暗殺者のごとく   作:aros

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唐突ですが、それぞれの班のメンバーを紹介しようと思います。(出席番号順)

1班…磯貝、岡野、片岡、木村、倉橋、前原、矢田

2班…岡島、菅谷、千葉、中村、速水、不破、三村

3班…竹林、寺坂、西沢、狭間、原、村松、吉田

4班…カルマ、奥田、茅野、神崎、渚、杉野、ハヤテ

となっております。

それと…タグを増やす予定なので、確認しておいてください。(忘れてたらごめんなさい)


それでは、本編スタート!!


第20話 台無しの時間

⇒ハヤテside

 

 

 

京都に無事到着した僕たちは、バスに乗り継ぎ、さびれや旅館というよく言えば趣のある、悪く言えば古い宿屋に足を運んだのでした。

そこが僕たちの修学旅行中に泊まるところだそうです…。

…まぁそこは、宿を用意してくれているだけありがたいと思って気にしない事にしました。

 

 

 

 

 

 

 

気になる点をあげるとすれば…

 

 

 

 

 

 

「ニュヤ~…」

…ロビーでグッタリとしている殺せんせーがいる事でしょうか。

「初日で既に瀕死なんだけど…」

「新幹線とバスで酔ってグロッキーとは…」

「マッハ20なのになんで乗り物で酔うんでしょうね…?」

殺せんせーの普段のスピードからしたら遅いはずなのに…

「大丈夫?

寝室で休んだら?」

岡野さん…心配するのか暗殺するのかどっちかに…いや、やるなら暗殺だけにしておきましょうよ…。

「いえ、ご心配なく…

枕を忘れてしまいましたので…今から東京に戻らなければいけません。」

明らかに無駄なものだと分かるものをあれだけ持ってきていたのに忘れ物があるとは…

 

 

 

…と、そんな時───

「あれ…どうかしたんですか、神崎さん?」

何かを探している神崎さんの姿が見えたので気になって声をかけることにしました。

「あ、綾崎君…

えっとね…旅行中の日程をメモ帳にまとめてたんだけど、それがどこにも無くて…。」

「えっ?

確か…新幹線で神崎さん達が飲み物を買いに行った時に制服のポケットに入れていたはずですが…

まあ、声をかけられた際に日程表を一瞬見ただけなので入れていたのかまでは正確には分かりませんが…。」

「そうだったかもって思って先にポケットの中を確認したんだけど無くて…。」

神崎さんは確認はしっかりするタイプだと思うので殺せんせーとは違って無駄なものを持ってきたり、忘れ物をするとは思えないので不審に思っていると…

「神崎さんは真面目ですからねぇ…。

独自に日程をまとめていたとは感心です。

でもご安心を…先生手作りのしおりを持てば万事解決です。」

殺せんせーがしおりを差し出してきたが───

「女性にその厚さと重さは酷だと思いますよ?」

持って歩けるようなつくりをしていないから独自にまとめているのだと思うのですが…

 

 

 

 

 

 

 

~~~~

 

 

 

「しっかしさぁ…京都に来たときぐらい暗殺のこと忘れたかったよなー。

こんないい景色で、暗殺とも縁のなさそうな場所なのにさぁ…。」

杉野君はそう言っているが…

「そうでもないよ、杉野。」

「ええ、そうですね。

この京都では大きなものから小さなものまで…様々な暗殺が行われていますね。

この近場だと、近江屋や本能寺が有名ですね。」

そう、ここ京都は日本の中心であると同時に暗殺の聖地であると言える。

殺せんせーを暗殺するにはいいロケーションだと言うべきだ。

 

 

 

 

───でも…

 

 

 

 

「…?」

「ハヤテく~ん、どうしたの~?

おいてくよ~。」

「い…今行きます!!」

僕たちの背後から感じるこの悪意のある気配が気になっていた。

 

 

 

 

~~~~

 

 

 

「へ~、祇園って奥に入るとこんなに人気無いんだ。」

「うん、一見さんお断りのお店ばかりだから…

目的無くフラッと来る人もいないし、見通しがいい必要もない。

…だから私の希望コースにしてみたの。」

「さすが神崎さん!!

じゃあここにしようよ。

皆もそれでいいよね…って、ハヤテ君?」

神崎さんからの希望で祇園を歩いていた僕たちは一つの路地裏に来ていた。

 

 

そこで渚君からの提案があったが…僕は今それどころではなかった。

 

 

今までちらほらと感じていた気配がここに来た瞬間、一気に強くなったからだ。

 

 

 

「皆さん…先にこの路地の先に行っていてくれませんか?」

「えっ?でも…」

「早く!!」

僕から飛び出したそんな言葉に困惑していた渚君達だったけど…僕の大声と自分でも分かるくらいに焦りの色が見える顔に快諾してくれた。

 

 

 

「…そろそろ出てきたらどうなんですか?

僕たちの修学旅行を邪魔すると言うのなら容赦しませんよ。」

 

 

すると、忠告を含んだ僕の言葉に反応したかのように───

「言われなくても出て行くよ。

つーか、女差し出せば見逃してたのによぉ。」

出てきた男のその一言で全てを理解した僕は───

 

 

 

「ッ!!なるほど…

目的は女子を拉致することか。

…なら、なおさら通す訳にはいかない!!

ここで倒して…警察に突き出します!!」

皆さんを守る。

相手が1人なら…それも、体格がいいだけだから余裕だろう。

そう意気込んでいたが───

 

 

 

 

「クックックッ…ハーッハハハ!!」

「何がおかしい!?」

「考えてみろ。

女が複数人いるのに1人で実行する訳ねーだろ。」

 

 

 

 

───ッ!!まさか!?

「おい!!

目的は達成だ!!行くぞ!!」

…やられた!!

この男の目的は僕を他の人たちから引き離すこと…。

「そういうこった、あばよ。」

「待て!!」

追いかけるも、盗んできたと思しき車で逃げられてしまった。

 

 

 

~~~~

 

 

 

「…綾崎君!!」

「奥田さん…無事だったんですね。」

車を目で追うだけの僕に奥田さんが駆け寄ってきた。

奴らの狙いは女子の拉致のはず…なのになんで…

「…ごめんなさい、思いっきり隠れてました。」

「それで無事だったんですね…。

判断としては正しいと思いますけど…

でも、僕の判断ミスで茅野さんと神崎さんは…」

「そんなことないです!!

綾崎君は私達を逃がすために言ったんです。

そこにいいも悪いもないですよ!!」

───奥田さんのその言葉は今の僕にはいい慰めになった。

「ありがとうございます奥田さん。

では、渚君達が起きたらこう伝えてください。

“先に行っていますので、しおりを見ながらなるべく早く来てください。”って。」

「は…はい!!

分かりました!!」

その返事を合図に走り出した。

 

 

 

 

…さっき神崎さんも言っていたように祇園には人が入って来にくい。

 

 

 

 

なので、放置自転車はおろか、自転車を使っている人も見受けられない。

 

 

 

 

足を使うしかないか…だったら、相手が行きそうな場所は…

 

 

 

 

奴らと同じ制服を昨日駅のホームで見た。

ということは、奴らも修学旅行生。

 

 

 

 

 

 

そうなると───




arosの、サンデーの目次コメントに漫画家でもないのに答えてみた!


Q.好きな数字・番号とその理由を教えてください。

A.8
 0以外で形的に終わりのない数字だから


次回もお楽しみに!!
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