ハイスクールF×F   作:Konpuran

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第三話

ーーー夕方 オカルト研究部 部室ーーー

立香「な、何なの。この部屋は?」

祐斗「ん?」

立香「こ、この子は!」

祐斗「彼女は1年の塔城子猫さんだよ」

子猫「…!」

祐斗「こちらは兵藤立香さん」

子猫「…」コクン

立香「こ、これはどうも…」ぺこっ

立香「アハハ…」(小柄な体型、無敵のロリフェイス。その筋の男子だけでなく、女子にも人気が高いマスコットキャラ!塔城子猫ちゃんではないか?!オカルト研究部の部員だったなんて…こりゃ嬉しいサプライズ!!っ!シャワー?部室に?…)

ジャーーーー

立香(!こ、これは!アート!アートと言っても過言ではないあの美しいライン!!)

朱乃「部長、お召し物です」

リア「ありがとう、朱乃」

立香「リアス先輩?!やはりか!なんて粋な部室なんだ、!」むふぅ///

子猫「厭らしい顔」

立香「っ!…はぁ〜」(嫌われちゃったかな?)

朱乃「あらぁ〜?あらあら〜?うふふ♪」カツカツ カツカツ

朱乃「あなたが新しい部員さんですわね?初めまして。私副部長の姫島朱乃と申します。どうぞ、以後お見知り置きを…うふふっ♪」

立香「っ。///兵藤立香です。こちらこそ初めまして…///」ぺこっ

立香(こ、この方は…絶滅危惧種の黒髪ポニーテール!!!大和撫子を体現した究極の癒しにしてっ、リアス先輩と並び、この学園の二大お姉様の一人!!姫島朱乃先輩っ!!!)

立香「なんて素敵な部活なのだ?!///」(くぅ〜!幸せの一言に尽きる!!)

リア「お待たせ。ごめんなさい、あなたのお家にお泊まりしたままだったから」

立香「い、いえ。お気にせず」

リア「さぁ♪これで全員揃ったわね…私達オカルト研究部はあなたを歓迎するわ♪」

立香「は、はぁ」

リア「でも、オカルト研究部は仮の姿。私の趣味みたいなものなの」

立香「は?それはどういう?」

リア「単刀直入に言うわ。私達は『悪魔』なの」

立香「っ…そ、それは、とっても単刀直入ですね」

リア「昨日の黒い翼の男…あれは『堕天使』」

立香「!」

リア「神に仕えし天使でありながら、邪な感情を持っていた為、冥界に堕ちてしまった者達よ。彼等は人間を操りながら、私達悪魔を滅ぼそうとしているの。太古の昔から冥界…人間で言う所の地獄の果てを巡ってね。堕天使以外にも神の命を受けて悪魔を倒しに来る天使もいるわ。つまり、三竦みの状態ってわけ」

立香「……」

リア「ここまでは理解出来たかしら?」

立香「んぁ?え、あ、ちょっと、普通の高校生では難易度が高過ぎるお話しって言うか…アハハハハ…」

リア「『天野夕麻』」

立香「?!」

リア「忘れてはいないでしょう?デートまでしたんだもの」

立香「…」(夕麻ちゃん…)

立香「ど、どこでその名前を知ったのか知りませんけど、そのことをオカルト云々で話されるのは困るって言うか、正直不愉快なんで、すみませんけど…」(幾らリアス先輩でもこれは…)

シュッ

立香「!夕麻ちゃん?!」(この写真に写ってる私と一緒にいる女の子は確かに夕麻ちゃんだ!)

リア「彼女は存在していたわ。確かにね」

立香「っ……!」

リア「この子よね。天野夕麻ちゃんって」

立香「っそ、そうです!でも、どうやってこれを?」(いつの間にこんな写真撮られたんだ?)

