東方交外人(とうほうごうげびと)~謎めいた精神魔術の達人ジェイス・ベレレン~   作:プレインズウォーカー

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瞬き早く唱えた三つ目の呪文が視線のつながりとなり思いもよらぬ事になるとは予想もしないジェイスであった。(シャナの保護者同然のアラストールさん風)


三つ目巨人の視線~巨人の視線とスキマの視線~

~ドミナリア~

 

ジェイス「巨人の縄張りに入ってしまったかな、キスキン3体が私のところに向かってくる、説得が通じない・・・さてどうしたものか。」

 

 

ジェイスは雲山羊のレインジャーの縄張りとはしらず、誤って縄張りに足を踏み入れてしまった。

 

雲山羊のレインジャー、名前だけ聞くと人と聞こえるがその正体は巨人だ、おまけにキスキンという3体の護衛がついていてその3体は力をあわせることで一時的にだが雲山羊のレインジャーを飛ばすことができるのだ。

 

キスキン3体は雲山羊のレインジャーのお世話係で少しストレスがたまっていた、そのストレスを発散させたいために縄張りを見回っていたら、ジェイスは運悪く遭遇してしまった、キスキンは槍を持ち、ジェイスを追いかけていた、ジェイスはその場に隠れ場所としてやり過ごせる林の影に隠れて何とかやり過ごす。

 

こうしている間にここを発見されてはまずい、見つからない間にうまくやりすごせ、思考の糸をうねりうねりうねらせろ、魔術師の稲妻がダライ○スのステージ選択のように・・・。

 

行動は選択、選択、選択の連続、ぼやぼやとしている時間はない。

 

ジェイス「ここで寝ている巨人には少しの間警戒という三つ目の役割を果たしてもらおうか・・・。

その間にうまく逃げるとしよう。」

 

ジェイスは白の魔術の詠唱を準備する、だがこの詠唱が知られざる楽園につながるとは思っても見なかった。

 

 

~いっぽう幻想郷(八雲家)(はちくもけじゃなくてやぐもけよん)~

 

 

紫「藍~~。目が覚めたわ、ご飯作って頂戴。」

ぱちくり、くりんくりん。

 

藍「紫様、やっとお目覚めですか、ご飯は先にちぇんと一緒にすませました、それでも大賢者なのですか、紫様は。

管理者としての自覚をきちんともって下さい!!」

 

藍は紫の式神で紫にはちゃんとした自覚を持つように言うのだがそれを聞く耳を持とうとはしない。

 

冬眠の上に12時間以上寝る謎の設定、大賢者としてホントにこれでいいのか?

全く困ったものだ。

 

ふわ~~~~っとあくびをしながら紫は・・・。

 

紫「まあ、いいわ。幻想郷の維持のために、誰かには神隠しにあってもらいましょう。うらみはないけど、悪く思わないでね。」

 

紫は数え切れない無数の目が中にあるスキマを解放して、その先に手を伸ばそうとした。

 

その伸ばした手のあとには思いもよらぬ事が待ち受けていたとは、当の本人は知る由もない。

 

 

~ところかわってドミナリア~

 

ジェイス「瞳は2つが正解ではない・・・白呪文、三つ目巨人の視線!!」

 

ジェイスは防衛のため三つ目巨人の視線を唱えて巨人に三つ目を持たせようとするが、それと同時に【紫のスキマの目に思わぬ形でつながってしまい】ジェイスはスキマの中に吸い込まれてしまう。

 

キスキンはジェイスの姿を探すがその姿はどこにも見当たらない。

 

 

~八雲家~

 

紫「きゃあああ!?」

スキマの先にある手を引っ張り出そうとしたら紫は大声を上げる。

 

目的にしてあるものが目の前ですり抜けて本来なら自分の手にあるはずの物が他人の手に渡ってしまう、目的としていたものが【完全に自分の物となるまでは】ホントの意味で自分の物になるわけではないのだ、金を奪い返しても鋭利な刃物で刺された上に目の前でまた奪われてはたまったものではない。

 

灯火は一つなのだ・・・。

 

藍「一体どうなされたんですか、紫様!?」

紫「私は大丈夫よ、それより私のスキマの中に誰かがいる・・・様子を見てきて。」

藍「分かりました、紫様。」

 

 

~紫のスキマの中~

 

いたた・・・ここはいったいどこだ。

 

ジェイス「三つ目巨人の視線を唱えてやり過ごそうとしたら開眼一番、この不気味な空間は・・・。」

 

スキマの中は無数の、数え切れない目が多くあった。

 

瓶に多く入った無数の目玉がまかれたのか?

それともビリヤードの球がバラバラになったものなのか?

 

周辺の目・・・無数の狼の目のようだ、私を捕食者としてみるように・・・そう思えてならなかった。

 

ジェイス「ここにいるのは理性の崩壊につながって危険だ、早く抜け出さないと。」

藍「それは待て!人間よ!!」

 

 

早く抜けださないと思うジェイスに藍は瞬くなく現れて待つように警告を促す。

 

藍「一体、どうやって紫様のスキマの中に入った!?

返答しだいによってはその首を貫通させるぞ!!」

 

 

藍は手から爪を伸ばし、威嚇のポーズをとる、これは煽らせてはいけない。

 

 

ジェイス「あまり興奮しないで私の話を聞いてもらえないかな、狐さん。

成り行きでここに入ってしまったのだ、ここがどこの世界かは分からないが、侵入に関してはわびる。」

藍「その言葉を信用すると思っているのか、人間よ!?」

 

藍は興奮していて聞く耳を持たない、熱すぎる歯車と冷えすぎた歯車、かみ合わせようとするが興奮が熱さを助長するかのように話がかみ合わない。

 

紫「藍、少し落ち着きなさい。」

 

紫がスキマの中から姿を現す、ジェイスを見ながら。

 

紫「あなたはどうやってこのスキマの中に入ったのかしら?

返答しだいでは生かしてあげましょう・・・。」

 

ジェイス「返答しだいというが・・・その返答のいかんによっては、生かすとは【深い意味】で言っているのかな?

それとも【浅い考え】のいかんによっては・・・私の霧散につながるのかな、奥方?」

 

 

紫「私を奥方と呼ぶとは・・・あなたは面白い殿方ですね、考えをあれこれ読むとは・・・。

うふふ、気に入りましたわ、あなたを試して見ましょう。

 

博麗神社にたどりつけるかを・・・。」

 

 

ジェイス「神社・・・?」

藍「人間よ、紫様となれなれしい態度をとるな!!」

 

紫「藍、いい加減にしなさい、大人気ないわよ!!

 

それと私の式神が熱くてなりすぎてごめんなさい、殿方、私は八雲紫よ・・・。」

 

ジェイス「何を試すのかはこれから知るところだが、まだ名乗っていなかったな。

 

私はジェイス・ベレレンだ、紫の奥方。」

 

あまり手の内はばらさないほうがいいと思うジェイス、紫は何を考えているのか?

 

精神魔術の達人であるジェイスが待ち受けるものは何か!?

 

 

~続く~




奥方ってあまりないかも・・・。
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