ガルパン日和   作:アセルヤバイジャン

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主人公の制服は学ランです(´・ω・`)


あ、どうでもいいですね、はい(´・ω・`)


カモさんアリクイさん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「申し訳ないですが、自分は今の生活に満足しています。この話は無かった事に…では失礼します!」

 

「ま、待ちたまえ長野君!これは君のためを思っての…!」

 

まだしつこく言葉を繋げようとする男性の声を背中に、俺は面会のために通された部屋を出た。

 

多少失礼になってしまうが、思わず力が入ってしまい、重厚な扉がバタンと大きなを音を立てる。

 

全く…文部科学省教育学部なんて妙な所から呼び出されたかと思えば…。

 

「あら長野くん、もうお話は良いの?」

 

「えぇ…最初から聞く必要もない話でしたよ」

 

「そう…貴方が怒るのだから、相当面白くない話だったのね、お疲れ様」

 

戦車道連盟からの人間として、蝶野教官が随行してくれた。

 

通路のソファで待っていた教官と合流し、お金のかかった建物の中を帰る為に歩く。

 

連盟からどうしてもとお願いされてアポを取ったのが今回の相手なのだが、まさかあんな下らない話だとは…。

 

「俺なんかにかまけるよりも、大事な仕事が他にもあるでしょうに…暇な官僚ほど邪魔な存在はありませんね」

 

「こら、まだ施設の中なんだから口には気をつけなさい?まぁ、言いたいことは私も同意だけどね」

 

大人として窘めてくれる教官だが、俺の言うことには同意だと笑ってみせる。

 

全く、大人が皆教官達のような人達なら平和なのにな…。

 

いや、皆が皆、教官みたいだと困るか…。

 

「今、何か失礼な事を考えたかしら?」

 

「滅相もありません」

 

やだこの人も鋭い。

 

「そう言えば、連盟に戦車を手配してくれとお願いしたんですって?」

 

「譲渡は特定対象への贔屓になるので勘弁してくれと言われました、散々人のことを看板にしておいてケチ臭いと思いませんか?」

 

「流石に戦車は無理よ、購入なら良いけど譲渡では贔屓だわ」

 

残念な話である、アヒルさんチームに良い戦車を与えられると思ったんだがな。

 

購入なら良い戦車を優先して回すと言われたが、そんなお金は大洗には無いのだ。

 

「それで、連盟からの報奨金で偵察オートを買うことにしたの?」

 

「えぇ、間近で戦車道の監督が出来るようになりますからね。それに合わせた装備も注文済みです」

 

「まぁ戦車を買うよりは安いわね、私物として使用する分には何も問題無いのだし」

 

これで戦車道の授業も捗るというものだ。

 

「所で、免許は?」

 

「持ってますよ…ちゃんと」

 

抜かりはない、ちゃんと取得済みである。

 

学園艦発行の免許だけど。

 

「ただ帰るだけじゃつまらないわね、どう、飲みに行かない?」

 

「教官、自分未成年です…」

 

残念と本当に残念そうな教官…どんだけ飲みたかったんだこの人…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カモさんの場合

 

 

 

 

 

 

 

「こら、そこの女子!服装が乱れてるわよ!そこの男子、シャツが出てる!そっちの子は化粧のし過ぎよ、化粧は最低限にしなさい!」

 

「……………」

 

「長野君、何をボケっとしてるの、貴方もちゃんと取り締まりなさい!」

 

俺の前で朝から元気な園さんが叫ぶ。

 

……なんで俺、朝から風紀委員に混ざって、風紀チェックなんてしてるんだろう…。

 

「おはようございま…叢真さん!?」

 

「やぁ、おはようみほちゃん…」

 

登校してきたみほちゃんが俺を見て驚く。

 

そうだろうね、一日風紀委員なんて腕章付けて校門で立ってるんだもんね、驚くよね…。

 

「どうしたんですか…その腕章……と言うか、麻子さんは…?」

 

「俺も何がなにやら…冷泉さんは武部さんにお願いしといた」

 

今頃苦労しながら連れてきている事だろう。

 

「おはよう西住隊長、悪いけど長野君は今日一日、私達風紀委員の一員よ。仕事中だから無駄話は控えてくれる?」

 

