Fateの世界に転生したがそもそも宇宙が始まっていなかった件   作:いうこにね

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第一戦!!!始まるよー。

原作は主人公によって壊滅させられて
ますので、原作に沿った展開は期待しないで
ください。


アーチャーvsランサー所によりセイバー。

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冬木市穂群原高校───────

 

 

 

校庭で見合う三人、対峙する一人の青年。

青年は朱の長槍を肩に担ぎ、緊張した様子

も無くただダラリ、と脱力し三人を見つめている。

対峙する三人、遠阪凛と二人の女神イシュタル

とエレシュキガル。

「嬢ちゃん達、中々良い眼しやがる。」

青年のその言葉に、ピクッと反応した二人の

女神。

「お嬢ちゃん『達』ですって?アナタ

誰に向かって言ってるのかしらぁ?」

イシュタルが怒った様にアーチャーとしての

武器、天の舟アマンナの船首部を振り回す。

この女神、年齢を低く見られるのは嫌いなの

である。

「なんだ『嬢ちゃん』じゃ、無かったのか。」

ムッ、っとそれに対しても顔を不機嫌に変える。

「年寄りと思われるのも面白くないわ。

そうね、『イシュタル様』と呼びなさい。」

ころころと変わるイシュタルの表情を面白そう

に見ながら青年、青色の外装を身に纏った、

ケルトの大英雄クーフーリンは静かに槍を

構える。そこには今までのフワフワした雰囲気

は、一欠片も残っていなかった。

「すまねえが、別にお喋りの為に此処に来た

訳じゃねえんだよ・・・なァ!!!」

爆発的な踏み込みとともにクーフーリンは

槍を携え、一拍子の間に凛達を槍の間合に

捉えた。弓では不利だと思い、イシュタルも

虚空より、黄金の槍を取り出す。

僅か一刹那の間、数十の甲高い音が夜の校庭に

響き渡る。その闘いはもはや目で見ることは

出来ず、朱と黄金の軌跡が辛うじて確認できる

のみであった。

「やるなぁ、嬢ちゃん。ウチの師匠を思い出し

ちまうぜ・・・。」

クーフーリンが苦い顔をして、イシュタルを

褒める。

「だから『お嬢ちゃん』じゃないって

言ってんでしょうがァァァ!!!!」

イシュタルの槍が更に速さを上げていく。

それに対応するように、クーフーリンも

槍を振るうが狂戦士と化したイシュタルの

槍撃がいよいよクーフーリンを追い詰めよう

としたその時、不意にクーフーリンの手が

止まった。横から迫るイシュタルの一撃を避け

後方に跳んだ。彼が眼をやった先には木の陰に

隠れていた高校生、衛宮士郎が立っていた。

それに一瞬で反応したのはクーフーリンと

遠坂凛。

(なんで衛宮君がそこに居るのよ!!)

遠坂凛が焦った声で叫ぶ。

「イシュタル、あのサーヴァントを追って!!」

「わ、分かったわ!」

虚を突かれたイシュタルが、凛の叫びを聞き

直ぐにクーフーリンを追いかけて校舎に

入って行った。

「マスター!私たちも行くわよ!!」

エレシュキガルが凛を抱きかかえて、こちらも

猛スピードで校舎に飛び込んだ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

数分前────────

 

 

