暗殺者のごとく   作:aros

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土曜日に投稿しようとしたんですが…突然の頭痛で投稿出来ませんでした。
最近の投稿間隔からしたら遅い投稿となりましたこと深くお詫び申し上げます。


それでは、本編スタート!!


第38話 円陣の時間

▷歩side

 

バスケ部とのエキシビジョンマッチを終えた私達は男子たちの野球がまだ始まったばかりだと聞き、応援に行くため野球場に向かっていた。

 

 

 

「それにしても…私達、よく勝てたよね~。」

その道中、莉桜ちゃんが言ってきた。

莉桜ちゃんのいうとおり、試合はE組の勝利という結果で終わった。

「うん、勝てて良かったね~。

あ、試合中のメグちゃん格好良かったんじゃないかな?

シュートを打つ時のフォームも綺麗だったし、一本一本確実に決めてたし!」

「あの結果は私だけが出したものじゃ無いわよ…。

皆の力があったからこそのものだと私は思うわよ?」

私の賛辞を受けたメグちゃんはそう返してきた。

 

 

「それと、格好良いって言うんだったら…あなたの場合、綾崎君じゃないかしら?

というか…今回勝てたのって、綾崎君の応援があったから皆が本気で試合に取り組めたことにあると思うんだけど…。」

メグちゃんのいうとおりだ。

私達が頑張っていたのは、応援してくれたハヤテ君に良い結果を出して安心させようということだからだ。

私の周りでも、何人か赤くした顔を背けている人がいた。

 

 

 

「というか茅野…。

あんたの気迫もすごかったわね。

片岡と同じくらいの点を取ってたしね。」

綺羅々ちゃんの言っているとおり、カエデちゃんもメグちゃんと変わりないほどの点を取っていた。

「やっぱり…ハヤテ君の応援があったからかな?」

「それもあるんだけど…女バスのキャプテンのよく揺れる胸部への怒りを得点力に変えたら…いつの間にかそんな点数になってたんだよね…。」

「茅野っちのその巨乳に対する憎悪はなんなの!?」

巨乳にどれだけの怒りを持っていたらそんな点数になるのかな!?

 

 

 

「…!!

野球部相手に勝ってる!!

すごいよ皆!!」

───到着後、スコアボードを見ると…E組の方に3の文字が入っていた。

「まあ、ここまではな…。

見てみ、早くもラスボス登場だ。」

三村君に言われ、その方向を見ると…野球部と共に円陣を組む理事長先生の姿があった。

 

 

 

 

▷渚side

 

指示を出し終えた理事長先生が野球部側のベンチに下がっていき、試合は再開した。

 

 

 

だが…

 

 

 

{『な、なんと!!

守備を全員内野に集めてきた!!

こんな前進守備は見たこと無いぞー!!』}

 

 

「あ…ありかよあんなの!?

ぜってー集中出来ねぇって!!」

岡島君が抗議するも…

「…ルール上、フェアゾーンならどこを守るのも自由だ。

審判がダメだと判断すれば別だけど…審判もあっち側だからね…期待は出来ない。」

竹林君のいうとおり、認められない。

「だが…彼なら、こんな守備でも問題ないだろう?」

そうだ…。

 

 

 

今、バッターボックスに立っているのは───

 

 

▷ハヤテside

 

───綾崎君、先生は今回…君にいっさいの指示を出しません。

こういうのでは…作戦で縛らない方が君を輝かせますからねぇ…。

自分の好きなように試合を進めてください。

 

 

 

殺監督は僕にそう言った。

 

 

 

{『さあピッチャー、構えて…投げた!!』}

 

 

 

だから…自由にやらせてもらう!!

 

 

カキィン!!

{『う…打ったーーー!!

打球はセンター方面に飛んでいく!!

これは…入るかァーーー!?』}

 

 

そのとき、風が吹いた。

 

 

{『い、いや…!

突如吹いた風に押し戻され…外野フライになってしまったーーー!!』}

 

 

ホームランにはならなかったか…。

 

 

{『あっと、前進守備をしていたため…間に合わない!!

これをチャンスと見たか綾崎君、一気に三塁まで走る!!

この隙に三塁ランナーがホームベースを踏んだ!!

E組追加点ーーー!!

