そんなことよりも…60000UA達成しました!!
これからも頑張っていきます!!
名簿の時間に対してツッコミをいくつか。
カルマの英語の順位…どう考えても三位じゃないかと思うのですが…。
一位…中村(100点)
二位…浅野(99点※原作で三村が言っていた通りなら…)
で、カルマは96点。
なので…この作品では、95点の方々の順位を一つずらしています。
他はあってるのに…。
あと、数学の総合順位で90点の千葉が七位なのに94点の中村が八位、92点の律(にせ律)が九位なのはおかしいと思うんですよね。
原作にもツッコミを。
理科の順位…奥田(98点)が学年一位で浅野とカルマ(97点)が学年二位なら…95点の小山は学年四位のはずですよね…。
前回の話で…“愛美さん”と書くべきところを“奥田さん”と書くミスをしていました。
修正しましたのでそちらの方もよろしくお願いします。
今回の話で、ハヤテがそんないい点数を取らないと考える人もいると思いますが…殺せんせーの教育によって成績がグンと上がったと思ってください。
それでは、本編スタート!!
▷渚side
「ヒナ!?
なんで…ヒナがE組に!?」
今日からE組の仲間としてやってきた桂さんにそう問いかけたのは…本校舎にいた時から仲が良かったらしい片岡さんだった。
片岡さんが言わんとしていることも分からなくもない。
桂さんの実力なら…E組に落ちることなどまずありえないのだから…。
片岡さんのその問いかけに桂さんは少し言いづらそうな表情をした後───
「あ~その…期末テスト当日に風邪をひいちゃってね…一日目は頑張ってテストを受けに来たんだけど…二日目で休んじゃったから…。
あ、暗殺のことならもう烏間先生から聞いてるから安心して。」
そう言った。
なるほど…この学校では、たとえ家庭の事情があったとしてもテスト当日に欠席した場合、問答無用でE組行きとなる。
成績優秀者の桂さんでもその例外とはなれなかったのだろう。
「ヌルフフフ…皆さん仲良くしてあげてくださいね。
さて、桂さんの席ですが…綾崎君とカルマ君の間の席を使ってもらいましょうか。
本来そこはイトナ君の席なのですが…まあ、今はいませんし後で席を一つ増やせばいいだけですからね。」
殺せんせーが桂さんに席を指定し、それを了承した桂さんはその席まで歩いて行き───
「じゃ、今日から同じクラスとしてよろしくね…ハヤテ君。」
「ええ…よろしくお願いします、桂さん。」
「同じクラスなんだし…もう体裁を気にする必要なんてないからヒナギクでいいわよ。」
『ちょっと待(っ)て(お前ら/2人とも)!!』
そうなった経緯を知っている僕と茅野、片岡さんを除くクラスメートにとって特大の爆弾を投下した。
▷ハヤテside
「さて、そろそろテストの結果を発表したいと思うのですが…皆さんいいですか?」
僕とヒナギクさんがお互いを名前呼びしていたことから始まった騒動が収まったところで殺せんせーがそう言った。
このテストの結果にA組との勝負の行方…ひいては殺せんせーの暗殺成功がかかっている…。
ヒナギクさんも含め皆がその発表を心待ちにしていた。
「では…英語から発表させていただきます。
E組の一位…───」
はたして…結果は───
「そして、学年でも一位…中村莉桜!!」
中村莉桜 英語100点 学年一位
「完璧です。
君のやる気はムラっ気があるので心配でしたが…よく頑張りました。」
「賞金百億かかってっから…触手一本、忘れないでよ殺せんせー?」
A組との勝負はまずこちらの一勝…破壊可能な触手は一本、ということか。
「渚君、綾崎君ともに健闘ですが…二人とも肝心なところでスペルミスを犯してしまっているので気をつけましょう。
桂さんも…いつも通りとはいかないまでも、ここは調子良かったみたいですね。」
綾崎颯 英語92点 学年八位
潮田渚 英語93点 学年七位
桂雛菊 英語95点 学年四位
うーむ…最後に見直しする時間が無かったからなぁ…。
「さてしかし…1教科でトップを取ったところで潰せる触手はたったの一本、それに…A組との勝負もあるので喜ぶことが出来るのは全てのテストを返した後ですよ。」
殺せんせーの言うとおりだ。
最後まで気を引き締めないと…。
「続いて国語…。
E組一位は…綾崎ハヤテ!!」
え…僕!?
学年順位の方は───
「学年順位はなんと…浅野君と同点一位!!
本校舎の生徒と同点とはいえ、学年一位を取ったことに変わりないので…触手の破壊権利をあげましょう!!」
綾崎颯 国語100点 学年一位
殺せんせーの口からその言葉が出た瞬間、僕は立ち上がりガッツポーズの体勢をとった。
「スゲェなハヤテ!!
