暗殺者のごとく   作:aros

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時間あるし、前の話で茅野がハヤテを見たのが何年前かを明確にした方がいいと思ったので修正ついでに投稿します。


原作と全く変わらないので赤の時間はカットします。


…ところで、この作品が時々日間ランキング(加点式・透明)に入っていることがある(初めてそれを見たのは7月14日、半日近く載っていた。)のですが…


それもこれも皆様がこの作品を読んでくださっているおかげです!



最近似たようなことしか言ってませんが、これからも精一杯頑張っていきます。



それでは、本編スタート!!


第22話 好奇心の時間

⇒有希子side

 

 

 

「うぉぉ…!

どーやって避けてんのかまるでわからん!!」

旅館内にゲームコーナーがあったのでやってみようと考えた私の操作中、筐体の画面を見ていた杉野君が言った。

「おしとやかに微笑みながらも手つきはプロだ!!」

「恥ずかしいな、なんだか。」

そんな評価をもらったけど…面と向かって言われると恥ずかしい。

「でも…意外ですね。

神崎さんがこんなにゲームが得意だなんて。」

ずっと見ていた奥田さんが話しかけて来た。

見ていたのは杉野君だけじゃない。

綾崎君とカルマ君を除いた4班の皆が、私がゲームをするのが意外だったのか興味本位で見に来ていた。

 

 

 

「…黙ってたの。

遊びが出来てもこの学校みたいな進学校じゃ白い目で見られるだけだし…

綾崎君の過去を聞いた時に、周りの目を気にし過ぎてたのかもって理解していたつもりだったんだけど…

まだ少し気にしてたみたいで…

当然だよね…服も趣味も肩書きも、全部逃げたり流されたりして身につけてたから、それ以外のやり方が分からなくて…

今回の一件の綾崎君の言葉でやっと気づいたの。

どんな人生を歩んできても、大切なのは…中身の自分が前を向いて頑張ることだって。」

そんな大切なことに気づかせてくれた綾崎君に…私は…

 

 

 

「そんな大層なこと…僕、言いましたっけ?」

 

 

 

 

───ッ!!

その場にいた全員が驚いた。

声がした方を向くと、やはりというか綾崎君がいた。

「いつからいたの、ハヤテ君…?」

驚きと呆れの入り混じったような声音で渚君がハヤテ君に聞くと───

「そうですね…。

こういう昔からあるような感じの旅館には今はあまり見ないようなレトロなゲームがあることが多いので見にきたら皆さんが入っていくのが見えましたので…。」

「最初からじゃねーか…。」

杉野君のツッコミが入った。

えっ、じゃあ…本人の前で綾崎君のことを言っていたの?

さっきの杉野君の評価よりも断然恥ずかしい…///

 

 

 

「ねぇ、綾崎君。」

「どうかしましたか、神崎さん?」

ふと、あの日から気になっていたことが脳裏をよぎった。

だから───

「もしもの話だけど…綾崎君の両親が心を入れ替えて…もう一度、一緒に暮らそうって言ってきたら…

 

 

 

その時は…どうするの?」

思い切って聞いてみることにした。

 

 

 

その答えは───

「どうするもなにも…あり得ませんよ、そんな事は。」

「…冷めてるね、ハヤテ君。」

茅野さんの言うとおりひどく、冷めたものだった。

「ええ…二度目は無いんですよ、二度目は。」

「えっ?

二度目って…どういうこと?」

「言葉のとおりですよ。

あの両親は、前にも一度僕の信頼を裏切ってますからね…。

人の優しさを喰いものにし…不幸を撒き散らす。

そんな奴らにどれだけついていったところで…ボロボロになるまで使われて、捨てられるだけ。

そう忠告されたことがあるのにあの両親を信じた結果がこれですからね。

二度と信じることはないでしょう。」

「子供の純情弄んで楽しいかよ…。

そんなんじゃ、誰も味方しようなんざ思えねーわな。」

杉野君の憶測に皆が頷いた。

 

 

 

「ただ…両親の行方よりも、兄の行方だけは…どんな手を使ってでも捜したいと思っています。」

「えっ…?

綾崎君って、お兄さんいたんですか!?」

「ええ。

僕より年上ですけど…

あんな両親とは違って、強くて優しくて正義感のある…そんなカッコいいって言葉が似合う人です。」

奥田さんの問いに答える綾崎君の顔はどこか誇らしげだった。

 

 

 

 

 

⇒ハヤテside

 

 

 

渚君たちと別れ、売店に向かった僕はそこでこれから大部屋に戻るというカルマ君と合流した。

 

 

 

大部屋に入ると、皆が一枚の紙を囲んでいた。

 

 

「二人とも、いいとこ来た。

お前ら、クラスで気になる娘とかいるか?」

何かと思ったら…恋バナしてたんですね…。

「皆言ってんだ。

逃げらんねーぞ。」

前原君が磯貝の言葉に被せて言ってきた。

「俺は奥田さんかな。」

「お、意外。

なんで?」

カルマ君は奥田さんを選んだようですが…

 

 

 

「だって彼女、怪しげな薬とかクロロホルムとか作れそうだし…俺のイタズラの幅が広がるじゃん。」

「こんなことだろうと思いましたよ…。」

奥田さんにはカルマ君からそういうお願いをされても断っておくように言っておこう。

 

 

 

「あとはお前だけだぞ、ハヤテ。

誰が好きなのかはっきりさせてくれよ。」

磯貝君の質問に───

「それをいう前に…

窓の外のあれ…いいんですか?」

その一言に皆一斉に窓の方を向く。

 

 

 

そこには───

 

 

 

顔をピンクにした殺せんせーがいた。

 

 

サラサラとメモ帳に何か(多分投票結果)を書くと姿を消した。

「メモって逃げやがった!!殺せ!!」

その怒号と共に皆部屋を出て行った。

 

 

 

 

~~~~

 

 

 

「あ、ハヤテ君。」

殺せんせーを追いかけていると、何かを探しているかのような西沢さんを見つけた。

「そんなに急いで…もしかして女子も殺せんせーを?」

「その様子じゃ、男子もかな?」

「ええ…気になる女子について殺せんせーが知ってしまいましたからね…。」

「アハハ…

それで、ハヤテ君は誰に入れたのかな?」

「僕は誰にも入れてません。

入れる前に殺せんせーがいることを指摘しましたから。」

「うまいこと逃げたんだ…。」

「だいたい、幼稚園の頃にいた彼女に女の子と付き合いたいなら甲斐性を持てって言われましたから…。」

「その子って、ビッチ先生が初めて来た日に言ってた…。」

「ええ…

あ、そうそう、西沢さんって…誕生日いつなんですか?」

「…え?

私の誕生日は…5月15日だよ。」

「もう過ぎてたんですか…。

日頃の感謝としてなにかしようと思っていたんですが…。」

「い、いやいや!

気にしなくていいよ!」

「それだと僕の気が済まないので…でしたら、来年の誕生日はなにかさせてくださいね。」

「それくらいだったらいいかな。」

 

 

 

 

次の日、何故かこの事がバレて男子にはからかわれ、女子にはそれぞれの誕生日を教えられた。




兄の登場と来年の誕生日の描写は予定はありません。



E組内でのハーレムメンバーに考えているので残っているのは…片岡と律、それと未だ自覚していない(だが、少しは意識している)状態の速水と岡野か…


前の2人はいいとして、速水は自分の好きなキャラなのでまだ自覚させないでおこうと思います。


次回もお楽しみに
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