リア「この子は…いいえ、これは堕天使。昨夜あなたを襲った存在と同質のものよ」

立香「でっでも、松田や本浜だって彼女のことを覚えてなかったし、携帯のアドレスだって…」

リア「力を使ったのよ」

立香「?」

リア「私があなたのご両親にしたように…」

 

 

〜〜〜朝 食卓〜〜〜

母「仲の良い先輩と後輩?」

父「は、裸で一緒に、ベッドにいたと言うじゃないか!」

リア「最近の添い寝とはそう言うものですわ。お父様、お母様♪」ヒュィーン

立香「そ、そんな無茶な!」

母「あ、そうなの?」

父「なるほど。なら、仕方ないな」

立香(え、うちの親いつからこんなに物分かりが良くなったんだ?)

 

 

〜〜〜〜〜〜

立香(と、思ったけど、リアス先輩の力の所為だったんだ)

リア「その堕天使は目的を果たしたので、あなたと周囲から自分の記憶と記録を奪った」

立香「目的?」

リア「あなたを……殺すこと。あなたのその身に物騒なものが付いているかどうかを確認する為に。それが確認されたからあなたは殺された。光の槍に貫かれてね」

{恨むなら、その身に《セイクリッド・ギア》を宿した神を恨んでちょうだい}

立香「そう言えば夕麻ちゃん、あの時セイ何とかって言ってた」

リア「セイクリッド・ギア」

朱乃「特定の人間に宿る規格外の力。歴史上に残る人物の多くがそれを所有したとされていますわ♪」

リア「時には悪魔や堕天使の存在を脅かす程の力を持ったものもあるの。リツカ、左手を上に翳してちょうだい?」

立香「こ、こうですか?」

リア「目を閉じて、一番強いと感じる何かを思い浮かべてちょうだい」スッ

立香「き、急にそんなこと言われても」

リア「集中してリツカ」

立香「は、はい!集中!集中!」チラッ(うわ!黒色?!大人なパンツだなぁ///)

リア「そうよ、リツカ。集中するの」

立香「集中!!集中!!…しゅう…ちゅうっ!……カハッこ、これ以上ムリっす!」

リア「いいわ。まだ難しいみたいね」

立香(そりゃ先輩のパンチラのおかげで集中が別のベクトルにっ!!)

立香「でも、やっぱ何かの間違いなんじゃ…」

リア「堕天使がそれを恐れてあなたを殺しに掛かったのは事実よ」

立香「っ!で、でも!それが事実なら、私が殺されて生きてるのって可笑しくないですか?」

リア「それはコレよ。命の尽きる寸前、あなたはこのチラシから私を召喚した」

立香(そうだ。あの時私は、先輩の真っ赤な髪を思い出して…)

リア「リツカ。あなたは私、上級悪魔であるグレモリー侯爵家の娘。リアス・グレモリーの眷属として生まれ変わったの。私の下僕の悪魔としてね」

 

 

ーーー町ーーー

立香「やっぱ夜の方が良く見えるなぁ」チリンチリンッ

立香「悪魔とか下僕とか何かの例えだと思ってたのに、まさかガチだったとは」

 

 

〜〜〜オカルト研究部 部室〜〜〜

リア「…」バサァッ

朱乃「そう、私達も同じです♪」バサァッ

子猫「…」バサァッ

祐斗「…」バサァッ

立香「っ!…ぇ、あ、ぅわ?!」バサァッッ

リア「よろしくね、リツカ♪」

立香(マジか。私っ、悪魔?人間辞めちゃったって訳ですか?!)

リア「悪魔は人間と契約して対価を得ることで力を蓄えるの。今時、魔法陣をかいてまで悪魔を召喚する人はいないから、召喚してくれそうな人に配っているわけ」

立香「は、はぁ」

リア「普通は使い魔にやらせるんだけど、これも下僕として悪魔の仕事を一から学ぶ為よ。頑張りなさい。あなただって、自分の下僕が持てるかもしれないのよ?」

立香「私の下僕?!マジっすか!」

リア「あなたの努力次第ではね」

立香「げ、下僕ってことは私の言うことにはさからわないってことっすよね!!///」

リア「そうね♪」

立香「何をやってもいいんですよね?!///」

リア「えぇ♪」

立香「た、例えばエ、エ………エッチなことでも〜〜〜〜?!///」

リア「あなたの下僕なら、何をやってもいいんじゃないかしら♪」

 

