東方交外人(とうほうごうげびと)~謎めいた精神魔術の達人ジェイス・ベレレン~   作:プレインズウォーカー

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ジェイスは紫に出会い、自分が幻想郷に入ったことを知る、藍は警戒心をむき出しにするが、紫はジェイスの独自な考えが気に入ったため、試すのであった。


目くらまし~暗闇を抜けるジェイスの消去術と英雄譚(黒)~

~紫のスキマの中~

 

紫「ジェイス、あなたを試させてもらいます・・・。

この幻想郷で生き残れるか、否かはあなたしだい・・・。」

 

ジェイス「そのこころみによっては私を助けるものがいるといってもいいのかな、奥方?」

 

紫「それはあなたしだいです、さて・・・お話はここまでにして・・・。」

 

ジェイス「む!?」

 

 

紫はスキマを解除して、足元がなくなりジェイスは空からポロリと落ちるように落ちていった。

 

藍「紫様、一体何をお考えなのですか!?

あやつ(ジェイス)は人間ですよ、人間が妖怪の中を潜り抜けるとは思えませんが。」

 

紫「人間が妖怪を負かしていく、これは面白い事とは思わない?

彼がどういった行動をとるのか、それでどんな事が起きるのか私は見たいのよ・・・。」

 

やれやれ・・・藍はあきれがおをしつつも言葉がでない。

怒る気力も出なければ、それは失せたも同然、まさに失せた矢。

 

 

~ジェイス、スキマから落下中~

 

このままでは垂直落下だ、何とか衝撃を和らげるものがあれば・・・。

 

そうだ、林だ・・・林の上なら軽くできるはず・・・。

 

林の上に軽くなるものを・・・付与できれば!!

 

ジェイス「西風の網!!」

 

ジェイスは西風の網を林の落下直前に唱えて網がクッションの役目を果たすようにする、何とか林の上に着地して一息入れた後でおそるおそる、降りていって足で地面の感触を確かめる。

 

 

ジェイス「いつどこで安全地帯が消えるか、わかったものではないな・・・。」

 

がさごそごそ・・・む、何だこの巻き物は?

私はこんな物を入れた覚えはないぞ・・・何か書いてあるな。

 

どれどれ、巻き物を広げてみよう。

上は読めるが一部分が読めない、これが意味するものは何だ?

 

下の右側に奥方の名前が・・・。

 

どれ見てみよう・・・。

 

紫「ジェイス、あなたがこの巻き物を読むことは足が陸についている事でしょう・・・試すといっても何も手がかりがないのは、いかがなものかと思うので、この巻き物を同封させてもらいましたわ・・・。

 

一部分が読めないけど、それはこれからやってくる驚異をうまく乗り切れれば読めるようになります、ただしあなたが息をしているまでの保証はしません。

 

幻想郷の大賢者 八雲紫」

 

 

ジェイス「驚異を乗り切るには自分の考えで切り抜けなさいか・・・。」

 

だが、右も左も分からないさてどうしたものか・・・見知らぬ建物もあるがそれによっていくのはやめておこう、余計な寄り道は最悪ブラックロータスのようなことになりかねない・・・。

 

あれこれ考え事をしている間にどこからか声がしてきた。

 

 

ルーミア「ねえ、あなたって食べていい人間?」

ジェイス「食べていい人間?初対面でいきなり何を言っているか理解に苦しむな、自分のいっている事が理解できているのか?それとも頭が追いついていないだけなのかな?」

ルーミア「そ~なのか~?」

 

あれれ、会話がかみ合っていないぞ・・・かみ合わないものの相手にかまっている時間はない、先を急がねば・・・。

 

 

ルーミア「私から逃げられるとは思わないほうがいい・・・。」

 

・・・?

ルーミアは突然暗闇を作り出した、暗闇の中は危なく暗いところを歩くことは時として踏み外しになってしまうこともある、もしこれに、大きい木があって木の枝が伸びていたら・・・神経をとがらせておかないと、片方の目を失いかねない。

 

ヘラク○スの栄光みたいだ・・・松明が途中で消えて周りが分からないとどうなるかたまったものではない。

 

ジェイス「暗闇になれば、自分の思い通りになると思っているのか?

 

目くらまし!!ジェイスの消去!!」

 

ジェイスは右手から出たり入ったり光の明滅を繰り返す呪文でルーミアの暗闇を晴らしてルーミアは光の強さで目を閉じてしまう。

 

ルーミア「うわ~まぶしいのだ~~!!」

ジェイス「本来ならその頭はたたきなおしているところだが、私にそういった時間はないのでな、メインディッシュは他であたってくれ・・・。」

 

 

ジェイスは目くらましで動けなくなっているルーミアをそのままにしてその場を後にする。

 

~英雄譚(青)と(白赤)に続く~




英雄譚の補足

MTGのドミナリアには英雄譚というサイクルがあり、物語が進むにつれて1章、2章、3章と続き、3章になったら生け贄に捧げるものがあります。

タイトルの英雄譚はここから思いついたものです。
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