本当に…ありがとうございます!!
これからも頑張っていきたいと思います!!
さて…今回から7月に入ります。
それでは、本編スタート!!
▷渚side
今日から7月だ───。
「おはようございます渚君。」
「おはようハヤテ君。」
教室に入ると同時に僕を見つけたハヤテ君と挨拶を交わす。
「いや俺は!?」
「あれ…岡島君、もう来てたんですね。」
「俺の席の周りで挨拶交わしてんのにそれはねーだろ普通!!」
このコント、クラス内でよく見る光景と化してるような…。
「まあ、その事はまた今度にするとして…。
お前ら周り見てみろよ…。」
岡島君の一言で僕たちは顔を上げる。
「今日から夏服だぜ…。
肌色がまぶしいねぇ…。」
…岡島君の言わんとしていることが分かってしまった。
「お、岡島君…そこまでにしたら…?」
そして…今後の展開も…。
「いやー…健全な男子中学生にはつらい時期だグェ…!?」
潰されたカエルのような呻き声と共に岡島君の演説は強制的に終わらされた…。
「お~か~じ~ま~く~ん~?
綾崎君に何を吹き込もうとしているのよ…?」
片岡さんが岡島君にスリーパーホールドをかけたからだ…。
「か…片岡…!?
わ…分かったから…放してくれ…死ぬ…!!」
許してはもらえたようで、締め落とされる前に放してもらっていた。
「だから言ったのに…片岡さんはハヤテ君のことを弟のように可愛がっているんだから。」
「まったく…夏なんですから露出が多くなるのは当たり前です…。
平常心を乱してはいけません。」
『グラビア読んでる奴が言うな!!』
殺せんせー…今の姿でそれを言っても説得力ないよ…。
───と、そこに…
「今日から半袖だとはな…。
計算外だったぜ…。」
ドアが開き、菅谷君が入ってきた。
一言挨拶でもしようかとそちらを向くが…僕たちの口からは言葉が出てこなかった。
なぜなら───
「さらしたくなかったぜ…。
神々に封印されたこの左腕はよ…。」
───菅谷君の左腕に、花のような紋様がほどこされていたからだ…。
どうしたの菅谷君!?
「あ、おはようございます菅谷君。」
『ちょっと待てぃ!!』
その様相を見て普通に話しかけたハヤテ君にクラスの皆から待ったがかかった。
「どうかしました…?」
「“どうかしました…?”じゃねーよ!!
なんでお前はあんな入れ墨みたいなもん見て普通に話しかけられんだ!?」
岡島君が代表して皆の疑問をぶつけた。
その答えは───
「なんでもなにも、あれ…ただのペイントですよ。」
これだった。
え…?ペイント?
「そういうこった。
メヘンディアートって言うんだぜ…。」
「それってさ…インドのやつっしょ。」
得意気に言う菅谷君にそのアートの出身地を被せて言ってくるカルマ君。
なんで知ってるのかを聞くと…。
「うちの両親インドかぶれだからさ…旅行行く度にそれ描いてくるよ…。」
なるほど…それなら納得だ。
「よ、良かった…。
先生てっきりうちのクラスから非行に走る生徒が出たかと…。」
そういう殺せんせーの前には、さっきまであったグラビアは無く…その代わりに、大量の自己啓発本が置かれていた。
「殺せんせーって…相変わらずそういうところでチキンだよね…。
ハヤテ君もよくあれがペイントだって気づけたね…。
って、あれ…ハヤテ君?」
殺せんせーにツッコミを入れた茅野がハヤテ君に話しかけた。
───そこで…さっきまでハヤテ君がいた場所に虚空しか無いことに初めて気がついた。
どこにいるのかと周囲を見回すと───
…教室の隅で、負のオーラを垂れ流すハヤテ君がいた。
「なんか…落ちこんでねぇか?」
「そーいや…カルマが“両親”って禁句言ってたな…。」
「そんなこと言ってる場合じゃないんじゃないかな!?ハヤテく~ん!!」
~~~~
「…落ち着いた?」
「ええ、もう大丈夫です…取り乱してしまってすみません。」
数分後、ハヤテ君がようやく冷静になった。
「じゃあ…改めて聞かせてもらうね。
なんでハヤテ君はあれがペイントだって気づいたの…?」
落ち着いたことを確認した茅野がさっき聞きそびれていたことを聞いた。
「なんでって…簡単ですよ。
昔から…絵を体に彫り込んだ厳つい大人の男達をよく見ていたので…。」
「借金取りか。」
ハヤテ君の返答に速水さんがツッコミを入れた。
「本物の入れ墨を見たことあるんだったらそりゃ見分けもつくよな…。
そーだ…。
まだ塗料残ってるし…殺せんせー、描いてやろうか?」
「にゅやッ!!
