「ウェッ...ハァッ、ハァッ............,」
(ナビゲータめ....道間違えてんじゃねぇーよ⁉︎....次会ったらブッコロしてやろーか....)
ビノールは内心毒づきながら高層ビルの隣にあるステーキ屋に入って行った。
「いらっしぇーい!」
とてもシンプルな至って普通の定食屋さんである
「ご注文は?」
「ステーキ定食」
ツッ店主の驚いた顔が映る
「焼き方は?」
「弱火でじっくり」
(暗号ってこれであってるよなぁ?間違ってたら詰むんだが...)
「お客様さん、奥の部屋へどうぞ!」
(ウッシャーーー)
奥の部屋(エレベーターになっていて、下へ降りている)でステーキ定食を食べながら物思いにふけていた。
(ここまで大変だった......。ここに来る途中ナビゲータと名乗る奴を見つけたので有り難く着いていくと待っていたのは、人身売買の組織....。全員、ブッ殺してやったがな...。髪の毛も食ってみたが誰も念能力も才能もない雑魚...。
ゴンを見習って少しは、人を信じてみようと思ったらこれだ....。ボマー といい..今回といい....。もう人を信じるのは辞めようかな....?
まぁいい、なんとか道を間違えたが本物のナビゲータに会えたのは幸いだった。)
そうこうしている内に、目的の階に到着した。そこに待っていたのは、チンピラみたいな目をした奴らが沢山いた。
「ザワッ....ザワッ....なんだあのガキ、子どもの遊びじゃねぇんだよ(ボソッ)
(見られてるな....まぁいい、雑魚はほっといて少し休憩するとするか...)
「よぉ...あんたで丁度400人目で400番だな....俺はトンパ!今年は16番さ‼︎」
「今年は?」
「あぁ、新顔だね君....何しろ35回も受けてるからねぇ!」
「35回も受けてるのか!?」
(ザコなのか?だが、35回も受けて死なずに受けてるのを考えたら注意しておくか)
「単なるベテランさ.....分からないことがあったら何でも聞いてくれ!」
「あぁ....ありがとう。」
挨拶を交わした後、トンパは去っていった。
「チンッ」
先程、エレベーターから降りてきた所に3人組がおりてきた。
(んっ?あいつゴンじゃねぇか.....あいつもこのハンター試験を受けるのか.....ゴンの感じをみる限り、同じ年らへんに生まれたらしいなぁ俺は....
さてどうするか....ゴンと一緒に動くか.....?でも俺のこと知らないだろうし................................
よし、影ながら見学させてもらうとするかぁ......)
「ギャァッッーー」
(...なんだ? ん⁈、なんだアイツ....あんなヤツ見たことがねぇ......。なんて禍々しいオーラを纏っていやがる.....今のおれじゃぁ勝てねぇ...
関わりたくはねぇが髪は食ってみてぇな.....。44番か覚えておくするか...........)
トンパがゴン達と話している。
(なになに....、あの44番はヒソカっていうのか....。なるほど試験官は、毎年代わり、その試験官によって内容も変わるのか.....。試験官が来たようだな⁉︎)
試験官が来たことで受験者の顔つきが変わった。それにより空気が重くなる。
「ただいまを持って受付時間を終了いたします。では、確認しますが、ハンター試験は大変、厳しいものであり運が悪かったり実力が乏しかったりするとケガをしたり、死んだりしてしまいます。それでも構わないという方のみ付いて来てください」
試験官はそう言い歩き出した。受験者は、みな了承したかのように試験官の後に続いた。ビノールもそれに続き歩き出した。
「承知しました。参加者404名で...................」
受験者は、試験官に続き暗く先が見えないトンネルを歩き始めた。これから始まるハンター試験を表すかのように.................
