未完:エボルトの力を貰って転生したから暗躍する(仮題) 作:通りすがりの錬金術師
(香帆side)
さて、防衛プログラムvsなのはたちの戦いは結果だけ言うと、なのはたちが勝った。そして私も勝った。
意味がわからない?仕方ない、特別に説明してあげよう。
暴走直前の防衛プログラムに対峙するなのはたち。
「いいか、まずは凍結魔法で封印する
そのためには先に障壁を破壊しなければならない」
クロノが皆に告げる。
「それでも止められなかった場合はなのはたちの全力全壊でコアを露出させ、転送魔法で宇宙空間に送りアルカンシェルで消し飛ばす」
「ちょっと、絶対今の全開のところ文字がおかしいよ、クロノ君!」
「気のせいだから気にするな」
「せや、シャマル
始まる前に皆を頼むわ
特になのはちゃんな」
「任せて、はやてちゃん
静かなる風よ、癒しの恵みを運んで」
シャマルから発生した風がなのは、フェイト、遠坂、衛宮を包み癒していく。
「凄い……」
「ふふふ、湖の騎士シャマルと風のリング、クラールヴィント
癒しと補助が本領です」
「これなら行ける!」
そして、防衛プログラムが暴走を始めた。
「それじゃあ、まずは僕たちが!」
「動きを止めるよ!」
「チェーンバインド!」
「ストラグルバインド!」
ユーノとアルフのバインドが防衛プログラムから出る触手を切り裂く。
「縛れ、鋼の軛!」
さらにザフィーラも参戦し触手をどんどん切り裂いていく。
「よし、次だ!」
クロノの言葉になのはとヴィータが飛び出す。
「なら、行くぞ!合わせろよ!
高町な……なの……なんとか!」
「なのはなの!
ヴィータちゃんもね!」
「鉄槌の騎士ヴィータと鉄の伯爵グラーフアイゼン!」
『Gigant form』
ハンマーが徐々に巨大化していき、それを振り回すヴィータ。
「轟・天・爆・砕!ギガント………シュラーク!」
それを防衛プログラムに叩きつける瞬間、槌のサイズが防衛プログラムとほぼ同等まで大きくなっていた。
その叩きつけによりバリアの一枚目にヒビが入る。
「高町なのはとレイジングハート・エクセリオン行きます!」
『Load Cartridge』
「エクセリオンバスター!」
桃色の砲撃で一枚目が完全に割れる。
「次!シグナムとテスタロッサちゃん!」
「剣の騎士シグナムの魂、炎の魔剣レヴァンティン!そのもう一つの姿!」
『Bogen form』
シャマルの声に真っ先にシグナムが反応し、武器を構える。手に持つレヴァンティンとその鞘が連結し弓となる。
「翔けよ!隼!」
『Sturm falken』
現れた矢を引き絞り放つ。それは二枚目の障壁に当たり爆発を起こしヒビを入れる。
「フェイト・テスタロッサ、バルディッシュ・ザンバー、行きます!」
大剣のようになっているバルディッシュをまずは一振り。それで近づいてきた触手を切り裂く。
「撃ち抜け!雷神!」
『Jet Zamber』
魔力刃が伸び二枚目を粉砕する。
防衛プログラムもやられっぱなしではなく、反撃の為に触手から砲撃をしようとする。
「盾の守護獣、ザフィーラ!砲撃なんぞ撃たせん!」
が、それもザフィーラに止められる。
「次は衛宮君と遠坂ちゃん!」
「了解!やっとまともな出番が来た……」
「クーでよいぞ、シャマル」
衛宮は弓に捻れた剣を投影して構え、遠坂は紅い槍を二振り構える。
「
「刺し穿ち、突き穿つ!
