未完:エボルトの力を貰って転生したから暗躍する(仮題)   作:通りすがりの錬金術師

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A's9話

(no side)

 

「穿て、ブラッディダガー」

 

「投影、一斉掃射!」

 

「アンサス!」

 

闇の書は大量の刃の弾丸を生成し、なのはたちに放つ。

それを衛宮と遠坂が剣と炎で相殺する。

 

「なのは、思いっきり撃ち込め!

相手の弾丸は俺たちが弾く」

 

「そうそう、露払いは任せなさい」

 

「2人とも………わかった!行くよ、レイジングハート!

 

ディバイン………バスターーー!」

 

なのはは桃色の砲撃を闇の書に放つ。それを闇の書はかわし、逆に砲撃を放ってくる。なのはも負けじと飛行しながら砲撃を繰り返す。

 

お互いに高速で飛行しながらの砲撃戦。

撃ち、かわし、たまに被弾する。これの繰り返しが続く。

だが、闇の書にはほとんどダメージが通らず、強いて言うならかすり傷程度しか与えられてない。逆になのははバリアジャケットがところどころボロボロになってきている。

 

 

 

「あんな高速で動き回られたら狙うものも狙えないな………」

 

「そうね……ゲイボルク投げて終わるのなら投げるけど、あれの肉体ははやてのでしょ

はやてが死にかねないから使えないのよね………」

 

「今はなのはに任せるしかないのか………」

 

弓と槍を構えていた転生者2人はいきなり離れていったなのはと闇の書に置いていかれ、援護するのに適切なタイミングを見計らうがなかなか見つからない。

 

 

一方、もう1人の転生者(香帆)

 

「ボトルシステムで強化したなのはの砲撃でもさほどダメージが通らない……はやてを外に出すときに手を出すかな?」

 

思った以上にダメージが通ってないことに不安になっていた。

 

 

 

 

 

(なのはside)

 

「はぁ、はぁ……どうしよう……」

 

闇の書との撃ち合いしてたけど、とても強い。

今は爆煙に紛れて影に隠れている。

 

『Master,call fulldrive, please』

 

「えっ!?それはレイジングハートに負担がかかるし、フルボトルとの同時仕様なんて……」

 

『ボトルの方は使わないか俺で使えばいいだろ、なのは

はやて…だったか?を助けるんだろ』

 

クローズドラゴンも出てきて手助けしてくれるみたい。

 

『no problem,call please』

 

「………わかった!」

 

フルドライブはレイジングハートを強化するまでは使わないでと言われたけども、今使わないでどうするの!

 

「レイジングハート、エクセリオンモード!」

 

『OK』

 

「そしてクローズドラゴン、セットアップ!」

 

 

バリアジャケットが新しく構築されてボロボロだったのが綺麗になり、槍のような形になったレイジングハートを持って、ツインブレイカーもビームモードで右手に装着する。そして腰回りの部分にブースターの着いた龍の羽のような装甲が装着される。

 

 

「行くよ……」

 

レイジングハートとツインブレイカーに魔力を送り、それぞれからほぼ同時にバスターを放つ。

 

「ツインバスター!!」

 

闇の書さんはそれを防御魔法で防ぐけど、1つ目で防御を粉砕、同時に放たれた2発目が直撃する。

 

「くっ……」

 

「まだまだ行くよ!」

 

そこからは再び飛行しながらの激しい砲撃戦に入る。

ただツインバスターはすぐに通用しなくなった。

理由は単純。防御魔法を二重に展開されただけ。

 

ただ、闇の書さんは砲撃だけでなく近接攻撃もしてくるようになった。

殴り飛ばされ岩に激突するけどなんとか立て直して、その岩の上に立つ。全身が痛くて悲鳴をあげてるけどなんとか耐える。

 

「レイジングハート、クローズドラゴン、行くよ」

 

『OK』

 

『おう』

 

闇の書さんも近くの岩の上に立ち、言葉を投げ掛けてくる。

 

「一つ覚えの砲撃、通ると思ってか」

 

「通す!」

 

『A.C.S.standby』

 

レイジングハートからカートリッジが排出されて赤い刃と白い羽がはえる。

 

「レイジングハートとクローズドラゴンが力をくれてる……泣いてる子を救ってあげてって!」

 

『いや、俺はそんなこと言っ「ん?(怒)」たな、うん』

 

クローズドラゴンが空気を読まないことをいいかけたから睨み付けて黙らす。

 

《アタックモード!》

 

そしてツインブレイカーをアタックモードにしてからクローズドラゴンを抜いてもう一度装填する。

 

 

《Ready Go!》

 

 

蒼い龍を模した炎がツインブレイカーから発生し、レイジングハートに纏りつく。

 

「エクセリオンバスターA.C.S. withD!ドライブ!」

 

《Let's Brake!》

 

そのまま私は炎の龍と化して闇の書に吶喊する。

 

「そんなもの!」

 

闇の書は防御魔法で防ぐが、その場に留まる事が出来ずにどんどん押していく。

そして複数の岩を貫通し一際大きな岩に激突する。

そこで押し返そうとしてくるけどカートリッジを追加で3発ロードして威力をさらにあげる。

レイジングハートの先端がバリアを貫きそこに魔力を貯めていく。

 

「まさか!?」

 

闇の書さんは驚いているけど関係ない。

 

「ブレイク………シューーート!」

 

 

 

 

 

(香帆 side)

 

うわぁ………もの凄い威力ね………

あんなのくらったら生き残れる自信無いわ……

 

というか、下手しあれではやて目覚めるんじゃ?

 

でも体への反動もでかそうね。現に今、駆けつけた衛宮と遠坂に抱えて貰ってるし、クローズドラゴンの方は解除されてるし。

 

あ、フェイトが出てきたわね。

闇の書はどうなったかな?




ツインバスター
ディバインバスターをレイジングハートとツインブレイカーの2つからほぼ同時に放つ
単発の威力としてはボトルシステム使用中のディバインバスターには劣るが、2発合わせるとそれを越える

ボトルシステム
前回の時点で名前が決まってなかった、デバイスにフルボトルを装填して使えるシステムの名前

※お知らせ:月末にテストがあるので今月はたぶんこれ以上更新できません
次の更新は8月以降です

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