試験官は、歩き出した。受験者達はどこに連れていくのかを考えていた。
(どこにいくんだよ、はやく試験始めろよ.....早くハンター試験合格して楽に暮らしたいだよぉ)
ビノールも内心毒づきながらも試験官に離れずついて
「ザワッザワッ」
「なんか早くなってないか?」
辺りがざわめき出した頃、試験官が話す。
「申し遅れましたが私、一次試験担当のサトツと申します。これより皆様を二次試験会場へとご案内します。すでにお気づきの方もおありでしょう....2時試験会場までついてくること。これが一次試験です。」
(なんとまぁ、持久力がテストとは.........。しかし、何分走ることになるのやら....まぁ念を使える俺にとってはカモとしか言えないな.....)
30分後
「いつまで歩くんだよ 」
「ハァッ...ハッ...ッ」
(余裕、余裕!)
3時間後
(んっ?ゴン達が遅れてるな....ちょっと見に行くか...なるほどなぁ、レオリオという奴がヘバッてて足止めを食ってる感じか....いや、トンパがレオリオをどこかに連れていってるな....ちょっと覗きにいくとするか....)
「さっ、ここでじっとしてるんだ....そうすればお前達は必ず脱落するゼェ....」
「なんだとおいっ!どういうことだぁ‼︎」
「おれさぁ、ニックネームがあるんだ...自分でも結構気に入っててさぁ、ルーキー潰しのトンパってなぁ!」
「てめぇ、なにしやがった....」
「直に分かるさ!じゃぁあな。」
(やっぱり、こうなったか....嫌な予感は当たるもんだな....ここでコイツは脱落してもらうとするかぁ...コソコソ動かれると邪魔だし)
「ヘッヘッヘッへぇー...やっぱり新人を潰すのはたのしぃなぁー」
独り言を呟くトンパがそこにはいた。
「ねぇねぇ、試験官どこに向かったか分かる?」
(10歳らしい満面の笑みで声をかける)
「あぁっ、おまえはビノールだったな....おまえもはぐれたのか...こっちに向かったと思うぜ....ついてこいよ!」
(コイツも、脱落させてやるかぁ....どいつもコイツも.....ルーキーは馬鹿ばっかりだな...さてこいつをどう脱落させグッッ....なんだ⁈)
トンパは地面に倒れ目に映ったのは左手を手刀に構えていたビノール、そして右手にはハサミをチョキチョキし、ケモノみたいな笑みを浮かべていた。
(トンパは気絶したな....念なんかこめなくとも10年間鍛えてきた俺の純粋な力で倒せたな。といっても死なないよう調整したがなぁ!
さてとこいつはどうするか....殺す価値もないしこいつの能力だけでも頂くとするか...。
(とりあえず、切り裂き美容師《シザーハンズ》........ムシャムシャ、むっ...弱い弱すぎる....弱いぞトンパ。........さてとトンパの才能を頂くとするか...)
飲込む髪の結晶《ドレインギフト》
気絶しているため髪を切っても気づかない....。ビノールはトンパの髪を全て切り取ると、全ての髪の毛を集めた。そして念の力を込めて圧縮するとそこには、小さい結晶玉と化した髪がそこにはあった。
(流石に、全部の髪の毛を食うのはしんどいからな....試しで成功したのが幸いだな.....。さてっ、トンパの才能は悪知恵か........んーーー頭が賢くなるのは良いことだとポジティブに考えるとするか....。なんだかんだ初めて使う能力だしどう変わったのか分からんな.....一度確認してみるか)
ビノールは自分の髪の毛は少し切り、ムシャムシャと食べ出した。
(んんっ、データを見ると基礎能力とは別に才能と書かれた欄があることに気づいた。そこには、吸収されたトンパの才能《悪知恵》が書かれていた。なるほどな....時間があれば増やしていくとするか...しかし、労力がかかることを考えると弱いやつの髪の毛を食うのはやめとくとするか....
さてと、ゴンの友達を助けにいくとするか....)
........ビノールは歩き出した。今の状況を見ていた闇の住人に気づかに...................
やっぱしキルアには気付けないよね。ネテロ会長でさえ、気付かないんだから。
ビノールさんの飲込み髪の結晶ですが、敵の能力を奪いますが、奪われた敵は使えなくなるわけではなく切られた量に依存して使えない時間がふえます。ハコワレみたいな感じと思ってください。今回のトンパの場合は、髪の毛が元通りになるまで悪知恵が働かなくなります!