暗殺者のごとく   作:aros

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これからもよろしくお願いします!!



それと、誤字報告ありがとうございました。
この文章を書こうとした時、間違って削除のか一覧になかったので報告者の名前はわかりません。
すみません。



さて、今回の話ですが…オリジナル回というよりハヤテのごとく17巻第5話を渚視点で見たような感じです。



それでは、本編スタート!!


第63話 夢の時間 二時間目

▷渚side

 

「渚君。」

南の島に向かう船の甲板で海を眺めていた僕にハヤテ君が話しかけてきた。

「こんなところに一人でいるなんて…どうしたんですか?」

「あ~…ちょっと海を眺めたいなと思ってね。

それと…今朝見た夢を思い出してたんだ。」

「へぇ~、どんな夢だったんですか?」

僕の夢の内容についてハヤテ君が聞いていた。

僕もちょうど聞きたい事があったし…ちょうどいいかな、そう思い口を開いた。

 

 

 

「あのさ「ハヤテ君、ちょっといいかしら?」…。」

その時、桂さんがハヤテ君に声をかけた。

「あ、ちょっと待っててくださいねヒナギクさん。

それで…どうしたんですか、渚君。」

「あぁやっぱりいいよ。

それより、桂さんの用件を聞いてあげた方がいいんじゃない?」

僕のそれにハヤテ君はしぶしぶという感じで桂さんとともに移動していった。

 

 

 

そして、僕は再び今朝見た夢の事を考え始めた。

 

 

 

~~回想(夢の内容)~~

 

 

 

気がつくと、幼稚園のような施設の中にいた。

 

 

 

『あれー!?

おっかしいぞー!?』

 

 

 

突然、そんな言葉が聞こえてきた。

何があったのだろう…そう思って辺りを見ると、幼稚園児くらいの子が給食費がなくなってる、と騒いでいた。

そして、それにつられるように周りの子もなくなってると言い出した。

そして、近くにいたハヤテ君と思しき青髪の子が犯人だと言い出した。

 

 

 

それにしても…給食費を盗んだ犯人だと真っ先に疑われるとは…。

しかも、先生ですら信じちゃってるし…。

 

 

 

ところで…この人達、僕の事を全く気にしてないように思うけど見えていないのだろうか…と、思っていた次の瞬間───

 

 

 

~~~~

 

 

 

───気がつくとそこは、夕日に染められた住宅街だった。

 

 

 

僕の目の前には、とても悲しそうな顔をしたハヤテ君が歩いていた。

おそらく…さっきの幼稚園での一件が理由だろう。

と…そんな時───

《どうしたんだいハヤテ君?》

僕の横を通り抜けハヤテ君に声をかける人がいた。

顔がぼやけているのと、声に強いエフェクトがかかっているが…その人がハヤテ君のお父さんらしい。

泣きながら、幼稚園で給食費を盗んだ犯人にされた事を話すハヤテ君にお父さんは、ハヤテ君が給食費を盗んでいないと言い出した。

ダメ人間だと聞いていたけど…実はいい人なんじゃ…そんな僕の期待は───

 

 

 

《ハヤテ君は盗ってない。

盗ったのは…父さんだ!!》

 

 

 

最悪の方向に裏切られた。

ハヤテ君も同じなのか、お父さんに背を向けて泣きながら走っていった。

 

 

 

それを見てハヤテ君を追いかけようと走り出したその時、再び場面が切り替わった。

 

 

 

~~~~

 

 

 

そこは…とても広い花園の中だった。

 

 

 

すでに立ち上がる気力も無いのか、倒れ込んだハヤテ君に手を差し伸べようとしたが、今回も近づけない。

 

 

 

『そうだよ…僕なんか…いっそこのまま死んでしまえばいいんだ。』

 

 

 

悲しそうにそう言うハヤテ君を見ているしか無いのかと思っていると───

 

 

 

『ダメよ。

そんな悲しい事を言っては…。』

突如現れた女の子がハヤテ君にそう語りかけた。

『な…なんだよ!!

誰だよ君は!!

僕の事なんか…なんにも知らないくせに!!

ほっといてよ!!』

だが、親に裏切られたハヤテ君にその言葉に耳を貸す余裕はなかった。

 

 

 

でも───

 

 

 

『…そうね。

確かに何も知らないわ。』

その子はなおもハヤテ君に語りかけた。

そして───

 

 

 

『けど、あなたの心がずっと…“助けて”って叫んでいる事だけは聞こえているわ。』

その言葉で、ついにハヤテ君は顔を上げた。

『だから…最後の勇気を振り絞って、自分の足で立ちなさい。

一人じゃ無理と言うのであれば、左手ぐらいなら私が貸してあげますから…。』

それで少しは立ち直れたのか、そう言いながら差し出された左手を掴んだハヤテ君は、ゆっくりと立ち上がった。

 

 

 

~~~~

 

 

 

『それで?

あなた名前は?』

その少女がハヤテ君に名前を聞いた。

そういえばこの二人、まだ自己紹介もしていないんだっけ。

『え?

ハヤテ…綾崎ハヤテ。』

『ふーん、なかなかいい名前じゃない。』

『えっと…君は?』

今度はハヤテ君から聞いた。

すると───

 

 

 

『アテネ。

天王洲アテネ。

この星で…最も偉大な女神の名前よ。』

 

 

 

彼女は自信満々にそう言った。

 

 

 

~~回想終了~~

 

 

 

そこで夢は終わっちゃったけど…夢の内容が濃すぎて忘れる事はないだろう。

 

 

 

だからこそ思う。

前にハヤテ君が言ってた幼稚園の頃の彼女ってもしかして、と───

 

 

 

▷○○○○side

 

「フフフ…情報通りこの島に来るみたいだなぁ…。

お前たち、頼んだぞ。」

雇い主が俺達に背を向けたままそう言った。

 

 

 

正直、やる気は起きないが…面白そうな奴がいるみたいだからな…そいつと戦えれば十分だ。

綾崎ハヤテというらしい青髪の男を見ながら、俺はニヤリと笑うのだった。




次回もお楽しみに!!
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