あっと、綾崎君が三塁を蹴ってホームベースへ向かう!!

ここでボールに追いついたセンター、ホームベースにボールを投げるが…間に合わない!!

綾崎君、ホームベース到達!!

ランニングホームランだーーー!!』}

これで…二点追加だ!!

 

 

~~~~

 

 

僕の後は…バントしか無いためこの守備を突破する事が出来ず三者凡退となり、続く一回裏…E組に来てから身につけたという杉野君の変化球がバッターを寄せ付けず、スリーアウト。

 

 

 

そして───二回表、カルマ君の打順だ。

相変わらずの前進守備。

 

「理事長先生…。

これ、ズルくない?

観客も、こんだけ邪魔な位置で守ってんのにさ…審判の先生が注意しないのおかしいと思わないの?

あーそっかあ…。

お前らバカだから…守備位置とか理解してないんだね~。」

バッターボックスに入る前、カルマ君が守備位置についてクレームをつけた。

答えは、観客からのブーイングだった。

ブーイングを受けている最中、カルマ君が殺監督の方を向いていたので、この挑発も監督の指示なのだろう。

 

 

 

当然ながら、クレームは却下され…前進守備を崩せずスリーアウトとなった。

 

 

 

問題が起こったのは…二回裏、ランナーを一人出してしまった後のことだ───

 

 

 

 

───進藤君の打ったボールが杉野君の右肩に直撃した。

 

 

 

「ぐ…。」

「これじゃ、杉野は投げれねぇよ…。

どうすんだ…。」

こんな状態の杉野君に無理はさせられない。

ならば───

 

 

 

 

「僕が…投げます。」

 

 

 

~~~~

 

{『怪我した杉野君の代わりにピッチャーを担うのは…綾崎君だーーー!!』}

 

 

 

僕がいたセンターのポジションには、ベンチから三村君が入った。

「俺…本番は撮影係って聞かされてたんだけどなぁ…。」

と、いいながら入っていたのは印象的だった。

 

 

さて、怪我で降板した杉野君のためにも…カッコ悪いところは、見せられないな。

{『さあ綾崎君、一球目…投げた!!』}

 

 

 

ズドン!!

 

 

場内が静かになった。

 

 

 

{『は…速いーーー!!

なんだこれ!?

進藤君と同じ…いや、それ以上に速いかもしれないぞーーー!?』}

 

 

放送のその一言で観客が一斉に歓声をあげた。

 

 

 

この回…僕の好投により、相手に二点しか与えず攻守交代となった。

 

 

~~~~

 

三回表───

 

 

磯貝君と三村君(杉野君が抜けたため)がアウトになり、僕の打順だ。

 

 

{『E組早くもツーアウト!!

このタイミング出てきたのは…一回表でランニングホームランを見せた綾崎君だーーー!!

おっと…先程の失敗はしないとでもいうように元の守備位置に戻る野球部ナイン!!』}

小細工は…なし。

これで、のびのびと打てる。

 

 

ここからが…正念場だ!!

 

 

 

カキィン!!

{『打ったーーー!!

ライト側に伸びていき…そのまま場外へ!!

ホ、ホームラン!!

今度は正真正銘のホームランだーーー!!』}

よし、一点追加!!

 

 

 

~~~~

 

{『綾崎君のホームランで一点追加するも、次のバッターがあっけなく三振し、スリーアウト!!

ついに三回裏、野球部の攻撃を残すことになりました!!』}

 

 

よし!!

この回をおさえて、野球部に勝つ!!

 

 

て…あれは!!

 

 

 

{『あーっと、バントだーーー!!

今度はE組が地獄をみる番だーーー!!』}




arosの、サンデーの目次コメントに漫画家でもないのに答えてみた。

Q.誕生日の思い出を教えてください。

A.
当日:家族に祝われる。

 ↓

次の日以降(当日の場合もある):誕生日いつと聞かれる。

 ↓

答える:過ぎてるもしくは今日じゃんと言われる。

 ↓

一年後:家族だけが祝ってくれる

こんな感じのループが中学生になってからずっとあった。


「5月2日だもんね。
そりゃ言われるよ。」
「自分で書いて自分で鬱になるなよ…。」

次回もお楽しみに!!
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