衛宮士郎は学校での用を済ませ、帰路に着い

ていた。そこでふと、甲高い音を聞いた士郎は

校庭に顔を出した。

そこで目にしたのは、認識不能な闘い。

女と男が槍を振るい合っているのだと辛うじて

分かるだけで何が起こっているのかは、士郎に

は解らなかった。ただ起こっている事は解らず

とも、自分がその闘いに魅せられているのは

理解できた。その空気に当てられて、身動ぎ

した士郎は、そこで足元の枝を踏んでしまった。

パキン!という音が静寂の中で大きく響いた。

士郎は自分の顔から血の気が引くのを感じて

いた。肌を撫でるそよ風すら自分に迫る死神

なのでは無いかと錯覚するほどだった。

あの眼、今まで黄金の槍を持った女に対して

向けられた眼が自分に向いた。

それだけで、士郎は絶望に染まり切ってしまう。

そこからの崩壊は早かった。

「あ、、ああああああああああああああああああ

ああああああああああああぁぁぁ!!!!!」

自分でも何を言っているのか分からないまま、

士郎は校舎に逃げこんだ。

少しでも助かる方へ、とひたすら逃げる士郎

だったが・・・・。

「よう、兄ちゃん元気か?悪いが此処で

・・・・・・死んでくれや。」

絶望が衛宮士郎を貫いた。

 

 

「・・・・くん!!、衛宮君!!!」

自分を呼ぶとても聞き覚えのある声が

何度も頭に響く。

(・・とお・・・さか?)

しかし、士郎の意識は深くに落ちて行った。

 

 

 

衛宮士郎が眼をゆっくりと開く。

「ここは・・・・。ッッッ!!!そうだ、

俺はアイツに心臓を・・・。」

そう言って自分の胸を見る。確かに大量の血痕

こそ着いているが、自分自身には目立った傷は

見受けられない。

「どういう事だ?」

夜の学校にこの格好で居るのが見つかっても

碌なことに成らないと気付いた士郎は、

ひとまず、自分の血痕を掃除することにした。

何か証拠隠滅してる犯人みたいだな、と思いつつ

テキパキと作業をこなしていく。

そして、それが終わると家へ向かって歩きだした。

屋敷に着いた士郎は、広間にて胡座をかいて

ドッカリと座り大きく息を吐いた。

「・・・・一体何だったんだ?さっきのは」

いきなり襲われ心臓を貫かれ・・・しかし、

死んではおらず傷も残っていない。

何か考えようにも、材料が少なすぎる。

(ここは謎の頼もしさに定評のあるシンに

でも電話するか・・・?)

そんなことを思い付いたその時 。

ゾククッッッ!!!と悪寒が士郎の全身を貫いた。

その場から横に体を遠ざける。天井の崩落と

共に士郎を一度殺した男が飛来した。

「おいおい、心臓を穿ったんだぜ。

大人しく死んでくれれば二度も苦しまずに

済んだものを。」

再び男が朱の槍を構える。

しかし、衛宮士郎の反応は先程とは真逆だった。

自分が唯一使えると言っても良い魔術『強化』

を使用した。

「よし・・・」

魔術は成功した。士郎が手にした鉄パイプは

強化され、その強度を格段に上昇させた。

鉄パイプを構える士郎に対して男が呆れた顔で

忠告した。

「止めといた方が良いと思うがねぇ。」

最初に仕掛けたのは士郎の方だった。

渾身の力で鉄パイプを振るう。しかし青い男は

それを容易く打ち払った。士郎のバランスが崩

れた瞬間、凄まじい蹴りが士郎の腹に突き刺さる。

そのまま、士郎は庭を転がるようにして吹き飛ば

されて、屋敷の奥にあった物置小屋に突っ込んだ。

 

「ぐぅ、、、ぅっっ、、」

士郎は短い呻き声をあげる。既に骨は数ヶ所が

折れ、腹の感覚が無くなりかけていた。

(く、、そ、、、また俺は死ぬのか?)

訳も解らず殺されるのか?と、ぶれる視界の

中で自分に問いかける。死神の足音は止むこと

無く、砂利を踏みつけて確実に近づいて来る。

その時、物置小屋にあった埃を被った魔方陣が

光を発し始めた。膨大な魔力が魔方陣に集約

されていく。衛宮士郎は言葉を失っていた。

光が収まると其処には甲冑を身に付けた

金髪の少女が立っていた。少女が口を開く。

凛とした声が辺りに響いた。

 

 

 

────────問おう。貴方が私のマスターか。

 

 

 

 




書き上げた!!!
こんな感じだと記憶しておりますが
合っていますかね?


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