「あ、はい、わかりました園さん…が、頑張ってね叢真さん?」

 

「あぁうん、まぁ頑張るよ…」

 

何をどう頑張れば良いか分からないが。

 

教室へ向かうみほちゃんを見送る、段々と生徒が増えてくるに従って、生徒からのざわめきの声が大きくなる。

 

「長野だ、何してんだろ…」

 

「え、あいつ風紀委員だったっけ…?」

 

「長野先輩だー、やだ朝からラッキー!」

 

「長野くーん、握手して~♪」

 

男子からは戸惑いと物珍しさの声、女子からは同じく戸惑いと歓声。

 

やだ、凄く恥ずかしい。

 

「ちょっと貴方達!長野君の前で集まるんじゃないわよ、取り締まりの邪魔よ!あぁもう、ここは良いから他の仕事をしてなさい長野君!」

 

言われた通りに立っていたのに園さんに仕事の邪魔だと怒られた。

 

理不尽過ぎない?

 

「そど子、それは理不尽だよぉ~…長野さん、こっちで一緒にお仕事しましょう…?」

 

後藤さんが相変わらずオドオドしながら俺を誘導してくれる。

 

そうだよね、俺何も悪いことしてないのに理不尽だよね…?

 

「……長野さんを目立たせたら騒ぎになるの位分かるよね…」

 

金春さんのボソリと呟いた鋭いツッコミ。

 

「うるさいわね!目立つんだからこうして立たせとけば良い取り締まり看板になると思ったのよ!」

 

俺は警察の警告文か何かか…。

 

「おや、おはよう長野殿。ん?なんだその腕章は」

 

「おはよう、一日風紀委員…?」

 

「長野殿、何時から風紀委員に所属など」

 

「権力に取り込まれたぜよ?」

 

登校してきた歴女チームに捕まる。

 

いや、俺の意思じゃないんだよ…。

 

「おはよう、まぁ俺も何が何やらという状態でな…」

 

「なんだ、また無防備にしていて巻き込まれたのか」

 

「長野殿は我々の注意を忘れたのか?」

 

「全く、あれだけ私達が言い聞かせたと言うのに…」

 

「もう一度正座するぜよ?」

 

勘弁してくれませんか?

 

「貴方達!何風紀委員に絡んでるのよ、と言うか制服はちゃんと着なさい!何度も言ってるけどその変な仮装は風紀違反なんだからね!?」

 

「ふ…自分の生き方は、自分で決める」

 

「何カッコつけてるのよっ、良いから服装を正しなさい!」

 

相変わらず歴女チームに食って掛かる園さん、まぁ1番風紀違反な格好してるからな…。

 

言ってどうにかなる歴女チームではないが。

 

真面目なんだが、自分達のポリシーだけは絶対に曲げないからなぁ。

 

「ほら、長野君からも言ってやりなさいよ、貴方も今は風紀委員なんだから!」

 

流れ弾が来たで工藤。

 

「あー……偶にはちゃんとした制服姿のカエサル達を見てみたいな」

 

「「「「うっ」」」」

 

「良いわよ、もっとそのイケボを活かした甘い言い方で攻めるのよ!」

 

園さん注文が無理過ぎません?と言うか貴女イケボて…。

 

「コホン……お前達の制服姿、ちゃんと俺に見せろよ…?」

 

………ただの変態じゃね俺?

 

「わ、わかった、分かったからその無駄にイケメンな声をやめろっ」

 

「こ、今回だけ、今回だけだからな!?」

 

やだ、チョロい。

 

いそいそと仮装を止めて制服姿になる歴女チーム、珍しいがバレー部程の新鮮さはないな…。

 

「良いわよ良いわよ長野君、その調子でどんどん取り締まるのよ!」

 

「えぇ…俺こんな事何度もしないとなの…?」

 

顔見知り相手にでも恥ずかしいのに、見ず知らずの生徒にまでこんな事言うの…?

