暗殺者のごとく   作:aros

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この間、UA10000突破とお気に入り100突破を果たしました。

皆様、読んでいただきまことにありがとうございます。

それはそうと、この作品に☆5と☆10の評価を付けてくださった方達がいましたね。
実はこの作品、酷評覚悟で投稿開始したのでどれだけ時間がかかってもいいので少なくとも10000はいこうと思っていたUAはまだいいとして、お気に入りと評価は、特に評価は付いても☆1か☆0だろうと思っていたので、さすがに予想外でした。

これを励みに頑張っていこうと思います。



それでは、本編スタート!!


第19話 旅行の時間・二時間目

⇒ハヤテside

 

 

 

計画を立てた日から一週間が経ち、今日から待ちに待った修学旅行だ。

目的地である京都に向かうべく東京駅に僕たちE組の生徒は集まっていた。

 

 

 

でも…修学旅行は学校行事の一つだ。

 

 

 

なので、普段は本校舎にいる生徒達もいるわけで───

 

 

 

「うわ…A組からD組まではグリーン車だぜ。」

「E組だけ普通車…いつもの感じね。」

「うちの学校はそういう校則だからな。

入学時に説明しただろう?」

このようなE組差別も当然のように行われる。

「学費の用途は成績優秀者に優先される。」

「おやおや~?

君たちからは貧乏の香りがしてくるねぇ。」

グリーン車の中から、暇なのか身を乗り出してまでE組差別を行う生徒(後に田中君と高田君という名前だと聞かされた。)がいたが───

 

 

 

 

「別に本校舎の生徒だから成績優秀者って訳じゃないですよね?」

僕のその一言で黙り込んでしまった。

実際最底辺と言われるE組にもそこそこ上の順位にいる生徒は僕とカルマ君以外にも存在する。

 

 

 

───と、そこに

「ごめんあそばせ。」

いかにも海外のセレブ達が着ていそうな煌びやかな服に身を包んだイリーナ先生がその一言と共にやってきた。

「ビッチ先生…

そのハリウッドセレブみたいなカッコは何なんだよ。」

同じような印象を抱いた木村君がイリーナ先生の服装について質問すると、

「フッフッフッ…女を駆使する暗殺者としては当然の心得よ。」

自信満々の笑みと共にそんな言葉が返ってきた。

詳しく聞くと、暗殺対象に旅行に誘われたことを考えてファッションにも気を使わないといけないらしい。

…だが───

 

 

 

「ビッチ先生、綾崎が今どんな状態かみてみろよ。」

「綾崎を?

…ってアンタそこまでドン引きする事ないじゃない!!」

千葉君のその一言にこちらを見たイリーナ先生が怒鳴ってきた

そんな事言われましても…本校舎の生徒を完全に黙らせることが出来るいいタイミングでしたけど…

 

 

 

結局烏間先生に怒られて着替えてるし…。

 

 

 

 

「…あれ?

電車出発したけど、殺せんせーは?」

京都に向けて電車が動き出したところで杉野君がそんな一言を言い放った。

「殺せんせーでしたら…こちらにいますよ。」

「こちらってハヤテ君、そっちは窓…うわっ!!」

僕の指差した方向に疑問を抱いた渚君が窓の方を見ると…そこには、窓に張り付いた殺せんせーがいました。

どうやら、駅中スイーツを買っていて乗り遅れたらしい。

保護色を使い、服と荷物以外を隠すと言っているが…それだったら次の駅まで先に行って待っているか、それか上のパンタグラフのないところに掴まればいいんじゃないのでしょうか?

 

 

 

 

「いやぁ疲れました。

目立たないように旅をするのも大変ですねぇ。」

「いえ…一概に目立ってないとは言い難いですよ。」

「そんなクソデカい荷物持って目立たないって方がありえねーよ。」

「ただでさえ殺せんせー目立つのに…。」

「てか外で国家機密がこんなに目立っちゃヤバくない?」

「その変装も近くで見ると人じゃないってすぐバレるし…。」

僕の一言に続くように皆が言葉を発していく。

「まずそのすぐ落ちる付け鼻から変えようぜ?

これ使ってみろ…よっ!!」

菅谷君の投げた付け鼻をさっそく使ってみた殺せんせーはそのフィット感に満足していた。

どうやら殺せんせーの顔の曲面と雰囲気に合うように作ったらしい。

さすが美術に秀でている菅谷君だと思いました。

 

 

 

「ところで綾崎君、あれの使い方は覚えたか?」

「使う相手がいないので…まだうまくは使えません。」

「何の話をしてるの、ハヤテ君?」

僕と烏間先生の会話が聞こえてきたのか渚君からそう聞かれた。

「先週、携帯電話を持ってないって僕言いましたよね?」

「うん、言ってたよ。」

「携帯電話がないのは何かと不便だからって烏間先生が代金と月々の通話料を出してくださったので、日曜日に買ってきました。」

そう言いながら携帯電話を見せると───

「よかったじゃんハヤテ君!!」

「おめでと~。」

「大事に使いなよ?」

周囲から祝福の言葉が飛び交った。

「てかハヤテ、お前烏間先生に感謝してもしきれないな。」

「本当ですよ。ただでさえ学費やら生活費やら出してもらっているのに…。」

「気にすることはない。

君たちには俺のわがままを聞いてもらっているようなものだ。

君たちにとって足りないものがあるのなら補うのは当たり前だろう。」

「ほ…本当ですか、烏間先生!?」

「お前は別だ暗殺対象。」

そりゃそうでしょう、殺せんせー。

「しかしお前、ホント烏間先生にしてもらってる事多いよな。」

「ええ、ですが…嬉しいんですよ。

人に気にかけてもらえるのが…

なんせ僕の親は、たとえ子供が熱を出そうが大怪我をしようが…

 

 

 

 

軽く無視してパチスロに行っちゃう人だったから…。」

「さらっと重いこと言うな。」

車内が暗い雰囲気に包まれる。

「そ…そうだハヤテ君、電話番号交換しようよ。」

渚君が提案してきたが…

「別にいいですけど…買ったばかりでまだ使い慣れていない「…貸して、やってあげる。」…速水さん?」

まだうまくは使えないのでもたつくかもしれないと言おうとしたところで速水さんがそう言いながら手を出してきた。

「まだ慣れていないのに無理な挑戦して変なところいじったりして壊すのもアレだから代わりにやってあげる。

それに…普段から射撃訓練に付き合ってもらってるし…これはそのお礼。」

「あ…じゃあお願いします。」

そう言って速水さんに携帯電話を渡した。

 

 

 

 

 

「じゃあ私皆の飲み物買ってくるね。

何か飲みたいものある?」

神崎さんが僕たちにそう聞いてきた。

「あ、私も行きます。」

「私も!」

「すみません…行きたいのはやまやまなんですが、今手が離せなくて。」

「ううん、気にしなくていいよ。

それより、綾崎君は何がいい?」

「そうですね~、どんなものでもいいですが…出来れば変なもの以外でお願いします。」

「分かった、じゃあ行ってくるね。」

 

 

 

 

 

 

 

さしもの僕でも、この時…悪意が音もなく忍び寄っていることには気づけなかった。




この話、実は13日に投稿しようと思っていたのですが…☆10の評価に動揺して消してしまいました。


下書きなんていっさいせず、投稿時に原作を読んでそこから話を進めていくスタイルなので、一回消すと同じ内容になりにくいのです。



これからも頑張っていきたいと思います。



次回もお楽しみに!!
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