これで一勝一分だぜ!!」
前の席から菅谷君が僕に賛辞の言葉を述べた。
「いや~…社会のテストでミスしたので国語で巻き返そうと思って頑張ったんですよね…。」
まさか…学年一位になるとは思ってもいなかった。
「本当に残念でしたね…桂さん。」
ヒナギクさんに答案用紙を返す時に殺せんせーはそう言った。
「体調管理がしっかりと出来てなかった私自身の責任だって分かってるから言わなくてもいいわよ、殺せんせー…。」
桂雛菊 国語0点(名前のみ記入) 学年189位
「続けましょうか。
社会!!
E組の一位は…磯貝悠馬の97点!!
そして、学年では───」
さて…どうなる…?
「おめでとう!!
浅野君を抑えて学年一位!!
マニアックな問題が多かった社会でよくぞこれだけの点数を取りました!!」
磯貝悠馬 社会97点 学年一位
「綾崎君は自分でも言っていた通り…社会は他に比べると点数が低い印象がありましたね…。
桂さんも…体調が悪くなっていく中でよく頑張りました。」
綾崎颯 社会80点 学年41位
桂雛菊 社会49点 学年104位
「これで二勝一分!!」
「あと残ってるのは…理科と数学か!!」
不破さんと杉野君がそう言いながらこちら…正確には愛美さんの方を見た。
「では理科の方から…E組一位は奥田愛美!!
そして───」
…愛美さんの頑張りが…報われてほしい。
「素晴らしい!!
学年一位も奥田愛美!!」
奥田愛美 理科98点 学年一位
おおっ!!
さすが愛美さん!!
「三勝一分!!
数学の結果を待たずしてE組がA組に勝ち越し決定だ!!」
「仕事したな奥田!!
触手一本はお前のモンだ!!」
周りからも愛美さんへの賞賛の声があがる。
綾崎颯 理科97点 学年二位
桂雛菊 理科69点 学年52位
そういえば…カルマ君はどこに───
▷カルマside
「はぁ…なっさけな…。」
居心地が悪くなり教室を抜け出した俺は、校舎裏の木陰で返ってきた答案を見ながらため息を一つついた。
赤羽業 英語96点 学年三位
国語96点 学年三位
社会95点 学年二位
理科97点 学年二位
数学85点 学年11位
総合469点 学年13位
あれだけ余裕かましておいて、いざ蓋を開けたらこんな結果だったなんてね…そう思っていると───
「5教科総合はE組の最高は竹林君と片岡さんの同点七位…それより上はA組が独占しました。
ですが、これは当然の結果です。
期末テストにむけ、A組の皆さんもE組に負けず劣らず勉強をした。」
そう言いながら殺せんせーが俺に話しかけてきた。
「テストの難易度にしても…中間テストの時より上がっていた。
怠け者がついていけるほどアマくはありません。」
「…で?
何が言いたいの?」
じれったいなぁ…。
そんな思いを込めてそう言うと───
「“余裕で勝つ俺カッコいい”そう思ってたでしょう…恥ずかしいですねぇ~。」
そう殺せんせーに言われ、鏡を見なくても真っ赤だと分かるほど俺の顔が熱くなった。
▷学秀side
「まずは…“初”の学年一位おめでとう浅野君…と、言いたいところだが───」
全てのテストが返ってきてすぐ、僕は理事長に呼ばれ理事長室に入ると、いきなりそう言われた。
ぐ…あからさまに初が強調されていた…。
浅野学秀 英語99点 学年二位
国語100点 学年一位
社会95点 学年二位
理科97点 学年二位
数学100点 学年一位
総合491点 学年一位
「私の記憶が正しければ…君に課した合格ラインは“A組全員がトップ50に入り、5教科全てにおいてA組が一位を独占する”ことだったはずだが…A組から成績を著しく落としてしまった生徒が出てしまったことに加え…5教科それぞれの学年一位のほとんどにE組がいる。
何一つとして合格ラインに達していないじゃないか。」
痛いところをついてきたな…。
「そういえば…ありもしない私の秘密を暴こうとしたり、私のことを…“首輪をつけて飼ってやる”とか言っていたね…。
同い年との学力勝負で頂点に立てない未熟者が…よくもまあそんなことが言えたものだ。」
未熟者…だと…!?