い…いいんですか!?
楽しみですねぇ…。
先生…こういう入れ墨みたいなのを描いてみたかったんですよねぇ…。」
同意を得たことで、殺せんせーに塗料を塗り始める菅谷君。
その直後…殺せんせーの顔が、塗料を塗った部分の周囲だけ溶け出した…。
殺せんせーが悲鳴をあげながら、教室中を飛び回る。
顔の一部が溶けている状態でそんなことをするものだから…教室中のあちらこちらから悲鳴があがる。
「なるほど…対先生弾を粉末にして塗料の中に練りこんだのか…。」
「確かに先生、完全に油断してたけど…殺すまでじっとしててくれないよね。」
「…うーむ、ダメか。」
着眼点はすごいけど…単体での暗殺で使うようなものじゃないよね…。
普通に描いて欲しかったと嘆く殺せんせーに、菅谷君が謝罪の言葉を述べながら、今度は普通の塗料で殺せんせーの顔に紋様を書き始めた。
「あの~菅谷君…。」
ハヤテ君が菅谷君に話しかけた。
「どーした綾崎?」
「もし塗料がまだあるようでしたら…よろしければなんですけど…。」
「…?
綾崎も描いて欲しいのか…?」
「僕も…
描いてみていいですか?」
「描く方かよ…。
まあ、いいけど。」
描くんだ…。
~~~~
「私の色香に悲鳴をあげろオス達よ!!
おはよ…ギャー!!」
ビッチ先生が入ってきた。
そして…悲鳴をあげていた。
無理もない…。
だって、みんなして腕にペイントを施しているのだから…。
「あ…アンタら!!
何皆揃ってバケモノメイクやってんのよ!!」
「あー…。
皆が描いて欲しくなったってのもあるけど…俺とハヤテとの勝負がヒートアップしすぎたってのが一番の理由だな…。」
「いや~…やりすぎちゃいました。」
やりすぎ…ってレベルかな…これ?
「つーかお前…何気に上手ぇな。
昔やってたバイトに絵画教室でもあったのか?」
「いえ、それはなかったですね。
ただ…まんが賞をとって賞金を稼いだことならありましたね。」
「お…今回は比較的まともな履歴だな。
不破、目を輝かせんな…。」
今まで出てきたハヤテ君の過去が常軌を逸しているものばかりだった分余計にそう思える。
その後、自分も描きたくなったと言い出した殺せんせーがビッチ先生をロックオンし、逃げようとして床に落ちていた塗料で足を滑らせ、後ろの壁に激突したビッチ先生の肌に菅谷君と共にペイントを施し始めた。
だが…一級品のアートを描く菅谷君に対し、殺せんせーはただの落書きのような絵を描いていた。
その結果───
「死ね!!
アンタ達皆殺しにしてやる!!」
…ビッチ先生による実銃乱射事件が発生した…。
「菅谷君とハヤテ君の2人で書いておけば…あそこまでは怒らなかったのにね…。」
「…だろーな。
ま、ハヤテが描くのを辞退したし…殺せんせーは殺せんせーで余計なものを足したからなぁ…しょうがねーや。」
この後、殺せんせーとビッチ先生は烏間先生の説教をうけた。
arosの、サンデーの目次コメントに漫画家でもないのに答えてみた
Q.自分のお金で初めて買った漫画を教えてください!
A.ハヤテのごとく!
次回もお楽しみに!!