 

「風紀を守るのが風紀委員の仕事よ、その為には多少の犠牲も厭わないわ!」

 

主に犠牲になるのは俺の羞恥心なんですがそれは。

 

「…女の子相手にあんなイケボで注意したら、逆に風紀が乱れると思う……」

 

「うるさいわよパゾ美!良いから行きなさい長野君!」

 

「はいはい…」

 

「はいは一回!」

 

ハーイ。

 

 

 

 

 

この後滅茶苦茶イケボで注意した。

 

 

 

 

 

後日、風紀を乱すと長野に男女問わずイケボと甘い言葉で注意されると噂が広がり、風紀が乱れに乱れた。

 

「貴方のせいで余計に仕事が大変になったじゃない!どうしてくれるのよ!?」

 

園さんに怒られた。

 

理不尽過ぎない?

 

 

 

 

 

 

「なんで迎えに来ないでそど子と遊んでるんだ…ちゃんと私の世話をしろ長野さん」

 

冷泉さんにも怒られた。

 

理不尽過ぎない?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリクイさんの場合

 

 

 

 

 

 

 

「ふぉぉぉ、敵撃破にゃ~」

 

「ゲームなら負け無しナリー」

 

「次行ってみるぴよ」

 

「戦車に乗ってまでゲームしてるんじゃないよお前達」

 

「「「わぁっ!?」」」

 

三式中戦車の中から楽しそうな声がするかと思えば、またアリクイさんチームの3人がゲーム機を持ち込んで遊んでいた。

 

戦車の練習中でも暇が出来れば直ぐに遊び出すのだから、根っからのゲーマーである。

 

この情熱がもうちょっと戦車道の方に向いてくれればなぁ。

 

キューポラから上半身を突っ込んで注意すると3人が同時に驚くが、ゲーム機は手放さない。

 

「長野さんいつの間に…」

 

「気付かなかったモモ」

 

「びっくりしたぴよ…」

 

「それだけお前達がゲームに熱中してたって事だよ、ほらみほちゃん達もう練習場まで移動してるぞ」

 

今日は砲撃練習の為に射撃場まで移動する予定だったのに、何時まで経ってもアリクイさんチームが移動しないから見に来てみればこれである。

 

「あぅ、気付かなかった…ごめんだにゃ~…」

 

「急ぐモモ!」

 

「練習開始ぴよ」

 

まぁ、暇じゃなければちゃんと真面目に練習してくれるのでその点は1年生チームよりはマシか。

 

あっちは練習中でも調子に乗ると遊び出すからな…澤君が止めてくれるけどあんまり効果無いし…。

 

丁度良いのでそのまま三式中戦車に乗ったまま練習場まで移動する。

 

既に移動していたみほちゃん達が車両を砲撃位置に移動させている所だった。

 

『アリクイさんチーム、どうかしましたか?』

 

「ごめんね西住さん、号令に気付かなかったにゃ~…」

 

『そうでしたか、私も気付かなくてすみません…』

 

アリクイさんチームが遅れて到着した事に気付いたみほちゃんが無線機越しに問いかけてくると、素直に気付かなったと謝罪するねこにゃー。

 

ゲームに熱中していて気付かなった事は……まぁ言わなくて良いか、みほちゃんも薄々気付いているだろうし。

 

『最初にあんこう、カバさん、アヒルさん、ウサギさんの砲撃訓練を行います、残りのチームは見学しながら待っていて下さい』

 

「了解だにゃ~……それじゃゲームの続きを」

 

「こら」

 

「痛いにゃ!?」

 

いそいそをゲーム機を取り出そうとするねこにゃーの額に、腕を突っ込んでデコピン。

 

「見学って言われただろ、当て方とか戦車ごとの癖とか学ぶ時なんだから遊ぶんじゃない」

 

「ご、ごめんなさいだにゃ~……そ、それじゃこれ、長野さんやってていいよ…?」

 

「え」

 

手渡されたゲーム機。

 

ねこにゃー達がトップを誇っていると言う戦車ゲームだ。

 

いや、俺あんまりこういうゲームやらないんだけど…。

 

「あ、操作が分からない…?これはね…」

 

そう言ってキューポラから顔を出して俺の手の中にあるゲーム機の操作方法を教えてくるねこにゃー。

 

普段はチキンハートを自称する程おどおどしているのに、ゲームの話になるとこの積極性である。

 

瓶底眼鏡の奥には、パッチリとした美麗な素顔、俺と同じで眼鏡を外すと美形の典型である。

 

少しドキリとしたのは内緒だ。

 

「意外と……難しいな…」

 