く…これ以上ない屈辱だ…。
▷殺せんせーside
「先生の触手を破壊出来る権利を得たのは…中村さんと綾崎君と磯貝君と奥田さんの4名。
“中間テストでいい成績を残したから今回もいける”なんて考えた君は暗殺においても賭けにおいても…今回は何の戦力にもなれなかった。」
恥ずかしがるカルマ君に私はおいうちをかけるように言った。
「一方綾崎君は…そんな慢心をする事なく、成績を上げるために日々努力する事を怠らなかった結果…暗殺においても賭けにおいても大きく貢献することが出来た。
覚えておいてください…殺るべき時に殺るべき事を殺れない者は…この暗殺教室では存在感を無くしていくということを…。」
───刃を研ぐことを怠った君はもはや暗殺者ではなく…錆びた刃を自慢気に掲げるだけのただのガキです。
私がそう言いきった後…カルマ君は舌打ちをし、自身の頭の上に乗せられていた私の触手を払いのけると教室へと戻っていった。
と、そこに───
「いいのか…あそこまで言って。」
私の話を聞いていたのか、烏間先生が心配そうな表情でそう聞いてきた。
「ヌルフフフ…立ち直りが早い方向に挫折させましたのでご心配なく。
力有る者というのはえてして未熟者です。
彼のように多くの才能に恵まれた者は…たとえ本気でなくても勝ち続けてしまうが故に“本当の勝負”というものを知らずに育っていく危険がある。
大きな才能というものは…“負ける悔しさ”というものを早めに知っておく事で大きく伸びる傾向にあります。
逆に…このE組に来る前の綾崎君のように才能に恵まれながらも、環境に恵まれず腐らせてしまう場合もある。
テストとは…それらの存在を正しく教えるチャンスなのです。」
勝つ事と負ける事の意味…それは───
私が最後まで気付く事の出来なかった───
とても大事な事なのだから…。
▷ハヤテside
「さて…皆さん素晴らしい成績でした。」
教室に戻ってきた殺せんせーが教卓に立ち、そう言ってくる。
「では早速暗殺の方を始めましょうか。
今回の期末テスト…5教科プラス総合で皆さんが取れたトップは4つ…それぞれのトップ4人はどうぞご自由に。」
と、殺せんせーが言ったその時───
「おい待てよタコ…5教科トップは4人じゃねーぞ。」
実は触手を4本失ったとしても余裕なのか顔を緑とオレンジの縞模様にした殺せんせーに寺坂君がそう言い放った。
さあ…作戦の開始だ。
「…?
4人ですよ寺坂君。
国・英・社・理・数全て合わせて…「はァ?アホ抜かせ。」」
寺坂君が殺せんせーの言葉を遮りながら答案用紙を5つ教卓に叩きつけた。
その答案用紙とは───
「5教科っつったら国・英・社・理…あと“家”だろ。」
寺坂竜馬 家庭科100点 学年一位
吉田大成 家庭科100点 学年一位
村松拓哉 家庭科100点 学年一位
狭間綺羅々 家庭科100点 学年一位
綾崎颯 家庭科100点 学年一位
家庭科のものだった。
「か…家庭科~~~~!?」
これにはさすがの殺せんせーも予想していなかったようで、声をあげて驚いていた。
「ちょ待って!!
家庭科のテストなんて“ついで”でしょ!?
こんなの“だけ”何本気で100点取ってるんですか君達は!!」
「誰も“どの”5教科かなんて言ってねーし…ハヤテの答案もあるんだから“だけ”じゃねーぞ。」
「にゅやー!!
綾崎君もグルだったんですかー!!」
寺坂君の言葉を受け、殺せんせーが僕に向かってそう言ってきた。
「ええ。
寺坂君から殺せんせーに一泡吹かせるのを手伝え、と言われまして…。
それに、殺せんせーが一人につき何教科とも言っていなかったので一日目の全部で一位を目指してみました。
…達成出来たのは国語だけでしたけどね…。」
もちろん、数学も作戦がバレないように“ほぼ”全力でテストを受けた。
綾崎颯 数学91点 学年10位
総合460点 学年15位
「ついでとかさぁ…5教科の中で最強とか言われる家庭科さんに失礼じゃね、殺せんせー?」
普段の調子を取り戻したらしいカルマ君が、殺せんせーにそう言い放った。
「約束守れよ殺せんせー!!」
「一番重要な家庭科さんで5人がトップ!!
破壊出来る触手は…合計9本!!」
9本もの触手が破壊されるとあって、さっきまで余裕そうだった殺せんせーの顔がみるみるうちに青ざめた。
「それと殺せんせー…これは皆で相談したんですが───」
青ざめる殺せんせーに、磯貝君がさっき殺せんせーが教室から出て行った後で皆で話し合ったことを言った。
「この暗殺に…今回の賭けの“戦利品”も使わせてもらいます。」
arosのサンデーの目次コメントに漫画家でもないのに答えてみた
Q.あなたにとっての「○○の秋」を教えてください。
A.食欲の秋
普段から結構食べるけど…。
次回もお楽しみに!!