そっちも見ておいて下さい。
それでは、本編スタート!!
⇒ハヤテside
僕が胸の内を明かしたのが二日前、一部を除いた全員の思いが1つになった次の日だった。
「綾崎君、どの班に入るか決めた?」
片岡さんがそう訊ねてきた。
だが…話の趣旨が全然掴めない僕は───
「えーと…班?」
こういうしかなかった。
「そっか…。
綾崎君はこの学校に来てそんなに長くないし…この学校の行事の事あまり分からないか。
来週から修学旅行なんだけと、班行動だからどこか好きな班に入ってね。」
修学旅行…かぁ。
そう思っていると…
「なんなら、うちの班に来てもいいわよ?」
背後に突然現れた狭間さんがそう言ってきた。
「いいんですか?」
「私と吉田は別に構わないわよ。
それで、一緒に親に復讐するための作戦会議でもしない?」
「却下!!」
僕が口を開く前に片岡さんが叫んだ。
「狭間さん!!綾崎君に変なこと吹き込まないであげて!!
この子は純粋に成長して欲しいのよ!!」
「あんたは綾崎の義理の親か。」
あの親も片岡さんみたいに優しく接してくれたらなぁ…。
「オイ!!狭間がさっき言った親発言で綾崎が軽く落ち込んでるぞ!!」
「しっかりして綾崎君!?」
前原君と矢田さんに慰められた。
「…まあいいわ。誰がどこに行くか、誰と行くかなんて、最終的に本人が決めることよ。」
そう言って狭間さんは去っていった。
「狭間のいうとおりだな。
ま、どの班を選んだとしても誰もお前をハブったりなんかしねーよ。」
「ありがとうございます。
ですが…僕は一人だけハブられるの…平気ですよ。」
教室の空気が凍てついた。
「昔から“綾崎君とつきあったらいけません”って親が子供に言うみたいで、給食を1人で食べるなんてことも結構ありましたし…僕の親が本当に迷惑をかけてしまう事も多かったので…そういうの、全然平気ですね。」
「前原…お前、地雷踏み抜いたぞ。」
「悪かったよ!!
ごめん…ごめんって綾崎!!」
⇒渚side
「カルマ君!同じ班なんない?」
「ん、オッケ~。」
来週からは修学旅行、僕は自分の班にカルマ君を誘うことにした。
「大丈夫なのかよ、カルマで…。
旅先で喧嘩とか売って問題になるなんてことないよな…?」
「へーきへーき。」
そう言って一枚の写真を取り出した。
そこには───
「旅先での喧嘩はちゃんと目撃者の口も封じるし、表沙汰にはならないよ。」
喧嘩を売ったであろう不良と目撃者が身分証を出していて、その2人の肩に手を置くカルマ君の姿があった。
「おい…やっぱやめようぜ、あいつ誘うの!」
「でも…気心知れてるし…」
それに、普段から仲のいい人と一緒に京都を回りたいし…
「それでメンツは?
渚君と杉野と茅野ちゃんと…?」
「あ、奥田さんも誘った。」
今のところはこんな感じかな…?
「基本的に七人班だから、あと2人ぐらい必要じゃね?」
その言葉に、杉野の顔が自慢気なものになる。
「俺をナメるなよ?
実は、この時のためにだいぶ前から誘っていたのだ。
クラスのマドンナ、神崎さんでどうでしょう!?」
「おおー、異議なし!!」
茅野が僕たちを代表して杉野の案を採用した。
神崎さんはクラスでの人気も高い。
そんな人と同じ班で嫌な人なんていないだろう。
「でさ…あと1人はどうするの?」
「どうするかなぁ…ん?」
あと1人をどうするかをカルマ君と考えていたとき、教室の一角に人が集まっているのが見えた。
そこから見えた青い髪…あれは───
「ちょっと行ってくるね?」
「ん~?
あぁ、行ってらっしゃい。」
⇒ハヤテside
「ハヤテ君。」
修学旅行の班の勧誘をそれぞれの班の人たちから受けている時、不意に渚君から声をかけられた。
「渚君、どうかしましたか?」
「ハヤテ君ってさ、どこの班に入るか決めた?」
「まだですね…。
勧誘は受けているんですが…まだ決めかねますね。」
「だったらさ…うちの班に来ない?
僕たちの班、六人しかいないし…
それに…ハヤテ君と一緒に京都を観光したいし…。」
「…分かりました。
では、渚君の班でお願いします。
というわけで…皆さんすみません。」
「え~残念。」
「ま、しょうがないわな。」
「むしろ、渚君でよかったような…。」
僕のの周りにいた人たちが自分たちの班に戻っていく。
「じゃ、行こうか。」
そう言って差し出してきた渚君の手を僕はしっかり掴んだ。
⇒渚side
「と、いうわけでハヤテ君誘ったよ。」
そう班の皆に確認をとる。
「俺はいいよ~。
よろしくね、ハヤテ君。」
「ハヤテだったら俺も文句はねーな。」
「異議な~し。
よろしく、ハヤテ君。」
「わ、私も問題ありません!!」
「私もそれでいいよ。」
よかった…反対意見はなさそうだ。
「こうして面と向かって話すのは初めてかな。
よろしくね、綾崎君。」
「こちらこそ、よろしくお願いします。」
「よし、どこ回るか決めようぜ。」
3-Eは暗殺教室
普通よりも盛り沢山になるであろう修学旅行に…僕もテンションが上がっていた。
「と、よしこんな所か…」
その後、やっとのことでまとめることができたので、一息入れることにした。
「やっぱり、暗殺も兼ねてのロケーション選びなので、すぐには纏められませんでしたね。」
そう、僕たちE組の修学旅行は暗殺も兼ねている。
国が腕の立つスナイパーを雇ったらしく、狙撃のしやすいポイントを選ばなければならなかったのだ。
「それはいいとして、殺せんせーの作ったこのしおり…持って行く人いるんですかね?」
「僕は持って行くけど…ハヤテ君は?」
「色々と書いてあるんで役に立つかもしれませんし…僕も持って行きます。」
「じゃあ、当日東京駅についたら電話してね。
…そういえば、ハヤテ君って携帯電話持ってる?」
「え?…言われてみれば、持ってませんね。」
「あ、やっぱり持ってなかったんだ。」
「まあ…そんなお金ありませんし…」
長くなるんで区切ります。
次回もお楽しみに