 

〜〜〜〜〜〜

チリンチリンッ

立香「くぅ〜!どうせ人に戻らないのなら…ハーレム女王に、私はなるっ!!」ガタンッ

立香「ヤッフーーー!!」

 

 

ーーーオカルト研究部 部室ーーー

立香「配達終わりましたー!」

リア「リツカ、今日はもう一つ仕事があるの。子猫に二件の予約が入ってしまって…」ほかほか

立香「っ///」(リアス先輩のバスタオル姿が見れるなんて、世の中何が起こるか分からないもんだな)

リア「もう一件はあなたに任せるわ」

子猫「よろしくお願いします…」ぺこっ

立香「あっ、こちらこそ」(って言うことは…ついに私にも契約が?!)

\\ピカァァァァ//

立香「?!」

リア「これは転移用魔法陣。左手を出して、リツカ」

立香「えっはい」スッ

\\ピカァァ//

立香(っ?!)

リア「刻印よ。グレモリー家の眷属の証。依頼主のもとに到着した後はさっき話した通り。大丈夫よね♪?」

立香「は、はい!!」

リア「いいお返事ね♪行って来なさい♪」

立香「はい!!よ〜しっ!野望に一歩前進だー!」

\\ピカァァァァ// シュゥゥンッ

立香「…あれ?」(何で私、まだ部室に居るの?)

朱乃「あらあら」

リア「はぁ…」

祐斗「ふふ…」

子猫「…」

リア「リツカ」

立香「はい?」

リア「どうやら、ジャンプ出来ないみたい」

 

 

ーーー移動中ーーー

チリンチリンッ

立香「くっそー!どこにチャリで召喚に応じる悪魔がいるってんだー!!!」

 

 

ーーー日暮れ荘ーーー

立香「ここが日暮れ荘」コンコンコン

立香「こんばんわ〜森沢さぁん。悪魔グレモリーの使いのものですが…」

ガチャァ キィィ

森沢「ん?…」

立香「どうも」

森沢「チェンジ」ガチャン

立香「ちょっと待ってくださいっ!!悪魔を召喚したのはあなたでしょ?!」ドンッドンッドンッ

森沢「玄関を叩く悪魔なんか居るもんか!」

立香「ここに居ますけど!!」

森沢「ふざけるな。子猫ちゃんはいつだってこっちの魔法陣からやってくるぞ」

立香「…」

森沢「大体、俺が喚んだのは子猫ちゃんだ。とっとと帰れ!」

立香「グスッ私だって出来るのならそうしたかったさ!何が悲しくて深夜にチャリ飛ばして!!ウゥッグスッウゥ〜」

ガチャッ

森沢「しょうがないな〜」

 

 

ーーー部屋の中ーーー

コトッ

立香「あっすいません」(お茶、ちゃんと出してくれるんだ)

森沢「で?君も悪魔なら何か特技はあるんだろ?取り敢えず見せてくれよ」

立香「特技……あの、因みに子猫ちゃんは一体どんな特技を?」

森沢「あぁ、コスプレでお姫様抱っこだっ!!」

立香「そ、そんなの悪魔でなくたって!」

森沢「フンッあんな小さな女の子がお姫様抱っこしてくれるなんて、悪魔以外あり得ないだろ?!」

立香「まぁ、そりゃそうですけど……ってしてくれる?」

立香(絶対想像したくないな)

森沢「で。君の特技は?」

立香「あぁ、えぇと…」スッ

立香「ドーラーゴーンーー波ァッーーー!!!!」

シーーーーーン

立香「すいません。まだ何も出来ないんです」

森沢「ドラグ ソボール、か…」ボソッ

立香「ぇ?」

森沢「フンッ君みたいな女の子が好きだなんて意外だけど、君の歳じゃぁ所詮再放送組だな?僕なんか直撃世代たぜ。見ろっ!」バッ

立香「っ」(これは!)

