Fateの世界に転生したがそもそも宇宙が始まっていなかった件   作:いうこにね

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先史以前の小さな戦いの話。



遊星ヴェルバーと先史の英雄《前編》

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地球に生まれた先史以前の『ヒト』。

彼らは自分達の文明を作り出し、

明らかに年代に合わないもの『オーパーツ』

のような物を作り、豊かに発展してきた。

文明が出来たばかりのこの時、何故そんな

ことが出来たのか?

 

 

「ここはホラ、こうしてね、、、。

面積を求めるんだよ。えっ?『面積って何?』

ホラ・・・ここからここら辺のアレだよ。

えっ?マジ?分かるの?スゲーなオイ。」

 

 

この男の仕業である。全く、碌な事を

しない男である。

しかし、こうなったのもこの男ともう一人、

シェードのせいである。

この二人、なんちゃって地球の守護者達は

本来、この先史文明に技術を与えるハズだった

天体をぶっ壊す、食べるの連続コンボで

殺っちゃった訳である。

 

 

気付いたときにはもう遅かった、

天体は木端微塵の宇宙(ソラ)の藻屑と

化していた。

本来の歴史通りにいかないと、何が起こるか

分からないのでこうして、天体が伝える予定

だった技術を与えているわけだ。

 

 

つまり本来の歴史でも宇宙人が技術を与えて

いた、と言うことが証明された訳だ。

『宇宙人が自分に変わっただけだから

別に良いだろう。』と言うのは本人談。

 

 

そんな経緯で数千年が経ち、シンは王に、

シェードは女王的な存在になっていた。

というか、数千年の間王が変わらないとは

ナメた文明である。

 

 

そして、この数千年の間 、『神』という

存在は生まれていない。

理由は単純である。神とはそもそも人々

が自然を畏怖し、そこでうまれた『信仰』が

形作ったものである。

しかし、この文明に生きる者にとって、

神と言える存在は二人だけであり、自然現象

を操る。一切合財の不可解な事を生贄や何らか

の儀式なども使わず自らの手で起こす。

そんな存在を人々は畏怖し、また信仰した。

 

 

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先史文明が栄えた地。

有り得ないほど精巧に作られた神殿。

完璧な左右対称の比率が、其処にいる

存在の権力とこの文明の超高水準の建築

技術の高さを否応なしに表している。

 

 

その神殿の中に三人の人間がいた。

厳密に言うとその内二人は人間ではない。

星の破壊者たるシェード、宇宙の始まりから

生き続けるシン。

この二人の前に跪いている青年はユラ。

この世界で先史以前、否、有史以降を合わせても

最高の才を持つ戦士である。

文字が発達しなかったせいで

後の人類には知られる事こそ無かったが、

シンやシェードなどを除いて最も早く

『魔力』を利用し始めた《才ある者》である。

 

 

その才能は数多の外星文明の情報を得てきた

シェードをして驚嘆させるほどの物で

シンが与えた剣や槍、ありとあらゆる武器

を全ての使いこなして見せ、魔術について

も独自に術式を作り出す程の理解を示した。

そして高潔なユラの精神と価値観を二人は

とても気に入り、いろいろな技術を与えて

育て上げた。もともと武芸に関しては全て

最高練度のユラに対し二人が行った修行は

『模擬戦』である。

剣を持ったシンやシェードを相手取り、

武芸を完全に無視してくるような存在

に対する戦闘技術を習得させた。

 

 

ここで、「シンとシェードが力を振るったら

全ての物が破壊されるのでは?」と疑問に思う

方も居るかも知れないが、それについては

人類が生まれた地球に降りてくる際に、

二人とも人間スケールの規格に力を落として

降臨したため、人類最高の才を持つユラとな

らば十分に戦いになると言うわけだ。

 

 

この先史文明は数千年もの間、ずっと成長

し続けて今に至る。その技術は凄まじく、

星をみる技術や天候を予測する技術、医術

など多岐に渡り、人々はその進んだ技術に

驕ることなく自然を愛し、共存してきた。

 

 

彼らの叡智は留まる事を知らず、

並外れた頭脳と決して止まる事のない

探究心で法則を暴き、自分達の生活を

豊かにしながら自然に暮らしていた。

 

 

そして、その平和はいつまでも続くかの

ように見えた。

 

 

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