ゲームだが、実際の戦車道や卓上演習に通じるものがあって中々やりごたえがある。

 

なるほど、ねこにゃー達が熱中するのも頷ける。

 

「おぉ、長野さん流石だにゃ、初心者なのに難易度ベリーハードでもクリア出来るなんて…」

 

「人に勧めといて高難易度モードやらしたんかい…」

 

道理で敵がやたら的確な行動すると思ったよ、難しい筈だよ全く。

 

「ねこにゃーばっかりずるい、私達ともゲームしてほしいナリ」

 

「次は対戦モードで私達と勝負だっちゃ」

 

戦車の中からももがーとぴよたんの声がする。

 

そう言えば俺もこの2人の名前知らないんだよな…ねこにゃーは猫田だけど。

 

『あの、叢真さん、アリクイさんチーム…砲撃練習の番なんですけど…』

 

「にゃっ!?」

 

「あ、すまんみほちゃん…」

 

無駄に熱中していたらしく、みほちゃん達の砲撃練習が終わっている事に気付かなかった。

 

慌てて移動を始める三式中戦車から飛び降りて、後退してきたあんこうチームのIV号に登り、砲撃を眺める。

 

レオポン、カメさん、カモさん、アリクイさんと並んで的に向かって砲撃を開始。

 

レオポン命中、カメさん大外れ、カモさんちょい外れ、アリクイさん同じくちょい外れ…。

 

カメさんの河嶋先輩は論外として、レオポンチームは流石の安定性。

 

カモさんアリクイさんは練度不足だが、よく考えると短期間で的に命中させられる様になったあんこう・アヒルさんチームの方が異常なんだよな…。

 

あんこうの五十鈴さんは言うに及ばず、アヒルさんも何気に凄い砲撃命中率を誇るし。

 

だがしかし、悲しいかな八九式。

 

当たっても貫通するのはCV33位と言う悲しみを背負っている。

 

一通りの砲撃訓練を終え、次は隊列維持の訓練。

 

俺は邪魔になるのでその場で降りて平原が見渡せる場所へと歩く。

 

「……あ、ねこにゃーのゲーム機持ってきてしまった…」

 

返すのを忘れていた。

 

丁度いいので、隊列変更の訓練を見下ろしながらゲームを進めてみる。

 

このゲームみたいな戦車なら作戦も楽なんだがなぁ…パーシングとかセンチュリオンとか。

 

まぁ高価な機体だ、大学とかじゃないと持ってる学校なんて無いけど。

 

難易度ベリーハードだけあって中々やりごたえがある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの、長野さん…ボクのゲーム機…」

 

「待ってくれ、これ終わったら、これ終わったら返すから」

 

今いい所なんだ。

 

「それ返してくれないフラグ…返してにゃ~」

 

「ちょっとだけ、ちょっとだけだから!あとちょっとだけだから!」

 

「ダメにゃ~…!」

 

もうちょっとだけ!もうちょっとだけだから!

 

「ちょっと!長野君変なことしてるんじゃないでしょうね!?」

 

「え?」

 

「にゃ?」

 

「……………紛らわしいのよ!と言うかゲーム機は校則違反、没収よ!!」

 

「にゃーーー!?」

 

戦車の影から現れた、顔を真赤にした園さんに怒られ、ゲーム機が没収されてしまった。

 

「す、すまんねこにゃー…」

 

「……大丈夫にゃ、あれは布教用だからやりこみ用があるにゃ…」

 

そう言って同じゲーム機を取り出すねこにゃー。

 

ふ、布教用…?

 

「長野さんもハマったみたいだから、この新規用をプレゼントするにゃ~」

 

新規用…!?

 

「さぁレッツゲームにゃー」

 

「対戦するモモ!」

 

「先ずは私からだっちゃ」

 

背後からももがーとぴよたんが現れ、3方向を囲まれた。

 

ゲーム包囲網…!逃げられない…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この後滅茶苦茶ゲームした。

 

結構勉強になるなこのゲーム…戦車道の授業で導入するか…?

 

「やめとけ、そど子がうるさいぞ」

 

ですよね冷泉さん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




先っちょだけだから!(違



大洗の話が終わったら各学園艦でのお話になります(´・ω・`)
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