森沢「全部初版本だよっ!」

立香「ち、直撃世代だからって何なんですか!」

森沢「なぁにぃ〜?」

立香「私だって全巻特装版持ってるんっすよ!!」

森沢「プッ貴様には分かるまい毎週水曜放送の翌日、アルティメットゴーキ玉を作る為、友人達と地球上のゴーキ玉を集めた熱い日々を…!」

立香「私だって悪友達と公園で、木で探る隠れんぼくらいヤッたっつーの!!今迄も主人公の空孫悟(そらまごさとる)

が世界最強説信じてるっすよ!!」

森沢「僕はっ!テルが最強だと思うがなぁ!!」

立香「うっ、それもある意味有りですね」

森沢「だろっ!」

立香「でも!やっぱり空孫悟のドラゴン波っすよ!!」

ドンッ

森沢「フッ、語るか?」

立香「語りますか!」

 

 

 

ーーー帰り道ーーー

立香「はぁ〜。結局契約も取れず、熱くドラグ ソボール談義をしただけ……」(フッ。何やってんの?私)

立香「っ?!この感じ…あいつだ!あいつと同じ…!」

カラ「妙だな」

立香「?!」ガタンッ

カラ「人違いではなさそうだな。足跡を消すよう命じられたのはこのカラワーナだからな。……誠に妙だ…!何故貴様は生きている?!」

立香「堕天使?!」

カラ「貴様はあのお方が殺したはず!」ヒュウィィン シュッ

立香「っ?!」ダッ ピカァ

カラ「!グレモリー家の紋章?!」

立香「っ」ズサァ

立香「くっそ〜!また殺されるの?!」

カラ「そうか。ドーナシークがはぐれと間違えたと言うのは貴様か。まさかグレモリー家の眷属になっていたとは…。なれば、益々生かして置けぬ!」

立香「うわ〜〜!!」(殺される!こんな奴に?!嫌だっ!力をっこいつを倒す力を!!)

 

ー「一番強いと感じる何かを」ー

ー「空孫悟が世界最強だって信じてるっすよ!!」ー

ー「思い浮かべてちょうだい」

ー「ドラゴン波っすよ!!」ー

 

立香「力を…!力をちょうだーーーーい!!!!」\\ピカァァァァ//

ブワァァァッ

カラ「っ?!キャァッ!」

キュウィーン ガキンッ

立香「あーーーーーー!!!」\\ピカァァァァァ//

カラ「いやぁ〜〜〜〜?!」ビリビリビリ

立香(あ、服破いちゃった)

カラ「セッセイクリッド・ギアか?!」

立香「!」

カラ「ここで殺す前にまずあのお方に報告せねばなるまいっ」バサァッ バサッバサッバサッ

立香「セイクリッド・ギア……」

 

 

ーーーオカルト研究部 部室ーーー

リア「そう、それがセイクリッド・ギア。一度発動すれば自分の意思で発動も解除も思いのまま」

立香「ぅわ!」シュゥゥンッ

立香「このままだったらどうしようかと思った…」

朱乃「凄いですわ!リツカさん♪」

立香「そ、そうですかね?///」(よっしゃああ!朱乃先輩に褒められた!リアス先輩も褒めてくれるかな?)

リア「困った事をしてくれたわ」

立香「ぇ?」

リア「あなたが死んでおらず、あろうことか悪魔として生き返った事を堕天使側に知られてしまうなんて」

リア「堕天使と接触したことは事故だからしょうがないけど、いいこと?調子に乗って彼等と一人で戦おうだなんて真似は絶対しちゃダメよ?」

立香「はい…分かりました、部長…じゃ、私帰ります……」シュン カツカツカツ ガチャッ キィィ ガチャン

朱乃「少し言い過ぎでは?」

リア「!」

朱乃「彼女ははまだ初心者ですし」

リア「だからこそよ。ちゃんと自覚して貰わないと。そう、堕天使なんかに可愛い下僕を奪われてたまるものですか…!」

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