暗殺者のごとく   作:aros

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はじめまして。
arosです。
初投稿なので、酷評は勘弁してとは言いません。悪いところはしっかり指摘してください。

時系列は原作の毒の時間の日の朝からです。



第1話 加わる時間

⇒渚side

 

 

 

椚ヶ丘中学校3-Eは暗殺教室。

 

 

 

停学明けのカルマ君もクラスに馴染み、またいつも通りの日常が始まる───

 

 

 

 

と、そう思っていた。

 

 

 

 

その時までは─────

 

 

 

 

それは、ホームルームが始まり、いつも通り射撃を行いながらの出欠を取り終えた後のことだった。

 

「ヌルフフフ。今日も遅刻は居ませんねぇ…素晴らしいことです。」

そう言って普段は黄色い顔を朱色にしたまるでタコのような姿をしたこの超生物は僕達の間では殺せんせーと呼ばれている。

 

 

月の大半を破壊したこの生物は何を思ったか僕達の担任をすると言い出し、このクラスにいた僕達は秘密裏にこの生物の暗殺をするよう政府から依頼されたのだ。

 

 

今までさまざまな方法で暗殺が試されたが、どれも殺せんせーの命には届かなかった。

 

 

そして、もうすぐ4月も終わるというそんな時期だった───

 

 

 

 

 

 

「あぁ忘れるところでした。今日からこのクラスに新しい仲間が加わります。」

 

 

 

 ─そんな言葉を聞いたのは。

 

 

 

 

──ッ!!

これには僕も警戒した。

それもそうだろう。そんな情報、一切聞かされていないし、それに、この時期に来るとしたら──

 

「殺せんせー、この時期に来るということは殺し屋かなにかですか?」

僕の思っていることと同じことをクラス委員の磯貝君が聞いた。

どうやら、警戒していたのは僕だけではなかったようだ。

 

 

そんな磯貝君の質問に殺せんせーは──

 

 

「いえ、先ほど烏間先生から聞きましたが、どうやら違うようです。ちょっとした事情があってこのクラスでの暗殺に加わるみたいです。」

 

その言葉に僕は警戒心を解いた。

よく見ると全員警戒していたみたいで、安堵の表情を浮かべていた。

でも、殺せんせーの話にあった“ちょっとした事情”というのは何なんだろう?

 

 

「っと、長くなってしまいましたねぇ。

それでは紹介します。

入ってきてください。」

その言葉に僕達はドアの方を向いた。

そして、あまり間を置かない内にガラッという音と共にドアが開き、男子用の制服を着た生徒が「あ…どうも…」と言いながら入ってきた。

 

 

その生徒は前が少し盛り上がったちょっとくせ毛のある青い髪、僕より10センチ高いくらいの身長などカッコ悪いわけではないがかっこいいわけでもない、いわゆる微妙という印象だった。

 

「綾崎君、こちらに来て自己紹介をお願いします。」

「あ、はい。わかりました。」

綾崎君というらしい転校生が自己紹介をしようと教卓の方に歩いていった。

 

 

 

 

 

次の瞬間───

 

 

 

ツルッ※対先生用BB弾を踏んで滑る

「うわっ!!」

 

 

 

ゴンッ※後頭部を床で強打する

「ギャフッ!!」

 

 

 

ヒュー ゴスン※天井の板が顔面に落ちてくる

「ゴハッ!!」

 

 

 

 

「だ、大丈夫ですか?」

なにがあった!?

「いえ、大丈夫です。鍛えてますので。それに、よくあるんで…。」

よくあるんだ!?

「そ、それでも心配になるものなんです。」

なんか、殺せんせーテンパってない?

「ほ、本当に大丈夫なので、そろそろ自己紹介してもいいですか?」

そういえばそうだったね…。

「え、ええ。足元は私が綺麗にしますので、そこを歩いてください。」

 

 

 

 

 

 

それから少しして、

「それでは、改めて自己紹介をお願いします」

やっと自己紹介が始まり、

「では…綾崎ハヤテです。」

男女関係なく魅了するような笑顔と共に、

「僕自身はあまり勉強とか得意な方ではありませんが…皆さんと一緒に楽しく学んでいけたらいいな、と思っています。」

E組に新しい仲間が加わった。




慣れてない間は難しい…

一応、ハヤテの年齢は14です。

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