暗殺者のごとく   作:aros

15 / 84
ついに明かされるハヤテの過去。


それに対し、E組の皆はどう思うのか。





それでは、本編スタート!!


第15話 ハヤテの時間

⇒渚side

 

「あれは…4月も半分を切った、そんな時の話でした。」

───っ!!

それは、綾崎君がこのE組に来る少し前だ。

 

 

 

「その日も僕は、自転車便のバイトをしていました。」

「ち…ちょっと待ってくれ!?」

「いや…なんでそれが、ここに来た事に繋がるんだ!?」

話が読めなくなって来たところで磯貝君が声を上げた。

 

 

その言葉に綾崎君は───

「…僕の親は、ホントにどうしようもないダメ人間なんですよ。」

そう返した。

「ダメ…人間?」

「ええ。

だって、父さんは“父さんにはもっと…自分に相応しい有意義な仕事があると思うんだ。”などと夢見がちなことを言って定職につかず、母さんに至っては“母さんは馬券を買っているんじゃない。夢を買っている”なんて言って家事すらしない。…挙げ句、それでいながらギャンブル狂いで、そのたびに借金を作っては借金取りから夜逃げする。

そんな人生を送ってきたんです。」

それは、確かにダメ人間だ。

 

 

 

「バイト先の事務所に向かうと、そこで上司の方から突然クビを言い渡されました。

理由は、年齢を偽っていたからだそうですが…なぜそれを知ったのか訪ねると、僕の親が来てそう告げたと、そう言ったんです。」

───っ!!

家族の唯一の働き手から仕事を奪ったのか!?

「親に渡したと言う給料…そんなもの、全部ギャンブルに消える。それ以外に考えられない!!

そう思った僕は急いで家に帰ったんですが…時すでに遅く、12円を残して全部ギャンブルに消えていました。」

なっ…働き手がいなくなったのだから、大切に使わなければいけないと理解しているはずなのに…。

 

 

「そこでふと窓を見ると、手紙が貼り付けてありました。するとその中には、一億五千万もの借用書と、その借金を返済するために僕を売ったという内容の手紙がありました。」

い…一億…

いや、それ以前に…子供を見捨てるなんて、それが親のする事か!!

 

 

「このままでは殺される!!そう直感した僕は、急いでそこから逃げ出しました。」

 

 

 

 

 

 

 

⇒ハヤテside

 

 

 

「ハア…ハア…なんとか逃げてきたけど、全く…ここまでやるとは…なんて親だ………。」

必死に逃げてとある公園までやってきたが…

 

 

 

「…どうしょう、これから……。」

正直言ってなにも考えていなかった。

「しかし…一億五千万か~」

到底返せる額じゃない。

 

 

そのとき、

───だが信じろ。最後に笑うのはきっと…ひたむきで真面目な奴なのだから。───

かつて、夢の中であったサンタの言葉が脳裏をよぎった。

 

 

 

だけど───

「違う!!」

荒みきった僕はもう───

「結局…世の中はずるい奴が勝つんだよ!!

真面目にがんばったって…手に入れるものは何も無いんだ!!」

その言葉を信じる気もなかった。

 

 

 

「さて…これからどうするかは、日を改めて考えよう。

4月だし、寒さで凍え死ぬことはないだろう…」

 

 

 

 

 

「やあハヤテ君。」

「漸く会えたな…」

借金取りが現れた。

いきなりかよ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⇒惟臣side

 

 

 

[オラァ!!さっさと乗れ!!]

[ヒイイイ!!]

 

 

「………」

その様子を偶然見かけた俺は、その車のあとをつけることにした。




arosの、サンデーの目次コメントに漫画家でもないのに答えてみた。

はいっ、久しぶりのこのコーナーです。

今回の質問は、こちら!!
Q.「響きがカッコいいなぁ」と思う外国人の名前を教えてください。
A.アンドリュー・ギルバート・ミルズ



次回もお楽しみに~



「ソードアート・オンラインのキャラじゃねーか…」
「よく知らないけど…そうなの?」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。