螺旋剣が空間ごと3枚目の障壁を螺子切り、槍が4枚目にヒビをいれ、そのまま破壊する。
「はやてちゃん!」
「彼方より来たれ、やどりぎの枝、銀月の槍となりて、撃ち貫け!」
はやての前にベルカの魔方陣が展開され、計七つの光弾が現れる。
「石化の槍、ミストルティン!」
それは防衛プログラムに飛んでいき、命中したところからどんどん石化させていく。が、石化したところが崩れると再生が始まりすぐに元に戻っていく。
このままじゃきりがないと思われたが、攻撃はしっかりと通っている。それを理解したクロノは自分も続くことにした。
「行くぞ、デュランダル」
『OK,Boss』
クロノが構えたのはデュランダル。仮面の男として活動していたリーゼ姉妹の主、ギル・グレアム提督より渡されたデバイスだ。
「悠久なる凍土、凍てつく棺の内にて永遠の眠りを与えよ……凍てつけ!」
『Eternal Coffin』
クロノの魔法で周囲の海ごと防衛プログラムを凍結させていく。
だが、それでも防衛プログラムは抗おうとしている。
「これでも止まらないか
なのは!フェイト!はやて!」
「「「うん!」」」
三人は防衛プログラムの上をとり、それぞれ最強の魔法の発射準備をする。
『Starlight Breaker』
「これが私の全力全開!スターライト………」
『Plasma Zamber』
「雷光一閃!プラズマザンバー………」
「ごめんな、おやすみな……
響け、終焉の笛!ラグナロク………」
「「「ブレイカー!!!」」」
三人の魔法は防衛プログラムの外殻を消し飛ばし、コアだけが残った。
「本体コア、露出!捕まえた!」
シャマル、ユーノ、アルフがコアにたどり着き転送魔法を使用する、その瞬間。
「じゃあ、それちょっと借りるね?」
《スチームブレイク!バット!》
突如現れたアリシア……ナイトローグが妨害し、コアを奪い取る。
「さてさて、どうなるかなー?」
そんなことを言いながら、エンプティボトルをコアに向けるアリシア。すると、コアが粒子となりボトルに吸収された。
「なっ!?」
「へ?あれ、何をしたんや!?」
「おー!成分とれたや」
「いつの間に!?エイミィ!どうなっている!?」
『そ、それがほんとに一瞬でそっちにワープして連絡する間もなかったの!』
アースラからの連絡がなかったことにクロノが気付き、確認をとった。帰ってきた言葉に驚かずにはいられなかった。
【お疲れさん、ナイトローグ】
そこに声が聞こえてきた。なのはたちにとっては忘れられない声が。
声がした方にいたのは、防衛プログラムによって作られた岩場の上にたたずむ男。
【こっちで会うのは初めてだな、俺はブラッドスターク……いや、もういいか
エボルトという、以後お見知りおきを】
そういってお辞儀するスターク改めエボルト。
「ほら、エボルト
成分回収できたよー」
ナイトローグは横にいき先ほど手にいれたボトルをエボルトに渡す。
【おう、お疲れさん】
「一体何が目的だ!」
クロノが声をあげ、よく事情がわかっていないはやてを除き全員が武器を構えている。ヴォルケンリッターは以前フェイトとシグナムが戦ったときに見ていて犯罪者だというのは聞いたので警戒している。
【んー?強いていうなら闇の書の成分とれないかなー?って思ってな
後、地球を壊されるのは流石に勘弁だからお前らが失敗した時に備えていた。
ま、結果としては成分もとれたし地球も守れたしで万々歳だ!】
「ッ!」
【さて、そんじゃあ俺らは帰るが……その前に少しくらいなら遊んでやってもいいぜ?】
《コブラ!》《ライダーシステム!》
《エボリューション!》
【変身】
《エボルコブラ!フッハッハッハッハ!》
エボルに変身し構える。
が、誰もその場から動かない。
【なんだ、やらないのか?しらけるなぁ
じゃあ帰るか、ciao!】
戦う気がないと判断したエボルトは手に銃を呼び出し、そこから発生させた霧につつまれ帰っていった。
そして時間が経つこと約一分、ほんとにいなくなったのを確信した皆はホッと息をついた。
これで闇の書事件は一応の終結を迎えた。