特にないです。黒歴史

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とある男の懺悔書

〇月△日

今日も何気ない一日を過ごし、何事もなく今日が終わると思っていた。しかし、俺の軽率すぎるたった一つの行動でその先の状況を大きく一変させる事になるとは思いもしなかった。

SNSで知り合ってリアルでも付き合っている彼女がいるのだが、俺は周りにそれが知られた時に白い目で見られる事や周りの人達との関係が壊れしてしまう事を恐れてしまい、交際は秘密にしていた。

 

しかし今日、俺はミスを犯した。SNSで俺と彼女が付き合っているとあからさまに分かる呟きを流してしまったのだ。だがその時の俺は「少し恥ずかしいけど、なんか残しておきたいな♪」と後先も考えずにそれを消さなかった。それが全ての過ちの始まりだった。

俺には彼女とは別に、想いを寄せてくれている女の子がいた。運悪く・・・という言い方が適切かどうかはともかく、その女の子が俺の呟きを見てしまったのだ。

 

ここからは時間の流れが酷くゆっくりに感じた。自分のせいで二人の女の子を悲しませたのだから、無理もなかった。片思いをしてくれていた女の子のことが決して嫌いになった訳でも、魅力を感じないわけでもなかったが女の子は『自分は捨てられたのだ』と思い込んでしまい、自暴自棄に陥ってしまった。今にもどこかへ消えてしまいそうなその姿を見て、ただひたすら罪悪感に蝕まれた。もっと早くこの事を本人に伝えて、きちんと向き合っていればここまで傷付けることもなかったのに・・・・・・・。

 

 

 

 

 

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更によくないことが起きた。彼女が突如SNSに浮上しなくなった。書置きには『自分もあの子を騙して来たから、その償いじゃないけど・・・けじめをつけたいの』と。

彼女が何に責任を感じる必要があるのか、俺には全く理解できなかった。だがその後彼女は俺達の前に一切姿を現さなくなってしまった。状況が飲み込めない殆どの者は彼女を説得すべく声をかけ、周りに呼びかけをするも返事が返ってくるわけでもなかった。

あろう事かそれで彼女の仲のいい友達まで浮上を停止してしまうという自体に発生し、状況は悪くなる一方だった。ましてや一部の事情を幾ばくか理解しているのが俺へ片思いをしていた女の子というのがより良くない状況だった。この事態は間違いなく俺が引き起こし、その一切の責任は俺にあるはずだというのにその女の子まで自身に責任の一端があると思い込んでしまい、自分がなんとかしなきゃと奮起し始める。

俺がなんとかしなきゃ・・・。大事な彼女のためにも・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

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俺は・・・絶望の淵にいた。昨晩、どうやら母親が睡眠薬を大量に服薬していたらしい・・・。その事はその時に母親と電話中だった母親の彼氏から電話で聞いたのだが、その時は俺も睡眠導入剤を飲んだ後で意識がはっきりとしていなかった。兎も角と少し遠い所に住んでいる祖母と彼氏に来てもらうことにして応急処置だけでもすることにした。飲んだ薬は少しでもいいからと吐き出させて、胃に吸収される前に外に出そうとしていたらしい。

そんなバタバタした後の次の日の朝、はっきり言って目覚めは最悪だ。これで何度目になるかもわからない母親の錯乱状態。その原因の根幹が俺にあると思うと・・・もはや笑える自体ではなかった。

 

俺はどれだけの人を不幸にすれば気が済むのか。落ち込んでいる暇なんてないことくらいわかっている。だが、体が重く重力に逆らえないまま引っ張られている感覚が抜けない。

今更涙なんて出ないと思っていたのに、ボロボロと涙が溢れた。悲しさからか?だが彼女も母親も死んだわけじゃない。ならなんで・・・。

それは自分への失望だった。どうしようもなく何もできない己の弱さを、無力さを、惰弱さを痛感し・・・情けなく涙を流し・・・ただただ膝を殴り続けることしかできなかった。

それでも、母親を病院に連れて行って様子を見てもらわなきゃいけなかった。彼女のことも気になるが、どこか楽しそうにしているようにも見えたので今は大丈夫だと思うしかなかった。

 

 

 

 

 

 

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あれから、何日がたっただろうか。一体どれほどの時間彼女と話していないだろうか。もう何もわからない。ただ、彼女は俺がいなくても楽しそうに笑い、友と語らっている姿を見れて俺は寂しい反面嬉しくもあった。

このまま俺みたいな陰鬱で、不幸を招く死神なんかと一緒にいるよりも余程幸せなんじゃないかと。

そう思っているはずなのに、俺はまた涙を流していた。

どうやら俺のメンタルは自分で思っている以上に脆かったらしい。さっきから寂しい、会いたい話したいと心の声が喧しく悲鳴を上げている。ふと、俺は彼女の写真を眺めた。そこに映っている彼女は顔まで写っているものは少ないものの、とても可愛らしく愛らしい。でも今は、記憶で見ているに過ぎなかった。涙でうるんだ瞳では大好きな彼女の写真一つ満足に見れなかった。俺には人を愛する資格も、愛される資格もない・・・。

 

 

 

 

さいていな俺を好きになってくれた彼女に一目でいいから会いたい。だからその為にも別でお金を

よけて貯めなきゃいけない。そして会って直接愛してるよって伝えたい。たとえも

う嫌われていたとしても、俺の想いは変わらないから・・・だから自分の声で、彼女にそれを伝え

ないと、気持ちが収まらない。ごめんね。こんなロクデナシの彼氏で本当にごめんなさい。これか

ら先の君の幸せを心から願っているよ。


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