように静かにポカポカしてきたような気がし、俺は話し合いに混ざりながら小さく微笑んだ。
政実「第7話、いかがでしたでしょうか」
鷹明「今回はハロー、ハッピーワールド!のメンバー達との顔合わせ回だったけど、これからもこんな感じで他のバンドとの交流回みたいなのはあるのか?」
政実「一応はある予定だよ。既存のイベントを元にした回もあるけど、今回みたいなオリジナル回も時々入れていく感じかな」
鷹明「分かった。そして最後に、今作品についての感想や意見、評価などもお待ちしていますので、書いて頂けたらとても嬉しいです。よろしくお願いします」
政実「さてと……それじゃあそろそろ締めていこうか」
鷹明「ああ」
政実・鷹明「それでは、また次回」